2014年08月03日
いよいよ明日手放すことになった私のIS。
最後に今までの総括としてレビューしておきたいと思います。
IS350 ”Version.F”(DBA-GSE21)
□満足な点
[エクステリア]
これは写真で見るより是非実車を見て欲しい部分です。
スポーティ&エレガント、そして所々妖艶ささえ感じるエクステリアは
個人的に最近の日本車では随一の美しさだと思います。
居住性よりスポーティさを主眼に置いたエクステリアデザインは、
ある意味凄く贅沢。
[インテリア]
奇をてらったデザインではなく全体的にオーソドックスなインテリアですが、
一つ一つが上質な造りで、乗り込む度にオーナーの所有欲を刺激する
仕立ての良さがあります。
また特筆すべきは”Version.F”のシートの出来。
きっちり体をホールドするタイトなものですがとても剛性感があり
座っていて安心感があります。
ただサイドサポートが張り出しており、乗り降りは少し不便なのですが、
これは体のホールドとトレードオフでしょうがない所だと思います。
[装備]
デビューして約10年になる車ですが装備は現在の同クラスの車と比較しても
とても充実しています。
特に助手席のシートポジションメモリ、音質の良いオーディオ
そしてG-LINKの通信機能付ナビなどは、
今の水準から考えても凄いと思います。
またVDIM、AFSなどの安全装備が充実しているのも長所の一つ。
[エンジン]
V6 3.5リッターの2GR-FSEはまさに「名機」と言ってもいいと思います。
豊かな低速トルク、それでいて「クォーン」と気持ちいい音を奏でながら
一気に高回転まで回りとても気持ちいいスポーツユニットだと思います。
また318ps/38.7kg・mの出力はとてもパワフル。
レスポンスのいい6ATと相まって地面を蹴り出すようなダイレクト感があります。
[走行性能]
高いボディ剛性、路面を吸い付くように掴むサスペンションの相乗効果で
ハンドルとシートに路面の接地感をしっかり感じることができ、
思ったように車を走らせることができます。
足回りはかなり固めですが、その分ワインディングでも
車体のロールが少なくグイグイ曲がります。
また高速道路を走ってもスピードが上がって行くに付け
安心感が増していく足回りです。
直進安定性もしっかりしているので、高速を長距離走っても疲労が少ないです。
[ディーラー]
新車で購入して約5年になりますが、その間いつもしっかり面倒を見てくれました。
対応もいつも凄く丁寧で分かりやすいので安心して車を預けることができます。
ただ改造にはとても厳しいディーラーで、基本的に車外品の取り付けはダメでした。
この点はどうしても責任の問題などもありますのでしょうがないところだと思います。
□不満なところ
[燃費]
町乗りだと下手をすれば5㎞/ℓ、平均しても8㎞/ℓぐらい。
大排気量なのでしょうが無いですが、やはり結構維持費がかかります。
ちなみに高速だと12㎞/ℓぐらいでかなり良くなります。
[室内の狭さ]
これも流麗なエクステリアや走行性の引き替えなので仕方ない部分ですが、
室内は4ドアセダンというより2ドアクーペに近いです。
特に後席はかなりの狭さ。私はほぼ荷物置き場として使用していました。
トランクも広くありません。
私と嫁さんの荷物(2泊3日ぐらい)+αでほぼ一杯でした。
[乗り心地の悪さ]
足回りが固いためやはり路面の凹凸などによる揺れはダイレクトに伝わってきます。
もう少しサスペンションにしなやかさがあってもいいかなと思う時もありました。
ただこれも最新のレヴォーグと比較した場合であって、
単体だと悪くないと思いますし、ISの走行性能とトレードオフしている部分だと思います。
またタイヤの幅が広いからかもしれませんが、路面の轍にハンドルを取られやすかったです。
[トラクション]
雨の日などの滑りやすい路面になると、少しアクセルを空けただけで後輪が空転します。
FRだというのもあるかもしれませんが
やはりトラクション性能が少し弱いのかなと思いました。
[インテリアの経年劣化]
去年ぐらいからリアドア内張のプラスチックが白くなってきました。
後ろには殆ど人を乗せませんので擦ったとは考えにくく、雨の日にドアを開けた雨染み?
車庫は屋根付きガレージですが、少しインテリアの耐久性が弱いかな?と思います。
□総括
まず最初に強く思うのが「好き嫌いがはっきり分かれる車であること」ということです。
この代のISは良くも悪くも取捨選択がはっきりしていて、
力を入れるべき点には妥協してませんが、
そうでない部分は最初からバッサリ切り捨てていると思います。
ある意味人によってとても評価が分かれる車と言えます。
私はもちろんとても気に入っていた車でした。
「満足な点」に惚れ込んで買いましたので、
「不満なところ」と書きましたがこれらは私のとって全てささいなことでしかありません。
コンパクト+FR+セダン+ハイパワーエンジンという組み合わせは
日本では希有な存在ですが、
そんな素敵な車に出会うことができて本当によかったと思います。
Posted at 2014/08/03 13:54:59 | |
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IS | クルマ
2014年07月29日
私のISの愛車紹介でイイね!を200達成いたしました。
イイねをつけて頂き本当にありがとうございました。
ISが愛車になって約5年、本当に信頼できる相棒として
活躍してくれました。
「ISは良い車。」
これは自信を持って言えます。
そして本日寂しい決断をしました。
ISを前倒しで買取店に売却することを決めました。
当初はWRX S4と入れ替え、と思っていたのですが、
念のため買取店にも買い取りを打診したところ、下取りよりかなり高い値段がつきました。
でもまだ納車まで2ヶ月以上あるし・・・
嫁さんも「まだ急いで売却しないでいいよ。」とも言ってくれたのですが、
やはり今回の乗り替えで家計に迷惑をかけているのもあって、
少しでも負担を軽くしたいというのもあり、涙をのんで売却を決断しました。
あと下取りが決まっているので、あまり遠いところまで走る気にならないというのも
理由の一つでもあります。
やっぱり大きな事故や故障などがあると査定が大きく変わってしまい、
購入計画そのものが大きく狂ってしまいます。
それだったら早めに売却した方が私にとってもISにとってもいいのではないかなと
結論を出しました。
査定に訪れた方にも「5年乗っているとは思えない。
きちんとメンテナンスをされていますね。」
とおっしゃって頂き、かなり高い評価を頂きました。
仕事で使用して酷使していてくたびれていたのにも関わらず、
ここまで高い評価を頂いたのは嬉しかったです。
ただやはり大排気量の車は買い取りがとても厳しいこと。
実際ISの場合、350より250の方が人気があり買取価格も高いみたいです。
ただ「普通だったらGSを買うところ、ISの350を選ぶとはよほど車好きなんですね。」
と言われ、少し嬉しかったです(笑)
ということで来週の月曜日(8月7日)にお別れの日が決まりました。
新しい車に乗り換え、ということでワクワクしていましたが、
いざ売却が決まると涙が出そうになりますね。
あちこち走った思い出や、仕事で悩んだ時に気分転換した思い出がこみ上げてきます。
またいいオーナーさんと出会ってくれよ、と祈るばかりです。
WRX納車までまだ時間がありますが、
その間はスイフトにメインカーを代走(?)してもらう予定です。
Posted at 2014/07/29 17:35:54 | |
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