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NEOCAのブログ一覧

2011年10月20日 イイね!

はるにれの大木と十勝牛の駅弁 北海道豊頃&池田 [お出かけ回想No.8]

#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。


今回は帯広から車で45分程度の豊頃町にある「はるにれ」の大木。


一部では「日立のCMに登場する大木」と言われているものの、実際のCMで撮されているのはハワイにある木で、この木とは全く関係なし。

どうやら以前に、役場が事実誤認してしまい、「CMに登場!」とPRしてしまったために、間違いが判明した後も、この過程を知らずに「日立のCMに登場する大木」と紹介されることが多い…というのが実際のようだ。


こうした間違いを踏まえて考えると「CMの木より、小さく迫力に欠いている」などと酷評されることも多いのだが…

純粋に木だけ見てみると、原っぱのど真ん中に、樹齢140年の2本の木が一体化して、堂々と立っている姿は壮観で、これはこれで良い雰囲気だと感じている。


パノラマ写真で…



CMのゴタゴタはともかく、「こういう場所でお弁当を食べると、気分良いだろうなぁ~」ということで、近くの駅弁の紹介。

帯広と豊頃の中間にある池田駅(車だと国道を少し逸れることになりますが)の駅弁。

ただしここの駅弁は、普段駅売りは無く、駅前の「米倉屋」へ買いに行くか、事前予約で列車まで届けて貰うかのどちらか。
ちなみに停車時間が僅かでも、特急列車まで届けて貰うことも可能で、グリーン車近くの車両のドアでの受け渡しが可能。

駅前の「米倉屋」はレストランとホテルを併設した立派なお店で、駅弁はレストランの脇に専用の入り口が存在しており、注文後に調製を行ってくれる。


ここの駅弁は2種類。

まずは「十勝牛ワイン漬けステーキ弁当」



名前の通り、十勝牛のステーキ(しかも池田名物のワイン漬け)がドンと入っている弁当。
先述したように、直営店で注文を受けてから作るor列車の時間に併せて焼き上げる、なので、焼きたてのステーキを満喫でき、しかも\1050というのが素晴らしいところ。CPも良く、個人的には「好きな駅弁5傑」に入る駅弁だと思う。

天気が悪いなど、屋外で食べることに拘らないなら、そのまま米倉屋のレストランで食べるのもオススメ。道の駅「ピア21しほろ」と並んで、気軽に十勝牛を味わえる店だと思っている。


車で無いなら、一緒に本格的なフルボディ中心の品揃えの「十勝ワイン」もオススメ。
甘口好きの人には勧められないものの、ちょっと味のわかる人には自信をもってオススメできるワイン。

駅近くの酒屋でも入手でき、「トカップ」などの普及ブランドなら駅売店やスーパーでも入手可能。更にはミニボトルもあり、車内で駅弁のお供に…ということも可能。(車内販売にもあったかも)

なお個人的にオススメの銘柄は白なら「ロマンティック北海道」、赤なら「凋寒(セイオロサム)」(←漢字間違っているかも^^;)

またロゼなら地元還元用に「町民還元ロゼ」もあり、一本確か\630だったかの大特売状態。(「町民」とは名乗っているものの、実際は十勝管内に広く出回っている)


ちなみに、であるが同じ道内でも函館の「はこだてワイン」や小樽の「北海道ワイン」はジュースのような激甘が多く、「飲みやすい」という人と「甘ったるい」と言う人で評価は真っ二つ…



で、ステーキの話ばかりになってしまったが、実は池田駅にはもう一種類駅弁が存在しており…



「親子弁当」…要は親子丼なのだが、今流行の「ふんわりトロトロ」とは一線を画したドライな雰囲気。
昔ながらの駅弁といった感じで、個人的には面白いと思う。(あくまで「美味しい」ではなく、「個性的」という意味で…素朴な駅弁で、雰囲気はあるものの、味は好みがあるかと。)
しかも今時の駅弁で\630はなかなか見かけないかと。

そういえばどちらの駅弁も、パッケージの絵がレトロで、何だか「汽車旅」の雰囲気を醸してくれますね。(しかもよく見ると石勝線開業前の路線図)
Posted at 2011/10/20 22:14:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記
2011年10月19日 イイね!

澳門日帰り散策<前編> タイパ散策編

このブログは8月末、香港に4泊5日で滞在した際に、澳門(マカオ)まで日帰りで足を伸ばした時の話です。

なお香港ドル(≒澳門パダカ)はHK$1≒MOP1≒\10を目安にすると良いかと思います。



今までのアップ分はこちら
香港で食べたB級グルメ(前編)
香港で食べたB級グルメ(後編)
香港で見てきた夜景
香港で散策した場所




香港4日目、帰国の前日、丸一日フリータイムとなったため、少し足を伸ばして澳門まで日帰りで散策することに。

旧英国領だった香港に対し、澳門は旧ポルトガル領。
他の英国領(シンガポールなど)と同様、経済の中心として発展した香港とは、やや雰囲気が異なり、南欧的な雰囲気のある街と言うことで、澳門へは是非行ってみたいと思っていた。また最近はカジノの街としても有名である。

現在は香港・澳門それぞれ、中華人民共和国の特別行政区として、いわゆる「一国二制度」(この言葉について語り出すと長くなるので…省略)と呼ばれる枠組みの中で、外交や防衛といった権限こそないものの、司法・行政などは実質的な独立国のように運営されている。
なおWikipediaの解説では「特別行政区はグリーンランドに代表される、宗主国より大幅な自治権を与えられた海外領土(自治領)とほぼ同義のものであり、(中略)香港やマカオは中華人民共和国を宗主国とする海外領土に相当すると言える。」とのこと。

そのため香港→澳門の移動は、海外旅行の扱いとなり、入境・出境(“国”ではないので、「入国・出国」とは言わない)時のパスポートコントロールも必要になってくる。


香港-澳門は珠江デルタを挟んだ対岸に位置しており、ヘリコプター、あるいは船での移動となる。


青:香港島 赤:九龍 黄:澳門

高速船でもおよそ1時間程度の所要時間であり、運賃面や空港までの移動時間を考えると、ヘリコプターという選択肢はまずあり得ないだろう。
(但し飛行機からの乗り継ぎや、船酔いする人には十分に利用価値があるのだが。)

香港-澳門の船便で、一番本数が多いのは、香港島から澳門港を結ぶ便で、24時間体制、5~15分間隔と、非常に利用しやすい。
ただ今回、九龍半島側のホテルに滞在していることもあり、九龍のチャイナフェリーターミナル発の便を利用することにした。こちらは1時間に1~2本程度の運行である。

香港-澳門の船便に関しては「混雑時には予約した方が良い」という話もあるようだが、今回は直前までスケジュールが決定しなかったことや、澳門での滞在時間が確定しないこともあり、予約は一切せず往復とも当日購入とする。



澳門散策の当日、香港でのんびり起床し、市内でのんびり朝食を食べてから出発。
どちらにせよ丸一日フリーで、澳門-香港は24時間体制で船の便もあるので帰って来られなくなる心配もないので、まあバタバタせず、のんびり構えていくことにしたい。
(これには前日までの中華人民共和国本土への往復などで、少々疲れていたという事情もある。)


そして九龍公園をぶらぶら歩いて、チャイナフェリーターミナルへと向かう。
しかも大凡の位置だけは把握していたものの、細かな道順など調べてもおらず、適当に道を尋ねながら…といったお気楽さ。

何とかチャイナフェリーターミナルに到着したのだが、フェリーターミナルと言っても、商業ビル街の一角で、まるでデパートの専門店街内にフェリーターミナルが存在しているような感じである。


エスカレーターで出境フロアーへ上がってみても、相変わらず専門店街のような雰囲気。
但しエスカレーターの前に係員が立っており、「澳門行きはあちらです」と案内していたので、それに従って船会社の代理店である旅行会社店頭でチケットを購入。

同じフロアーに同じような旅行会社が何件か入居しており、中国本土などそれぞれの行き先に応じて、船会社の代理店を探してチケットを購入する形となるようだ。
(船会社の改札兼案内カウンターはあるものの、チケット販売は原則代理店が行うようだ。)


チケットの購入時には「パスポートは持っているか?」と念押しされ(提示は求められなかった)、乗船名簿(?)として氏名と国籍だけ尋ねられる。クレジットカードも使用できた。


チケットを購入したのが9:20頃、出境審査があるので流石に9:30の便は無理とのことで、10:00の便のチケットを購入。出入境税を含めて、普通席でHK$140(≒\1400)。


船会社の改札で、半券を回収され、昔の飛行機のようなシールを貼って座席を指定される。
ここでは順番に詰め詰めに指定されるのだが、実際は船内はかなり座席に余裕があり、好き勝手に座席を移動できたのだが。


待合室に落ち着いて、ふと周りを見渡すと、すぐ横のゲートからも他社の澳門行きが同時刻に出発するようで「ダブルトラックとは、繁盛しているなぁ~。競争もあって良いのでは??」などと考えていたのだが、よくよく見てみると、何かが違う。


どうやら私が利用する金光大道(コタイ)社の便は、澳門側で「氹仔」なる港へ到着するようだ。

「氹仔」と言われてもピンとこなかったのだが、地図を開いて確認してみると…


黄色が澳門港、緑色が氹仔港なのだが、氹仔港は澳門半島ではなく、氹仔島に位置しており、両者は歩くにはちょっと遠い感じである。
しかも澳門の主要観光地はセナド広場(紫色)であり、氹仔に着いてしまうとかなり不便になってしまう。

なお「氹仔」は「タイパ」と読むとのことで、ガイドブックなどでも「タイパ島」と紹介されることが多いので、以降は「タイパ」と表記することにしたい。


よくよく考えてみると、エスカレーターの前の係員は“誘導係”ではなく“客引き”だったのだろう。
私もチケットを購入するときに「澳門行き大人1枚」と指定していたのだが…まあ「タイパ島も行政区域としての“澳門”には違いない」ということなのだろう。
(「九龍半島は大陸と陸続きであり“香港島”では無いが行政区域としての“香港”の一部である」というのと同じ理屈)


まあ改札も出境審査も終わっているので、今更払い戻し云々と言ってもややこしくなりそうなので、今回は流されるままタイパへと向かうことにする。
タイパにも、ポルトガル人の民家(別荘)を移築保存している「タイパハウスミュージアム」などの見所があるようで、まあ行ったら行ったで何かしら収穫があるだろう。


それにしても中華人民共和国本土とは違い、民度が高く、治安も良く、人も親切…そんな香港なので、私も気を抜きすぎていたのだろう。

しかもチケットをよくよく見てみると「団体」と書かれており、差額をボラれたか…と思ったりもしてしまう。
まあ香港に安心しきって、購入したチケットの額面と支払金額のチェックすらしていない私も私なのだが。

しかし後で調べてみると正規運賃はHK$151。券面の運賃はHK$134、そして支払った運賃はHK$140なので、要は「格安チケット」のようなものだったのだろうと、納得。(あるいはクレジットカード手数料の上乗せだった可能性もある)

一瞬疑ったりもしたのだが、やはり香港は香港。民度が高く、まあ良識ある地域なのである。

まあこの話は、後から振り返ればトータルで「終わりよければ全て良し」という結論に達することになるのだが。


そして双胴の高速船に乗船。


船内の様子


船内はシートベルト完備、頭上の箱式手荷物入れなど、飛行機のような雰囲気。


そして出港


珠江デルタ内にも、香港領の島々などが多くあり、何だかんだでずっと陸や島を見続けている感じである。また香港-澳門の船便が頻発していることもあり、多くの船を見ることが出来る。


心配していた揺れも少なく、11:15に澳門タイパ港へ入港。

しかしインドネシアの盆(?)にあたっているとかで、インドネシア人旅行者が非常に多く、入境審査の「訪問客」(つまり澳門・香港住民以外)レーンが異様な混雑を呈しており、澳門へ入境できたのは12:05であった。



まずは「タイパハウスミュージアム」へと向かうことにするが、歩くと3kmといったところか。ただちょうどお昼時で、とにかく暑い。
フェリーターミナル内の案内所で入手したパンフレットと睨めっこし、フェリーターミナルから、タイパハウスミュージアム近くまで直通するバスを探して、バス停に立つ。

しかしカジノの送迎バスが頻繁に到着し、肝心の路線バスが目立たない。送迎バスの影に隠れてしまい、一本バスを逃してしまうなどのハプニングもあったものの、なんとかマイクロバスに乗車。(路線バスを見かけたら、大々的に「乗ります!!」とアピールすることが大事)

なお運賃は乗車時に前払い。金額は「どの路線に、どこから乗るか」で決まり、「たとえ近距離の利用であっても“終点が遠い”バスに乗ると高い」といったことにもなってくる。逆に「長距離を走るバスでも“終点近くから”乗れば安い」というシステムも存在する。

ただこの時は細かい小銭を持っておらず、HK$5コインしかなかったので、実際の倍近いHK$5で支払った。(両替やお釣りの準備は無し。まあHK$5と言っても\50なので、日本の感覚では\20ほど余分に払った感じだろうか。)


ちなみに澳門には「パダカ」(MOP)と呼ばれる通貨が存在するのだが、香港ドルも同価値として普通に通用している。(MOP1≒HK$1≒\10)
と、いうか澳門域内での通貨流通量では、パダカよりも香港ドルの方が多いというのが実情で「完全に併用されている」というのが正しいだろう。

但し澳門では等価として扱われていても、他の外貨に交換する場合のレートなどでは、ごく僅かな差があり、香港ドルの方が気持ちではあるが有利なレートとなる。
例えば対日本円の場合、この日のレートはHK$1=\10.017、1MOP=\9.7357となっていた。(クレジットカード利用分の換算レート/利用明細表による)


なお香港へ戻ると、パダカは通用しないので、お釣りなどで貰ったパダカは澳門で使い切って帰る必要がある。
ただ澳門では、「香港ドルで払うと、お釣りの“紙幣”や“HK$5コイン”に関しては香港ドルで返してくれる」というのが一般的なようだ。但しこの場合でもHK$5以下の金額に関しては、特に区別無く「パダカと香港ドル」が混ざって返ってくる。

実際、タイパハウスミュージアムのチケット売り場で、MOP5の入場券をHK$10紙幣で購入すると、HK$5のお釣りが出てきた。
切符売りのおじさんに「バスに乗りたいから、細かくしてよ」と頼むと「香港ドルはダメ」と断られ、「澳門パダカでも良いから!」と頼むと「OK」となり、更に親切に「バスで使いやすいように」とMOP1コイン×4枚とAvos2コイン×5枚を渡してくれた。(※Avosはパダカの補助単位。MOP1=Avos10)



さて話を旅に戻すと、バス車内で地図と睨めっこして現在位置を把握しつつ、タイパハウスミュージアム近くと思われるバス停で下車。


まあ最も近いバス停ではなかったかも知れないが、ここから数分歩いてお目当てのタイパハウスミュージアムへと向かう。



そして到着したタイパハウスミュージアム。


早速入館しようとすると、入口でチケット提示を求められる。

どうやらチケットは園内の売店のようなところで売っているようで、私の歩いて来た方向からは一番遠い場所に売店が位置していた。



そして改めて入館。


園内の建物3館の共通券で、それぞれの建物の入口にいる案内人(警備員?)にチケットを提示して入館するシステム。(その他にもう1館、無料の建物がある)

しかもどの係員も非常に感じが良く親切で好印象。海外でよく遭遇する「面倒くさそうで無愛想」な感じは全く受けない。
澳門でも香港でも、いろいろな施設や店を利用したが、どこも親切な人が多く、本当に気持ちよく過ごすことができる。ただすぐ隣の中華人民共和国本土では、一変して…


それぞれの建物は外観こそ当時のままだが、内部は「当時の住宅そのまま」「ポルトガル本国の生活の紹介」「絵画の特別展(画廊的な用途?)」と明確にコンセプトが打ち出されている。

まずは当時の住宅をそのまま保存している建物へ。







そしてポルトガル本国の暮らしを紹介した建物。



ポルトガル本国の各地域(島嶼部を含む)毎に、マネキンを使った民族衣装や民具の展示、そして詳細な解説もあり、ポルトガルへの旅心を刺激する展示である。


なお絵画展に関しては撮影禁止なので、画像はなし。


そして一通り見学を終えたところで、ミュージアムの庭のベンチで一休み。




木陰のベンチが少ないのは残念だが、香港とは一変して南欧風の風情のなか、気持ちよい風を浴びながら、のんびり昼下がりのひとときを…もう雰囲気が良すぎて、動きたくなくなるくらいである。

確かにメジャーな観光地ではなく、“わざわざ来る動機”には乏しいかも知れないが、この素朴な居心地の良さは病み付きになりそうな素晴らしさである。
もし次回、澳門へ来ることがあれば、北部のいわゆる“澳門”エリアはオミットして、このタイパでひたすらのんびり過ごしてみたいものである。

ここタイパへ至った理由は先述したとおりだが、過程はどうあれ、こういう居心地の良い場所に出会えたことはラッキーとしか言いようがないだろう。「終わりよければ全て良し」で良いと心から思えるのである。



このままのんびりぼーっと過ごすという選択肢もかなり悩んだのだが、何せ「初めての澳門」もう少し歩いてみることにする。
(どこでも「二度目の訪問」となると、初回で一通り回っているので、もう自由に気の向くまま過ごせて、これはこれで楽しいのだが。)


先ずはミュージアムを背に丘の上へ。




するとカルモ教会とよばれる教会が見えてくる。


1885年の建造で、これまた南欧の雰囲気が漂う素敵な佇まいである。ただ残念ながら内部の見学は不可とのこと。


そして教会の向かいの建物へ。




「内部見学歓迎」ということなので、入ってみることに。


教会施設かと思っていたのだが、実際は「中華人民共和国澳門特別行政区政府 民事登記局」とのこと。
調べてみると、婚姻や出産などの届け出を扱う役所とのことなのだが、いわゆる「役所」の雰囲気は皆無で、どちらかというと「外交などで使うちょっと高級な会議室」といった雰囲気。
等侯室(待合室?)なる応接間のような部屋もあり、どこもお洒落で役所とは思えない。そもそも係員も受付のおばさん一人で、とても役所といった雰囲気ではないのだが。


そして教会のある丘から、タイパの市街地へと歩いていく。




まず目に付いたのが医霊廟なる廟。中国の伝統的な神を祀った廟である。



香港のそれと同じで、香油箱に賽銭を入れ、2週間燃え続けるという渦巻き線香の下を歩き、三礼して拝む…といった具合である。
日本同様、礼拝方法など細かく言われることもなく、観光客もウエルカムで、気楽にお参りしていってください的な雰囲気である。


すぐ斜め向かいの道端にも…



そしてタイパの中心部へと歩いていく。



街の中心部にちょっとした広場と四阿がある。



何でも「カルモ廃墟」なる遺跡(?)なのだとか。詳細な説明は以下の写真を参考にしていただくとして、現在建っている四阿が当時のものなのか、あるいは再建なのかはハッキリしないが、新しい感じなので、おそらく再建なのだろう。



この近辺には多くの飲食店があるものの、どこも満席。昼食時は少し過ぎていると思うのだが、やはり小規模な店が多く、絶対的なキャパシティが小さいことが影響しているのだろう。


と、いうことで昼食はもう少しお預け。再び歩き始める。

漢方薬を売る店


そこはかとなく南欧的な雰囲気の町並み




更に歩いていくと、タイパの新市街なのだろうか、ちょっとした広場に到達する。



一角に航海の神を祀る「天后宮」があり、先ほど医霊廟を訪れたばかりではあるが、香港や台北のそれと比較する意味もあり、内部に入ってみることに。(しかし同じ建物内に高級レストランが同居しているのも凄い/上の写真で、左手の提灯の下がった入口がレストランで、その右の渦巻き線香が下がっている入口が天后宮)


お香の香りの充満する宮内で、旅の安全を祈願したのだった。


そして広場を挟んだ向かいに、広い屋外席を備えた食堂を発見。


ただ「空席がある」という理由だけで入ってみることに。
以前のブログと重複するのだが、ここは「大利來記珈琲室」という店で、後で調べてみると結構有名な店だった模様。




オーダーしたのは魚団子入りの麺と青島ビール。


漢字が読めるお陰でメニューが何となく理解できるのも有り難い。流石にポルトガル語だとお手上げだろう。

味の方は、麺はいたって堅め。日本で言うと「ハリガネ」の域ではないだろうか。
そしてスープは親しみのある味。昔ながらの中華そばに近い味である。

そしてこの地域の麺類は「具で勝負」
とにかく魚団子は、日本の「つみれ」とはひと味もふた味も違い、プリッとした食感がたまらない。


この店の隣は、牡蠣油などを扱う商店。


南欧と中国の雰囲気が入り乱れているのがまた楽しい。
そして市街地なのに洗濯物が干してあったりと、長閑な雰囲気もまた良い感じ。


広場で食後の一休み




<つづく>
Posted at 2011/10/19 21:04:47 | コメント(5) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年10月15日 イイね!

西大寺と平城宮跡散策

一昨日、奈良での用務のあと、夕方前ですが平城宮跡を散策してきました。

ただ「午後から晴れ」の天気予報を信じてSIGMA DP1(16mm F4 :35mm換算28mm)を持ち出したのですが、小雨混じりのお天気に唖然…(フォビオンセンサーは暗いところが苦手)

…と、言うわけで現像意欲は0に等しく、あまりに手抜きではありますが、SPPのJPEG抽出で得られた画像を、ニコンのPicture Projectで明るさのみ自動補正した画像をアップします。
DP1のストレートな発色やAWBをテストするという意味でも…(←手抜きの言い訳^^;)



今回は近鉄の大和西大寺駅から散策開始。

先ず駅近くの「西大寺」へ参詣。「東大寺」へは行っていても、「西大寺」はなかなか行きませんね。




堂内拝観は少し高めながら(3堂共通で¥800)、仏像へ間近に迫ってじっくり見学できたり、詳しい解説書が用意されていたり、お坊さんがフレンドリーに解説してくれたりと、なかなか充実した内容でした。(堂内撮影不可のため写真はありません)

四王金堂


本堂


ちなみに本堂手前の石垣は東塔跡。

本堂より


今でこそ規模が小さくなっていますが、往年は東大寺に匹敵する大寺院だったとのこと。



そしていよいよ平城宮跡。
奈良の市街地近くに。何と東京ドーム26個分の敷地が公園として整備されています。

佐伯門跡より園内へ



先ずは資料館(無料)へ。


ここは国立文化財機構の運営で、要するに東京・奈良・九州の国立博物館と同じ母体。
小規模ながら、凝った展示をしています。

模型


平城宮の役所/天皇の暮らしの再現




そしてお次はメインの建造物である大極殿(復原)。天皇が行事などを催した建物です。

この広い中庭に家臣などが整列して天皇を迎えたのだとか。


いよいよ内部へ


天皇の玉座(但しこれは大正天皇のそれを元に作られた想像の品)



隣には第二次大極殿の跡が土台のみ整備されている。(遠足?の子供達が多数)



役所の建物も一部復原されている。



そして「遺構展示館」という施設で、発掘されたままの状態の遺構を見学。
ちなみにココも無料で、なおかつボランティアガイドが案内してくれます。



近くにある酒造司の井戸跡。その名の通り、当時の酒蔵で使われていた井戸の跡。



小雨がぱらつく中、広い園内を歩き…


奈良時代風の建造物と、宇宙的な建造物のギャップに笑い…



東院庭園(復原)へ。ここはつまり今で言う「東宮」の庭園。皇太子の館の庭園という位置づけ。



更に歩いていくと…


何と近鉄電車が遺跡を横切っています。

しかもビスタカーから、阪神車、更には悪名高き京都市営地下鉄の車両まで乗り入れており、実にカオス。


何でも昭和30年頃までは、この地に遺跡があると知られておらず、普通に線路を通せたのだとか。
ただ幸いなことに、この平城宮跡の敷地はほとんど1件の地主の所有で、しかも農地改革もくぐり抜け、同じ所有者が一括して所有していたため、奈良の市街地近くにも関わらず開発を免れ、しかも公園整備時の買収もスムーズに運んだのだとか。


そして本来の正門である朱雀門(復原)



ここで散策は終了。そしてお手抜きレポートも終了。
Posted at 2011/10/15 18:12:53 | コメント(9) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年10月14日 イイね!

東グリーンランドのホテルアンマサリク [アイスランド&グリーンランドの旅報告No.8]

「アイスランド&グリーンランド旅の報告」のバックナンバーはこちら


● ホテルへチェックイン


フランス人夫妻からの電話を受けて、ホテルからの送迎車がヘリポートへ到着。

前回も書いたように、ヘリポートからホテルまでは、歩けなくはない距離なのだが、氷河地形のグリーンランドゆえ、アップダウンが激しく、車での送迎は有り難い。
と、いうか私はスーツケースをレイキャビックのホテルに預けて身軽なので問題ないかも知れないが、スーツケース持参のフランス人夫妻にとっては、送迎無しなんてことはあり得ないだろう。


ちなみにヘリポート(赤)から、ホテル(青)までを航空写真でみると、こんな感じ。


まあ写真に写っている範囲がアンマサリクの市街地のほぼ全てで、“東グリーンランドの中心都市”とは言っても、人口2000人の小規模な街である。


ちなみに上の写真と同縮尺で日本の都市を表示して見比べてみると、以下のような感じになる。

東京(東京駅&皇居)


大阪(大阪城)


小笠原(父島中心部:人口がほぼ同じ2000人)


札幌(中央が札幌駅)


こうしてみてみると、ヘリポート-ホテル間は、わかりやすく言うと札幌駅-すすきの間くらいの距離なのだろうか。
但しグリーンランドのほうが、建物の密度も低く高層建築も無く、更に坂が多いこともあって、見通しが良く、現地を歩いていると、実際の距離より近く感じてしまうのだが。


話が随分逸れてしまったのだが、ホテルの送迎車の車窓はこんな感じ。




ものの数分でホテルへと到着。


上の写真がホテルの玄関である。


ホテル自体もこぢんまりとしており、まるで志賀高原か軽井沢にでもありそうな“高原の山荘”程度の規模。



先ずはレセプションでチェックイン。


バーカウンターを兼ねたレセプションである。

手続きそのものは、特にクレジットカードやデポジットを要求されることもなく簡単に終了。

変わったことと言えば、食事の時間と、現地ツアーの申し込み方法について、詳しい説明があったことくらいだろうか。
アンマサリクには飲食店が殆ど無いこともあり、ホテルで三食全て用意されるのだ。
また現地ツアーに関しては、天候に左右されることもあり、全て「現地申し込み」しかできないシステムになっている。



● ホテルの設備は如何に?


そして客室へと移動。

(ホテルの階段)


“グリーンランドのホテル”ということで、事前に詳しい情報も少なく、どんなホテルか少し心配だったのだが、日本でも地方やリゾート地に普通にありそうな“こぢんまりとした山荘、あるいは民宿”といった感じで、決して“最新鋭”や“豪華”といったことは無いのだが、不足無く気持ちよく滞在できるレベルと言えるだろう。


先ずは客室


違う角度から


部屋のシャワールーム


ハード面は全てにおいて新しくはないのだが、致命的な痛みもなく整備されており、合格点。
また掃除も行き届いており、リネン類も全て清潔なものが取り付けられており、気持ちよく過ごせる。
他には白夜対策か、遮光カーテンが装備されるなど、押さえるべきところは押さえている印象。

ただ備え付けのコップがペラペラの使い捨てプラカップだったり、石鹸が固形石鹸で、シャンプーが一回分個別パックだったりと、少し前時代的な面も見られた。
また少し設備が古いので、冬場の滞在が快適かはちょっと疑問が残るのだが、実際に冬場に利用した訳ではなく、コメントのしようがない。

それとシャワールームの換気が悪く、シャワー後はどうしても室内が湿気てしまうのが難点だろうか。


そして特筆すべきが、客室の窓からの眺め。


コレは素晴らしい。しかも白夜のお陰でほぼ24時間こうして景色を眺めることができるのだ。


そして次はパブリックスペース。

談話室


談話室(小)


テラス


どこ清潔に保たれており、快適に利用できる。
但し建物自体の壁が薄いので、特に談話室での声は館内によく通ってしまうのだが…(しかも白夜の影響か、夜の歓談はなかなかお開きにならない)


そしてロビーなどの一部区域では無線LANによるインターネット接続も利用できるようだ。


但しDKK50(≒\800)/30分と、やや高い印象。
無線(というか衛星?)経由ということで、速度がどれくらい出るのか興味もあったのだが、携帯WiFiでテストしてもよくわからないうえ、「グリーンランドまで来てインターネット」というのもあまり気が進まなかったので利用することはなかった。



● ホテルのレストランは如何に?


そして3食全てが用意されるレストランはこんな感じ。


窓の外の景色(基本的には客室から見るのと同じ)を楽しみながら食事を楽しめる。


ここでこのレストランで出された食事を一気に紹介しておくことにしたい。

1日目夕食


フライドチキンとフライドポテト、そして具の少ないシチューのようなブラウンスープ。
しかし見た目以上のボリュームで、フライドチキンも実は二枚重ね。ポテトの量も半端ではなく、苦しいほど満腹になってしまう。

ただ救いなのは、肉の程よい塩加減、ビーフシチューを思わせるブラウンスープの味など、味付けが至って日本人好みであるということ。
まあこれはグリーンランドでも、アイスランドでも、そしてデンマークでも言えることなのだが。


大柄なフランス人夫妻ですら残してしまう程のボリュームなのだが、何とか無理矢理完食。

…すると、引き続きデザートが登場。正直「えっ!?」といった感じ。


どこの国の人を主眼に考えた献立なのかはわからないが、全てに於いてとにかくボリュームが恐ろしいことになっている。やはりバイキングの流れを汲む北欧人は沢山食べるのだろうか。
そしてこの事は、滞在中全ての食事に言えることでもあったのだが…


2日目昼食


不思議な感じの盛り合わせだが、サラダの一種と思い間食。白身魚の酢漬けが北欧らしい感じ。

…しかし後から考えてみると、これは“自分で作る「スモーブロー」キット”だったのではないかと。特に説明もなかったので、その時は全く気付かなかったのだが。
※スモーブロー→デンマーク名物のオープンサンドウィッチのこと。コペンハーゲン空港でも食べています。


2日目夕食



ハヤシライス風のシチューライス(?)がメイン。
インディカ米ではあるが、ソースが日本人にも親しみやすい味で、またインディカ米のパサパサ感も軽減されるので、なかなか美味しかった。


そして朝食は毎日ビュッフェ形式。



パンやシリアルに、チーズやハムなど最低限のコールドミール、そしてコーヒーやオレンジジュースといった、至ってありふれた内容である。
…下の写真のチーズカッターに四苦八苦したのはナイショ(苦笑



特にデザートなど顕著にわかるのだが、ハッキリ言って“冷凍品を多用”したメニューといった印象。肉もポテトも付け合わせの野菜も…といった感じである。
また献立的にも「欧州の普通の家庭では、こんな感じの食事を食べてるのかなぁ~?」といった感じ。

残念ながらグリーンランドらしいメニューは皆無で、「トナカイやセイウチのステーキ」といったご当地メニューは全く出てこなかった。せめてサーモン料理くらいは出てきても良いと思うのだが…。

観光客からするとややもの足らなさそうにも思えるのだが、冷凍品と多用したこういうメニューこそが、本当の意味でグリーンランドらしい献立なのかも知れない。

ここグリーンランドは、農業に適した地では無く、海産品を除いてほとんど食料の自給は困難なのである。
しかも冬場は流氷により船の運航が断たれることもあり、どの家でも冷凍食品を大量に買い込んで対応しているとのこと。
ヘリコプターでも最低限の物資は運ばれるものの、絶対的な量も少なく、またコスト的にも高くつくこともあって、ここグリーンランドの食はほとんどが「冷凍品」でまかなわれている印象である。

更に言うと夏の終わりに食料を買い込むため、冬を跨いで6月後半にその年の最初の船が入るまでは、店もほとんど売り切れが続いている状態なのだとか。
(この段階では、まだ最初の船が入る直前の時期で、一番厳しい時期だとも思われるのだが…店の様子などは、また次回以降にて)



● 現地ツアーに申し込む


そしてチェックイン時に案内された「現地ツアー」の申し込み方法だが、レセプション付近の掲示板に直近の催行日時と価格を書いた紙が貼られている。



この紙に参加希望者が各自のルームナンバーと名前を記入するという、至ってシンプルな方法。


但し前日催行分の紙の日付を書き換えて、前日の参加者を二重線で消しただけ…といった、至ってアバウトな感じ。


今回の滞在期間中には、ヘリコプターツアー(DKK1495≒\23920)、市中ドライブツアー(DKK115≒\1840)、氷河クルーズ(DKK 350≒\5600)の三種類のツアーが催行されるとのこと。

今回は、到着日午後の「市中ドライブツアー」と、2日目午前の「氷河クルーズ」を申し込むことにした。

「ヘリコプターツアー」は、やはりお値段が高いことと、既にクルスク空港からヘリコプターに搭乗してきたので、「まあ良いか」といった感じなのでパス。


そしてフランス人夫妻も全く同じ考えで、同じ組み合わせのツアーに参加。(ヘリコプターツアーについても「高すぎるよ!」と。)
何だかんだで、滞在中ずっとご一緒させていただくことになった。
但し日本人同士で良くある“ベッタリ”一緒いうわけではなく、欧米人らしく、そして旅慣れたもの同士、絶妙な“程よい距離感”なのだが。(もちろんコレは良い意味)



<つづく>


撮影機材
・SONY α200 + SONY CarlZeiss T* Vario-Sonnar 3.5-4.5/16-80(24-120)[SAL1680Z] and SIGMA 10-20(15-30)mm F4-5.6 EX DC and TAMRON SP AF 18-250mm Di II LD Aspherical [IF] Macro [Model A18]
・SONY CyberShot DSC-TX5 (CarlZeiss T* Vario-Tessar 3.5-4.6/4.43-17.7(25-100))
・MINOLTA αsweet II + MINOLTA AF 24-105mm F3.5-4.5 + FUJICHROME PROVIA 100F or VELVIA 100F



※なおグリーンランドに関しては、日本語で書かれた資料も少なく、今回の旅行記の執筆にあたっても、断片的な情報から判断していたり、また資料や現地で見聞きした英語を私の拙い英語力で解釈しているものが多くあります。
当然のように正確さを欠いていたり、間違いもあることが予想されます。

地名などのカタカナ表記はWikipedia等を参照しておりますが、日本語での統一的な記載が定まっていないうえ、私自身がデンマーク語やカラーリット語が読めるわけでもなく、正確さを欠いている可能性があります。

また文中で“旧市街”“新市街”“流氷の見える丘”といった日本語の呼称を用いていますが、当然現地にこのような日本語訳が存在している訳はなく、私の理解に基づいて、あくまで便宜的に名付けたものにすぎません。

以上、ご了解のうえ、あくまで“無責任な素人の日記”としてお読みください。
間違ってもこのいい加減な旅行記を根拠にした論などなさらないようにお願いいたします。
また何か間違いがあっても当方では一切責任を持ちません。(ご指摘やご教授は歓迎いたします)
Posted at 2011/10/14 20:41:09 | コメント(8) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年10月12日 イイね!

北海道ホテル 北海道帯広 [お出かけ回想]

#オリジナルの記事は平成23年にアップしていた物です
#経年により公開を中止していた記事ですが、一部内容を削除・改変のうえ参照用に再アップします(令和6年9月)
#当時はまだ大らかな時代だったこともあり、本文や頂戴していたコメントの中に、現在の価値観では問題となりそうな表現が含まれていたことから、再公開を中止し、その部分を削除して新規投稿の形にしています。対応が二転三転し、大変申し訳ありませんでした
#なお旧タイトルは「北海道ホテル 北海道帯広 [お出かけ回想No.7]」です

#令和4年8月の段階で再訪したところ、特にレストランを中心にサービスレベル等が大幅に変化しており、この記事の内容と一致しないこと、また記事内の感想等は昔のサービスレベルに対するものであることを強くお断りいたします(但し建物や温泉は昔のままなのでご安心を)






#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。

#今回はいつもとはちょっと違って、少し高級路線(?)。
#またホテルの回し者で無いことは、予めお断りしておきます。


帯広へ行くと、いつも利用するお決まりのホテルがあって…
(帯広に関しては、このホテルがお気に入りなので、夏場でも車中泊をすることはありませんでした。)


帯広駅から徒歩15分程。近いとも言い切れないが、歩けなくもない、ちょっと微妙な距離だが、周囲の環境は森の多い静かな雰囲気。
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その名も「北海道ホテル」という凄いネーミング。

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しかしネーミングに負けない中身があって…


先ずはロビーから。
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そしてロビーの一角のチャペル。
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但し、比較的安い客室の多い新館(日高ウイング)へはこの通路を通り抜けねばならず、「結婚式を行っているときは、浴衣での往来はご遠慮ください」との旨の注意書きがある。


ちなみに安いシングルルームなら、一泊朝食付き7~8千円程度。
やや高めに思えますが、この料金を上回る満足度があり、CPはかなり良いだろう。
…と、いうか北海道内で一番のオススメホテルなのだが。


客室はこんな感じ。(ツインルーム)
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ホテルの特性からか、シングルルームが極端に少ないようで、今までにシングルだけでトータル20泊以上利用しているが、実際にシングルルームに通されたのは5~6泊程度だろうか。
それ以外は全てツインや、スーペリアツインといった客室にアップグレードされている。


で、ここのホテルには大浴場があり、モール温泉が楽しめる。
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十勝のモール温泉の中でも、かなり濃い温泉が楽しむことができる。
しかもホテルらしく、タオルが使い放題だったり、比較的客層が落ち着いていることなど、ゆったり過ごせるのもポイント大。


ちなみに普通の客室の浴室は水道水なのだが、「スパツイン」と呼ばれる部屋にだけは専用の温泉浴場がついていて…
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2002年に利用したときは、2人1室で1人あたり朝食付き¥12500。
ただ石造りの浴槽がお湯を冷やしてしまうので、二度ほどお湯を入れ替えて、やっと入れる温度になったり、あるいはトイレが別の場所(部屋の真ん中)へ移動しており、妙に圧迫感があったりと、微妙な側面があることも確か。

ちなみに他にもテラス付きの客室など、様々なバリエーションがあるようなのですが、私の財力ではこれ以上の客室を利用したことはありません(苦笑


で、ここのホテルの朝食も素晴らしい。

「バードウォッチングカフェ」というレストランで、こんな庭を見ながら…
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洋食を選ぶと…
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素材の由来もしっかりと説明されています。
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で、目玉は…
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ここのホテルのクロワッサンやデニッシュ系のパンはかなりレベルが高く、これをお目当てに洋食を選ぶのだが…やはり絶対的なボリュームが上品すぎるのが残念なところ。

ちなみにここのパンは売店でお土産にまとめ買いしているほどのお気に入り。
それがお代わり自由だというのだから、素晴らしい。


ちなみに和食はこんな感じ。
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ボリューム満点で、とても美味しいのだが…難点はクロワッサンが食べられない事でろうか。

ボリューム満点の和食か、美味しいパンの付く洋食か…いつも真剣に悩むことになってしまう。


ちなみにここのレストランは夕食もなかなか美味しく…
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外で食べるのが面倒なら、ここのホテルで食べるのも良い選択肢だろう。
お値段はそれなりだが、十勝ワインなど品揃えも良く、スタッフも知識豊富で、ワイン片手に十勝の食材を楽しむことができる。


ちなみにホテル近辺は静かな雰囲気。散歩を楽しむにも最適。

「とてっぽ通り」という遊歩道。昔は甜菜(砂糖大根)を運んだ鉄道の廃線跡でもある。
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帯広駅から徒歩圏内にもかかわらず、この長閑さ。
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仕事の時はともかく、プライベートで行くときは、なるべくここのホテルで連泊して、ゆっくり過ごす時間を確保するようにしている。
…のだが、北海道とは一気に縁が薄くなってしまい、もう2年以上も利用する機会には恵まれず(泣
Posted at 2024/09/01 18:55:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記

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何シテル?   05/24 16:23
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