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2011年10月06日

四駆に乗り始めた訳は(我が心のジープ) ー再編修

四駆に乗り始めた訳は(我が心のジープ) ー再編修 何故、いつまでもそんな車(エスク)に乗っているのか と、聞かれる事がある。

悪路を走っても普通乗用車とは比べものにならない、安全マージン。

遠くまで見通せる高い座面、悪路で走破性の高い、パートタイム・
直結四駆システム。

三つ子の魂百まで。 幼い頃の思いは、今でも消える事はない。



昔々のお話です。

幼い頃、両親に連れられて、初めて海水浴に行った。

砂浜からコンクリート製の、かなり幅広の階段があり、それが道路へと続いていた。

* 写真は四駆歴最初のジムニーSJ-30 ハーフメタルドア
  (2サイクル28馬力 5.4Kg-m 705Kg )


そこへジープが砂浜からやって来て階段をヨッコイショと登っていった。
今ならマナー云々と言う所だろうが、子供の自分にはそんな考えが浮かぶはずもなく、只只、


「ジープって凄い車だなー!」 と感嘆した。
(近所に米軍基地があり、ジープは知っていた。)

自分が何歳かも、どこの海かも覚えていないのに、階段を登るジープのその姿は、子供の脳裏に鮮明に焼きついた。 


「いつかはジープに・・。」 

 この時、そんな思いがあったのだろう。

やがて月日は流れ、車にもなんとか乗れるようになると、この思いが再び頭をもたげて来た。
しかしこの頃には、ジープは特殊な車である事もわかってきて、1台で全ての用途を賄う事は
無理と承知していた。

そこで選んだのが、初のセカンドカーとして維持費も安いジムニーだった。
(メインはシティターボ)
それも写真のハーフメタルドアを選んだ。色も写真と同じ赤。中古で30万円位だったと思う。
2サイクルエンジン独特のボロボロと言う排気音通り、かなりのボロ車だった。


感想? いやはや凄い車だった。いや車とは呼べないかも知れない
「ジムニーと言う名前の乗り物」だったと言うべきだろう。


音性は殆どなく、エンジン音は室内に響き渡る。走り始めると会話、ラジオ聴取不能。
(後に乗ったハードトップは多少の遮音性があった。)まるで2輪に乗っているようだった。
ビニールの窓は擦れて透明度がなくなり、ファスナーで窓を閉めると外が見えなくなる。
高速道路を走っても平坦地で90kmがやっと。正に、わが道を行くである。
おまけに乗り心地は最悪。

固い足回りは衝撃の吸収という事を知らず、道路の起伏通りに車体も上下左右に揺れた。
特にハンドルをしっかりと握っていないと、平坦な舗装路でも左右に蛇行するのには閉口した。

短いホイールベースに、前後りジッドの足回りが関係した直進安定性のなさであった。


しかし一方で、走破性は桁外れと言う言葉が相応しい。

ある時、草原(くさはら)を走っていて「ドカン」と何かに当たった気がして停車。
下を見ると折れたコンクリート製の電柱が、腹下にあった。
見事に電柱を跨いで、車体のどこにも当たってはいなかった。

発進するとすんなり電柱を乗り越え、ストンと着地してやはり車体のどこにも触れなかった。
無改造のノーマル車で、このような障害物を乗り越えられる凄い各種アングルであった。

その当時は水にも入ったが帰り道、止まろうとしてもブレーキが効かず驚いた。
ドラムブレーキは、水が入ると乾燥が遅く、乾くまでブレーキが効かなくなると言う事を、
初めて知った。

*本文と写真は関係ありません。

その後、ディスクブレーキが普及した所以(ゆえん)でもある。
まあ、そんな事を除けば、


凄いと言うより、呆れる程の走破性だった

軽量なボディとも相まって、ジープをも凌ぐ悪路の走破性だったのではないか。

ジムニーは遅く走るスポーツカーだった。

しかし購入後数ヶ月して、屋根の雪の巨大な塊がジムニーの上に落ち、幌骨、ボンネット等
が無残に潰れ、手放す事となりました。その後2年ほど、ハードトップに乗った。

下は、現在乗っている15年ものの初代エスクード.大分、車らしくなりました。


*現在は、もうクロカンには興味はありません。
 林道をゆったりと走り、良い景色のところで車を止めて歩くのが好きだ。


*入会四ヵ月後のブログを再編修・補筆して再UPしました。
当時からのお友達には、既にイイね! を頂いています。
最近のお友達にも読んでもらいたく、再編修したものです。

思い入れ深いブログなので、お許しを。
ブログ一覧 | 車の話し今昔物語・車関連の偉人伝 | クルマ
Posted at 2011/10/06 13:01:55

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この記事へのコメント

2011年10月6日 17:52
こんにちは。

私もSJ・JA×2を所有しました。特にSJはもう一度、所有したいです。軽いボディー・メンテの楽な2スト・ポロンという排気音。独特の世界ですね。
コメントへの返答
2011年10月9日 22:07
こんばんわ。
りくやさんもお乗りでしたか。
ボロン、ボロン・・懐かしいサウンドです。
ホントに独特の世界ですね。
乗ってた当時の事が甦ります。
いやあ、懐かしいです。
2011年10月6日 18:29
2ストジムニー、よいですよね。一度は所有したいです。
コメントへの返答
2011年10月9日 22:07
4ストのJA-11あたりは高値でまだかなり
流通していますが、さすがに2ストは排ガス規制もあり、最近はとんと見かけません。
小馬力ながらトルクは現在の軽にも負けない5.4Kg-m を僅か2500回転で出すのです。 独特の排気音でした。
2011年10月6日 21:02
こんばんは
自分は幼稚園の頃に、親父の乗るSJ10型のジムニーがファーストコンタクトですね。
向い合せのリヤシートで、車から落ちそうになりながら居眠りしたり、フロアに空いた穴から流れて行く地面を見たりしたのを今でも覚えています。
その後、宇宙刑事に新型のジムニーが出て来て、その洗練されたスタイリッシュなボディに釘付けでしたね。
まさか免許を取得できる歳まで、変わらないスタイルで販売してたのだからオドロキです。
ジムニーは何台か所有しましたが、どのモデルも魅力的で今でも手元に欲しいです。
コメントへの返答
2011年10月6日 21:15
こんばんわ。

変わらぬスタイルと長い販売期間。
まさに流行に捉われる事のない車です。

丸洗い出来るように、この頃のジムニーは大きな水抜き穴をフロアに何箇所も設けていました。
当時は浸水する事も多々あり、これが洗うのに重宝したのを覚えています。

ジムニーの中でも、特に2ストは独特の排気音と豊かな低速トルクが印象に残ります。
2011年10月6日 22:03
私もジムニーのファーストコンタクトがSJ10でした。
叔父が所有していた黄色のボディで、向かい合わせのリアシートに乗っていたことを覚えています。
まだ幼稚園だった頃だと思うのですが…

サンマルは私も所有したいジムニーです。
なんというか、味のある車ですよね。
コメントへの返答
2011年10月6日 23:01
上のじゃんぼうさんと同じですね。

SJ10は更にスパルタンな車ですね。

皆さん幼稚園時代ですか・・。
時の流れを感じます。

SJ-30 は高速性能を除いては良く出来た
扱いやすい車でしたね。
2011年10月7日 8:25
おはようございます。
『ジムニーで始まり、ジムニーに終わる』
こんな名台詞をどこかの記事で読んだことがありますが
過言ではないと思ってます。
2スト車の音、聴いてみたいなぁ。
いつか『ガソリン車懐かし~!』って時代が来るのでしょうかね^^;
コメントへの返答
2011年10月7日 8:34
おはようございます。

お待ちしていました。「釣りはフナ釣りに始まりフナ釣りに終わる。」 にかけた言葉で、
ジムニーの立ち位置を現した名言です。
ザックンが生まれた頃、これに乗っていました。
四駆乗りなら誰でも思い入れがある車です。
2011年10月8日 12:02
 車好きの軽井沢でおしゃれに暮らしている奥様が自分への(定年退職の)ご褒美として911を購入し、さらにもう一つの夢としてジムニーのランドベンチャーを購入され土地柄もありますが結局ジムニーばかり乗ってしまうと言っていました。
 911にも勝るとも劣らぬ別ジャンルの車として評価されていることにとても感動しました。ジムニーは友人が660ターボになった時のタイプ(詳しくなくてすいません)に乗っていて何度も同乗して旅行をしました。
 ターボでもキックバックと雨の日に焦って交差点に突っ込むと滑ったり(FR時)4WDにすると燃費が下がったりと言えば色々あるのですがはっきり言って欲しいです!(笑)
 今でもカタログは放しません!
またバイクですが2ストが大好きで色々乗りました。トルクがあるのにディーゼルと違ってピーキーというか荒い感じと高回転になると回転がスムースになり力が出る、、、2スト良いですね~小排気量でも力が出るので排ガスを上手くやればエコになるかもしれません。以前トヨタが2ストでエコな車を提案していた記憶があります。
 今のジムニーは高速でもかなり速い車も見かけます。しかし乗っている方に聞くとそれは「がんばっちゃってるのよ!」と言われそれがまた魅力です。(笑)

 欲しい!
コメントへの返答
2011年10月8日 17:05
以前の2ストジムニーは、はっきり言って
大変、癖のある車です。
しかしその癖はオーナーの用途に合えば、
こんな素晴らしい車はないはずです。
独自の世界的名車といえるでしょう。

低速から最大トルクが出るSJ-30は高速走行以外では扱い易い車でした。



2サイクルに加え、昨日の報道ではロータリーも製造中止とか。
時代を築いたエンジンが消えていくのは寂しいことです。

今でもジムニーのミニカはエスクードの
インパネに置いてあります。

プロフィール

「[整備] #スイフト 再び連日の40度越 日々の熱波対策と脱落の補修 https://minkara.carview.co.jp/userid/1110056/car/855743/8338768/note.aspx
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