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2012年11月22日 イイね!

ホンダ車の原点・Nコロの話(前編)

ホンダ車の原点・Nコロの話(前編)ホンダのNワンが話題となっている。
今日は、そのルーツのN360のお話です。

ホンダN360 愛称はNコロ
発売は1967年。


まだ生まれていない方も、多いのではないだろうか。

当時の軽と言えばスバル360の独壇場だった。(正確には・・・だったようだ。)
ホンダN360発売の頃は僅か18馬力の2スト、しかし400Kgに満たない重量で
そこそこ走った。
当時、学校の先生がよく乗っていた。乗せてもらったが、運転した事はない。


*今でもファンが多いスバル360。18馬力(最終型25馬力)で、390Kgしかなかった。
デザインはワーゲンのようだったので、かぶと虫に対して「てんとう虫」と言われた。

そこへホンダが4スト31馬力を引っさげ、四輪市場に乗り込んできたのだ。
(スポーツカーのS600は、既に発売していたが高価で一般的ではなかった。)

しかも価格は、スバル360より2割以上も安い31万円だった。
(31馬力、31万円と覚えやすい。なお最大トルクも3.0Kg f-m だった。デザイン的には
イギリスのミニに範をとったと言われる。)

たちまちスバルは駆逐されて、ホンダN360は四輪販売のトップに立ったのである。


N360は若者の憧れの車となったのだ

当時、都電の車窓から走る赤いNコロを見て将来は、あの車に乗りたいと思ったのを
覚えている。Nコロには、赤がよく似合った。


時は流れ、大学を卒業して入った会社の社用車を見て驚いた。
あの「Nコロ」が、並んでいたではないか。
Nコロを運転出来たのは、それから半年後くらいの事だった。

これは、乗ってから数十年後の試乗記であります。(笑)


*後期型N360

エンジンキーをひねって最初の印象は「なんてうるさい車なんだ。」と言う事。
ホンダ得意の空冷エンジンだが軽量化の為、遮音対策は殆ど取られておらずバイク並の
エンジン音が室内に響き渡った。
最高出力は、なんと8500回転・最大トルクは5500回転で発生した。

従って、常に高回転をキープしないと走れないので、会話もままならなかった。
こんなにうるさい車は、後に乗った2ストジムニーの幌車くらいだった。
高回転で走るから燃費も13K/L台で、排気量の割りには良いとは言えなかった。

初期型は、レースにしか使われない常時噛み合せ式のドグミッションなど、2輪の技術を
四輪に持ち込んだ独創的な車だった。シフトレバーは、フロアではなく計器下から出ていた。
またコスト優先で、通常型はシートがリクライニングしなかった。
だが、この位の事をしないと31万円と言う価格は、実現出来なかっただろう。

当時は高嶺の花だった車を、庶民が何とか買えるようにしたスバル360。
しかし、走りは平凡だった。
それを高出力・スポーティな走りを実現しながら、更に手頃な価格で発売したホンダN360。



若者達は熱狂した。
車は、現在の位置付けとは異なり、皆の夢だった。
一生懸命働けば夢が叶うと言う時代に、日本が入ったところだった。
丁度、今の中国と同じである。

ホンダN360は、スバル360と共に「日本のモータリゼーション」に、火を付けた事は間違いないところだ。

Nコロに乗ってすぐに社用車は、もう時代遅れになっていたN360から同じホンダのライフ
(初代)に入替えられた。
水冷エンジンになったライフ(写真はバンタイプ)は、N360とは雲泥の差の静かさだった。




Nコロの荒々しさは影を潜め、フツーに「大人の車」になったのだ。 

*現代のNコロとなれるか。新型N-ONE

My Carを買ったのはその年の冬。ボロボロのスバル(360の後継)だった。後で分かった事
だが、クラッチは滑り、ブレーキシューは磨り減ってなかった、と言う酷い代物だった。(笑)
それでも初めての車で嬉しくて猪苗代湖まで行ったが、ゴールドラインが登れず退散した。(泣)

前編終わり。
写真は、全てネットより転載しています。

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何シテル?   12/11 11:47
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