営業車兼セカンドカーとして、新型ヴィッツを購入しましたので、インプレッションを書いてみたいと思います。 (ちなみに2代目ヴィッツも去年まで所有していましたので、そちらとも比較してみたいと思います。)
※写真に加工を施しておりお見苦しいところがあるかと思いますが、ご容赦ください。
グレードは
1.3Fです。今回納期最優先の購入だったためディーラーの在庫車の中から選びました。(普通に注文すると納車まで約一ヶ月近くかかるそうです。)
よって、メーカーオプションは全くつけていません。
エクステリアは本当に立派になりました。一見するとヴィッツというより、オーリスに雰囲気が似ています。
また、フロント、リヤとも結構彫りが深い顔立ちになっています。
2代目ヴィッツはリラックマが似合う車でしたが、3代目は確かに男っぽい感じです。
アクが強いと言えば、強いかもしれません。
さっそくドアを開けてみます。
室内は明らかに従来のヴィッツより広くなっています。
ただ、2代目は全体的に「しっとり感」があるインテリアでしたが、3代目はあっさりしている雰囲気です。
ドアトリムからインパネの方へ伸びる白いパネルも、カタログではソフトパッドのように見えましたが、硬質なプラスチックでした。(上級グレードではこの部分もソフトパッドを使っているようです。)
また助手席側にあるトレイはボールペンのような小物を置くのには便利です。
全般的に、良くも悪くも実用的な質実剛健な雰囲気のインテリアだと思います。
2代目はオプティトロンのセンターメーターでしたが、3代目はごく普通のアナログメーターになりました。大きなスピードメータの中にインフォメーションディスプレイがあり、燃料計、時計共こちらに表示されます。見易いといえば見易いのですが、少し寂しい気がします。メーターの質感に関しては、正直2代目の方が上です。
ナビ/空調パネル付近も非常にオーソドックスな造りです。2代目は空調パネルが縦に並んでいましたが、3代目から普通に横並びになりました。
ちなみにナビはcarrozzeriaの楽ナビLite AVIC-MRZ66を安く購入してディーラーで取り付けてもらいました。
フロントシートは、ヘッドレスト一体型のハイバックシートです。シートサイズはとても大きく、座り心地もしっかりしています。一体型のシートということでかなりコストダウンされているだろうと予想していましたが、良い意味で裏切られました。ちなみに、ドアトリムについては肘置きのみファブリックが張られていました。
後席です。2代目に比べ広くなっています。シートの座り心地に関しては2代目とあまり変わっていないような感じでした。荷室に関しても2代目より少し広くなっている感じです。
それでは運転席に座ってみます。
いつもヴィッツに乗って思うことなのですが、左前方の見切りが非常に悪いです。慣れたら問題ないと思いますが、この部分は改善をお願いしたいところです。
シートベルトを締めエンジンをかけてみます。
室内でもエンジン音が結構勇ましいです。ただ、やかましいかと言えばそうでもなく、結構気持ちの良いビートを奏でています。
シフトレバーをDに入れ発進します。
ちなみに2代目ヴィッツの1300CCは2SZ-FE型でしたが、3代目ヴィッツは1NR-FEエンジンに換装されています。その1NR-FEエンジンは、iQにも搭載されているエンジンで、吸排気に可変バルブタイミング(Dual VVT-i)を備えています。
さすが新世代エンジンだけあり、低速トルクはとても豊かです。するすると加速していきます。極低速域ではほんの少しだけCVTの癖がありますが、アクセルとリニアに加速していきます。町乗りでは流れをリードすることも十分可能な性能だと思います。
また、ボディやシャーシの剛性も2代目よりしっかりしているような感じがします。カーブや車線変更でも車体がねじれるような感触が少なくなっているような感じがしました。ただ、2代目が悪いのか、といえばそんなこともなく、差は僅かだと思います。
ただ、エンジンをかけたまま車外に出てみて改めて思いましたが、エンジン音は明らかに2代目より大きいです。室内では、先にも書いたとおりそこまで大きな音に感じなかったのですが、車外では結構大きな音に聞こえます。マフラーに何か仕掛けでもあるのでしょうか?
総評としては、とても質実剛健なコンパクトカーです。インテリアが少し質素な気がしましたが、逆に言えばとても実用性が高い造りになっているということでしょうか。走りに関しても、新エンジンのおかげでとてもキビキビと走りますし、ボディやシャーシもしっかりしている感じがします。
ただ一つだけ残念なことが、2代目では全車標準装備だったサイドエアバッグが3代目では全車メーカーオプションになっているところ。(私も今回納期の問題なければオプションで装備する予定でしたが、サイドエアバッグの装備している在庫車がなく、泣く泣く諦めました。)確かに今は車が売れにくく少しでも安くくしなければならないのかもしれませんが、しかし、「車を運転する楽しみ、喜び」が一瞬で「悲しみ」に変わらないためにも、標準装備を切にお願いしたいところです。
Posted at 2011/03/09 21:03:34 | |
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