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NEOCAのブログ一覧

2025年02月22日 イイね!

台湾最南端の駅に降り立った話

こちらの話からの続きになります


台湾・高雄小港空港で入国を完了した時には既に日付が変わる直前
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ホテルに電話(これが意外と面倒、というかハードルが高い)して送迎車を頼んだのだが・・・何故か行き違いが生じて、待ちぼうけ
前後の便で到着した人々は消え、寂しくなり始めたことにようやくピックアップと合流

とりあえず部屋に入って就寝
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まあ台湾の安いビジネスホテルなのだが、それなりにリノベーションはされていて快適だが・・・
空港近くで、送迎サービス付きと言うことで、ちょっとお値段が強気なのは否定出来ないだろう


但し予想外だったのは、宿泊者全員に朝食が無料サービスだったこと
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もちろん半製品なども活用しているのだろうが、厨房で野菜などを調理している様子が見え、それなりに手作りな感じで、なかなか悪くない内容


そして朝食時に空港までの送迎をお願いしたのだが、既に予約で埋まっており、ちょうど良い時間帯の便が無く、仕方なく歩いて行くことにしていたのだが・・・





チェックアウトの際に、このやり取りを覚えていてくれて「メトロの小港駅までなら序でがあるけど」と言うことで、便乗で小港駅(小港国際空港とはメトロで1駅の別の駅)まで送り届けて貰えることに
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そしてメトロで十数分の高雄駅まで移動
地下から脱出すると、見慣れない光景が広がっており・・・
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以前は地上に昭和の国鉄のターミナル駅のような駅だったのだが、最近台湾鉄道の駅も完全に地下化され、空いた地上~地下一階は写真のような広々とした空間が設けられていたのである
※2011年に旧駅舎時代の高雄駅を利用した時の様子はこちら


あまりの変貌ぶりに困惑しつつも周囲を見渡すと、何だか見覚えのあるような建物が見えてくるので、ちょっと覗きに行ってみることに
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しかし、エスカレーターで地上に昇ると、予想通り目の前に旧旧高雄駅舎(日本統治時代の建造物)が建っていたのだが・・・
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駅舎としての役割を終えた後も、観光案内所や駅の歴史を展示する施設として活用されていた筈の建物が無残にぶった切られ、無残な姿を晒しているのである
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風雨にまともに晒されているような状況なのだが、とりあえず内部は無事そう(但し人が入らないようにバリケードこそ設けられているモノの、上部は吹きっさらし)
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ちなみに2011年当時の内部(当時は展示施設として使用)はこんな感じ
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そしてとりあえず正面へ廻ってみると、多少荒れてはいるものの、当時の優雅な意匠をこらした立派な姿は一応健在
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で、荒れては居るように見えるのだが、後刻訪問する展示室の情報によると、この旧駅舎、元々A地点にあったものが、2002年に駅としての役割を終えてB地点に曳家されて展示施設等として使用され(この過去のブログなどで訪れていたのはこの時期)、更にコロナ禍で台湾(というか海外旅行)から遠ざかっていた2021年に更に現在のC地点へと曳家されてきた・・・というのが現状らしい
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もちろん、わざわざ曳家して移動させ、しかも高雄のメインストリートとも言える中山路の正面に位置する一等地に鎮座していると言うことは、当然今後の保存・活用が前提となっている様子

どうやら保存・活用を決めて曳家などある程度工程が進んだところで、作業が一時中断しているようで・・・
まあ、台湾のこの手の歴史建造物の保存・活用のあるあるで、年単位というか下手をすれば10年近くプロジェクトが遅れるケースも多々見ているので・・・でも最終的には何だかんだ言ってきちんと完成するので、まあ気長に見守っていて大丈夫だろう
(ただ色々むき出しなので、もう少しシートで保護するとか何とかしても良いような気もするが・・・)





こうして旧駅舎の状況を確認(?)した後は、新駅舎を覆う巨大な屋根の上へ昇ってみることに

屋根の上は巨大な庭園兼遊歩道になっており、駅だけでなく地下化された線路跡の上にもこの庭園が伸びている様子
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後ほど訪れる展示室に置かれていた模型でみるとこんな感じ
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そして先に展示物を見せてしまっていたのだが、駅構内に3月末までの期間限定ながらこの駅舎改築プロジェクトに関する展示室が設けられている
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そうこうしているうちに列車の出発時間が迫ってきたので、券売機でネットから予約しておいた指定席チケットをピックアップして地下ホームへと降りていく

なお台湾鉄道は以前から指定席予約はネットで可能だったものの、1列車ずつしか空席照会が出来ず、しかもパスポート番号や細かな個人情報を先に入力する必要があったため、空席が無ければ何十回とパスポート番号や個人情報を入力させられるという苦行のようなシステムだったのだが・・・
最近になって、随分と改善され、事前にパスポート番号は求められるモノの、アプリの利用などで自動入力されたり、あるいは時刻表検索で複数の列車の空席を一括で表示したりするなど、かなり使い勝手の良いモノになっている
更に言えば、実は今回も券売機に立ち寄らずとも、アプリでQRコードをダウンロードすることも可能だったのだが、手元に紙の切符を残したいという考えもあって、敢えて券売機での発券を選択した次第

そしてホームへと降りると、乗車予定の列車が既に入線している
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地下駅で正面からの画像が撮影できなかったので、下車駅で後ろから撮影した画像など
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「新・自強号」あるいは「自強(3000)」などと呼ばれる最新鋭の特急で、日本(日立)製で2021年から導入された列車

ここ最近の台湾鉄道の特急列車は日本製の車両が相次いで導入されており、2007年導入の「太魯閣号(1000)」、2016年導入の「普悠瑪号(2000)」に次ぐ第三弾の車両である


車内はこんな感じ
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よく言えばモノトーンの落ち着いた雰囲気なのだが、何せ昭和の北海道仕様車並に窓が小さく、プラスチッキーなパネルが占める面積が大きいこともあってか、申し訳ないのだが悪く言って安っぽい感じ

シートもシンプルな感じなのだが、普悠瑪号が大型のヘッドレストのお陰で私のようなデブには不適なシートになっていたのに対し、こういった問題もなくシンプルイズベストな感じ




で、この列車は高雄市内の新幹線接続駅である新左営駅を始発、高雄駅を経て台東、花蓮、台北と台湾を反時計回りに3/4周して樹林駅まで行くというロングラン列車

なのだが、今回の乗車時間はたった30分で、高雄郊外と言っても過言ではない潮州駅で下車となる
まあ普通列車でも良かったのだが、ちょうど良い時間に新型特急があったので、初めての乗車体験という意味でもこちらを選択した次第

なお今回の行程を地図に書いてみるとこんな感じ
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※鉄道路線などは概略で記載しており、ルートを正しくトレースしたものではありません

空港のある小港から高雄駅までメトロで移動、そこから潮州まではこの新自強号(特急)で潮州まで移動(上の図では新幹線のアイコンになっている)、そして後続の潮州始発の莒光号(急行)(上の図ではSLのアイコンになっている)に乗り換えて台湾最南端の駅である枋山駅まで移動、そして更にバスに乗り継いで更に南下していくという行程





で、あっという間に潮州駅へと到着

ここ10年ほどで、台湾の鉄道の近代化が一気に進み、ここ潮州駅も近代的な高架駅となっている

そして新自強号を見送った後、何だか派手な列車が到着
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実はこの列車、以前に乗車したこともある(※ごめんなさいリンクはお友達限定です)観光号という旅行会社チャーターの台湾一周列車

以前はこんな痛列車として有名だったのだが、いつの間にかサンリオ仕様に変更されている様子
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※2016年に撮影した画像





で、観光列車を見送っている間に、私が乗車予定の莒光号の入れ替え作業が行われており
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電気機関車牽引による貨物車まで付いた立派な客車急行が仕立てられている
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2011年に利用した際は、まだ高雄(正確には枋寮)と台東を結ぶ南廻線は電化されて居らず、ディーゼル機関車が牽引する普快車という冷房も無い旧型の味のある列車が走っていたのだが・・・

電化完成後の普通列車は味気ないステンレスむき出しの最新鋭通勤電車に置き換えられたのだが、鈍足な客車急行よりも最新鋭の通勤電車のほうが加速を要求される山岳路線には適していたようで、急行と普通で所要時間が逆転してしまうこととなる
結局、従来の急行がになっていた都市間の速達輸送は最新鋭の通勤電車による「区間快車」に置き換えられ、代わりに客車急行が秘境駅だらけの線内で各駅に停車するという逆転の運用が行われている有様

そんな訳で、この各駅停車の急行列車で台湾最南端の駅である枋山駅へと向かう事になった次第

※なお余談だが、かつて走っていた客車鈍行は定期列車としての運行は廃止されたものの、「藍皮解憂号」の名で旅行会社の貸切による観光列車として健在だが、かつてのような最安運賃(昔の台湾鉄道冷房無しだと普通列車より更に安い運賃が設定されていた)ではなく、レトロさを味わう高価な列車に出世してしまった様子・・・


で、しばらくするとドアが開き乗車開始
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コロナ禍を経てか、かつて存在した給水器や紙コップのサービスは廃止されている
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そして日本の国鉄特急を思い出させるような車内
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なお乗客は各車両に2~3人といったところ
但し高雄-台東の都市間利用者は早くて快適な新型特急や安いて早い区間快車に流れてしまっているようで、この各駅に停車する急行(こうして書いてみると変な表現だが・・・)の利用者は完全に「乗ること」がお目当ての人ばかりのようで、カメラを片手にあれこれ撮影を楽しんでいる人ばかり
まあ台湾鉄道としても、この急行である莒光号を近いうちに電車特急あるいは通勤車による快速に置き換える方針を打ち出しているようで、乗れるうちに乗っておきたいという人も多いのだろう
(本来、2024年を目処に置き換えると言っていたのだが、2025年現在まったく騒ぎも始まって居らず、まだまだ静かな感じ)





そして潮州駅を出発したものの、急行という名の各駅停車は常にあちこちで待避停車を行うダイヤとなっている

途中の加禄駅でも長時間停車があったので、ホームを散策
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そして再び南下し始めると

マンゴー畑の向こうに海が見え
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海が段々近づいてきて
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最後は海沿いを走行
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そして南廻線は海沿いから離れ長いトンネルで一気に東海岸を目指すのだが・・・

海と別れ、山へと進路を変えるところで枋山の街が見えてくる
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そして海沿いの集落から少し離れた高台にある枋山駅で下車
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山越えに向かう列車を見送り
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誰も居ない無人駅に一人残される
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無人駅ではあるのだが、ICカード対応の簡易改札機は完備(台湾鉄道は全線IC対応)
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先ほど高雄駅の券売機でピックアップしてきた莒光号の紙の乗車券(磁気券とQRコードのハイブリッド)はスルーで良いと判断し、そのまま持ち帰り
(本来は乗客が無効印を押してから駅員に提示して持ち帰るのだが、ここの駅には印も駅員も居ない)
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但し、後から写真を見ていて気がついたのだが・・・実はこの簡易改札機にはQRリーダーも装備されており、QRコードはスキャンしておくのが正解だったのだろう
とは言え、回収箱は見当たらず、どちらにせよ使用済みの券は各自で持ち帰れという事なのだろうか


そして駅舎脇の通路を通って外へ出るのだが、脇に中華風の丸窓のある空間があるので覗いてみると・・・
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有人駅だった当時の待合室がそのまま綺麗に残っている
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そして駅舎外観
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まあこの南廻線自体、1992年開業とまあ新しい路線なので、特にレトロという訳でも無く、日本風に例えるなら昭和の末期、バブル直前に建てられた駅舎といった雰囲気





と、こんな感じで台湾最南端の駅を眺めていたのだが・・・


ここでトンでもない事態が発覚

この後、駅から1.5km程離れた枋山の集落にあるバス停まで歩き、列車到着の49分後に出発するバスで更に南を目指す事にしていたのだが・・・

実はこのバス、高雄と潮州の中間にある屛東が始発で、そこから2時間弱を掛けてここ枋山に到達、更に南下を続けていくというバス
そしてこのバスのリアルタイムの運行情報もスマホで確認できるのだが・・・どうやら定刻まで発車を待つという感覚は無いらしく、道路さえ空いていればどんどん早発している様子

で、本来2時間弱かけてここ枋山まで来るはずが、既に途中バス停を30分ほど早発して気持ちよく走行している様子
しかしそうなると、本来1.5キロの徒歩移動を含めて49分だった持ち時間がわずか19分に短縮されているという事でもあるのである

そうなってくると、ハッキリ言って駅舎など観察している時間など無く、スタスタと歩いてバス停を目指さなくては行けなかったのである
そして駅でのんびりしていて、既に数分のロス・・・
(まあ台湾のバスが途中バス停を早発したり、あるいは途中で乗客が居なくなると運行を打ち切ったりしてしまうことは過去にも経験があって判っていた筈のことでもあるのだが)


そこで本来の予定では向かうはずだった枋山のバス停(近くにコンビニもありトイレも利用可能)ではなく、駅から最短距離にある達信バス停にターゲットを変更することに(これで1.5kmの道のりが1.2kmに短縮される筈である)

そして取るものも取り敢えず、マンゴー畑の中の道を小走りに急ぎ
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その様子が不審だったのだが、マンゴー畑の番犬に吠えられても無視してひたすら小走りに歩き続け、車のドライバーにクラクションを鳴らされるような距離感で国道を渡り(まあ日本よりも車優先感の強い国なので、日本ならクラクションを鳴らされるような距離感では無かったのだが)


汗だくになって何とか定刻の34分前(!)に達信バス停まで到達するも・・・
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バスはその間に更にスピードを上げて早発の度合いを増しており、結局予定のバスには乗れず


小走りで1.2kmも移動してきた疲れで息も上がっており、しばらく呆然として動けず

ちなみにここ達信バス停は有名な撮り鉄とのことなのだが・・・
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それを目当てにスケジュールを組んでいた訳でも無いので、只の「撮り線路」


とりあえず一旦、枋山の集落方面へ歩き始める
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駅からとにかくマンゴー畑の中を走ってきたのだが、やはりここ枋山はマンゴーの名産地のようで、マンゴーのオブジェやマンゴー直売店などが国道沿いに並んでいる


とりあえず枋山のバス停まで来て、書かれているバス系統の運行情報を片っ端から検索
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すると、何と本来乗車予定だったバスの次のバスが55分の早発で数個前のバス停を走行中で・・・
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結局、本来のバスの次のバスに、本来のバスよりも早い時間に乗車するという事態に

(一応、Tipsとして書いておけば、まあ最悪でもこのあたりのバスは長くても1~2時間間隔で運行されているので、スマホで運行状況と睨めっこしながらコンビニ(店の前にイートイン用のベンチもある)で時間を潰せるのだが)


そしてバスはカモメ岩、ゴリラ岩などの奇岩を眺めながら台湾西海岸を南下
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そして何だかんだ言いながら、早発のお陰で予定よりも少し早く次の目的地に到着しそうなのだが・・・

下車鈴が、この赤いボタンで合っているのか、非常ボタンじゃ無いのかなどとかなり悩んで
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結局、バス停の直前でエイヤーと押してみれば・・・やっぱりコレが下車鈴で、何とか無事に下車することが出来たのだった


<つづく>
Posted at 2025/02/22 23:52:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅(2025年) | 日記
2025年02月20日 イイね!

香港で故宮の宝物を見学した話(後編)

前編はこちら


 

さて、とりあえず特別展を見終わったところで、後は時間を見計らいながら展示室を逆順に見ながら下へ降りていくことに


(※館内のルートとしては逆順を辿るが、各展示室内は順路通りに見学しているので誤解のないよう)


 


 


先ずは中国庭園に着想を得たアートのコーナー


 


現代アートであれば、歴史的な事柄などあれこれ考えず、感じるママに鑑賞できるので特別展後の中休みにはちょっと良いかも知れない








 


 





 



そして次の展示室はこの香港故宮文化博物館の開館にあたり、香港市民から「中華文化の伝承」のために寄贈されたという品々の展示コーナー



(まあここの博物館の是非に関するニュースなどを見聞きしていたこともあり、諸々額面通りだとも思っては居ないのだが、かといってそれを考察するほどの情報も持ち合わせていないので、「こういうコーナーがある」という事だけ淡々と紹介したい)



 



歴史的な品々から









 



近代の工芸品





 



そして自らの作品を提供しているアーティストも





 



 






 



そしてこんな吹き抜けの空間で一休み&先ほどとは違う角度の展望を楽しんでから







 



 



この後は常設展へ



 



明代の陶磁器





 



琉球腰刀(この刀が故宮にある経緯については「琉球貢刀」としか触れられて居らず、説明は専ら構造などが中心)





 



 



そして中国の歴代王朝毎の工芸品のデザイン特性についてのコーナーもあり、地元の人は興味津々



(日本人の私にはざっくり「こんな感じ」というのは理解できるのだが、文字で細かく説明されてもちょっと難しすぎるかも・・・逆に例えば中国系の人々に「平安時代と鎌倉時代の工芸品のデザインの違い」などと言っても、現物や画像を見せて雰囲気は伝わっても、細かな説明は難易度が高いのと同じかもしれない)



 



そして台北故宮の目玉が白菜なら、こちらの目玉は清代の前衛的な(?)ガラス器





 



なんとなく昭和の床屋を思い浮かべてしまうのは私だけだろうか・・・



 



 



そして清朝皇帝の一日を紹介する展示室もあるのだが、ここにも時計が多数









 



そして皇帝の祈祷の空間などはパネルやイメージでの紹介





 



 



そして最後に「紫禁城の概要」的な展示室(本来はここがスタート)





 



但しここまで到達した段階では閉館まで10分を切っており、ほぼ「脇見しながら通り抜けてきた」状態



 



 



最後にちょっとだけ感想など・・・



 



ここのミュージアムは、北京から適宜貸出を受けて展示を行う分館(というか出張所)的な位置づけなのだろうか



全体的に良くも悪くも展示物の絶対数が少なく、「宝物を見せる」というよりも、展示構成を作った上でその中に適宜「宝物を取り入れている」ように感じられるところ



 



まあ口の悪い人に言わせれば、北京故宮は台北へ持ち去られた後の「残り物の寄せ集め」という人もいるくらいで、そこから更に「貸出」で運んでくるとなれば、まあこんな感じになるのかも、というのが正直な印象



ただ工芸品という観点では質・量ともに台北故宮が圧倒的なのだが、これも悪く言えば「ひたすらモノを並べて圧倒しているだけ」という事でもあるので・・・逆に適度な数の宝物を展示構成を工夫して「歴史」という軸で見せている香港の方が「見やすい」ミュージアムと言えるのかも知れない



 



 






 



と、まあこんな感じで香港故宮文化博物館の見学は終了



 



ところがここのミュージアムの困った事が一つあって・・・館内(チケットゲート内)に敷居の高い中華レストランなどはあるものの、一休みできるようなカフェも無く、そしてコロナ禍の開業だったこともあってか水飲み場も見当たらない始末



 



更に付け加えると、駅からミュージアムまでの間に自販機はあったのだが、ローカルなキャッシュレス専用で私には購入も出来なかったのである





 



そんな訳で機内食以来、水分補給も出来ず閉館時間まで粘っていた有様



 



 



なので、先ずは水分補給



 



とは言え、ここまで来ると選り好みもしておられず、ミュージアムのある公園内にあったこんなスタンドへ







一時は日本にも進出して話題になっていた台湾のタピオカミルクティーの店「タイガーシュガー」



 



そうは言いつつも、気がつけばブームも去り、結局一度も試す機会も無いまま日本はおろか台湾でも見かけなくなっていた店なのだが、まさかこんな所に残っているとは・・・



 



 



そして残念ながら夕焼けを楽しめるような天気では無かったのだが、タピオカミルクティーを片手に海辺で一休み





 



 






 



そしてフライトの時間まで少し余裕があるので、どこかで夕食を食べていきたい



 



しかし街のローカルな食堂まで足を伸ばしている余裕もなく、選択肢としては「ミュージアム建物内の食堂(チケットエリア外のテナント)」「九龍駅ビル内」「空港内」の三択



とは言え、前者はあまりパッとしない感じで、後者ではちょっと味気ない・・・そんなわけで、駅ビル内のレストランにターゲットを定めて移動開始



 



 



とりあえず駅まで戻り





 



 



駅ビル内を覗いてみる







 



まあ流石にお菓子では夕食にはならず・・・というか、出来ればもっとローカルなモノが嬉しいところ



 



 



結局、こんな如何にも香港的なレストランに入店して





 



 



香港っぽくワンタン麺と野菜春巻きをチョイス







 



但しこのレストラン、チェーン店のようで・・・空港内にも店舗があった様子



まあ、空港とは違ったローカル感を味わえ、また空港にも出店できるくらいには確かなお店だったと言うことだろうか



 



味もサービスもソツのない感じ



但し店員さんに「ハオチー マ?」(好吃吗→美味しいですか?)と聞かれてちょっと苦笑



というのも、コレ、広東語でも英語でも無く、北京語・・・



 



入境審査の行列で苦笑したところから始まり、愛国教育云々のミュージアム、そしてレストランでは北京語対応・・・と、まあ年々「ホンコン」が「シャンガン」へと変化していく様子がヒシヒシ伝わってくるのである(昔のあのカオスなホンコンが懐かしい・・・)



 



 






 



と、そんな12年ぶりのホンコン入境を経て、再び空港へと戻ってくる



 



出境審査は自動改札方式で、特に行列も無く、一瞬で通過



すると目の前にカンタスラウンジが現れたので、そちらで一休み







 



まあ今回はキャセイ利用なので、キャセイラウンジでも良かったのだが、ここ香港はカンタスラウンジもなかなか



というか、よく言えば重厚(悪く言えば開放的でない)でミールが充実しているが客数も多いキャセイラウンジに対し、食事を目当てとしないなら、天井が無く開放的でお酒が充実していて何より客数が少なく広々としているカンタスラウンジもなかなか良い選択だと思うところ



(まあコロナ前のように、ワンワールドエメラルドを持っているなら、湯船や個室仮眠室装備のキャセイファーストラウンジ一択なのかも知れないが、今となってはJALがばら撒いているお情け程度のサファイアなので・・・)



 



 



バーコーナーでオリジナルカクテルを楽しみながら一休み





 



 



そして時間を見計らって搭乗ゲートへ移動するのだが・・・今回はサテライトからの出発



 



以前はバス移動だったのだが、2022年にゲートを一つ潰して通路が開設されている





 



エスカレーターを延々と乗り継ぎ





 



こんな陸橋を通ってサテライトまで歩いて行くことが出来る





 



 



ちなみにこの陸橋、飛行機が下を通れるようになっていて、外から見るとこんな感じ





香港国際空港の公式プレスリリースより



 



 



で、見ての通り、昇ったら降りなくてはいけない構造で・・・



 



下りエスカレーターから搭乗機が見えている





 



 



こうしてようやくサテライトへと到着





 



ここの香港国際空港・・・日本からの距離感やネットワークの良さ、空港の設備(ワンワールド系の場合、充実したラウンジを含む)、市内へのアクセス、清潔感など、乗り継ぎ空港としては最高だと思っているのだが、ゲート間の移動性の低さだけが難点なのではないかと思っている



 



 



そしてサテライトへ到着すると、ちょうど搭乗が開始しており、そのまま機内へ



 



搭乗機はキャセイにしては珍しいナロー機のA321neo



 



そして今回もJALのお情けのサファイアパワーで非常口座席を確保





 



ただでさえ座席間隔が広いのに、窓際席だと更に





 



離着陸時にCAさんと対面になるので、目のやり場に困る事を除けば、とんでもなく快適な座席



 



 



そして時刻表上で1時間半、実質飛行時間は辛うじて1時間を越える程度のフライトだったにも関わらず・・・



 



予想外の機内食が登場





 



選択肢は無く一種類だけ、しかも飲み物の選択肢も無く水だけ、という簡略版ながら、それでもホットミール・・・



CAさん達は時間との闘いとなっており、とにかくバタバタしている感じで、何も無理してホットミールを、というか機内食を出さなくても・・・とも思える感じ



 



とは言え、そのバタバタ感の中で、機内食を断る間もなくパッパと配膳されたので、夕食は済ませているものの、折角なので夜食に頂いてみることに



で、コレが以外にも美味しくて・・・適度に八角の効いた広東風の濃厚なタレに絡んだ肉と、インディカ米ながら上手に処理されていてパサパサしすぎず食べやすい米、ややぶつ切り感はあるものの野菜もしっかり添えられていて、エコノミーの機内食としては間違いなく過去トップクラスだろう



(というか経験上、香港発の機内食は大当たり8割、大外れ2割のどちらかで、中間は存在しないと思っているのだが・・・)



 



 



そして、最後尾まで機内食を配り終えた瞬間、そのまま最前列からトレーの回収が始まり、あっという間に着陸態勢に



 



 



で、そんなバタバタのフライトで到着した目的地がどこだったかと言えば・・・





 



台湾・高雄小港国際空港・・・^^;



コロナ禍の一時期を除き、毎年1~5回は訪れているので、いつも見ていただいている方には「また台湾かよ」と思われているのでしょうが・・・



 



以前はJALの直行便などもあったのだが、コロナ後は撤退したまま



そしてエバーは強気な価格で時間帯も微妙、個人的にLCCは嫌い・・・とまあそんな選択肢の中で、安い上に便数も多く時間帯の選択肢も豊富な香港経由のキャセイを利用したという次第



 



 



で、そろそろ話が長くなってきているので、台湾編はまた改めて・・・

Posted at 2025/02/20 20:01:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅(2025年) | 日記
2025年02月20日 イイね!

香港で故宮の宝物を見学した話(前編)

ある冬の日・・・ちょっと暖かな地域へと旅に出ることに


 


 


まず成田空港のこんな場所で



 


 


朝食をとることに



 


それにしても、コロナ禍でオーダー式になったのは良いのだが、「牛丼は味噌汁付き、スープを同時オーダーしていても両方付ける」という杓子定規さには苦笑


 


 


そしてこんな飛行機に乗り込んで乗り継ぎ地の香港へ



 


安全性、信頼感のあるキャビン対応、香港と日本の疲れない程度の所要時間、乗り継ぎ空港の快適さ・・・と、何だかんだでお気に入りなのかも知れないキャセイ


加えて今回は運賃もFSCの中では最安値というおまけ付き


(なのにどんな形でもワンワールドサファイヤがあれば、最安運賃でも前方や足下の広い席も含めて事前指定無料、かつチェックイン手荷物も特典でOK・・・と、最安運賃のデメリットは無くなってしまうのが凄いところ)


 


 


そんな訳で格安エコノミーなのだが



 


 


シートは最前列という好待遇



 


 


そんなキャセイで台湾上空を通過して香港へ向かうのだが



 


 


先ほどラウンジで朝食を済ませていたこともあり、機内食は断って眠ろうかと思っていたのだが


ふと目が覚めた瞬間に「ライス ウイズ ウォーター?」と声を掛けられ、機内食を断るつもりで「ノー、サンキュー」と返したところ・・・


 


スクランブルエッグが配膳されてしまう



 


どうも寝ぼけていて「機内食を断った」つもりが「お粥じゃない方をチョイス」した格好になってしまった様子


 


まあ配膳されてしまった以上は、有り難く2度目の朝食を頂くことに


しかも相変わらずソツの無いそこそこ美味しい機内食を出してくるのがキャセイの凄いところ


 


ただお粥の事を「ライス ウイズ ウォーター」と説明されても、あまり美味しそうに聞こえないのだが・・・


 


 


結局、機内食を食べて目が覚めてしまい、香港までに映画を2本鑑賞




 


吉沢亮が30にして中学生役を演じたことが話題になっていた作品なのだが


正直、中学生役には違和感は無い反面、むしろ二十歳前後を演じている部分の方が違和感が強かった気が・・・


 


それにしても、比較的新しい作品を含め、日本映画の充実ぶりはなかなか


 


 


そしてちょうど映画を見終わった頃に香港へと到着



 


 




 



そして香港で乗り継ぎとなるのだが・・・


 



実は今回、フライトスケジュール的に「朝発→夕方着」と「昼発→夜着」の2パターンが考えられたのだが、敢えて乗り継ぎ時間を取る「朝発→夜着」というスケジュールを選択して、半日ほどだけなのだが香港に入境することに


 


まあ香港乗り継ぎはコロナ禍の時期を除き毎年一回以上は利用しているのだが、香港への入境は12年ぶり(しかもその時もニュージーランドからの乗り継ぎで半日滞在しただけ)


 


 


そして入境審査となるのだが・・・ブースは「香港居民」と「それ以外」の二種類だけ


当然、後者に並ぶことになるのだが、日本では滅多と見かけなくなったような二昔前のステレオタイプ的な中国人が多く、しかも私のすぐ後ろにいた中国人がまさにそのタイプ


割り込みを警戒してか(今時の香港でそんな訳も無いのに)隙間無く背後霊のようにビッタリ張り付いてくるわ、至近距離なのに大声で話すわ、寝間着のような服を着せた子どもは放置するわ、咳エチケットなどという概念は無いわ・・・日本に来るような中国人は随分と違った印象になってきつつあるのだが、やはり安近短の香港だとちょっと客層が違う感じなのだろう


 


但し諸々の書類を出さなければいけない中国本土からの旅行者とは異なり、日本人はパスポートを提示するだけで、何も聞かれず、スタンプ代わりのレシートを渡されて、一瞬で入境審査終了


 


 


結局、ドアオープンから小一時間を要して、ようやくエアポートエクスプレスの駅へ到着




 



但し当日往復券(片道分の運賃で当日中なら往復できる割引券)が窓口でしか売られて居らず、そこで更に時間を取ってしまう羽目に


まあ切符さえ買えれば、空港ロビーの延長で改札もない空港駅からスルッと乗り込んで、わずか20分で九龍駅まで到着






 


 


商業ビルと一体化した九龍駅




 


商業ビルと一体化しているが故に分かりにくい駅でもあるのだが・・・


 



 





 



案内標識を頼りに外へ出て




 


 


案内標識を頼りに歩いて行く




 


 


12年前の乗り継ぎ時間で訪れた、当時まだ開業したばかりだった「天際(スカイ)100」展望台のあるビルを横目に




 


更に新しく開業したスポットをお目当てに歩いて行く


 


新しいスポットの筈なのに、妙に昭和なバスターミナルや歩道橋を通り抜け(しかもバリアフリー面も昭和・・・)




 


歩道橋の上から一際目立つ建物が今回のお目当ての施設




 


 


しかし施設がある公園敷地内に入った途端、案内標識が途切れてしまい




 


 


施設は見えているのに、なかなかたどり着かない有様で




 


 


ようやくたどり着いても




 


入口が分かりにくく、結局建物を3/4周する羽目に^^;


 


 





 

で、この施設が何かというと「香港故宮文化博物館」というミュージアム


清朝伝来の宝物を所蔵・公開している北京故宮博物院(清朝の宮殿である紫禁城がミュージアムになっている)の分館のような位置づけの施設で、2022年にオープンした施設である


 


そもそも故宮博物院の宝物のうち、重要なものは中華民国が台湾に移った際に持ち出され、現在では台北の国立故宮博物院に収蔵されている(更にその分館である南院が嘉義にオープンしている)


更に大陸に残された宝物も南京にある南京博物院に所蔵されているものもあって・・・と、とにかく話がややこしい


 


 


そして更にこの香港故宮文化博物館建設の意図を巡っては以下のような事も指摘されていて・・・


 






 


こういった点は留意しておく必要があるだろうが、一方で故宮の宝物そのものの価値は普遍であり、宝物を鑑賞する機会が増えるという意味では悪いことでも無いだろう


但し宝物の価値は普遍でも、展示品の選択や展示構成にこうした意図が反映されているかも知れないという点は気をつけておかなくてはいけないだろう


 


 


まあ小難しい話はこの位にして、香港故宮文化博物館の内部へと進んでいきたい


 


但し今回は飛行機の乗り継ぎ時間や閉館時間との兼ね合いで時間が限られることもあり、まず特別展を優先して見学し、残り時間の範囲で常設展を可能な限り見学するという作戦で動くことに


 


また日によって混雑している事もあるらしいのだが、この日は特に目立った混雑はなし


一応、当日直前に台湾系の旅行サイトから日時指定のチケットを購入しておいたのだが、この日に関しては当日窓口で購入しても大丈夫だった様子


 


 


なので通常の順路(階下から上階へ上がっていくように見学する)とは逆に、先ず特別展の行われている最上階へ直行することに




 


各階の中央にこんなコリドーが設けられ、随分と開放的な印象を受ける(あくまで建物の話)


 


 


そしてテラスも設けられており、香港の風景を楽しむことも出来る






 


小難しいことを考えなければ、悪くはない施設かも


 


 






 



そして今回の特別展は「THE FORBIDDEN CITY AND THE PALACE OF VERSAILLES: CHINA-FRANCE CULTURAL ENCOUNTERS IN THE SEVENTEENTH AND EIGHTEENTH CENTURIES」(紫禁城とヴェルサイユ宮殿:17世紀と18世紀の中国とフランスの文化の出会い)というもの




 


 


まあその名の通り、仏中の交流を示す品々を北京故宮とベルサイユ宮殿の収蔵品をメインに集めた展覧会


 


で、最初のコーナーがコレ




 


乾隆帝とルイ14世がこんな形で共演


 


 


そして脇にはルイ16世も




 


中国であれば康熙帝(乾隆帝の父で先代)と乾隆帝の時代が、フランスではルイ14~16世の時代とほぼ一致する


 


 


そんな遠く離れた二つの国を結びつけていたのが宣教師




 


先に登場した王たちよりも1世紀以上前の人物ではあるが、フランシスコザビエルもその一人


 


 


外交的には目立った交流は無かったものの、彼らによったもたらされた科学技術を示すものが故宮に残されている










 


 


そして北京故宮の収蔵品としてよく出てくるのが時計




 


よく見ると




 


故宮の宝物と言えば、勝手に「中国の歴代王朝が贅を尽くした工芸品」のイメージが強いのだが、こうした科学技術に関する品や、時計などの機械ものも収蔵しているというのが、ちょっと目から鱗


勝手な想像だが、中華民国の台湾移転の段階で「中国の歴代王朝が贅を尽くした工芸品」を中心に台湾で運び出し、一方でこうした清代後半の品に価値はまだ見いだされて居らず、置いて行かれたのかもしれない


 


 


そして明らかにフランスの影響を受けた品もあり










 


やはりステレオタイプな「故宮の宝物」とはちょっとイメージが違う品も多く残されていることが伝わってくる


 


 


そして一方フランスでも、中国産の扇子などが持て囃され、ベルサイユ美術館にも一部が収蔵されている




 


 


そしてベルサイユ美術館にはこんなものも収蔵されていて




 


何とフランスで描かれた乾隆帝の肖像画


 


 


コレに関しては中国で描かれた各肖像画との比較検討が加えられており、なかなかに興味深い






 


・・・と、こんな感じの特別展


 


同時代の両国の文化的影響というメインとテーマはもちろんなのだが、個人的には先述したように「故宮の宝物」が「歴代王朝が贅をこらした工芸品」に限らず、科学技術に関するものなど、実はかなり間口が広いという事が新鮮な発見だったかも知れない



続く
Posted at 2025/02/20 19:00:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅(2025年) | 日記
2024年12月29日 イイね!

飛行機の乗り継ぎ時間に街を散策した話

クリスマスムードに包まれたスイス連邦チューリッヒ・クローテン国際空港に到着



乗り継ぎ便まで約20時間、ホテルに一泊しつつ街を散策することに

空港から中央駅までは列車で10分程と至って便利な立地

空港駅


列車



特にアクセス鉄道という訳では無く、幹線上に空港駅がある感じなので・・・特に荷物などへの配慮があるわけでは無く、というかむしろおよそ空港鉄道といった仕様では無い

中央駅まで10分程なので、階段を昇るのも怠く、自転車置き場で過ごすことに



あっという間にチューリッヒ中央駅へと到着



電車のチケットはゾーン制なので、トラムに乗り継いでも追加料金は不要・・・なので1駅だけトラムを利用(ほんの2~300m^^;)







そして今宵の宿へと到着


「スイスチョコレートホテル」という凄いネーミングのバジェットホテルで、ロビーにはチョコレートファウンテンが鎮座している

(ヨックモック風のクッキーが用意されているので、このファウンテンでフォンデュ風にコーティングして味わうことも出来る)


エレベーターもこんな感じ



でもお部屋は落ち着きのあるインテリア


まあそうは言ってもバジェットホテルなので、基本は寝るだけ
(だけどお値段はスイスプライス・・・オフシーズンでもなかなかの金額)


水回りはこのクラスのホテルにしては悪くない






時間が時間なので、夕食を求めて街へと繰り出すが・・・



オフシーズンという事もあってか、街はガランとしている



近隣を一回りして、目についたドイツ風(?)のビアレストランの暖簾をくぐることに




普段は痛風が怖くてビールは避けているのだが、ここは旅先特例でゴクッと・・・



ビールのお供はスイスらしくロスティ(ハッシュドポテトをベースにチーズ等でグラタン風に仕立てたもの)をチョイス



痛風が怖いと言いながらお替わりまで・・・






そして翌朝、早くに目が覚めたので(年取った?)市内散策へ出発
とは言え、早朝で何か観光施設が空いているわけでも無く、ただの完全なお散歩

なので写真の羅列だけで・・・











そうこう歩いているうちに、川幅が広がってきて



チューリッヒ湖へと到達



湖畔のフェリー乗り場を覗いてみると


ここのフェリーは基本的に公共交通ではあるのだが、観光客の利用も想定したクルーズ路線も兼ねたコースで運航されている様子
しかも基本的には公共交通なので、当然冬場でも当たり前のように運航され、しかも料金は公共交通扱い(電車と共通のゾーン券で乗船できる)という有り難いシステム

折角なので、このフェリーでクルーズしてみることに決定





但しフェリーの出発時刻まで余裕があったので、一旦ホテルへと戻って朝食とチェックアウトを済ませることに

ホテルまでの道のり





そしてホテルへと帰還



客室に戻ると、窓の外にこんな光景が



目の前のビルから、ケーブルカーが走行中

何せスイスは氷河に削られた荒々しい地形・・・
そのため街中でも結構な坂があったりするのだが、その対策として街中にこんなケーブルカーが点在しているのである

ちょっと乗ってみたくもなったのだが、フェリーの時間と空港へ戻る時間を考えるとちょっと厳しく、今回はパス


そしてホテルの朝食


良くも悪くも典型的なスイス風の質素な朝食





ホテルのチェックアウトを済ませ、再び出発





ちょっと寄り道をして



古代ローマの砦跡でもあるリンデンホフの丘を経由



ちょっと高台なので、チューリッヒ中心部を見下ろすことが出来る



そしてまだ眠ったままの繁華街を通り抜けて






再びチューリッヒ湖のフェリー乗り場へと到着

そして窓口で切符を購入して乗船なのだが、あくまで公共交通なので、1時間半のクルーズがなんと4.6スイスフラン(日本円なら800円程)
スイスの物価から考えると信じられないほどの格安料金
しかも実は今回空港から市街地までの往復に24時間有効のゾーン券を買っていたのだが・・・最初からフェリーに乗ることが判っていれば、それを含めたゾーン券を買っておけば更にお得だった筈・・・


そして乗船




船の行き先表示が「ショートクルーズ」となっているのだが、今回の行程はこんな感じで湖をくるっと回ってくるコース



上の地図だけを見ると「どこがショートなの?」と思われるかもしれないのだが・・・


チューリヒ湖そのものは細長くまだまだ続いているのである
(なおロングコースのクルーズもあるのだが、今回は空港へ戻る時間が決まっている関係でショートコースを選ばざるを得なかった次第)


そして寒さは覚悟の上で最上階のオープンデッキに座席を確保(船内は自由席)


やや寒いのは確かなのだが、気持ちの良いパリッとした空気、そして日焼けをあまり気にしなくて良いこともあり、外の席を選んだ次第
(あと最悪寒くなってきても、室内に逃げ込めば良いだけで、更に言えばお手洗いも完備している船なので、そういう意味でも安心できるのである)


そして出港



朝から散々歩いてきたチューリッヒ中心部を眺め



こんな景色の中へと進んでいく



アップで見てみると、如何にもスイスな感じの光景



漁民?に手を振りつつ



生活航路としての側面もあるので、湖畔の集落に細かく立ち寄りつつ航行




折り返し地点で湖を横断し



更に反対側の岸の集落に寄りながら復航




このあたりまで来ると、流石にオープンデッキの寒さに耐えられなくなってきて、室内へと避難


室内は室内で、グラスエリアが広いこともあり、暖かな日差しが差し込んできて、なかなか居心地の良い空間


そしてチューリッヒ中心部の港へと戻ってくる



ちなみにこのクルーズ・・・特に何か目玉となるハイライトがあるわけでも無く、船内のカフェでお茶やお酒を楽しみつつ(オープンデッキに居ても、巡回しているギャルソンにお願いすれば席まで届けてくれる)、スイスらしい自然景観に溶け込んだ人の営みをのんびりと眺め・・・と、そんなノホホンとしたクルーズ
(個人的にはこういうクルーズは結構好きなのだが、やはりコレと言ったわかりやすい目玉が無いので、日本人の場合、人を選ぶ感じになってしまうかも知れないかと)





そして再び陸地を踏んで



市街中心部へと戻っていくのだが



観光施設も開いている時間になってきているので、一カ所だけ観光スポットに立ち寄ってみることに

フラウミュンスターという教会



但しココは完全に観光地化されている教会で、入場料も設定されているような場所
しかも日本語のパンフレットまで用意されているような、典型的な観光地


教会の内部



で、ここの教会の目玉は

このステンドグラス



一部分をアップで


お気づきの方もいらっしゃるかも知れないのだが、このステンドグラス・・・なんとシャガールの作品


こんな空間でのんびりとひとときを過ごし




時間を見計らってチューリッヒ中央駅から空港へと向かうことに



こうして飛行機の乗り継ぎ時間を利用したチューリッヒ散策は終了


<おわり>


「チューリッヒ経由でどこへ行ったんだよ、オイ!」などと突っ込まれそうなのだが・・・その辺の話は改めてということで^^;
Posted at 2024/12/29 18:40:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅(2023年) | 日記
2024年10月15日 イイね!

田辺市内を散策した話

朝、羽田空港で腹ごしらえ


最近、第一ターミナルでのお気に入りはこの蕎麦屋
味がどうのこうのというより、悪く言えばボサボサな食感が音威子府っぽくてちょっとお気に入り^^;





そしてランプバスの不足(車両なのか運転手なのかは不明)のために搭乗開始が遅れてしまう



そして離陸までの待ち時間も長かったのだが、離陸してしまえば1時間ほどでリゾート風の目的地近くへ到達



こうしてみると伊豆諸島っぽい雰囲気もある






そして「熊野白浜リゾート空港」という壮大なニックネームのついた白浜空港へ到着


名前負けかと思いきや、小綺麗なターミナル内に小規模ながらリゾート感感じる空間を設けたり、わざわざ観光案内所やバス発着場を別棟に集約して旅の出発点感を演出するなど、意外と「リゾート空港」を演出しているのが面白いところ
そして何より駅と海岸の中間という絶好の位置に空港があって、白浜町内の主要観光地なら大概車で10分程度という立地も「リゾート空港」の名に恥じない部分かも知れない


そしてこんなバスで出発


白浜空港発、紀伊田辺駅、本宮大社経由の新宮駅行きという観光色の強い長距離路線バス


しかし白浜市街を抜けていくうちに


乗客はどんどん下車していってしまい、どうも短い区間で頻繁に乗客が入れ替わっていく感じ

しかしこのバス、不慣れな外国人観光客が我先に出口へ殺到して両替だHow muchだの混乱して時間が掛かる上に、その後ろに続く日本人客はQRコード決済を利用しようとするもバス停によっては電波が悪くて支払いがなかなか進まないという有様で、どんどんどんどんと遅延が大きくなっていくという有様(ICカードの偉大さが判る気がする)






そして渋滞も無いのに大幅に遅延して紀伊田辺駅へと到着



駅前には弁慶像が鎮座


ここ田辺が弁慶ゆかりの地である(とされている)事は今まで知らず・・・


そんな訳で、急遽駅近くの弁慶ゆかり(とされている)の地を散策コースに追加することに

駅から数分歩いて、その弁慶ゆかり(とされている)地に到着



闘鶏神社という神社で、上の写真右手にも写っている参道が伸びているのかと思いきや・・・


これは道路では無く、流鏑馬用の馬場なのだとか
言われてみると確かに馬場なのだが、道路だと思う人も多く(というか言われないとそう思うかと)、バイクで乗り入れる人も居るようで注意喚起がなされている


そして馬場に面した鳥居から参拝




で、どうして「闘鶏」神社なるユニークなネーミングなのか、あるいはなぜ「弁慶ゆかりの地(とされている)」なのかと言った部分なのだが・・・

境内の弁慶父子像の説明書きによると


弁慶は熊野水軍の頭の息子であり、源平合戦の際に熊野水軍の頭である弁慶の父が源平どちらに与するかを決めるために闘鶏を行ってその勝敗を見て源氏方への参戦を決め、源氏の勝利に結びついた・・・という事らしい

まあこうしたエピソードや弁慶の出自(というか弁慶そのものも)については殆ど後世の物語によるもので、史実としての裏付けがある話では無いらしいのだが、こうした説話があったという事は今回初めて知ったところ





そして次なるスポットへ向けて田辺市内を歩いて行く

田辺市内の光景




そして田辺市内で目についたのがこの2人のポスター

※選挙前でもあるので、人物や名前については暈かしを入れています

この地域は最近ニュースで話題になっている和歌山2区
保守分裂になっており、その2名(保守系候補)のポスターがあちこちに貼られており、ポスターの貼付状況だけをみると拮抗しているのかなという印象を受ける

一方で私が歩いていた範囲で、この2名以外の候補者のポスター等を目にすることは無く、他の候補の存在感が感じられないとも・・・
もしこの保守分裂の状況で漁夫の利を得る候補があったとしても、それが地域で支持が広がっていない候補だったりすると、それで地元のためになるのだろうか・・・などと考えてしまうところ(※私が見た範囲での個人的な感想です)


そんな事はさて置き、更に歩き






住宅街の中のこんなスポットに到着


実はこれ、粘菌の研究で知られる在野の生物学者・南方熊楠の旧宅ならびに、併設された南方熊楠顕彰館という施設


先ずは旧宅から(入場料は顕彰館で支払う必要があるため、どちらにせよ先に顕彰館を尋ねる必要がある)


実際の研究や居住に用いられたスペース



収集したサンプルや機材を収納した蔵


基本的に建物内には立ち入れず、縁側から覗き込む方式
・・・なのだが、緑豊かな庭もあって、蚊の大群に襲われ、ゆっくりと見学することは困難


そして南方熊楠顕彰館(立派な建物だがこちらの入館無料)




基本的に南方熊楠の研究資料や蔵書を収納しつつ、その業績を研究するための研究施設という色合いが強い様子



しかしロビーの一角にその生涯を紹介する展示コーナーなども設けられている


とは言え、その生涯をステージ毎に必要十分なボリュームで纏められており、無料にしてはクオリティの高い展示なのではないだろうか

あと日差しの強い中の散策なので、冷房の効いて、しかも綺麗なお手洗いもある館内で一息つけるのも有り難いところ





そして扇ヶ浜で太平洋を眺めて一休みして



台場跡を眺めて(写真の建物は教会なのだとか)






川沿いのこんな公園へと到着


公衆便所が妙に城郭風なのだが・・・実はここが田辺城の城跡
とは言え、田辺城主は紀州藩の御付家老でもある安藤家で石高は3万8千石とそこそこの家格
従って、元々の城跡は広大であり、この公園は田辺城の本当の端の端に過ぎず、今では城跡の殆どは住宅地に飲み込まれてしまっている

本来はこの住宅街のやや左奥に大手門があったとのこと



で、この公園は田辺城の端っこの川沿いのごく一部なのだが、公園の片隅にこんな遺構が現存している


これは川の河口近くに設けられた田辺城の水門跡の遺構


もう少し近づいてみると、門扉があった場所がハッキリ判り、扉の軸石(?)も残っている



但し現在は城跡の外側を高架で道路が通っており、川までの距離は遠くなってしまっている


当時はこんな建造物は無く、水門から直接川へ船を出せたのだろう


川側から振り返って



公園部分に作られた塀がやや無粋ではあるのだが、この上の部分が児童公園である以上、転落等に対して安全は担保しなければならないのだろう





こうして田辺城址の見学を終え

水門が隣接する川を渡り



漁港を歩き



こんな狭道へと進み



切り通しを抜けて進んでいくと






天神崎へと到着


ここへ来るのは初めてでは無いのだが・・・
そもそも関西在住の頃、私にとって紀伊半島はドライブコースであり、海岸沿いのスポットは大凡訪問済みなのだが、車であるが故に密度の粗い訪問しかしていなかったのが実情

ましてやこの狭道を通ってとなると、車を運行することやどこに車を止めるのかといった事ばかりに気をとられてしまい、ここに至る風情ある道のりや、海岸の風景などに目をやる余裕がなかったこともあり、じっくり訪問するのは初めて


最近は「日本のウユニ塩湖」として売り出し中の様子



対岸には今宵の宿も



そして潮の関係で灯台のある丸山まで歩けそうなので



磯を歩いて島の反対側まで回ってみる



ここからは対岸に白浜の有名ホテルが・・・(詳しくはまた改めて)


しかしココ・・・徒歩で来ると自由に動ける反面、日陰が少なく意外と過酷かも





そして更にこの狭道を歩いていくと、防波堤上を歩く道への分岐点があり



防波堤の上を通って元島という島まで歩くことができる



元島には元嶋神社という神社があり、元々離島だったこともあり、参道は海上ルートとなっており、海の中に鳥居が立っている(規模は全く小さいが厳島神社のような形態)


少し角度を変えて、本土との位置関係を見てみるとこんな感じ


右手のホテルのある部分が本土で、矢印の所に海上鳥居、そしてこんもりとした田所島という小島があって、左側が社のある元島


今回は裏手の防波堤上から元島へと到達し、元嶋神社を参拝




と、ここで紀伊田辺散策はタイムアップ

バスの時間を見計らって、最寄りのバス停まで行き、田辺駅行きの龍神バスを捕まえる

バスは数分遅延してきたのだが、運行状況がリアルタイムで見られるので安心して待っていられる


・・・というか、バス停近くに日陰が無かったので、日陰に隠れながら画面でバスの接近を確認しつつ待機していたのだが

なおマイクロバスには他の乗客はおらず、終始貸切状態





そして紀伊田辺駅構内のセブンイレブンで飲料水などを買い込んで、シャトルバスで今宵の宿へと向かう



東急系の会員制リゾートで、恒久的な利用者のマンション棟と、タイムシェア利用者のホテル棟に分かれている宿(大浴場やプールなどの施設は共用)
そしてホテル棟に東急不動産に持ち分があるのか、あるいは空室の運用なのかは判らないが、一般向けにもある程度開放されており、そちらを利用

ここの系列は元々が会員制という事もあり、個人客が主体で、かつファミリーも多いのだが基本的に弁えた人たちであり、一方でやかましい外国人やツアー客が少ないという落ち着いた客層が魅力だと思っていて時々利用している

・・・のだが、何故か明らかに場違いなクラブツーリズムご一行様が滞在していてそこだけ明らかに浮いているのである(苦笑
宿側の事情でこんなツアー客まで受け入れないといけないほど利用率が低いのか、あるいはツアー側の事情で白浜エリアの衰退で居抜き系格安ホテルばかりになってしまいツアーで使えるような宿が無くなってしまい場違いな所でも利用せざるを得ないのか・・・


それはさて置き、元々がタイムシェアゆえの滞在型向けの広めの客室も有り難いところ



部屋のベランダからのオーシャンビュー


南方熊楠の研究フィールドとして有名な神島も一望できる(右側の2連の離島)


バブリーな時代を感じるインテリアではあるが、そこは東急の資本力がなせる技なのか、水回りの設備などは適宜入れ替えられており快適







そしてヌルヌルの温泉を満喫してからディナータイム

個人的に東急系列のホテルの洋食は高く評価していた(過去形)ので、今回も洋食をチョイス





元々会員制で個人客主体の落ち着いたレストランということもあって、ツアー客が明らかに場違いな感じになってしまっているのはさて置き・・・

最近感じていたことではあるのだが、コロナ禍を経て東急系列のホテルレストランの味が明らかに落ちてしまった感じなのが残念なところ
(他の東急系施設でもそんな感じで・・・例えば宮古島などは継続的に利用していることもあって、その変化が明確に判ってちょっと悲しいところ)

しかしパンが美味しく、オリーブオイル(今ではすっかり高級品)を添えてくれるという部分は変わっておらず、ちょっと安心


そして朝も早かったので、早々に就寝

翌朝はツアー客が慌ただしく出て行った事を見計らってから、ゆっくりとレストランへと向かう(バイキング形式)


練り物の天ぷらや豆腐など、ご当地ものを適宜取り入れつつ品数も豊富、何より熊野米のご飯が美味しいのがポイント大かも知れない
あと遅い時間であっても、適宜バイキングをきちんと補充してくれるのも有り難いところ


そして腹ごしらえも済んだところで・・・続きは白浜編でまた改めて
Posted at 2024/10/15 00:17:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅(2024年) | 日記

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何シテル?   05/24 16:23
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