Gen8 Madone SLを購入して、Gen6 Madone SLRと乗り比べる楽しみ方をしつつ堪能している日々を送っていますが、今更ながらGen8 Madone SLについて詳細を知って驚いております。
つい先日、待望されていたGen8 Madone SLのフレームセット販売が日本でも決定したんですよ!
最終型のEmondaはSLでもフレームセット販売があっただけに、現行のMadoneでもやってくれないかな~?というのをX(Twitter)でも見かけていたんですよね。
出たとしても、問題は価格。
2026年モデルから、SL5が450000→399000へと大きく値下げされた事もあって、余計に注目されたフレームセットの価格ですが…
なんと!
254000円。
しかし、シートポストは別売り。
で、シートポストなんぼやねん?と調べると、45000くらいしている!?
え!?
これならSLRのシートポスト買った方がよくない?
と思ってさらに調べると。
どうもコストダウンの為に、ここは敢えて性能が高いSLR用シートポストを共用しているようです。
ここで不安になるのが、完成車販売されているモデルに使われているシートポスト。
SL5で399000円ですよ。
フレームセット以外に、コンポーネント各種全て揃って走れるカタチで399000円。
こんな安いモデルに使っているシートポストが、まさかSLRで使われているハイエンドなカーボンレイアップを使用した、一本で110gなんて超軽量なシートポストなワケが…
あったんですね!
どうりでなんかSL(ミドルグレード)の割に持つと軽いよな。
というのが一緒に走ってくれる人(SL5)と私の共通する感想だったんですけれど、軽さの秘密はこういうところにあったんだろうなって思いました。
恐らく大量生産の現場では、こういう細かいパーツをわざわざグレード差分の為に作り分けする方がコストアップになるんでしょうね。
カーボンレイアップ含めて、開発に掛かる人件費も考慮するとなおさらなんでしょう。
逆にユーザーはその恩恵に授かれると。
今回明確になったのは、シートポストがSLとSLRで共通という事実ですが、他にもショートパーツ含めて様々なパーツがSLRと共通なんでしょうね。
記事にはしてなかったですが、メンテでホイール外す時に驚いたんですけど
スルーアクスルもなんか軽かったんですよ。
明らかに私が乗っているGen6 SLRの純正スルーアクスルよりも。
ここは、Gen8 SLRが出た時に純正スルーアクスルに大きな改良が加えられた!
と記事を読みました。
そして、従来のスルーアクスルよりも軽量化されたので社外品の軽量スルーアクスルにわざわざコスト掛けて変更するまでもない程度に軽くなった!
という内容だったんですね。
1gでも軽量化したい!
という欲求があるならば、現在でも社外品の軽量スルーアクスルに重量面では軍配があがりますが、ここまで肉薄する重量ならば
わずか数g軽量化の為にスルーアクスル一本に2万円とか3万円も投じるなら…
と、普通の人なら躊躇するくらいには軽くなってました。
なので、スルーアクスルについては今後調べるとして。
こういうパーツまでSLRと共通化されているとすると。
Gen6 SLRよりもGen8 SLが軽く仕上がったという事実もなんか納得できます。
話題をSLフレームセットに戻すと…
シートポストが付属しないフレームセットが254000円。
シートポストが45000円。
サドルを固定するシートクランプが2000円くらいだったかな?
そんな感じで、約30万円。
これを安いと感じるか、高いと感じるかは人それぞれだと思います。
個人的には、安いんじゃないかと思います。
シートポストは別売りでたけぇ!と思っちゃいますけど、完成車付属品のシートポストでは股下寸法的にちょっと…という体型の方がいらっしゃいます。
そういう人にとっては朗報。
SLRのProject oneのように、最適なサイズ選びで買えると思うと朗報。
無駄が省ける。
SLR用シートポストなので、ちょっと高いけど。
いや、かなり高いかw
でも、その代わりとても良い品物であるのは間違いない。
特に私は、既にSLを所有していて実体験しているから余計にそう思うんですけど、SL完成車買ってカスタマイズするんだ!
という人にとっては、安く済む販売方法。
とにかく走れるカタチで完成車を買ってから、徐々にカスタム…
という人は従来通り完成車買った方が安いです。
もうちょっと選べるカラーがあると、より嬉しいですけれど
それはこのご時世では厳しいか…
円安相場もあって、本国では販売されていたフレームセットを日本で買うと
相当高くついていたフレームセットを、納得できる価格帯で販売してくださったTREK JAPANには感謝しかありません。
手持ちパーツ持っていて、エアロロードに興味あるんだよねって人には薦めやすくなりましたね。
Gen8は、公式ではタイヤ幅は32cまでと推奨されていますが
自己責任においては、画像のようにグラベル用35cまで装着できます。
グラベル用といっても、舗装路や乾いた路面に適したH/Tタイプじゃないとタイヤに設けられたノブがシートチューブに接触してしまいそうなくらいにはクリアランスがありません(約4㎜)
その為、グラベル用タイヤ装着しても泥路面とか走ってフレームに傷が入るリスクが非常に高いので、積極的にグラベル路面は走れません。
ですが、グラベル用のボリュームがあるタイヤを装着した純然たるロードバイク、それもエアロロードで走るのは、速いか遅いかさておいて楽しいです。
それでも全然遅くはないですけれどね。
エアロロードなのに、舗装路ならばある程度無頓着に走れちゃうってところも快適で気楽に繋がります=楽しい
エアロロードなのに、乗り心地が良いのに定評のあるGen8のフィーリングに、より磨きがかかります。=身体が楽
シートチューブにクリアランス4㎜までタイヤが接近=エアロ効果あるのかも?
グラベル用タイヤはロード用タイヤと比較して、重量が倍あるんでトレーニングに向いている
そう、見た目よりも軽快に速く走れるのに、トレーニングに向いているw
速いか遅いかはさておいて、楽しむバイクとしては良い組み合わせになったのかもなぁとは思いました。
こんな楽しみ方もできるGen8 Madone SLは、幅広い方におススメできるモデルに昇華したのかもと感じました。
TREKのMadoneと言えば、レースバイク。
硬派なフラッグシップモデルという位置づけと印象が強かったですが、Gen8に進化してそれがその印象を保つだけの走行性能を持ちつつ、良い意味で崩れて楽しみ方に多様性が生まれたように思います。
ガッチガチのハイエンドモデルであるSLRよりも、ミドルグレードであるSLならばよりその方向性が強まったのかなと思います。
むちゃくちゃ速く走れるのに、多様な楽しみ方も許容する・できるようになったのは、趣味で乗る人たちにとって…さらにこういう楽しみ方が好きな人にとっては朗報じゃないでしょうか。
本気でグラベル寄り思考ならば、CannondaleのSuper XというモデルがGen8 Madone SLやSLRに近い多様な楽しみ方になると思うんですよ。
ただし、Super Xはグラベルレースバイク。
ロードバイク「並みに」速く走れる。
グラベルロードなのに、ロード寄りの楽しみ方ができるという方向性。
Madoneの場合は、グラベルロード「並みに」タイヤキャパがあって
多くの日本にお住いの方なら、グラベル路面走りに行く機会よりも圧倒的に多い舗装路、しかも舗装が荒れたところでも気にせずスイスイ走れる。
という方向性。
グラベルロードも所有していた事がある、そして手放した私のような人間の場合は、Gen8 Madone SLがちょうど良い選択肢だったんじゃないだろうかと思いました。