術後の経過をもう一度、診てもらってから自転車に乗った方が良かったんですけれど…
はやる気持ちを抑えきれずにちょっとだけ乗ってしまいましたw
そしてパーツが揃ったという事で、もうフロントシングル組んでもらいました。
SRAMが提唱するUDHの規格。
そのUDH規格に対応しているフレームなら組める「ダイレクトマウント」
本当にリアディレイラーがダイレクトに取り付けられています。
店長も私も初めてのダイレクトマウント。
事前にネット記事などで「取付が簡単」と聞いていたが果たして…
本当に簡単でした。
逆に、簡単すぎるが故に手順が少ない。
手順が少ないという事は、逆を返せば「ちゃんと手順を守らない限りゴールには近づけない」という事実でもあると体験しましたw
ディレイラーの箱にはもうマニュアルらしいマニュアルついてないんですよ。
スマホを使ってネット検索します。
すると、SRAM公式のページが出てきます。
なるほど、なるほど。
ケージのボタンってここの機械的なボタンの事を示していたのかw
AXSボタンのような電子的なボタンを想像してしまっていたわw
と、簡単にちょっとだけ戸惑った内容を記しておきました。
正しい手順をネットに掲載されているSRAM公式マニュアルを読んで実践してみると…
えっ!?
あれっ!?
マジで終わってる。
セッティングまで終わっている。
えっ!!
えっえっ!?
というくらいに簡単に取付完了。
マジで感動的なくらいに簡単に完了。
本当にこれで問題ないのかよ~…って事で、ショップ近所を徘徊してみます。
全く問題がない。
今までの調整・セッティング作業とは一体なんだったんだw
と疑念を抱くしかないほど簡単に、作業は完了。
時代の進化は凄まじい…
店長も私も驚きのあまり、目が丸くなったまんまです。
妻を誘って、近所を軽く走りました。
ちょっと自転車に興味のある方なら気になりますよね?
SRAMのダイレクトマウントってどうなの?
SRAMのフロントシングルってどうなの?
簡単にまとめます。
①ダイレクトマウントで何が変わったのか
確実な変速。
まさに文字にすると、この通りでしかないんです。
それは今までの変速機でも十分にそうじゃないか。
と、思われると思います。
それの次元が変わった…というと反発を覚える方もいらっしゃると思います。
でも、文字にすると正にその通りなんですよ。
今までの変速機は、どんなに出来が良くても従来の構造でできる範囲で無理やり良くしていた。そんな感覚が拭えないほどに、変速の様子がちょっと別次元です。
②とても静か
シャドーデザインを取り入れた以降のシマノDi2を含むコンポーネントは意外と静かじゃないんですよ…。
こんな事を書くと荒れるかもですが、純粋にそう思ったんで書いておきますね。
それに気づくくらい、初めてeTAP AXSを経験した時に驚いたのはそこです。
なんて静かなんだ。
そこには衝撃すら感じました。
そんなeTAP AXSで慣れた身体で乗った初めてのダイレクトマウントと、フロントシングル。
従来のeTAP AXSよりもさらに静かなんですよw
静かというかドライブトレインの振動そのものが減っているというと伝わりやすいでしょうか。
わざわざ文字におこして伝えたいと考える程度には、感動しました。
③変速が速いとか遅いとか言ってると、取り残される。
変速が速いか遅いかで言えば、XPLRに関してはMTBのT-TYPEと比較して、変速の確実性を重視しすぎる制御から、ある程度ロード向けにその要素が緩和されているので、変速ボタンを押した直後から変速が完了します。
前変速がないので、左右変速スイッチ「同時押しか否か」の判定待ちが無くなったのも相まって、シマノDi2のように変速スイッチを押した瞬間から変速が始まって終わります。
それも含めて、十分以上に変速は確実かつ速い。
さらに言えば変速の際に衝撃が一切ない。(Di2使ってる人なら身に覚えはあるはず。基本的にはスムーズだけど、条件揃ったらえっ!?という衝撃を経験した事があるはずです)
まぁ、そんなこんなで細かい事を言い出すとキリがないですし
変な揚げ足取りする人も現れるかもだから割愛しますが、私のような素人でも乗ってみて感じた感想と結論で言えば
「もはや、変速がわずかに遅いとか速いとかどうでもいい」
と思えるくらい、変速そのものが変わった。
そう、そういう感想になります。
文字だけで説明するのは難しいですけれど。
※総括すると
単なるフロントシングルなんです。
誰がどう言っても、単なるフロントシングルです。
ですが、次元が違った。
文字にすると、いろいろ単に「書いた通り」「文字通り」にしかなりませんw
ポルシェを説明する時に言語化するのが難しく、渡辺敏文さんというジャーナリストの方が上手くいってくれた「普通じゃない普遍性」これに尽きると思います。
もう乗ってみて目からウロコですよ。
細かい話しは①~③に書いた通りです。
それ以上に凄まじいのは、フロントシングルで今まで2xで乗っていたギア比をカバーできちゃったという事実です。
これが文字にすると正にその通りでしかなく、この感動を伝えるのは至難の業です。
一体何を言いたいのかと言いますと
トップ(高速側)のギア比は、今までの2xで乗ってる時の感覚そのまんま。
今回の私の場合は50Tチェーンリングなので、トップ10Tで実現するギア比は5.0倍。
つまり、54×11Tよりもギア比が高い。
そんなに要らんやろw
と言われてもしょうがないくらいちゃんと高いギア比を保っている。
10~28Tの10枚構成分はまさにアウターで踏んでいく感覚そのもの。
32T~46Tの下側三枚がそのまんま、インナーに落とした時の感覚。
つまり、良く出来たフロントシングルそのものなんですよw
文字にすると、それだけの話しなんですよ。
実際に乗るとそれがもう感動でしかないんですよ。
フロントの変速機がないだけで、乗り味もマジですっきりします。
何言ってんの?
と言われてもしょうがないです。
UDHに対応しているモデルでしかこれが味わえないのが勿体ないです。
ですが、仕様だからしょうがない。
それにしても、時代はここまで進化したんですね~。
誰も裏まで取れないからなんとも言えないけど、そりゃUCI使ってああいう変な技術規制掛けちゃうかもなぁ…w
王者なら王者らしく、単にSRAM超えて欲しかったけれどなぁ。
まぁ一朝一夕じゃ無理よなぁ。
何年も前からSRAMはこれを見据えて仕込んできていたのかと思うと、末恐ろしさすら感じます。
いまや、乾杯じゃないでしょうかね。
本当に乾杯。
SRAMに乾杯。