日中の気温も大分落ち着き過ごしやすくなってきました。
お出掛け日和でしたが、いまいち気分が乗らなかったので自宅でのんびり。
とは言えゴロゴロしてるのも勿体ないので、洗車出来ていないシエラを綺麗にしておく事にしました。
だたその前にやっておきたい事が一つ。
以前から考えていた、ウィンチワークを実際に試してみたかったのです。
シエラにはウィンチを搭載していますが、補助ロープや滑車があると引っ張り方も様々。
手持ちの道具を組み合わせて作業する事になりますが、実際にやってみると各部のサイズ違い等で相性の良し悪しが見つかったりもします。
ダブルラインで倒木処理をした時に、実践の大切さを実感したのでここら辺で一度やっておく事にしました。
今回、試してみるのは「トリプルライン×ダブルライン」
牽引力が6倍になる計算です。
大まかな形としては図の通り。
2つの滑車を使いトリプルラインを作り、それをダブルラインにしたウィンチロープで引っ張ります。
普通、こんな形で引っ張る事は無いでしょう。
ジムニー関連の動画でも見た事もありません。
準備に時間掛かるし出来たとしてもここまでの牽引力が必要な状況だと、車両の牽引フックやシエラのクロカンバンパーが耐えられるかも怪しいです。
しかし、電動ウィンチ側からしてみれば負荷の軽減になるので、重すぎる物を引っ張らなければメリットもあります。
今回はあくまでお試し。
自分の手持ちで作れる最大限の倍力装置を形にする事も目的です。
まずはフォレスターをアンカーにします。
トリプルラインの始まりはここから。
牽引フックが左右にあれば良いのですが一か所しかないので、ロープの末端とスナッチプーリーをS字フックにセット。
トリプルラインの終端。
バウシャックルを使って、ソフトシャックル+スナッチプーリーをセット。
ここからダブルラインを作っていきます。
微妙に長さが足りなかったので手持ちの道具で延長。
最後にクロカンバンパーに繋いで一応形にはなりました。
10m程度の距離ですが滑車を使ってロープを折り返しているので、その何倍もの長さのロープが必要になります。
全部合わせると35m前後はありそうです。
最後に各部の点検をしてから、シエラのシフトレバーを「N」へ入れてサイドブレーキも解除。
ゆっくりウィンチを巻いていきます。
通常の巻き取り速度の1/6程度の速度になるので、シエラの動きは非常にゆっくりです。
しかし、ウィンチ側の負担が少ないので連続使用しても変化は無し。
途中、ロープのテンションを抜いてからウィンチドラムの片巻きが無いかを確認しつつ巻いていきました。
最後はダブルラインを解除して、普通にトリプルラインで牽引完了。
ロープも綺麗に巻けたので、再度マスター巻きをする必要もありませんでした。
何か問題でも出るかと思いましたが、予想よりスムーズに作業を進める事が出来ました。
自分が思い描いている形を実現できるだけの道具類が最低限揃っている証拠だと思います。
これが足場も悪く高低差があったり、車を自由に動かせない様な状況ならもっと大変だったでしょうが、取り敢えずは「トリプルライン×ダブルライン」は形に出来そうです。
使った道具類を片付けた後は予定通りシエラを洗車。
バッテリーの充電も兼ねて遅めのお昼ご飯を買いに出かけた後は、空想していたウィンチワークが上手く行った充実感を味わいつつのんびり過ごしました。
Posted at 2023/09/24 22:36:39 | |
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