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NEOCAのブログ一覧

2025年08月11日 イイね!

吉野家でランチを食べた話?

成田空港からこんな飛行機に搭乗


それにしてもここの航空会社のセキュリティはかなり謎で・・・テロ対策と称してゲートで抜き打ちチェックが行われるものの、南アジア系と覚しき係員が人の良さそうな日本人だけを捕まえて、早口の英語で捲し立てて鞄を開けさせるだけ(中身は見てもいない)という謎セキュリティ。
で、文句を言わないと思っていた日本人が反撃に転じ、流暢な英語で詰め寄られ・・・最後は両手を挙げて「ワタシ ニホンゴ ワカリマセ~ン」(何故かここだけ日本語)などと開き直り始めるカオスさ。
これでは全くセキュリティの意味もなして居らず、もう少しキチンとしたセキュリティ会社を使えば良さそうなものを・・・


で、今回は・・・というか今回もエコノミークラス。


で、搭乗したは良いものの、先ほどのセキュリティのトラブルなのか何なのか、スポットを離れるまでに1時間以上の機内待機。


ようやく離陸して、お待ちかねのディナータイム。まあ機内食なのだが・・・


「パスタ or チキン」の選択肢で、機内食のパスタに良い印象が無いという消極的理由でチキンを選ぶと、「チキンカツカレー」が配膳される。
まあ成田積み込みの機内食なので、味の方は悪くない。





そして目的地には2時間ほど遅れて到着。

※一部生成AIによる画像処理あり


意外に、と言っては何なのだが、なかなあ近代的な空港。


規模的には宮古空港くらいのサイズ感・・・しかし歴とした首都空港。
しかしこのコンパクトさ故に、預け入れ手荷物があるにもかかわらず、ドアオープンから入国審査・税関を経てランドサイドに出るまでまで15分程という驚異的にスムーズな流れ。


ホテルまでの送迎車をお願いしていたのだが、2時間のディレイにも関わらず笑顔で迎えてくれたドライバーさんに感謝しつつ、高速を爆走し首都を目指す。


高層マンションやカルフールなどもある車窓を眺めながらホテルへと向かう。

空港から40分、しかもドアオープンから1時間も掛からずに首都中心部のホテルへと到着。


首都の一等地にあるほぼ唯一の外資系ホテル。
しかし日本で言えばパレスホテルのような立地にも関わらず、何故か「ベストウエスタン・プレミア」ブランド。
但し実はこれ、非常に「正直」なブランディングで・・・ハッキリ言ってしまえば、立地はともかくクオリティ面は正に「名は体を表している」といった感じ。


客室はコンパクトながら、見晴らしの良い角部屋。



で、窓からは政府宮殿とその前に広がる広場を一望、というか見下ろす感じになっている。


一国の中枢を外資系ホテルから見下ろすなどと、セキュリティ的にこれでOKなのかな・・・と心配になってしまう。





時間も時間なのだが、ちょっと空腹を覚えたのでホテルのバーへ。


但しもうキッチンがクローズしており、ローカルなお酒を軽く味わっただけに終わる。


ちなみにこんなお酒。


「シグデリ」という牛乳ウォッカなのだが、無色透明のすっきりしたウォッカなのに、後味が妙に牛乳臭くて驚き。個人的にまあ悪くはないとは思うのだが、やや人を選ぶかも知れない。
なお後で知ったのだが、この国ではロック、ソーダなどの飲み方を尋ねる習慣が無いらしく必要があれば、こちらから事前にこちらからオーダーする必要があるとのこと。なのでこの時は何も聞かれず、お猪口に入ったストレートをウォッカをポンと渡されてちょっと面食らってしまう。





そして翌朝、客室からの眺め。


この政府宮殿とその前のスフバートル広場は、この国の中心と言うこともあり、かなり賑わう観光地ではあるのだが、朝のうちであれば人も殆ど居ない様子。

この国の治安状況は今ひとつ掴み切れていないところはあるのだが、人は居なくても、政府宮殿の真ん前を手ぶらで散歩する分には大丈夫だと判断し、朝食前に散策開始。



政府宮殿と革命の英雄スフバートル像



そして政府宮殿正面には何やら銅像が・・・



この国のシンボルでもあるチンギス・ハーン像


元々は広場のネーミングにもなっている革命の英雄スフバートルと、スターリンと組んでこの国の独立に尽力したチョイバルサン、この2名をエンバーミング保存していた廟が、政府宮殿前に存在していたのだが、民主化の進展で火葬のうえ廟は撤去され、このチンギス・ハン像が設置されたのだとか。

そして朝のうちであれば、こうして順番待ちも無く、真正面から像を眺めたり撮影したり出来るのだが、後で通りかかったときには長蛇の列が出来ていた。
近隣ホテル滞在のメリットを活かして、やはり朝のうちに散策するという選択が正しかったようだ。


そしてホテルへと戻り朝食バイキング


基本的にこの国は野菜を食べるという習慣があまり無いようなので、野菜は食べられるところで食べておこうという作戦。
(あるモンゴル人など「ドレッシング?・・・は?、何それ?、貴方は服を食べるの?」などと言い出す始末で、如何にこの国で野菜を食べる文化が無いのかヒシヒシと感じることになるのだが・・・)





そして朝食後、本格的にウランバートル中心部の散策を開始。

先ほどのチンギス・ハン像に出来ている長蛇の列を横目にスフバートル広場は素通り・・・と思っていたのだが、広場の一角で何だか面白そうなイベントが行われており、ちょっと寄り道。

日本ではまず見ることの無い、旧東側のクラシックカーのオフ会(?)が行われており、クラシックカーオーナーが次々と乗り付け、ギャラリーも集まって、なかなかの盛況。






働く車も多数




市内に架線は張り巡らされているものの、走っている場面を見たことがないトロリーバス。



流石にココはもしかしたら現役のバスの待機場だったのかも・・・


と言うか、案内も無く、もし有ったとしても言葉もわからず、スラブ文字など読めもしない有様なので、そもそもこれがどういうイベントだったのかは不明。
ステージなどもセッティングされており、ただのオフ会とは思えないような規模なのだが、コレが何だったのかは全く不明。





そして市内散策を再開・・・と、言いたいところなのだが、実はこの段階で全く現金を持って居らず、先ずはATMを求めてBANKらしい建物に入ってみるのだが・・・


内部は銀行と言うよりも、如何にも企業のオフィスといった感じで、受付のお姉さんに「ATMは無いわ」と言われてしまう。

その後もあちこちATMを探し回るのだが・・・なかなか見つからず。
そして何故か「CASHMERE」という文字を見て、「CASHというのだから両替所が何かかもしれない」と訳のわからない勘違いをして突入してしまう有様。(※CASHMERE=カシミア)


最終的にトヨタの看板のあるビルでようやくATMを発見。(しかも実はホテルの真横)


ただモンゴルのATM・・・一回あたりに引き出せる上限金額が日本円で8千円程度低めなのでと何かと面倒。
※ATM利用毎にチャージが掛かるタイプのカードだと目くじら立てる事になるのだろうが、私の場合その辺りも織り込んで都度チャージの掛からないカードを持っているのでまあ問題なし)
※また結論から言うと、地方も含めてクレジットカードの通用度が高い国なので、手元に数千円の現金があれば何とかなる、というのもまた然り)






そしてようやく市内散策を再開



妙にエキゾチックなコスチュームのマルコ・ポーロ像を眺めて



妙に頑張っている感のあるデザインのビルを横目に



次の目的地へ到着


しかしここは裏側・・・


横門や


空港をイメージしたレストラン(?)などを眺めながら



ぐるっと回って正面へと到着


ここはチョイジンラマ寺院博物館という施設なのだが、20世紀始め、共産主義政権に移行する前段階で化身ラマを頂く立憲君主制だった時代に皇族の寺院兼宮殿として立てられた建物。
ちなみにラマのメインの寺院兼宮殿は共産主義政権下で破壊され、先ほど訪れた政府宮殿やスフバートル広場がその跡地との事。

残念ながら内部の写真撮影は出来ないのだが、チベット密教の流れもあり、真言宗寺院や吉野の金峯山寺にも通ずる雰囲気なのだが、やはり日本と比べるとかなり煌びやかな感じだろうか。そして何故かそこはかとなく天平の雰囲気も併せ持っているのが不思議なところ。
また寺院だけでなく、宮殿という側面もあることから、ラマの御座所などあるのが特徴かも知れない。

一応、門前に貼ってあったパンフレットを写した写真だけ・・・







そして再び散策を再開するのだが・・・ここでwhatsappに連絡が入り、この先でちょっと寄り道をすることに。


先ずは味のある中央郵便局兼電電公社(?)ビルを横目に



ウランバートルのメインストリート(?)と覚しき道を歩いて行く



途中でユニクロの看板を見かけたのだが・・・


何故かH&Mも一緒になっていたりして、色々と謎。
おそらくパチものの類いでは無く、ユニクロやH&Mの商品を輸入して販売している店舗だと思われるのだが、中に入って確かめるには敷居の高い小さな店だったので、素通り。


社会主義時代から残って居るであろう味のある建物を眺めつつ



国営デパートへと到着


建物は共産圏の国営デパートらしい厳めしい雰囲気の外観ではあるのだが、駐車場はトヨタ車(しかも日本の中古の右ハンドル車ばかり)で埋め尽くされるほど賑わっている。しかも一階にはペッパーランチの店舗が見えていて、気分的な敷居は低い。


で、内部は・・・


何というか、日本の地方都市の駅前にあるデパートと言った感じ。


そしてエスカレーターは関西方式(笑)



生活用品コーナー


カメラコーナー


キャンプ用品コーナー


と、まあそれこそ地方の駅前デパートくらいの品揃え。


そして1階にはスーパーマーケットが入っており


圧倒的に韓国製品のシェアが高そう。
(というか、この国は韓国製品が本国仕様のまま(つまりハングル表記のまま)売られているケースが圧倒的に多い。)


しかしこんなコーナーもあって


日本円にすると約¥170均一のコーナーということになり、意外とお安い感じ。


そしてお酒コーナーには・・・


昨日ホテルのバーで飲んだ牛乳ウォッカ「シグデリ」をはじめ、ヤク乳酒やヤク乳ウォッカなど、ローカルなお酒も色々と揃っている。

基本的にはスーパーマーケットなのだが、やはり首都の伝統ある百貨店内の店舗と言うことで、後から振り返ってみると他のスーパーと比べて高級な品揃えになっており、お酒に関しては空港免税店クラスの品揃えと言っても過言では無い感じ。
ちなみにこの国の他のスーパーは、コストコ・・・とまでは行かないまでも、都市部の昔のトポス程度の規模のホールセール店と、ローカルエリアのコンビニに毛が生えた程度の店舗にキッチリ分かれる感じ。
ただしお酒に関しては一般的な国産穀物ウォッカや国産ビール、韓国系チューハイがメインで、こうしたローカルスペシャリティを揃えているのは百貨店内の店舗か空港免税店くらいだろうか。


とは言え、まだ散策は続くうえ、まだモンゴルの旅は始まったばかり。お酒を買い込むのは早すぎるので、何か喉を潤すものを・・・と思ったのだが、レジが長蛇の列なので諦めて、近くの韓国系コンビニでローカルな炭酸飲料を購入。


ちなみにこの国のコンビニはCUがGS(どちらも韓国系)ばかりで、商品も半数以上が韓国向けのものをそのまま売っている感じ。





そして先ほどwhatsappで連絡のあった某所に立ち寄り。

如何にもな旧共産圏集合住宅の中の事務所へとご挨拶。



殺風景な建物とは正反対で、距離感がバグったようなモンゴル人の歓待にちょっと驚き。
(何というか、モンゴル人はとにかく距離感が近く、昔クラスに一人は居たような「やたら距離感が近く、妙に馴れ馴れしい同性のクラスメイト」的な距離感で標準なのである。)





で、実を言うと、この先に見所スポットがあるのだが・・・
ただ周囲をグーグルマップなどで見る限り、路地の入り組み方や密集度合いなどスラムっぽい雰囲気もあり、このまま徒歩で散策を継続して良いのか躊躇していたのである。
しかし先ほど、事務所でモンゴル人に確認したところ、特に問題は無いとのことで、このまま徒歩で散策を継続することにした次第。


中央分離帯のこんな歩道を歩いていくと



遠くに目的地が見えてくる



こんな門をくぐり



こんな敷地へと進んでいく


ここはガンダン・テクチェンリン寺という寺院で、18世紀に建てられ、モンゴル仏教の僧侶養成の総本山としての役割をになっている寺院。


なので、敷地内にはそんな僧侶養成大学が大々的に建っている。



但し観光客には縁の無い施設なので、ここの寺院の目玉でもある全長25mという巨大な観世音菩薩像が安置されているお堂へ。


ただ残念ながら写真撮影は出来ず、パンフレットにも仏像の頭部の写真しか掲載されて居らず、お見せできるような画像は無さそう。
とは言え、このサイズ感の建物に全長25mの仏像が収められているとなるとなると、かなり見上げるような形になってしまう。

なお共産主義政権下では宗教は弾圧され、僧侶は粛正され、この仏像もソ連に持ち去られてしまったのだが、後年に返還されたという歴史もある。
ただこんな巨大な仏像、どうやって持ち出して、どこで保管していたのだろう・・・


なおこの寺院の画像はないのだが、何だかデジャブを感じるものがあって・・・記憶を手繰ると、秋田県の「赤田の大仏」


床面積の狭い建物に背の高い仏像を安置して見上げるように参拝する・・・少し例えがローカル過ぎる気はするのだが、判る方には判るかと・・・(苦笑
※なお赤田の大仏は全長9m程なので、実際のサイズは更に3倍近いサイズ感という事になる。


で、参拝を終えて、ここから市街地へショートカットする無舗装道があるのだが、ここが地図で見る限り特にスラムっぽいエリア。



ただ現地を歩いている限り、確かに街の雰囲気は・・・なのだが、観光客も多く歩いており、日中ならまあ問題はなさそう。





そして無舗装路を抜けると、妙に派手な寺院とホリデーインという妙な組み合わせが目に飛び込んでくる。


ここのホリデーインも宿泊先の有力候補だったのだが、現地の治安状況が今ひとつハッキリしない事もあって、中心部のベストウエスタンを選択した次第。
※結論から言うと、ホリデーインでも良かったのだが


そして大通りを歩き


頃合いを見計らって脇道に逸れて


賑わいのあるエリアを歩き


社会主義時代の名残を感じながら歩き







広場の一角のこんな建物へと到着。


ここはザナバザル美術館という仏教美術にフォーカスした美術館。
とは言え、美術館とはいってもモンゴル仏教史がメインなので、歴史色の強いミュージアムである。

ただここも館内撮影不可なので、画像は無し。
なおココのショップはコンパクトながら、ノマドアート(羊皮に描かれた絵など)も扱っており、しかもきちんと値札が付いて良心的な価格設定なのが有り難いところ。
(ここで相場を掴んでおくと、後々価格交渉などに役立つかも知れない。)





そして再び街を歩いて行くのだが、そろそろ遅いランチにしたいところ。



らーめんスープ、ひやむぎ、たくあん、みりん・・・という謎のチョイスに山崎ビスケットや肉の花正のロゴ・・・
流石にこんな怪しい店は避けるとして・・・(笑


しかしこんな時に限って、韓国料理店くらいしかチョイスが無く・・・どんどん歩き続けることに



するとこんな鳥居のある謎の公園があって・・・


ちなみにこの公園は「Асашёорюүгийн цэцэрлэгт хүрээлэн」というらしいのだが、英訳すると「Asashoryo Park」、つまり朝青龍公園というらしい。


とは言え、特にあの人物の銅像があるわけでは無く、地元の人の憩いの場といった感じのほのぼのとした雰囲気の公園。






そしてこの公園の横にレストラン街(?)があり


一番目に付くのが「YOSHINOYA」・・・つまりあの吉野家。

まあ昔から私のブログを見てくださっている方はご存じの通り、私は日本では吉野家とは絶縁中。
(BSE問題で牛丼が販売できなくなったときに、他社は豚肉を使った牛丼代替品を「豚どんぶり」「とん丼」などと、昔から存在する「豚丼」という北海道十勝の郷土料理に配慮していたのだが、ここの会社だけは最後に出てきてそれを無視して代替丼を「豚丼」と名乗った挙げ句、更にマイナーチェンジで「十勝風仕立て」などと名乗り本家と似ても似つかない妙ちきりんな商品を発売するという無神経さに嫌悪感を覚えるところ。あとそんなものにお墨付きを与えた某市長も・・・)

そんな訳で、国内なら絶対に選択肢に入らないのだが、軽くメニューを見ていると非常に気になったものがあって・・・いろいろ矛盾していることは百も承知で十数年ぶりに吉野家へ入ってみることに。




で、その気になったものというのがコレ


「MUTTON BOWL」つまり、「マトン丼」。ちなみにお値段は日本円なら¥540ほど。
モンゴルでは伝統的に子羊の間引きを行わないことからラムがあまり食べられないこともあり、羊肉と言えばマトンがメインなのだが・・・マトンと言えばクセが気になって苦手な人も多い食べ物。
(結論から言うと、モンゴルのマトンはそこまでクセは強くないので、比較的食べやすいかと)

で、そんなマトンを生姜焼き風に仕立てたものを、サラダと一緒に丼に盛り付けた品。
肉の方は、多少クセはあるのだが、個人的には「風味がある」といえる範囲かと。逆にジンギスカン好きには少し物足りないのかも。あと生姜焼き風の味付けが絶妙に臭みを消している部分はありそう。但しジューシーさはあまりなく、ややパサパサさ感があることは否めないだろう。
そしてドレッシング(笑)に和えられたサラダが標準装備されて言うのは、この国の食生活ではありがたい限り。
但しコメはジャポニカ米ではあるものの・・・台湾の蓬莱米の足下にも及ばない感じで、これはちょっとガッカリ。


と、吉野家でランチを食べたところで今回はココまで。続きは・・・気が向けば、と言うことで(苦笑
Posted at 2025/08/11 06:01:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅(2025年) | 日記
2025年02月22日 イイね!

台湾最南端の駅に降り立った話

こちらの話からの続きになります


台湾・高雄小港空港で入国を完了した時には既に日付が変わる直前
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ホテルに電話(これが意外と面倒、というかハードルが高い)して送迎車を頼んだのだが・・・何故か行き違いが生じて、待ちぼうけ
前後の便で到着した人々は消え、寂しくなり始めたことにようやくピックアップと合流

とりあえず部屋に入って就寝
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まあ台湾の安いビジネスホテルなのだが、それなりにリノベーションはされていて快適だが・・・
空港近くで、送迎サービス付きと言うことで、ちょっとお値段が強気なのは否定出来ないだろう


但し予想外だったのは、宿泊者全員に朝食が無料サービスだったこと
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もちろん半製品なども活用しているのだろうが、厨房で野菜などを調理している様子が見え、それなりに手作りな感じで、なかなか悪くない内容


そして朝食時に空港までの送迎をお願いしたのだが、既に予約で埋まっており、ちょうど良い時間帯の便が無く、仕方なく歩いて行くことにしていたのだが・・・





チェックアウトの際に、このやり取りを覚えていてくれて「メトロの小港駅までなら序でがあるけど」と言うことで、便乗で小港駅(小港国際空港とはメトロで1駅の別の駅)まで送り届けて貰えることに
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そしてメトロで十数分の高雄駅まで移動
地下から脱出すると、見慣れない光景が広がっており・・・
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以前は地上に昭和の国鉄のターミナル駅のような駅だったのだが、最近台湾鉄道の駅も完全に地下化され、空いた地上~地下一階は写真のような広々とした空間が設けられていたのである
※2011年に旧駅舎時代の高雄駅を利用した時の様子はこちら


あまりの変貌ぶりに困惑しつつも周囲を見渡すと、何だか見覚えのあるような建物が見えてくるので、ちょっと覗きに行ってみることに
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しかし、エスカレーターで地上に昇ると、予想通り目の前に旧旧高雄駅舎(日本統治時代の建造物)が建っていたのだが・・・
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駅舎としての役割を終えた後も、観光案内所や駅の歴史を展示する施設として活用されていた筈の建物が無残にぶった切られ、無残な姿を晒しているのである
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風雨にまともに晒されているような状況なのだが、とりあえず内部は無事そう(但し人が入らないようにバリケードこそ設けられているモノの、上部は吹きっさらし)
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ちなみに2011年当時の内部(当時は展示施設として使用)はこんな感じ
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そしてとりあえず正面へ廻ってみると、多少荒れてはいるものの、当時の優雅な意匠をこらした立派な姿は一応健在
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で、荒れては居るように見えるのだが、後刻訪問する展示室の情報によると、この旧駅舎、元々A地点にあったものが、2002年に駅としての役割を終えてB地点に曳家されて展示施設等として使用され(この過去のブログなどで訪れていたのはこの時期)、更にコロナ禍で台湾(というか海外旅行)から遠ざかっていた2021年に更に現在のC地点へと曳家されてきた・・・というのが現状らしい
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もちろん、わざわざ曳家して移動させ、しかも高雄のメインストリートとも言える中山路の正面に位置する一等地に鎮座していると言うことは、当然今後の保存・活用が前提となっている様子

どうやら保存・活用を決めて曳家などある程度工程が進んだところで、作業が一時中断しているようで・・・
まあ、台湾のこの手の歴史建造物の保存・活用のあるあるで、年単位というか下手をすれば10年近くプロジェクトが遅れるケースも多々見ているので・・・でも最終的には何だかんだ言ってきちんと完成するので、まあ気長に見守っていて大丈夫だろう
(ただ色々むき出しなので、もう少しシートで保護するとか何とかしても良いような気もするが・・・)





こうして旧駅舎の状況を確認(?)した後は、新駅舎を覆う巨大な屋根の上へ昇ってみることに

屋根の上は巨大な庭園兼遊歩道になっており、駅だけでなく地下化された線路跡の上にもこの庭園が伸びている様子
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後ほど訪れる展示室に置かれていた模型でみるとこんな感じ
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そして先に展示物を見せてしまっていたのだが、駅構内に3月末までの期間限定ながらこの駅舎改築プロジェクトに関する展示室が設けられている
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そうこうしているうちに列車の出発時間が迫ってきたので、券売機でネットから予約しておいた指定席チケットをピックアップして地下ホームへと降りていく

なお台湾鉄道は以前から指定席予約はネットで可能だったものの、1列車ずつしか空席照会が出来ず、しかもパスポート番号や細かな個人情報を先に入力する必要があったため、空席が無ければ何十回とパスポート番号や個人情報を入力させられるという苦行のようなシステムだったのだが・・・
最近になって、随分と改善され、事前にパスポート番号は求められるモノの、アプリの利用などで自動入力されたり、あるいは時刻表検索で複数の列車の空席を一括で表示したりするなど、かなり使い勝手の良いモノになっている
更に言えば、実は今回も券売機に立ち寄らずとも、アプリでQRコードをダウンロードすることも可能だったのだが、手元に紙の切符を残したいという考えもあって、敢えて券売機での発券を選択した次第

そしてホームへと降りると、乗車予定の列車が既に入線している
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地下駅で正面からの画像が撮影できなかったので、下車駅で後ろから撮影した画像など
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「新・自強号」あるいは「自強(3000)」などと呼ばれる最新鋭の特急で、日本(日立)製で2021年から導入された列車

ここ最近の台湾鉄道の特急列車は日本製の車両が相次いで導入されており、2007年導入の「太魯閣号(1000)」、2016年導入の「普悠瑪号(2000)」に次ぐ第三弾の車両である


車内はこんな感じ
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よく言えばモノトーンの落ち着いた雰囲気なのだが、何せ昭和の北海道仕様車並に窓が小さく、プラスチッキーなパネルが占める面積が大きいこともあってか、申し訳ないのだが悪く言って安っぽい感じ

シートもシンプルな感じなのだが、普悠瑪号が大型のヘッドレストのお陰で私のようなデブには不適なシートになっていたのに対し、こういった問題もなくシンプルイズベストな感じ




で、この列車は高雄市内の新幹線接続駅である新左営駅を始発、高雄駅を経て台東、花蓮、台北と台湾を反時計回りに3/4周して樹林駅まで行くというロングラン列車

なのだが、今回の乗車時間はたった30分で、高雄郊外と言っても過言ではない潮州駅で下車となる
まあ普通列車でも良かったのだが、ちょうど良い時間に新型特急があったので、初めての乗車体験という意味でもこちらを選択した次第

なお今回の行程を地図に書いてみるとこんな感じ
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※鉄道路線などは概略で記載しており、ルートを正しくトレースしたものではありません

空港のある小港から高雄駅までメトロで移動、そこから潮州まではこの新自強号(特急)で潮州まで移動(上の図では新幹線のアイコンになっている)、そして後続の潮州始発の莒光号(急行)(上の図ではSLのアイコンになっている)に乗り換えて台湾最南端の駅である枋山駅まで移動、そして更にバスに乗り継いで更に南下していくという行程





で、あっという間に潮州駅へと到着

ここ10年ほどで、台湾の鉄道の近代化が一気に進み、ここ潮州駅も近代的な高架駅となっている

そして新自強号を見送った後、何だか派手な列車が到着
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実はこの列車、以前に乗車したこともある(※ごめんなさいリンクはお友達限定です)観光号という旅行会社チャーターの台湾一周列車

以前はこんな痛列車として有名だったのだが、いつの間にかサンリオ仕様に変更されている様子
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※2016年に撮影した画像





で、観光列車を見送っている間に、私が乗車予定の莒光号の入れ替え作業が行われており
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電気機関車牽引による貨物車まで付いた立派な客車急行が仕立てられている
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2011年に利用した際は、まだ高雄(正確には枋寮)と台東を結ぶ南廻線は電化されて居らず、ディーゼル機関車が牽引する普快車という冷房も無い旧型の味のある列車が走っていたのだが・・・

電化完成後の普通列車は味気ないステンレスむき出しの最新鋭通勤電車に置き換えられたのだが、鈍足な客車急行よりも最新鋭の通勤電車のほうが加速を要求される山岳路線には適していたようで、急行と普通で所要時間が逆転してしまうこととなる
結局、従来の急行がになっていた都市間の速達輸送は最新鋭の通勤電車による「区間快車」に置き換えられ、代わりに客車急行が秘境駅だらけの線内で各駅に停車するという逆転の運用が行われている有様

そんな訳で、この各駅停車の急行列車で台湾最南端の駅である枋山駅へと向かう事になった次第

※なお余談だが、かつて走っていた客車鈍行は定期列車としての運行は廃止されたものの、「藍皮解憂号」の名で旅行会社の貸切による観光列車として健在だが、かつてのような最安運賃(昔の台湾鉄道冷房無しだと普通列車より更に安い運賃が設定されていた)ではなく、レトロさを味わう高価な列車に出世してしまった様子・・・


で、しばらくするとドアが開き乗車開始
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コロナ禍を経てか、かつて存在した給水器や紙コップのサービスは廃止されている
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そして日本の国鉄特急を思い出させるような車内
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なお乗客は各車両に2~3人といったところ
但し高雄-台東の都市間利用者は早くて快適な新型特急や安いて早い区間快車に流れてしまっているようで、この各駅に停車する急行(こうして書いてみると変な表現だが・・・)の利用者は完全に「乗ること」がお目当ての人ばかりのようで、カメラを片手にあれこれ撮影を楽しんでいる人ばかり
まあ台湾鉄道としても、この急行である莒光号を近いうちに電車特急あるいは通勤車による快速に置き換える方針を打ち出しているようで、乗れるうちに乗っておきたいという人も多いのだろう
(本来、2024年を目処に置き換えると言っていたのだが、2025年現在まったく騒ぎも始まって居らず、まだまだ静かな感じ)





そして潮州駅を出発したものの、急行という名の各駅停車は常にあちこちで待避停車を行うダイヤとなっている

途中の加禄駅でも長時間停車があったので、ホームを散策
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そして再び南下し始めると

マンゴー畑の向こうに海が見え
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海が段々近づいてきて
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最後は海沿いを走行
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そして南廻線は海沿いから離れ長いトンネルで一気に東海岸を目指すのだが・・・

海と別れ、山へと進路を変えるところで枋山の街が見えてくる
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そして海沿いの集落から少し離れた高台にある枋山駅で下車
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山越えに向かう列車を見送り
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誰も居ない無人駅に一人残される
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無人駅ではあるのだが、ICカード対応の簡易改札機は完備(台湾鉄道は全線IC対応)
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先ほど高雄駅の券売機でピックアップしてきた莒光号の紙の乗車券(磁気券とQRコードのハイブリッド)はスルーで良いと判断し、そのまま持ち帰り
(本来は乗客が無効印を押してから駅員に提示して持ち帰るのだが、ここの駅には印も駅員も居ない)
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但し、後から写真を見ていて気がついたのだが・・・実はこの簡易改札機にはQRリーダーも装備されており、QRコードはスキャンしておくのが正解だったのだろう
とは言え、回収箱は見当たらず、どちらにせよ使用済みの券は各自で持ち帰れという事なのだろうか


そして駅舎脇の通路を通って外へ出るのだが、脇に中華風の丸窓のある空間があるので覗いてみると・・・
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有人駅だった当時の待合室がそのまま綺麗に残っている
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そして駅舎外観
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まあこの南廻線自体、1992年開業とまあ新しい路線なので、特にレトロという訳でも無く、日本風に例えるなら昭和の末期、バブル直前に建てられた駅舎といった雰囲気





と、こんな感じで台湾最南端の駅を眺めていたのだが・・・


ここでトンでもない事態が発覚

この後、駅から1.5km程離れた枋山の集落にあるバス停まで歩き、列車到着の49分後に出発するバスで更に南を目指す事にしていたのだが・・・

実はこのバス、高雄と潮州の中間にある屛東が始発で、そこから2時間弱を掛けてここ枋山に到達、更に南下を続けていくというバス
そしてこのバスのリアルタイムの運行情報もスマホで確認できるのだが・・・どうやら定刻まで発車を待つという感覚は無いらしく、道路さえ空いていればどんどん早発している様子

で、本来2時間弱かけてここ枋山まで来るはずが、既に途中バス停を30分ほど早発して気持ちよく走行している様子
しかしそうなると、本来1.5キロの徒歩移動を含めて49分だった持ち時間がわずか19分に短縮されているという事でもあるのである

そうなってくると、ハッキリ言って駅舎など観察している時間など無く、スタスタと歩いてバス停を目指さなくては行けなかったのである
そして駅でのんびりしていて、既に数分のロス・・・
(まあ台湾のバスが途中バス停を早発したり、あるいは途中で乗客が居なくなると運行を打ち切ったりしてしまうことは過去にも経験があって判っていた筈のことでもあるのだが)


そこで本来の予定では向かうはずだった枋山のバス停(近くにコンビニもありトイレも利用可能)ではなく、駅から最短距離にある達信バス停にターゲットを変更することに(これで1.5kmの道のりが1.2kmに短縮される筈である)

そして取るものも取り敢えず、マンゴー畑の中の道を小走りに急ぎ
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その様子が不審だったのだが、マンゴー畑の番犬に吠えられても無視してひたすら小走りに歩き続け、車のドライバーにクラクションを鳴らされるような距離感で国道を渡り(まあ日本よりも車優先感の強い国なので、日本ならクラクションを鳴らされるような距離感では無かったのだが)


汗だくになって何とか定刻の34分前(!)に達信バス停まで到達するも・・・
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バスはその間に更にスピードを上げて早発の度合いを増しており、結局予定のバスには乗れず


小走りで1.2kmも移動してきた疲れで息も上がっており、しばらく呆然として動けず

ちなみにここ達信バス停は有名な撮り鉄とのことなのだが・・・
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それを目当てにスケジュールを組んでいた訳でも無いので、只の「撮り線路」


とりあえず一旦、枋山の集落方面へ歩き始める
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駅からとにかくマンゴー畑の中を走ってきたのだが、やはりここ枋山はマンゴーの名産地のようで、マンゴーのオブジェやマンゴー直売店などが国道沿いに並んでいる


とりあえず枋山のバス停まで来て、書かれているバス系統の運行情報を片っ端から検索
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すると、何と本来乗車予定だったバスの次のバスが55分の早発で数個前のバス停を走行中で・・・
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結局、本来のバスの次のバスに、本来のバスよりも早い時間に乗車するという事態に

(一応、Tipsとして書いておけば、まあ最悪でもこのあたりのバスは長くても1~2時間間隔で運行されているので、スマホで運行状況と睨めっこしながらコンビニ(店の前にイートイン用のベンチもある)で時間を潰せるのだが)


そしてバスはカモメ岩、ゴリラ岩などの奇岩を眺めながら台湾西海岸を南下
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そして何だかんだ言いながら、早発のお陰で予定よりも少し早く次の目的地に到着しそうなのだが・・・

下車鈴が、この赤いボタンで合っているのか、非常ボタンじゃ無いのかなどとかなり悩んで
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結局、バス停の直前でエイヤーと押してみれば・・・やっぱりコレが下車鈴で、何とか無事に下車することが出来たのだった


<つづく>
Posted at 2025/02/22 23:52:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅(2025年) | 日記
2025年02月20日 イイね!

香港で故宮の宝物を見学した話(後編)

前編はこちら


 

さて、とりあえず特別展を見終わったところで、後は時間を見計らいながら展示室を逆順に見ながら下へ降りていくことに


(※館内のルートとしては逆順を辿るが、各展示室内は順路通りに見学しているので誤解のないよう)


 


 


先ずは中国庭園に着想を得たアートのコーナー


 


現代アートであれば、歴史的な事柄などあれこれ考えず、感じるママに鑑賞できるので特別展後の中休みにはちょっと良いかも知れない








 


 





 



そして次の展示室はこの香港故宮文化博物館の開館にあたり、香港市民から「中華文化の伝承」のために寄贈されたという品々の展示コーナー



(まあここの博物館の是非に関するニュースなどを見聞きしていたこともあり、諸々額面通りだとも思っては居ないのだが、かといってそれを考察するほどの情報も持ち合わせていないので、「こういうコーナーがある」という事だけ淡々と紹介したい)



 



歴史的な品々から









 



近代の工芸品





 



そして自らの作品を提供しているアーティストも





 



 






 



そしてこんな吹き抜けの空間で一休み&先ほどとは違う角度の展望を楽しんでから







 



 



この後は常設展へ



 



明代の陶磁器





 



琉球腰刀(この刀が故宮にある経緯については「琉球貢刀」としか触れられて居らず、説明は専ら構造などが中心)





 



 



そして中国の歴代王朝毎の工芸品のデザイン特性についてのコーナーもあり、地元の人は興味津々



(日本人の私にはざっくり「こんな感じ」というのは理解できるのだが、文字で細かく説明されてもちょっと難しすぎるかも・・・逆に例えば中国系の人々に「平安時代と鎌倉時代の工芸品のデザインの違い」などと言っても、現物や画像を見せて雰囲気は伝わっても、細かな説明は難易度が高いのと同じかもしれない)



 



そして台北故宮の目玉が白菜なら、こちらの目玉は清代の前衛的な(?)ガラス器





 



なんとなく昭和の床屋を思い浮かべてしまうのは私だけだろうか・・・



 



 



そして清朝皇帝の一日を紹介する展示室もあるのだが、ここにも時計が多数









 



そして皇帝の祈祷の空間などはパネルやイメージでの紹介





 



 



そして最後に「紫禁城の概要」的な展示室(本来はここがスタート)





 



但しここまで到達した段階では閉館まで10分を切っており、ほぼ「脇見しながら通り抜けてきた」状態



 



 



最後にちょっとだけ感想など・・・



 



ここのミュージアムは、北京から適宜貸出を受けて展示を行う分館(というか出張所)的な位置づけなのだろうか



全体的に良くも悪くも展示物の絶対数が少なく、「宝物を見せる」というよりも、展示構成を作った上でその中に適宜「宝物を取り入れている」ように感じられるところ



 



まあ口の悪い人に言わせれば、北京故宮は台北へ持ち去られた後の「残り物の寄せ集め」という人もいるくらいで、そこから更に「貸出」で運んでくるとなれば、まあこんな感じになるのかも、というのが正直な印象



ただ工芸品という観点では質・量ともに台北故宮が圧倒的なのだが、これも悪く言えば「ひたすらモノを並べて圧倒しているだけ」という事でもあるので・・・逆に適度な数の宝物を展示構成を工夫して「歴史」という軸で見せている香港の方が「見やすい」ミュージアムと言えるのかも知れない



 



 






 



と、まあこんな感じで香港故宮文化博物館の見学は終了



 



ところがここのミュージアムの困った事が一つあって・・・館内(チケットゲート内)に敷居の高い中華レストランなどはあるものの、一休みできるようなカフェも無く、そしてコロナ禍の開業だったこともあってか水飲み場も見当たらない始末



 



更に付け加えると、駅からミュージアムまでの間に自販機はあったのだが、ローカルなキャッシュレス専用で私には購入も出来なかったのである





 



そんな訳で機内食以来、水分補給も出来ず閉館時間まで粘っていた有様



 



 



なので、先ずは水分補給



 



とは言え、ここまで来ると選り好みもしておられず、ミュージアムのある公園内にあったこんなスタンドへ







一時は日本にも進出して話題になっていた台湾のタピオカミルクティーの店「タイガーシュガー」



 



そうは言いつつも、気がつけばブームも去り、結局一度も試す機会も無いまま日本はおろか台湾でも見かけなくなっていた店なのだが、まさかこんな所に残っているとは・・・



 



 



そして残念ながら夕焼けを楽しめるような天気では無かったのだが、タピオカミルクティーを片手に海辺で一休み





 



 






 



そしてフライトの時間まで少し余裕があるので、どこかで夕食を食べていきたい



 



しかし街のローカルな食堂まで足を伸ばしている余裕もなく、選択肢としては「ミュージアム建物内の食堂(チケットエリア外のテナント)」「九龍駅ビル内」「空港内」の三択



とは言え、前者はあまりパッとしない感じで、後者ではちょっと味気ない・・・そんなわけで、駅ビル内のレストランにターゲットを定めて移動開始



 



 



とりあえず駅まで戻り





 



 



駅ビル内を覗いてみる







 



まあ流石にお菓子では夕食にはならず・・・というか、出来ればもっとローカルなモノが嬉しいところ



 



 



結局、こんな如何にも香港的なレストランに入店して





 



 



香港っぽくワンタン麺と野菜春巻きをチョイス







 



但しこのレストラン、チェーン店のようで・・・空港内にも店舗があった様子



まあ、空港とは違ったローカル感を味わえ、また空港にも出店できるくらいには確かなお店だったと言うことだろうか



 



味もサービスもソツのない感じ



但し店員さんに「ハオチー マ?」(好吃吗→美味しいですか?)と聞かれてちょっと苦笑



というのも、コレ、広東語でも英語でも無く、北京語・・・



 



入境審査の行列で苦笑したところから始まり、愛国教育云々のミュージアム、そしてレストランでは北京語対応・・・と、まあ年々「ホンコン」が「シャンガン」へと変化していく様子がヒシヒシ伝わってくるのである(昔のあのカオスなホンコンが懐かしい・・・)



 



 






 



と、そんな12年ぶりのホンコン入境を経て、再び空港へと戻ってくる



 



出境審査は自動改札方式で、特に行列も無く、一瞬で通過



すると目の前にカンタスラウンジが現れたので、そちらで一休み







 



まあ今回はキャセイ利用なので、キャセイラウンジでも良かったのだが、ここ香港はカンタスラウンジもなかなか



というか、よく言えば重厚(悪く言えば開放的でない)でミールが充実しているが客数も多いキャセイラウンジに対し、食事を目当てとしないなら、天井が無く開放的でお酒が充実していて何より客数が少なく広々としているカンタスラウンジもなかなか良い選択だと思うところ



(まあコロナ前のように、ワンワールドエメラルドを持っているなら、湯船や個室仮眠室装備のキャセイファーストラウンジ一択なのかも知れないが、今となってはJALがばら撒いているお情け程度のサファイアなので・・・)



 



 



バーコーナーでオリジナルカクテルを楽しみながら一休み





 



 



そして時間を見計らって搭乗ゲートへ移動するのだが・・・今回はサテライトからの出発



 



以前はバス移動だったのだが、2022年にゲートを一つ潰して通路が開設されている





 



エスカレーターを延々と乗り継ぎ





 



こんな陸橋を通ってサテライトまで歩いて行くことが出来る





 



 



ちなみにこの陸橋、飛行機が下を通れるようになっていて、外から見るとこんな感じ





香港国際空港の公式プレスリリースより



 



 



で、見ての通り、昇ったら降りなくてはいけない構造で・・・



 



下りエスカレーターから搭乗機が見えている





 



 



こうしてようやくサテライトへと到着





 



ここの香港国際空港・・・日本からの距離感やネットワークの良さ、空港の設備(ワンワールド系の場合、充実したラウンジを含む)、市内へのアクセス、清潔感など、乗り継ぎ空港としては最高だと思っているのだが、ゲート間の移動性の低さだけが難点なのではないかと思っている



 



 



そしてサテライトへ到着すると、ちょうど搭乗が開始しており、そのまま機内へ



 



搭乗機はキャセイにしては珍しいナロー機のA321neo



 



そして今回もJALのお情けのサファイアパワーで非常口座席を確保





 



ただでさえ座席間隔が広いのに、窓際席だと更に





 



離着陸時にCAさんと対面になるので、目のやり場に困る事を除けば、とんでもなく快適な座席



 



 



そして時刻表上で1時間半、実質飛行時間は辛うじて1時間を越える程度のフライトだったにも関わらず・・・



 



予想外の機内食が登場





 



選択肢は無く一種類だけ、しかも飲み物の選択肢も無く水だけ、という簡略版ながら、それでもホットミール・・・



CAさん達は時間との闘いとなっており、とにかくバタバタしている感じで、何も無理してホットミールを、というか機内食を出さなくても・・・とも思える感じ



 



とは言え、そのバタバタ感の中で、機内食を断る間もなくパッパと配膳されたので、夕食は済ませているものの、折角なので夜食に頂いてみることに



で、コレが以外にも美味しくて・・・適度に八角の効いた広東風の濃厚なタレに絡んだ肉と、インディカ米ながら上手に処理されていてパサパサしすぎず食べやすい米、ややぶつ切り感はあるものの野菜もしっかり添えられていて、エコノミーの機内食としては間違いなく過去トップクラスだろう



(というか経験上、香港発の機内食は大当たり8割、大外れ2割のどちらかで、中間は存在しないと思っているのだが・・・)



 



 



そして、最後尾まで機内食を配り終えた瞬間、そのまま最前列からトレーの回収が始まり、あっという間に着陸態勢に



 



 



で、そんなバタバタのフライトで到着した目的地がどこだったかと言えば・・・





 



台湾・高雄小港国際空港・・・^^;



コロナ禍の一時期を除き、毎年1~5回は訪れているので、いつも見ていただいている方には「また台湾かよ」と思われているのでしょうが・・・



 



以前はJALの直行便などもあったのだが、コロナ後は撤退したまま



そしてエバーは強気な価格で時間帯も微妙、個人的にLCCは嫌い・・・とまあそんな選択肢の中で、安い上に便数も多く時間帯の選択肢も豊富な香港経由のキャセイを利用したという次第



 



 



で、そろそろ話が長くなってきているので、台湾編はまた改めて・・・

Posted at 2025/02/20 20:01:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅(2025年) | 日記
2025年02月20日 イイね!

香港で故宮の宝物を見学した話(前編)

ある冬の日・・・ちょっと暖かな地域へと旅に出ることに


 


 


まず成田空港のこんな場所で



 


 


朝食をとることに



 


それにしても、コロナ禍でオーダー式になったのは良いのだが、「牛丼は味噌汁付き、スープを同時オーダーしていても両方付ける」という杓子定規さには苦笑


 


 


そしてこんな飛行機に乗り込んで乗り継ぎ地の香港へ



 


安全性、信頼感のあるキャビン対応、香港と日本の疲れない程度の所要時間、乗り継ぎ空港の快適さ・・・と、何だかんだでお気に入りなのかも知れないキャセイ


加えて今回は運賃もFSCの中では最安値というおまけ付き


(なのにどんな形でもワンワールドサファイヤがあれば、最安運賃でも前方や足下の広い席も含めて事前指定無料、かつチェックイン手荷物も特典でOK・・・と、最安運賃のデメリットは無くなってしまうのが凄いところ)


 


 


そんな訳で格安エコノミーなのだが



 


 


シートは最前列という好待遇



 


 


そんなキャセイで台湾上空を通過して香港へ向かうのだが



 


 


先ほどラウンジで朝食を済ませていたこともあり、機内食は断って眠ろうかと思っていたのだが


ふと目が覚めた瞬間に「ライス ウイズ ウォーター?」と声を掛けられ、機内食を断るつもりで「ノー、サンキュー」と返したところ・・・


 


スクランブルエッグが配膳されてしまう



 


どうも寝ぼけていて「機内食を断った」つもりが「お粥じゃない方をチョイス」した格好になってしまった様子


 


まあ配膳されてしまった以上は、有り難く2度目の朝食を頂くことに


しかも相変わらずソツの無いそこそこ美味しい機内食を出してくるのがキャセイの凄いところ


 


ただお粥の事を「ライス ウイズ ウォーター」と説明されても、あまり美味しそうに聞こえないのだが・・・


 


 


結局、機内食を食べて目が覚めてしまい、香港までに映画を2本鑑賞




 


吉沢亮が30にして中学生役を演じたことが話題になっていた作品なのだが


正直、中学生役には違和感は無い反面、むしろ二十歳前後を演じている部分の方が違和感が強かった気が・・・


 


それにしても、比較的新しい作品を含め、日本映画の充実ぶりはなかなか


 


 


そしてちょうど映画を見終わった頃に香港へと到着



 


 




 



そして香港で乗り継ぎとなるのだが・・・


 



実は今回、フライトスケジュール的に「朝発→夕方着」と「昼発→夜着」の2パターンが考えられたのだが、敢えて乗り継ぎ時間を取る「朝発→夜着」というスケジュールを選択して、半日ほどだけなのだが香港に入境することに


 


まあ香港乗り継ぎはコロナ禍の時期を除き毎年一回以上は利用しているのだが、香港への入境は12年ぶり(しかもその時もニュージーランドからの乗り継ぎで半日滞在しただけ)


 


 


そして入境審査となるのだが・・・ブースは「香港居民」と「それ以外」の二種類だけ


当然、後者に並ぶことになるのだが、日本では滅多と見かけなくなったような二昔前のステレオタイプ的な中国人が多く、しかも私のすぐ後ろにいた中国人がまさにそのタイプ


割り込みを警戒してか(今時の香港でそんな訳も無いのに)隙間無く背後霊のようにビッタリ張り付いてくるわ、至近距離なのに大声で話すわ、寝間着のような服を着せた子どもは放置するわ、咳エチケットなどという概念は無いわ・・・日本に来るような中国人は随分と違った印象になってきつつあるのだが、やはり安近短の香港だとちょっと客層が違う感じなのだろう


 


但し諸々の書類を出さなければいけない中国本土からの旅行者とは異なり、日本人はパスポートを提示するだけで、何も聞かれず、スタンプ代わりのレシートを渡されて、一瞬で入境審査終了


 


 


結局、ドアオープンから小一時間を要して、ようやくエアポートエクスプレスの駅へ到着




 



但し当日往復券(片道分の運賃で当日中なら往復できる割引券)が窓口でしか売られて居らず、そこで更に時間を取ってしまう羽目に


まあ切符さえ買えれば、空港ロビーの延長で改札もない空港駅からスルッと乗り込んで、わずか20分で九龍駅まで到着






 


 


商業ビルと一体化した九龍駅




 


商業ビルと一体化しているが故に分かりにくい駅でもあるのだが・・・


 



 





 



案内標識を頼りに外へ出て




 


 


案内標識を頼りに歩いて行く




 


 


12年前の乗り継ぎ時間で訪れた、当時まだ開業したばかりだった「天際(スカイ)100」展望台のあるビルを横目に




 


更に新しく開業したスポットをお目当てに歩いて行く


 


新しいスポットの筈なのに、妙に昭和なバスターミナルや歩道橋を通り抜け(しかもバリアフリー面も昭和・・・)




 


歩道橋の上から一際目立つ建物が今回のお目当ての施設




 


 


しかし施設がある公園敷地内に入った途端、案内標識が途切れてしまい




 


 


施設は見えているのに、なかなかたどり着かない有様で




 


 


ようやくたどり着いても




 


入口が分かりにくく、結局建物を3/4周する羽目に^^;


 


 





 

で、この施設が何かというと「香港故宮文化博物館」というミュージアム


清朝伝来の宝物を所蔵・公開している北京故宮博物院(清朝の宮殿である紫禁城がミュージアムになっている)の分館のような位置づけの施設で、2022年にオープンした施設である


 


そもそも故宮博物院の宝物のうち、重要なものは中華民国が台湾に移った際に持ち出され、現在では台北の国立故宮博物院に収蔵されている(更にその分館である南院が嘉義にオープンしている)


更に大陸に残された宝物も南京にある南京博物院に所蔵されているものもあって・・・と、とにかく話がややこしい


 


 


そして更にこの香港故宮文化博物館建設の意図を巡っては以下のような事も指摘されていて・・・


 






 


こういった点は留意しておく必要があるだろうが、一方で故宮の宝物そのものの価値は普遍であり、宝物を鑑賞する機会が増えるという意味では悪いことでも無いだろう


但し宝物の価値は普遍でも、展示品の選択や展示構成にこうした意図が反映されているかも知れないという点は気をつけておかなくてはいけないだろう


 


 


まあ小難しい話はこの位にして、香港故宮文化博物館の内部へと進んでいきたい


 


但し今回は飛行機の乗り継ぎ時間や閉館時間との兼ね合いで時間が限られることもあり、まず特別展を優先して見学し、残り時間の範囲で常設展を可能な限り見学するという作戦で動くことに


 


また日によって混雑している事もあるらしいのだが、この日は特に目立った混雑はなし


一応、当日直前に台湾系の旅行サイトから日時指定のチケットを購入しておいたのだが、この日に関しては当日窓口で購入しても大丈夫だった様子


 


 


なので通常の順路(階下から上階へ上がっていくように見学する)とは逆に、先ず特別展の行われている最上階へ直行することに




 


各階の中央にこんなコリドーが設けられ、随分と開放的な印象を受ける(あくまで建物の話)


 


 


そしてテラスも設けられており、香港の風景を楽しむことも出来る






 


小難しいことを考えなければ、悪くはない施設かも


 


 






 



そして今回の特別展は「THE FORBIDDEN CITY AND THE PALACE OF VERSAILLES: CHINA-FRANCE CULTURAL ENCOUNTERS IN THE SEVENTEENTH AND EIGHTEENTH CENTURIES」(紫禁城とヴェルサイユ宮殿:17世紀と18世紀の中国とフランスの文化の出会い)というもの




 


 


まあその名の通り、仏中の交流を示す品々を北京故宮とベルサイユ宮殿の収蔵品をメインに集めた展覧会


 


で、最初のコーナーがコレ




 


乾隆帝とルイ14世がこんな形で共演


 


 


そして脇にはルイ16世も




 


中国であれば康熙帝(乾隆帝の父で先代)と乾隆帝の時代が、フランスではルイ14~16世の時代とほぼ一致する


 


 


そんな遠く離れた二つの国を結びつけていたのが宣教師




 


先に登場した王たちよりも1世紀以上前の人物ではあるが、フランシスコザビエルもその一人


 


 


外交的には目立った交流は無かったものの、彼らによったもたらされた科学技術を示すものが故宮に残されている










 


 


そして北京故宮の収蔵品としてよく出てくるのが時計




 


よく見ると




 


故宮の宝物と言えば、勝手に「中国の歴代王朝が贅を尽くした工芸品」のイメージが強いのだが、こうした科学技術に関する品や、時計などの機械ものも収蔵しているというのが、ちょっと目から鱗


勝手な想像だが、中華民国の台湾移転の段階で「中国の歴代王朝が贅を尽くした工芸品」を中心に台湾で運び出し、一方でこうした清代後半の品に価値はまだ見いだされて居らず、置いて行かれたのかもしれない


 


 


そして明らかにフランスの影響を受けた品もあり










 


やはりステレオタイプな「故宮の宝物」とはちょっとイメージが違う品も多く残されていることが伝わってくる


 


 


そして一方フランスでも、中国産の扇子などが持て囃され、ベルサイユ美術館にも一部が収蔵されている




 


 


そしてベルサイユ美術館にはこんなものも収蔵されていて




 


何とフランスで描かれた乾隆帝の肖像画


 


 


コレに関しては中国で描かれた各肖像画との比較検討が加えられており、なかなかに興味深い






 


・・・と、こんな感じの特別展


 


同時代の両国の文化的影響というメインとテーマはもちろんなのだが、個人的には先述したように「故宮の宝物」が「歴代王朝が贅をこらした工芸品」に限らず、科学技術に関するものなど、実はかなり間口が広いという事が新鮮な発見だったかも知れない



続く
Posted at 2025/02/20 19:00:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅(2025年) | 日記

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