こんばんは。
仕事が早く終わったので、
『今年こそトヨタがル・マン優勝』と、歴代の参戦マシンを拝んできました。
タイトル画像はTS010(1992年準優勝)
日本人ドライバーは関谷正徳選手でした。
GYのレインタイヤが機能せずに出遅れるも、雨が止んだ後に「予選用ガソリン」で猛追。
同時に傷だらけのマシンをさらに痛めつけることになり、エンジンは「止まったらおしまい」という極限状態まで追い込まれました。冷却水が完全に干上がり、エンジンブロー寸前で勝ち取った2位でした。
このときは予選からエンジンを「壊しまくっていた」TS010。
仕方なく、決勝で使ったのは中古エンジン。
たしか、直前に事故で亡くなった小河等選手がモンツァで優勝したときのエンジンブロックで、
関谷選手が「小河くんが押してくれた」と語っていたのが印象に残っています。
フロントマスクを覗いてみると・・・
内部が「2段構造」になっていて、フロントウイングとしても機能しているのが分かります。
こちらはTS020(1999年準優勝)
3号車は片山右京選手、鈴木利男選手、土屋圭一選手の日本人トリオ。
なぜか、この3号車だけが前年型モノコックで、当初は1号車&2号車のサポート約で「バックアップのバックアップ」という役割でした。1号車&2号車が戦列を離れたあと、チームは3号車に「勝ちに行け!」と指令。片山右京選手が猛追するも、時速320キロオーバーで無念のタイヤバースト・・・。
当時、あの瞬間はあまりの悔しさに号泣しました。
落ち着いて考えれば、クラッシュせずにピットに戻っただけでも「奇跡」なのですが。
さて、今年はどんなレースとなるでしょう。
ブログ一覧 |
WEC | クルマ
Posted at
2015/06/10 20:54:44