クリスマスムードに包まれたスイス連邦チューリッヒ・クローテン国際空港に到着
乗り継ぎ便まで約20時間、ホテルに一泊しつつ街を散策することに
空港から中央駅までは列車で10分程と至って便利な立地
空港駅
列車
特にアクセス鉄道という訳では無く、幹線上に空港駅がある感じなので・・・特に荷物などへの配慮があるわけでは無く、というかむしろおよそ空港鉄道といった仕様では無い
中央駅まで10分程なので、階段を昇るのも怠く、自転車置き場で過ごすことに
あっという間にチューリッヒ中央駅へと到着
電車のチケットはゾーン制なので、トラムに乗り継いでも追加料金は不要・・・なので1駅だけトラムを利用(ほんの2~300m^^;)
そして今宵の宿へと到着
「スイスチョコレートホテル」という凄いネーミングのバジェットホテルで、ロビーにはチョコレートファウンテンが鎮座している

(ヨックモック風のクッキーが用意されているので、このファウンテンでフォンデュ風にコーティングして味わうことも出来る)
エレベーターもこんな感じ
でもお部屋は落ち着きのあるインテリア
まあそうは言ってもバジェットホテルなので、基本は寝るだけ
(だけどお値段はスイスプライス・・・オフシーズンでもなかなかの金額)
水回りはこのクラスのホテルにしては悪くない
時間が時間なので、夕食を求めて街へと繰り出すが・・・
オフシーズンという事もあってか、街はガランとしている
近隣を一回りして、目についたドイツ風(?)のビアレストランの暖簾をくぐることに
普段は痛風が怖くてビールは避けているのだが、ここは旅先特例でゴクッと・・・
ビールのお供はスイスらしくロスティ(ハッシュドポテトをベースにチーズ等でグラタン風に仕立てたもの)をチョイス
痛風が怖いと言いながらお替わりまで・・・
そして翌朝、早くに目が覚めたので(年取った?)市内散策へ出発
とは言え、早朝で何か観光施設が空いているわけでも無く、ただの完全なお散歩
なので写真の羅列だけで・・・
そうこう歩いているうちに、川幅が広がってきて
チューリッヒ湖へと到達
湖畔のフェリー乗り場を覗いてみると
ここのフェリーは基本的に公共交通ではあるのだが、観光客の利用も想定したクルーズ路線も兼ねたコースで運航されている様子
しかも基本的には公共交通なので、当然冬場でも当たり前のように運航され、しかも料金は公共交通扱い(電車と共通のゾーン券で乗船できる)という有り難いシステム
折角なので、このフェリーでクルーズしてみることに決定
但しフェリーの出発時刻まで余裕があったので、一旦ホテルへと戻って朝食とチェックアウトを済ませることに
ホテルまでの道のり
そしてホテルへと帰還
客室に戻ると、窓の外にこんな光景が
目の前のビルから、ケーブルカーが走行中
何せスイスは氷河に削られた荒々しい地形・・・
そのため街中でも結構な坂があったりするのだが、その対策として街中にこんなケーブルカーが点在しているのである
ちょっと乗ってみたくもなったのだが、フェリーの時間と空港へ戻る時間を考えるとちょっと厳しく、今回はパス
そしてホテルの朝食
良くも悪くも典型的なスイス風の質素な朝食
ホテルのチェックアウトを済ませ、再び出発
ちょっと寄り道をして
古代ローマの砦跡でもあるリンデンホフの丘を経由
ちょっと高台なので、チューリッヒ中心部を見下ろすことが出来る
そしてまだ眠ったままの繁華街を通り抜けて
再びチューリッヒ湖のフェリー乗り場へと到着
そして窓口で切符を購入して乗船なのだが、あくまで公共交通なので、1時間半のクルーズがなんと4.6スイスフラン(日本円なら800円程)
スイスの物価から考えると信じられないほどの格安料金
しかも実は今回空港から市街地までの往復に24時間有効のゾーン券を買っていたのだが・・・最初からフェリーに乗ることが判っていれば、それを含めたゾーン券を買っておけば更にお得だった筈・・・
そして乗船
船の行き先表示が「ショートクルーズ」となっているのだが、今回の行程はこんな感じで湖をくるっと回ってくるコース
上の地図だけを見ると「どこがショートなの?」と思われるかもしれないのだが・・・
チューリヒ湖そのものは細長くまだまだ続いているのである
(なおロングコースのクルーズもあるのだが、今回は空港へ戻る時間が決まっている関係でショートコースを選ばざるを得なかった次第)
そして寒さは覚悟の上で最上階のオープンデッキに座席を確保(船内は自由席)
やや寒いのは確かなのだが、気持ちの良いパリッとした空気、そして日焼けをあまり気にしなくて良いこともあり、外の席を選んだ次第
(あと最悪寒くなってきても、室内に逃げ込めば良いだけで、更に言えばお手洗いも完備している船なので、そういう意味でも安心できるのである)
そして出港
朝から散々歩いてきたチューリッヒ中心部を眺め
こんな景色の中へと進んでいく
アップで見てみると、如何にもスイスな感じの光景
漁民?に手を振りつつ
生活航路としての側面もあるので、湖畔の集落に細かく立ち寄りつつ航行
折り返し地点で湖を横断し
更に反対側の岸の集落に寄りながら復航
このあたりまで来ると、流石にオープンデッキの寒さに耐えられなくなってきて、室内へと避難
室内は室内で、グラスエリアが広いこともあり、暖かな日差しが差し込んできて、なかなか居心地の良い空間
そしてチューリッヒ中心部の港へと戻ってくる
ちなみにこのクルーズ・・・特に何か目玉となるハイライトがあるわけでも無く、船内のカフェでお茶やお酒を楽しみつつ(オープンデッキに居ても、巡回しているギャルソンにお願いすれば席まで届けてくれる)、スイスらしい自然景観に溶け込んだ人の営みをのんびりと眺め・・・と、そんなノホホンとしたクルーズ
(個人的にはこういうクルーズは結構好きなのだが、やはりコレと言ったわかりやすい目玉が無いので、日本人の場合、人を選ぶ感じになってしまうかも知れないかと)
そして再び陸地を踏んで
市街中心部へと戻っていくのだが
観光施設も開いている時間になってきているので、一カ所だけ観光スポットに立ち寄ってみることに
フラウミュンスターという教会
但しココは完全に観光地化されている教会で、入場料も設定されているような場所
しかも日本語のパンフレットまで用意されているような、典型的な観光地
教会の内部
で、ここの教会の目玉は
このステンドグラス
一部分をアップで
お気づきの方もいらっしゃるかも知れないのだが、このステンドグラス・・・なんとシャガールの作品
こんな空間でのんびりとひとときを過ごし
時間を見計らってチューリッヒ中央駅から空港へと向かうことに
こうして飛行機の乗り継ぎ時間を利用したチューリッヒ散策は終了
<おわり>
「チューリッヒ経由でどこへ行ったんだよ、オイ!」などと突っ込まれそうなのだが・・・その辺の話は改めてということで^^;