
今回から何度かに分けて追加の機体の制作過程をアップしていきます
今まで使っていたのは通称”鉄男”
ところがこやつはあまり仕事をしていません
以前は小型の機体を飛ばしていたのですが、鉄男はそれより1.5倍位大きく
自作で全部のパーツを1から取り寄せて製作したため、なかなか安定した設定に出来ずに
仕事をする機会も殆どありませんでした
今回新しい機体を作ろうと思ったのは、
やはり大きな機体は風に弱く、4枚のクアッドローターのため安定させるのに高い技術が必要でした
手軽で、安定して気楽に飛ばせる機体がやはり必要です
なので、メインコントローラーを今安定しているNAZA-Mを使い
確実な飛行が出来る機体を作ろうということにしました
高価なメインコントローラーなので買い足すことはできないので
鉄男からの移植になる予定です
カメラの安定装置のジンバルも高価なため移植です
それでは制作過程を解説していきましょう
まず今回使うフレームは以前墜落させて破損させた
F550という機体と同じ物です
6本のアームに6つのモーターで飛んでくれます
ヘキサタイプという分類になります
赤い腕が前方ですね
最初にアンダープレートへモーターへの配線の下準備です
アンダープレートにはバッテリーからの電源が入り、
各モーターへの分配する配線が元々プリントしてあります
それをモーターとプレートの配線を脱着出来るように端子を間に入れます
その端子の配線を加工します
電源用シリコンコードという耐熱性のある配線を使用します
端を切り落とし
端子を半田付けします
それをアンダープレートへ半田付けし
6カ所へ同じ加工を施します
バッテリーからの電源用の端子も取り付けます
次に使用するモーターは960kvのモーターをアームに取り付けます
モーターからは3本の配線が出ています
陽極と陰極と信号線になります
同じ方向になるようにきれいにモーターを並べて固定します
次はアンプの加工、取り付けです
アンプとは、モーターへ送る電気を調整するパーツです
陰極と陽極がバッテリーからの電源
黒・赤・白の線がメインコントローラーからの信号線
これでモーターをどれだけ動かすかの細かい指令が届くわけですね
中央の四角い黒い部分に基板などが入り
出口の3本線でモーターへ接続します
アンプとアンダーボードへ取り付けた配線をプラグを使い接続します
アームへアンプを縛り付けてアンダーボートへ接続します
アンプが破損した際や、アンダーボードに不具合が起きたときなどは、
ここから接続を絶ち交換が出来ます
基本的に各パーツは独立させて配線を変えられるように計画し組み立てていくようにしています
どこが壊れてもそこの部分だけ交換が出来るようにです
墜落した際なども、配線で接続が絶たれて2次的な事故を防ぎます
次に、アンプとモーターの接続です
これも配線が飛行中にぶらぶらにならないように取り回しをうまく行い
プロペラへの接触や、摩擦による疲労、断線につながらないように綺麗に配置します
モーターとの3本の接続は今は適当につないでおきます
モーター側からはどれが何の配線かは解らないようになっています
モーターを起動させた際に回転方向を確認し
各位置の正しい回転方向になるように後で配線をつなぎ直すので
今はただつなげて配線位置を決めておけばいいです
駆動部分はこれで完成です
トップボードへ今回はメインコントローラーを乗せることにします
なのでメインコントローラーの制震台をトップボードへ取り付けます
メインコントローラーには機体の状態を認識する重要センサーが入っています
気圧計、ジャイロ、加速度計等です
コンパスはGPSに入っています
なので、メインコントローラーは出来るだけ機体などの振動が入らないように
制震台の上に取り付けます
現在の作業はここまで
鉄男から移植する物をこれから取り外しをしなければならないです
また次のレポートをお待ちください
Posted at 2017/01/04 11:05:11 | |
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