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からけんのブログ一覧

2019年02月05日 イイね!

おいしそうなお菓子だなあ  ねっ 金栗さん

おいしそうなお菓子だなあ  ねっ 金栗さん「いだてん」はかなり楽しみにして毎週見ている。金栗さんとぼくは生まれが近く方言が同じだ。(肥筑方言)

僕が高校生のころまではご存命であったし、ご出身の玉名中学(現玉名高校)は地元の名門。

いまは違うが当時は中学に行くというだけでも誇らしいことであり、小学校からはクラスで一人行くか行かないかの狭き門であった。


勉強によって門が閉ざされていたのではなく、貧乏が門を閉ざしていた。

だから学徒(学生)はみんなの期待を背負って村のみんなの分まで頑張ることを当然だと思っていた。貧乏が進学を阻むような不条理をなくし世のため人のためという意識がどの学徒にもあった。


ノブレスオブリージュ( noblesse oblige )をわきまえないものがいたらそいつは軽蔑され唾棄されるべき利己主義者なのだ。まともな人は寄り付きもしない。みんな健全な精神だ。


金栗さんの家は僕のところから遠くない。ここいらはほとんどみんな百姓であり、みんな飢餓線上にいた。貧乏がいかに残忍なものであるか、ぼくはよく知っている。。戦前の男子の平均寿命は40歳だ。

庶民は、何も贅沢を望んでいたのではない。ただ、金持ちの犬よりも貧しいものを食う生活は何かがおかしいからだ。命がけで働き、働きすぎて早死にするのも、やはり何かがおかしいからだ。

何といっても米を作る者がなぜ米を食えないんだ。竪穴式住居のようなバラックで小作人は窮乏した。

エリートたるものこの状況を改善する責務を負って生きている。この自覚が noblesse oblige であり旧制中学に通う以上、自らの矜持の一つとして意識しないものはクズ扱いされた。



僕は金栗さんの故郷を訪ね、意外に彼を直接知る人が多いことを知った。一緒に田の草取りをした。防空壕を掘った。おじいちゃんになっても子供と一緒にさっそうと走る姿をよく見た。しそうさん(金栗さん)はいいひとよ。・・・ばあちゃんたちが楽しそうに話してくれた。

金栗四三(かなくりしそう)記念館的なものがあちこちにできていた。そこまではよかったが、入場料が600円だ。これは犯罪である。

大河ドラマにピタッと張り付くコバンザメたち。あさましい。



この町は今でも貧しい。どんどん貧しくなっていく。上記した絶望の戦前よりさらに人口は減り、田は荒れ、人は都会に去り、公務員以外は生きていけない。平均年収をご存知か。250万だ。

そこでの600円は東京の600円とはわけが違う。公務員は無神経だ。そのうえ、やりがいに飢えた老人にボランティアをさせている。嬉々として入場料を取る民やあはれ。


昔、僕は最後まで赴任先を迷った。まだ20代のからけん先生は玉名高校と福岡の高校の選択を迫られ福岡に決めた。井伏鱒二のサンショウウオが言う。何たる失策であることか。

戦前一大農業物資の集積地として栄えた玉名市は、今や逃散する農民とくさった公務員と足を引っ張りあう忘れられた民が住む町になった。


少なくとも昭和までは今より豊かであったことが和菓子屋の写真を見てもわかる。バイパスは玉名市を避けて通り通過する街ですらないようにした。


その和菓子屋であるが金栗さんも好きだったようで、いろんなエピソードに満ちていた。僕なんか教養があるから、下品な記念館なんか行かず、その和菓子店「菊水堂」に行った。お茶がサービスされた。


これでカフェ代が浮く。しつけが悪い女は3時間おきにカフェに行きたがる。和菓子店での話は次回。
Posted at 2019/02/05 22:34:58 | コメント(0) | 日記
2019年02月05日 イイね!

おいしそうなうどんだなあ  2

おいしそうなうどんだなあ  22月2日に書いたうどんの続き

←庭には白梅しかない。しかし公園やご近所には紅梅や黄色がかったもの、八重などあり上手に手入れされていた。

この頃は空き家が増え植栽は荒れてきた。給料はやらんぞ、子供は産めとは無理な話だ。それでも虫の暴虐に耐え梅は咲く。


桜と違い派手さはないが、明鏡止水の心境を欲するならこの花だ。



菜の花は食えるから好きだ。2月、3月は、堤防の菜の花と酢味噌で生きる。あと一週間、楽しみに待とう。


うどん屋「麦の花」に行ったとき広いうどん屋の一角にお持ち帰りのコーナーがあった。いきなり団子。
拡大すると

急な来客にもいきなり出せるところから名前が付いたそうだ。熊本の庶民の銘菓なので食ったことはないが、今日は庶民の嗜好を知るため初めて買った。



飴がたもあった。


これは極めて粘性が高く両端を持って引き延ばす行為はいい筋トレになる。上質の飴がたは2メートルぐらい伸びる。伸ばして半分に折り曲げさらに伸ばし半分に・・・を繰り返していくうち飴に空気が入り食いやすくなる。

鉄を伸ばす時を連想された方も多いと思う。熱い鉄を半分に折り、伸ばし、また重ねることを繰り返すと2,4,8,16・・・と分厚くなるがそれをローラーで押さえつけ冷えたところで一枚づつに剥がす。薄板の出来上がり。これと似ている。

飴は食いたい、虫歯は痛い、噛めない。このジレンマを解決したのだ。ま、庶民の飴だが・・・




飴がたは物質の三態、すなはち気体、液体、固体のうちいずれかと問う無慈悲な親がいた。液体だと子供に対して自慢げに言った。僕は一応驚いてやった。気をよくして彼は、ガラスは、煙は、湯気は、・・・

子供を伸ばすには発見の驚きと喜びが必要なのは当然だが、驚きや喜びの後にあえて疑問を残すことが極めて効果的だ。僕はわかるはずもない問いを考えに考えた。



低能は答えを欲しがる。そこで別の低能はえらそうに解答を示す。だが答えなんてどうでもいい。その子は考えたのかということがポイントだ。低能は認識にとどまる。

その劣等感を積分するとネトウヨになる。


日本の教育は答えを出したがる。子供を答えに誘導し、子供は自分で説いたように錯覚し、、幻の満足に酔う。

チイチイパッパの学校ごっこでは、子供が欲している「考える」素晴らしさや楽しさを、答えを急ぐ愚にもつかない教科書が奪う。

勉強したことの無い親は、答えに群がり競争に勝つわが子を「できる子」だと錯覚する。



僕の親は人間的には何のとりえもなかったが、科学に対する基本的認識をたたき込んでくれたことのみが、唯一のありがたいことだった。僕は、液体か固体かのその向こうに無限の宇宙があること、その世界を開拓するのは科学であることを学んだ。

そんなことを繰り返しているうち、少年は夢でいっぱいになり科学者になろうと決心した。

もちろんからけん少年の持って生まれた天才性があってこその話だ。



ほかに小籠包、65円/個。孫のためにこんなおもちゃも買った。170円。僕はこれで30分遊んだ。よそのおじさんも手から離さなかった。バカほど、大の大人が…と言って鬼の首を取ったように喜ぶが、それは自分のようなバカを見つけたと思い込み安心して喜んでいるのだ。まるでネトウヨだ。

ぼーっと生きている人にはこれの奥深さが分からない。つまらなかった人は馬鹿です。




Posted at 2019/02/05 07:53:38 | コメント(0) | 日記

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