久々の関空から日航機で出発
(最近は成田ばかりだったので…)
最近ビジネスクラス続きだったのだが…流石に今回はエコノミー
関空積み込みの機内食は…いつもながら、それなり(苦笑
選択の余地もなく、ポンと渡されたのだが…メニューを開いてみると、和洋からのチョイスの筈で…
後ろの方の席だったので、機内食の品切れは想定の範囲内なのだが…それならそれで一言あっても良いと思うのだが(苦笑
帰路の機内食は…
帰路は1種類のみの積み込みなのだが、やはり台北積み込みの機内食はハズレ無し。
…それにしても往復のギャップが凄すぎ(苦笑
桃園空港から、バス・新幹線・MRTと乗り継ぎ…
今回も北投温泉に投宿するのだが…
流石に
前回に続いて加賀屋に泊まるほどの余裕もなく、今回は別のホテル。
まあ台北市内でも、しっかりしたホテルは高いので、北投温泉に宿を取っても大差なかったという次第。
ちなみにお値段は、サンルート以上プリンス未満。加賀屋と比べると1/3…
駅からは徒歩2分。加賀屋とは公園を挟んだ向かい側
で、客室はこんな感じ
残念ながら公園側の客室ではなく、眺望は良くない
しかし凄いのがバスルーム
洗面台
スチームサウナ機能を備えた浴室
もちろん天然温泉
更にドライサウナまで備えており、オーバースペックぶりに驚くばかり
撮影禁止なので画像はないものの、落ち着いた雰囲気の大浴場やラウンジも利用でき、更にスタッフの対応も良く、大当たりのホテル。
で、バイキング形式の朝食は、粥や点心と言った中華っぽい品物に加え、野菜料理も多く、更に何故か台湾の朝食では定番のチキンナゲットなど、必要十分なクオリティ。
2泊目は、多少メニューが変化している
これでも台北市内のそれなりにきちんとしたビジネスホテルに毛が生えた程度の価格というのが凄いトコロ。
これなら次回以降も北投温泉に宿を取ろうかと思うのだが…難点は、居心地が良すぎて街へ出掛けたく無くなってしまう事…(大汗
そんな訳で、ホテルに引き籠もって温泉三昧…でも良かったのだが、今回のお目当ては別にあるので、重い腰を上げてなんとか出発。
MRTで台北市内へと出て、こんな立派で味のある塀のある施設を訪問。
正面のゲート
往時は門番も居たのだろうか
そして敷地内にはこんな立派な洋館が…
ここは台北賓館という施設で、要は台湾の迎賓館。
しかし元を辿ると、1901年に完成した日本統治時代の台湾総督官邸。
その当時から、台湾を訪れた皇族をはじめとした要人の宿泊施設としても使われて居たとの事。
そして今では中華民国外交部の管理下にあり、現役の迎賓館として使われていることから、内部の公開は月に1日程度に限られている。
そして今回の台湾行きはこの公開日に合わせて日程を設定した次第。
…なので温泉に引き籠もる訳にはいかなかったのである。
建物が左右非対称だったりする辺りが日本的な部分かも知れない。
但し前庭は左右対称
内部へと進む
煌びやかな階段を昇り
2階のホール
そして片隅にはこんな銅像が…
ここ台北賓館は昭和27年に
日華平和条約の調印が行われた場所でもあり、その様子を再現した銅像が設置されているのである。
序でに言うと、日華平和条約についての日本語のパンフレットも用意してあり…その後の日本と中華人民共和国との国交樹立や、それに伴う日本と中華民国との断交を経た現在における条約類の有効性等の解釈などについて、中華民国側の立場から主張がなされているのだが…
これを論ずるには、あまりに私が勉強不足
(当然これを論ずるためには、中華民国の主張だけでなく、日本側の主張や中華人民共和国の主張もしっかりと読み込む必要があるだろう)なので、今回のブログでは割愛することにしたい。
そして各室の見学
そして最後は、この建物の修復・保存・調査の様子を中心としたビデオの上映
このビデオの中で、研究者が「日本では工業を、台湾はで農業をという、日本政府の方針があり、台湾にあるこの建物のオーナメント類には植物をデザインしたものが多い」という説明をしていたのだが…
確かに植物をモチーフにしたデザインが多いのだが…
とは言え、唐草文様など、植物をモチーフにしたデザインが一般的に特に珍しい訳ではなく…
「台湾での農業振興」云々と言ったことと関連づけて考えるのは少々深読みしすぎのような気がしてならない。
他にも案内板の「日治時期」と書かれている部分に、わざわざシールを貼って「日據時期」と訂正していたりと、ここの保存・公開に関わっているスタッフの考え方が濃厚に出ているような気がしてならない点も多いように感じるところ。
但しこれは、ここが中華民国外交部が管理している施設であることから、スタッフの考え方云々ではなく、時の政権の考え方(つまり馬カラー)が反映されているのかも知れない。
そしてバルコニーから裏側の庭園へ出てみる
裏の庭園側から眺めた建物
そして庭園は、ちょっと日本風
かと思えば、ちょっと中国風
しかし植わっている植物は南国風で…何とも不思議な庭園空間である。
そして庭園の隅には和風の別館があり
こちらは後に台湾総督の私的な生活空間として建てられたとの事。
流石に洋風の派手派手な建物で生活するのは、あまりに落ち着かなかったのだろう。
こうして台北賓館の見学は終了。
今回は他にも、日本統治時代の建造物を何カ所か見学してきたのだが…ブログが長くなってきているので、残りはまたの機会に繰り越すことにしたい。
そして最後に恒例の食べ物ネタの連発…
先ずは夕食で利用した鉄板焼の店。
日本で鉄板焼というと高価なイメージがあるのだが…この店は高級感は全くない大衆的な気楽なお店。
日本語も英語も全く通じないのだが、メニュー伝票に記入してオーダーする形式なので、漢字さえ解れば何とでもなるシステム。
今回はAセット(300元≒\1050)をオーダー。内容はメイン+海鮮3種(エビ・イカ・タコ?)+野菜2種に加え、ライス・味噌汁・冷茶がセルフサービスでお代わり自由になっている。
で、メインは「牛小排」か「菲力」のチョイスだったのだが…「排」がステーキの意味だという事は知っていたので、「牛小排」なら「牛カットステーキ」といったトコロだと推測してオーダーしてみることに。
それに「菲力」が何を指すか皆目見当が付いていなかったので、何か解る方をオーダーしたという次第。
(ちなみに後で調べてみると「菲力」とは「ヒレ」の事。言われてみれば「あーそうだ!」と言った感じなのだが)
その他に、葱入りの卵焼き(30元≒\105、ちなみにプレーンの卵焼きなら半額の15元)と、台湾ビール(50元≒\175)をオーダーし、合計380元(≒\1330)也。
先ずは野菜がサーブされるので、ご飯や味噌汁を用意してメインを待つことに。
ちなみに冷茶もあったのだが…かなり加糖された甘ったるい感じのお茶で、私の口には合わず。
そして目の前の鉄板で豪快に調理されたステーキがサーブされ、役者が勢揃い。
まあ決して高級な肉ではないのだが、目の前の鉄板で焼かれるなど、庶民的ながら雰囲気は完全に鉄板焼きの店。
そしてステーキは醤油と胡椒で味付けされ、食欲を刺激する味であり、ご飯が進んでいく。
そして写真だけを見ていると、全く台湾らしく無いように思えるかもしれないのだが…実は五香粉の香りが凄く、日本の鉄板焼きとは全く違った風味なのである。
また辛さも選べるので、控えめに「微」を選んでみたのだが…それでもココイチで言うところの2~3辛に匹敵する辛さ。
気軽な雰囲気で鉄板焼が楽しめ、しかも台湾的なテイストもあって、なかなか大満足。
但しこの店…決して高級店ではないので、地元の人はふらっと入ってきて、サッと食べて出て行く感じ。
私がビールを飲んだり、鉄板さばきを眺めてのんびりしている間に、隣の客は2回転してしまっている。
また時々、待ち客も出るほどの人気店なのだが…回転が速いので、さほど待たされることもなく、次々と席へ案内されている。(なので、多少ゆっくり食事をしていても問題はない)
あと客層は賑やかなファミリーがいるかと思えば、若い女性が一人でふらっと入ってきたりと、何でもありな客層。
そして次は、鉄板焼店の数軒隣りの牛肉専門店
地元台湾産の牛肉に拘っているとのことで、精肉コーナーも併設されているお店。
こちらの店も伝票でオーダーする形式で、漢字さえ解れば何とでもなるシステムなのだが、モツ類を中心に、漢字で書いてしまうとあまりに生々しいメニューもあって…(「煮牛脳湯」とか「炒牛髄」とか)
しかし日本人だと解ると…日本語メニューが出て来て、更にわざわざ厨房から日本語が出来るコックが呼び出されて、と至れり尽くせりの対応。
で、オーダーしたのはシンプルな牛肉麺(塩味;120元≒\420)と牛カレー飯(100元≒\350)
どちらもサッパリとした赤身肉で、肉そのものも満足。カレーの味付けもアッサリ目で程よく牛肉が引き立っていて素晴らしいところ。但し牛肉麺の方は少し味が薄すぎる感じもしなくは無いのだが…
で、後で調べて解ったことなのだが、実はこの店、台北ではかなりの有名店だったのだとか。
実は上の鉄板焼の店も、牛肉専門店も、特に下調べはしておらず、客の入り具合を見て直感的に入った店だったので、結果として大当たりで嬉しい限り。
しかし一方でハズレを引いてしまった店もあって…(大汗
日式拉麺(日本風ラーメン)の店で、かなり賑わっている店だったのだが…
沖縄そばを連想させるボサボサの麺に、インスタントラーメンのような味のスープ、それに十分な下処理がされていないアバウトな感じの海鮮…まあブログでハッキリとは書きにくいような感想しか持てないお味。
しかし台湾人には意外にウケが良いようで…やはり好みの違いなのかなぁ
そして最後は…桃園空港のフードコートにある、台南担々麺の「度小月」
実は有名チェーン店ではあるのだが、今まで食べる機会が無く、今回ようやく口にすることが出来た次第。
確かに美味しいは美味しいのだが…期待が大きすぎたためか「ああ、こんな感じなのね」とアッサリした感想しか持てず。
しかし何よりも困ったことに…飛行機に乗る前にニンニクたっぷりの担々麺を食べてしまうと…
座席の方は、機内がガラガラだった事もあり、問題なかったのだが…しかしドリンクサービスなどの時に、CAさんと話をするのも憚られてしまい…
なるべく息を吐き出さないようにモゴモゴと話すと、逆に聞き取りにくかったようで、わざわざ顔を近づけてきて…何事もなかったように笑顔で対応してくれたJALのCAさんには脱帽…(大汗
ごめんなさい。以後気をつけますm<__>m