これからロードバイク乗ってみようと思うぜ!
って人の為に、参考になるかならないかはわかりませんが買う時に…
というよりは、買った後に消耗品などを買う時に参考になればと思います。
・まずはホイールの固定方法について
ディスクロードが出だした頃は暗黒期でした…。
ディスクの規格が…というよりは、ホイールの規格がメーカー毎や車種ごとにまちまちだったんですよ。
今も、手を出しやすい価格帯のモデルは若干こういうのが残っているので「買うなら気を付けて!」という意味も含めて紹介します。
△クイックリリースを使った固定方式があった。
リムブレーキモデルは特殊なモデルを除いて、この方式で固定されています。
ホイールとフレームおよびフォークと固定するのに使うパーツが「クイックリリース」と言われる製品の事を指します。
クイックリリースの基本を解説
というありがたい記事があったので貼っておきます。
脱着が手軽な一方で、固定力はスルーアクスルに劣る(後述)
とは言っても、我々素人が乗って気になるほどの差はありません。
乗り比べると、スルーアクスルの方がガッシリしているのは確かですけれど。
じゃあなんで困るのかっていうと、現在売り出されている誰しもがそのうち考えるだろうグレードの高い、性能の高いホイール製品がリリースされていません。
探せば無い事はないでしょうけれど、選択肢は絶望的です。
じゃあ、手組でカスタムホイール組んでもらったらいいじゃないか!
と思われるかも知れませんけど、ディスク用のハブでクイックリリースを使えるハブが手に入りません…。
探せばあるかもしれませんが。
そして、使いたいリムとそのハブが構成したいスポーク本数が合致する穴数があれば僥倖ですが、そこまで奇跡的な組み合わせで使えるハブを見つけるとなると…
という感じで、後々のカスタムを考えた場合に先詰まりなのが現実です。
なので、長く乗る可能性があるかないかが不透明な「ちょっと興味を持った」人でも、買うなら売る時に値段がつきやすいスルーアクスルの規格を採用したモデルを買った方が無難です…というか正解です。
今も、安いモデルでたまーにあるのでご注意を。
◎スルーアクスル
ディスクロードホイール着脱の基本(スルーアクスル編)
というありがたい記事があったのでスルーアクスルの説明を兼ねて貼っておきます。
スルーアクスルと一言で言っても、フレーム側やフォーク側の加工がメーカー毎に違うので、テーパー加工されているのか否かなど含めて慣れないうちはお乗りになっているモデルか、乗ろうとしているモデルの規格がわかるまでは社外品のスルーアクスルに手を出す際はご注意ください。
また、スルーアクスルを採用しているモデルの多くは現在のトレンドになっている規格を踏襲していると思いますが、前後アクスルの寸法を見るか店員に確認して買えば間違いないと思います。
また、テーパー形状やそうじゃないという目立った部位の違い以外にも、ねじ切り寸法がミリ形なのかインチ形なのか、ネジ山ピッチが違うケースもあるので社外品のかっこいいスルーアクスルを買う際もご注意ください。
いよいよ、ディスクローターの規格違いを簡単に紹介していきます。
・6ボルト式
MTBなどのモデルや、一部のホイールに採用されるハブの規格によってローターの固定方式が大きく違います。
そのうちのひとつが6ボルト式です。
文字通り六つのボルトで固定します。
PCDが一定だとは思うのですが、初期アッセンブル品からローターを買い替える場合はPCDなどの数値も気を付けた方が良いとは思います。
たぶん、6ボルト式だったらPCDは今は一定だとは思うんですけどw
・センターロック式
現在、最も主流な固定方式がこれです。
メジャーなメーカーのメジャーなモデルを買えば、何の心配もなくこの方式です。
※内セレーション
センターロック式でも大きく二つの方式に分かれます。
スプロケなどの着脱に使う工具で、ローターのロックリングの着脱を行えるのが内セレーションと言われる方式です。
DT SWISSやシマノのハブなど、市場で人気がある大抵のハブはこの方式を採用してます。
※外セレーション
カンパニョーロやフルクラムの一部モデルで採用される固定方式がこの方式で、使う工具もセットできるローターも種類が違うのでガイツーなどで安く品物を揃えようと考えておられる方はご注意を。
次に、ローターの制動面についての注意です。
・ナロータイプとワイドタイプが存在する。
シマノのロード用コンポーネントなどに代表されるブレーキ規格は「ナロー」と言われる規格です。
ブレーキパッドの接触面の寸法がナローの方が狭いんですね。
ワイドタイプはナロータイプより2㎜寸法が大きいです。
ワイドタイプを採用する代表的なメーカーはSRAMです。
ナロータイプのブレーキパッドを採用するコンポーネントにワイドタイプのローターは使えます。
その代わり、ワイドタイプのブレーキパッドを採用するコンポーネントにナロータイプのローターを使用するのは安全上問題が発生する為に禁止です。
特に冷却性能面で秀でた2ピースタイプのフローティングローターの場合、ナローかワイドかという差は大きいです。
ワイドタイプにナローディスクを使うとローターを固定している金具部分にパッドが干渉する恐れがあります。
ご注意ください。
ナローにナロー…◎
ナローにワイド…〇
ワイドにナロー…×
ワイドにワイド…◎
単純にこう覚えると楽です。
最後に、ローターには直径ごとのサイズ違いがあります。
ロードバイクやクロスバイクに多く採用されるローターサイズが160㎜と140㎜です。
私が乗るTREKのバイクは前後160㎜のモデルが多い…というか、知る限り前後160㎜の商品展開です。
スペシャライズドなどのバイクは前160㎜、後ろ140㎜が純正の設定のバイクが多いです。
この辺は個人の考え方で前後異サイズでもOKですし、前後同サイズでもOKです。
個人的には、最初スペシャのディスクロードから入ったんで、前後異サイズの方がバランス良いんじゃ…と思ってました。(前160㎜、後ろ140㎜)
その後、マドンを経験して前後同サイズの方が絶対的なキャパが高いと認識・経験してからは前後同サイズ(160㎜)派です。
前後140㎜に改造して乗っておられる方がいらっしゃいますが、これはもう完全に自己責任です。
実際に乗ればわかりますけど、重心を後ろに移動しながら急制動(正しい操作方法です)した場合でも40km/hを超えていたらいくら軽量なロードバイクと言ってもそんなに驚くほど急に速度が落とせません。
30km/hを下回ればガツン!と速度は落ちていきますが、ツイッターなどに上がっているむっちゃ飛ばしているロードバイクが急に飛び出してきたクルマやバイクをかわすために急制動していても驚くほど車速が落ちずにそのまま突っ込んでる動画が多数見受けられますが、正にあんな動きなんですよ。
自分で実際にやってみればわかります。
なので、個人的には絶対的な制動力を確保するならば、多少数gの軽量化なんてこだわらずに前後同サイズでがっつり停まれるディスクサイズの方が良いと考えています。
そして、時々安全なところでスプリント加速して急制動する練習も欠かさずしておいた方がいざという時に役立つと思います。
スピードを簡単に出せる乗り物だけに、大事だと思います。
それくらい、今どきのロードバイクの性能は突出して凄いと思います。
最終的には乗り手の脚次第ですけどw
MTBなどの用途に向けて、直径が180㎜や210㎜という巨大なローターも用意されています。
これらは、ディスクロードでは使えません。
この辺も発注する時にご注意ください。
簡単にすらすらと書いただけですけど、大事なキーワードは書いたつもりなので興味を持たれた方はググってみてください。
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