話題の焦点
【転載開始】
■石破首相の「今年産米から増産」宣言が
ソッポ向かれるワケ・・・
深刻な離農加速、新規就農への高すぎる
ハードル
公開日:2025/07/08

政策転換は30年前にするべきだった・・・
(C)日刊ゲンダイ
「令和7年産から増産を進めてまいります。
消費者の皆さまが安定的にコメを買えるよう
にするとともに、意欲ある生産者の皆さまの
所得が確保され、不安なく増産に取り組める
ような新たな米政策へと転換する」
(石破茂首相)
スーパーの平均価格(先月16~22日)は
備蓄米放出で5キロ3801円と5週連続下がっ
たが、内訳はブレンド米などが3346円と
前週比149円値下がりする一方、産地と銘柄
が単一の「銘柄米」は3円値上がりの4341円
と高止まり状態が続いている。
そんな中、政府の
「米の安定供給等実現関係閣僚会議」で、
収穫を目前に控える今年産米からの増産方針
を示した石破首相に厳しい声が飛んでいるの
だ。
■稲作農家の平均年齢は69歳超
「石破さんはコメ増産に努力する農家に財政
支援すると話していますが、これら政策転換は
コメの価格、需要低迷が始まった30年前にすべ
きでした。稲作農家の平均年齢は69歳超で高齢
化し、病気や不調で離農する人が多い上、酷暑
の中でさらに作業させるなんて現実的ではあり
ません。“時すでに遅し”ですね」
(米流通評論家・常本泰志氏)
農水省の推計によると、2030年の農業者数
は現状の55%減の27万経営体、耕作面積は
34%減の142万ヘクタールまで急減する
(いずれも米、麦、大豆など)。
新規就農もかなりハードルが高い。
「稲作で新規就農するには初期投資に1億円
ほどかかります。田植え機やトラクター、コン
バインや乾燥機、もみすり機などの機械類は
年間のうち1カ月ほどしか使わないのに耐用年
数は7年ほど。これではとてもペイできないの
で、今、新規就農はコメより野菜が多いのも
当然でしょう」(常本泰志氏)
天候不順が続き、毎年さまざまな問題が出て
くる中で同じ作り方ができなくなってきており、
おいしいコメを作るのは経験があっても年々
難しくなっているという。
「実際、東京ドームおよそ2個分の10ヘクタ
ールほどで年収400万円弱といったところで、
稲作だけで食べていくのは厳しいものがありま
す。政府が初期費用を持ち、稲作で余裕のある
生活を送れるくらい収入保障をするほか、農家
を公務員化しないかぎり、若者の新規就農なん
て夢物語ですね」(常本泰志氏)
石破首相のコメ増産宣言に、
〈工業製品じゃないんだから、簡単に言うな〉
〈おまえがやれよ〉という声が飛ぶのも当然だ
ろう。
【転載終了】
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離農が進んでいるのは確かですね。
私の知人でも数軒後継者なしで離農してい
ます。
そして、私達の地域でも宅地になってい
る田畑がいかに多いか。
どんどん新築の住宅が建っています。
それとともに空家数も増えているのが
現状ですね。
実は、私たちの子供たちも別に家を建て
ているので、我が家と妻の実家も空き家
予備軍です。
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Posted at
2025/07/08 07:52:11