60年ぶりとなる「平成の大遷宮」が行われている出雲大社に参拝しました。
遷宮とは、ご神体を本来の場所から移して社殿を修造し、再びご鎮座いただくことです。
大屋根の葺き替えや銅板塗装など大規模な修造を行うことから、御本殿の新築祝いのように捉えられがちですが、本来の意味は、神様が鎮座されたその時を再現する、いわば「原点回帰」です。
「はじまりのとき」に立ち返るという壮大なよみがえりの物語で、遷座によってさらに力が増した神様にお参りすることで、私たちも自分の原点を見つめ直し、生まれ変わる力や新しいご縁を授かることができます。
出雲大社には4つの鳥居があるので、まずは駐車場から一の鳥居まで歩いてお参りしました。
出雲大社の一の鳥居。
一の鳥居は勢溜坂下から旧大社駅までの通りの途中、宇迦橋のたもとに立つ鳥居です。
高さは出雲大社本殿より1m低い23m、柱の周囲6m、直径は2mの鉄筋コンクリートの鳥居で、中央の額は畳6畳敷きの大きさです。
両側に商店が立ち並ぶ神門通りです。
出雲大社の二の鳥居です。
綺麗に整備された参道が延々と続きます。
お参りする前に祓社(はらえのやしろ)で身を清めます。
この祓社(はらえのやしろ)で願をかけてはいけません。
松の参道の入口にある三の鳥居です。
重要文化財の三角縁神獣鏡が収納されている資料館です。
三角縁神獣鏡は、神仙と霊獣の図像の外縁に「景初三年」を含む銘文41文字が鋳出されています。
邪馬台国の卑弥呼が魏に使いを送り銅鏡100枚を賜ったとされる魏の年号「景初三年(239年)」という銘のある銅鏡は、全国でわずかに二例が知られるのみです。
日本神話(古事記)に登場するいなばの白兎の1シーン。
境内の入口に建つ銅鳥居です。
出雲大社の顔ともいえる拝殿です。
本殿に通じる八足門(やつあしもん)。 ここからお参りする人も大勢いました。
本殿の屋根です。
大国主大神が祀られている本殿は延享の造営(1744年)で建立されたもので、大社造で国宝に指定されています。
神社建築の中では日本一を誇り、高さは約24m、厚い桧皮葺きの屋根の棟の上には長さ7.9mの二組の千木が交差しています。
千木の上方にあいている小さな穴は、実際は大人一人がくぐり抜けられるほどの大きさで、本殿の大きさを実感できます。
本殿のさらに後ろ(北側)に位置する素鵞社(そがのやしろ)です。
素鵞社の裏手にまわると、そこには岩肌がむきだしになっている場所に、お米やお賽銭が供えられています。
一説には、その岩が出雲大社最高のパワースポットだと云われています。
本殿の西側に賽銭箱が設けられています。
本殿に祀られる御神体は西向きで稲佐の浜の方角を向いておられ、本殿の正面から参拝すると、神様の横顔を拝んでいる事になります。
本殿の西側から二礼四拍手一礼のお参りするのが正式な参拝です。
Posted at 2014/03/23 21:32:28 | |
トラックバック(0) |
国内旅行 | 旅行/地域