![コントローラボックスの表面仕上げとオマケ作業 コントローラボックスの表面仕上げとオマケ作業](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/424/366/47424366/p1m.jpg?ct=bdd84dfcd3a2)
アクリルの透明窓作りに失敗し、なんとかリカバリーしたコントローラボックスの作成続きです。
まずは、遅延タイマー基板をコントローラボックスの内側から蓋に固定するための足を作ります。
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基板はM3ネジで固定しますが、基板に実装されている部品のクリアランス確保のため、M4ナットで嵩上げすることにしました。
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密着する金属同士ならば、瞬間接着剤(シアノアクリレート)でバッチリ接着できるので、瞬間接着剤を使いました。
これを基板にM3ネジで仮固定して、蓋の内側に載せ、
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7セグメント表示が透明な窓に合うように位置を調整します。
位置があったら、ナットと蓋の間に瞬間接着剤を浸透させて仮付けします。
硬化を待ってから基板を外して、足をしっかり固定するのですが、それにはこれを使います。
重曹を何に使うのかと言うと、シアノアクリレートの骨材にします。モルタルにおける砂、コンクリートにおける砂と砕石のようなものということです。
重曹で強度そのものが増すことはないようですが、重曹のアルカリ性が未硬化を防止する効果があるようで、接着剤を盛ってもガチガチになります。シアノアクリレート単体で盛ると、ちょっと柔らかくなっちゃうのですよね。
ということで、ナットの根本の隙間に充填しつつ重曹を少し盛ります。
そこに瞬間接着剤を垂らして浸透させます。
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接着剤が重曹の粒の隙間に吸い込まれるように入っていきます。
で、固まりました。
瞬間接着剤単体でこんなに厚塗すると、1日おいてもなかなか固まりませんが、1時間くらい放置でしっかり固まりました。
しかもガッチガチでしっかり蓋に噛み込んでいる感じになりました。重曹の結晶も十分に硬いのでカチコチです。
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足の固定はこれでOKですね。失敗の痕跡で汚いですが、そこは見ないことにします。
なお、さらにグラファイト粉を混ぜると、シアノアクリレートと炭素が結合して強度も増すようですよ。鉛筆の芯を使えばいいようです。
次に、汚くなってしまった表面にシートを貼って綺麗にします。
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まだ余っていたセリアのカーボン調シートを使いました。
ザックリと貼って、
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縁を切り取って、
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/354/774fe51f17.jpg?ct=03a717fd8152)
窓を切り取って、
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穴を開けて、
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/375/bb8f7741c8.jpg?ct=6a4478fc5612)
貼り終わりです。まあまあ綺麗になりました。
次に遅延タイマー基板にある4つのタクトスイッチを表側から押せるように、延長部材を作ります。
材料は、アルミのリベットです。
ほぼそのまま使うのですが、端面だけ少し丸くしておきます。道具は、ダイヤモンド平ヤスリとスポンジファイル。
平ヤスリで削って、
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/425/80ed2686d5.jpg?ct=27cf1e9dad90)
180番で均して、
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/466/bda1a90f82.jpg?ct=b1a826a0dedf)
320番で滑らかにします。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/477/8bd4af50f5.jpg?ct=1571903b6d0c)
これくらいのマット感でいいと思うので、これ以上番手を上げることはしません。
それを内側から挿して、
その上から基板を載せ、
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/489/ccc82cdffc.jpg?ct=cf4c4d3cb98c)
ワッシャーで高さ調整をして固定します。
表側から見ると、こういう感じ。
ちゃんと4つのボタンにはクリック感もあって、いい感じになりました。リベットの頭の出っ張りで抜け落ちを防止して、タクトスイッチを平らな面で押す作戦です。
次に、電源スイッチのLEDがスイッチオンで点くようにしました。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/661/e27dd8ab2e.jpg?ct=7eef483a65e9)
買った電源スイッチは、LEDが内蔵されているタイプのものなのですが、安いものを買ったのでスペックがわかりません。
ひとまずは素のLEDが入っているだけと仮定して、DC27V電源で駆動することを考えます。
https://qiita.com/nobkat/items/1c6edcd74a81520a64c1
を参考に、流す電流は20mA弱でいいことにして、直列に入れる1350Ωの抵抗を入れてみることにしました。
1350Ωのような半端な抵抗値の抵抗はないため、3個の抵抗を並列に繋いで作ります。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/364/824/7f60555d31.jpg?ct=f7cdc2121377)
ほぼ狙い通りになりました。
LEDの極性がわからないので、繋いでみて確かめることにしました。作った抵抗をLEDと直列に繋いで、DC27V電源に繋いで見ると‥‥‥、何だかうっっっすら光っているようです。あれ??? 何でそんなに暗いんだろう?
極性を反転させてみると‥‥‥‥‥、同じくらいのうっすらさ加減でやっぱり光ります。
あれ??? どういうこと??? 何で極性を変えても光るんだ???
‥‥‥‥‥‥っとそっか‥‥‥、素のLEDというのが間違いで、どちらの極性でも光るようになっているのか。直流用のLEDでわざわざそんなことはしないので、交流を繋げられるような回路になっているのか。そして、100〜240Vを繋ぐ前提でできているから、27Vだとうっっっすらしか光らなかったのか。
ということで、AC100Vに直結する配線に変えました。
無事にスイッチオンでスイッチが光るようになりました。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/067/365/258/900f8e2c39.jpg?ct=ff3c7d8b1e65)
なんだ、簡単じゃん‥‥、余計な遠回りをしました。
でも、光が青っぽいのですよね。白色のものを買ったんですが‥‥。それに100Vでもちょっと暗い。240Vでちょうどいい明るさになって、明るくなると色もちょうどよくなるのかな。まあこれでいいことにします。
今日の作成はこんなとこですね。ボチボチ進めます。
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Posted at
2023/12/23 21:33:57