そして次の展示室はこの香港故宮文化博物館の開館にあたり、香港市民から「中華文化の伝承」のために寄贈されたという品々の展示コーナー
(まあここの博物館の是非に関するニュースなどを見聞きしていたこともあり、諸々額面通りだとも思っては居ないのだが、かといってそれを考察するほどの情報も持ち合わせていないので、「こういうコーナーがある」という事だけ淡々と紹介したい)
歴史的な品々から
近代の工芸品
そして自らの作品を提供しているアーティストも
そしてこんな吹き抜けの空間で一休み&先ほどとは違う角度の展望を楽しんでから
この後は常設展へ
明代の陶磁器
琉球腰刀(この刀が故宮にある経緯については「琉球貢刀」としか触れられて居らず、説明は専ら構造などが中心)
そして中国の歴代王朝毎の工芸品のデザイン特性についてのコーナーもあり、地元の人は興味津々
(日本人の私にはざっくり「こんな感じ」というのは理解できるのだが、文字で細かく説明されてもちょっと難しすぎるかも・・・逆に例えば中国系の人々に「平安時代と鎌倉時代の工芸品のデザインの違い」などと言っても、現物や画像を見せて雰囲気は伝わっても、細かな説明は難易度が高いのと同じかもしれない)
そして台北故宮の目玉が白菜なら、こちらの目玉は清代の前衛的な(?)ガラス器
なんとなく昭和の床屋を思い浮かべてしまうのは私だけだろうか・・・
そして清朝皇帝の一日を紹介する展示室もあるのだが、ここにも時計が多数
そして皇帝の祈祷の空間などはパネルやイメージでの紹介
そして最後に「紫禁城の概要」的な展示室(本来はここがスタート)
但しここまで到達した段階では閉館まで10分を切っており、ほぼ「脇見しながら通り抜けてきた」状態
最後にちょっとだけ感想など・・・
ここのミュージアムは、北京から適宜貸出を受けて展示を行う分館(というか出張所)的な位置づけなのだろうか
全体的に良くも悪くも展示物の絶対数が少なく、「宝物を見せる」というよりも、展示構成を作った上でその中に適宜「宝物を取り入れている」ように感じられるところ
まあ口の悪い人に言わせれば、北京故宮は台北へ持ち去られた後の「残り物の寄せ集め」という人もいるくらいで、そこから更に「貸出」で運んでくるとなれば、まあこんな感じになるのかも、というのが正直な印象
ただ工芸品という観点では質・量ともに台北故宮が圧倒的なのだが、これも悪く言えば「ひたすらモノを並べて圧倒しているだけ」という事でもあるので・・・逆に適度な数の宝物を展示構成を工夫して「歴史」という軸で見せている香港の方が「見やすい」ミュージアムと言えるのかも知れない
と、まあこんな感じで香港故宮文化博物館の見学は終了
ところがここのミュージアムの困った事が一つあって・・・館内(チケットゲート内)に敷居の高い中華レストランなどはあるものの、一休みできるようなカフェも無く、そしてコロナ禍の開業だったこともあってか水飲み場も見当たらない始末
更に付け加えると、駅からミュージアムまでの間に自販機はあったのだが、ローカルなキャッシュレス専用で私には購入も出来なかったのである
そんな訳で機内食以来、水分補給も出来ず閉館時間まで粘っていた有様
なので、先ずは水分補給
とは言え、ここまで来ると選り好みもしておられず、ミュージアムのある公園内にあったこんなスタンドへ
一時は日本にも進出して話題になっていた台湾のタピオカミルクティーの店「タイガーシュガー」
そうは言いつつも、気がつけばブームも去り、結局一度も試す機会も無いまま日本はおろか台湾でも見かけなくなっていた店なのだが、まさかこんな所に残っているとは・・・
そして残念ながら夕焼けを楽しめるような天気では無かったのだが、タピオカミルクティーを片手に海辺で一休み
そしてフライトの時間まで少し余裕があるので、どこかで夕食を食べていきたい
しかし街のローカルな食堂まで足を伸ばしている余裕もなく、選択肢としては「ミュージアム建物内の食堂(チケットエリア外のテナント)」「九龍駅ビル内」「空港内」の三択
とは言え、前者はあまりパッとしない感じで、後者ではちょっと味気ない・・・そんなわけで、駅ビル内のレストランにターゲットを定めて移動開始
とりあえず駅まで戻り
駅ビル内を覗いてみる
まあ流石にお菓子では夕食にはならず・・・というか、出来ればもっとローカルなモノが嬉しいところ
結局、こんな如何にも香港的なレストランに入店して
香港っぽくワンタン麺と野菜春巻きをチョイス
但しこのレストラン、チェーン店のようで・・・空港内にも店舗があった様子
まあ、空港とは違ったローカル感を味わえ、また空港にも出店できるくらいには確かなお店だったと言うことだろうか
味もサービスもソツのない感じ
但し店員さんに「ハオチー マ?」(好吃吗→美味しいですか?)と聞かれてちょっと苦笑
というのも、コレ、広東語でも英語でも無く、北京語・・・
入境審査の行列で苦笑したところから始まり、愛国教育云々のミュージアム、そしてレストランでは北京語対応・・・と、まあ年々「ホンコン」が「シャンガン」へと変化していく様子がヒシヒシ伝わってくるのである(昔のあのカオスなホンコンが懐かしい・・・)
と、そんな12年ぶりのホンコン入境を経て、再び空港へと戻ってくる
出境審査は自動改札方式で、特に行列も無く、一瞬で通過
すると目の前にカンタスラウンジが現れたので、そちらで一休み
まあ今回はキャセイ利用なので、キャセイラウンジでも良かったのだが、ここ香港はカンタスラウンジもなかなか
というか、よく言えば重厚(悪く言えば開放的でない)でミールが充実しているが客数も多いキャセイラウンジに対し、食事を目当てとしないなら、天井が無く開放的でお酒が充実していて何より客数が少なく広々としているカンタスラウンジもなかなか良い選択だと思うところ
(まあコロナ前のように、ワンワールドエメラルドを持っているなら、湯船や個室仮眠室装備のキャセイファーストラウンジ一択なのかも知れないが、今となってはJALがばら撒いているお情け程度のサファイアなので・・・)
バーコーナーでオリジナルカクテルを楽しみながら一休み
そして時間を見計らって搭乗ゲートへ移動するのだが・・・今回はサテライトからの出発
以前はバス移動だったのだが、2022年にゲートを一つ潰して通路が開設されている
エスカレーターを延々と乗り継ぎ
こんな陸橋を通ってサテライトまで歩いて行くことが出来る
ちなみにこの陸橋、飛行機が下を通れるようになっていて、外から見るとこんな感じ
で、見ての通り、昇ったら降りなくてはいけない構造で・・・
下りエスカレーターから搭乗機が見えている
こうしてようやくサテライトへと到着
ここの香港国際空港・・・日本からの距離感やネットワークの良さ、空港の設備(ワンワールド系の場合、充実したラウンジを含む)、市内へのアクセス、清潔感など、乗り継ぎ空港としては最高だと思っているのだが、ゲート間の移動性の低さだけが難点なのではないかと思っている
そしてサテライトへ到着すると、ちょうど搭乗が開始しており、そのまま機内へ
搭乗機はキャセイにしては珍しいナロー機のA321neo
そして今回もJALのお情けのサファイアパワーで非常口座席を確保
ただでさえ座席間隔が広いのに、窓際席だと更に
離着陸時にCAさんと対面になるので、目のやり場に困る事を除けば、とんでもなく快適な座席
そして時刻表上で1時間半、実質飛行時間は辛うじて1時間を越える程度のフライトだったにも関わらず・・・
予想外の機内食が登場
選択肢は無く一種類だけ、しかも飲み物の選択肢も無く水だけ、という簡略版ながら、それでもホットミール・・・
CAさん達は時間との闘いとなっており、とにかくバタバタしている感じで、何も無理してホットミールを、というか機内食を出さなくても・・・とも思える感じ
とは言え、そのバタバタ感の中で、機内食を断る間もなくパッパと配膳されたので、夕食は済ませているものの、折角なので夜食に頂いてみることに
で、コレが以外にも美味しくて・・・適度に八角の効いた広東風の濃厚なタレに絡んだ肉と、インディカ米ながら上手に処理されていてパサパサしすぎず食べやすい米、ややぶつ切り感はあるものの野菜もしっかり添えられていて、エコノミーの機内食としては間違いなく過去トップクラスだろう
(というか経験上、香港発の機内食は大当たり8割、大外れ2割のどちらかで、中間は存在しないと思っているのだが・・・)
そして、最後尾まで機内食を配り終えた瞬間、そのまま最前列からトレーの回収が始まり、あっという間に着陸態勢に
で、そんなバタバタのフライトで到着した目的地がどこだったかと言えば・・・
台湾・高雄小港国際空港・・・^^;
コロナ禍の一時期を除き、毎年1~5回は訪れているので、いつも見ていただいている方には「また台湾かよ」と思われているのでしょうが・・・
以前はJALの直行便などもあったのだが、コロナ後は撤退したまま
そしてエバーは強気な価格で時間帯も微妙、個人的にLCCは嫌い・・・とまあそんな選択肢の中で、安い上に便数も多く時間帯の選択肢も豊富な香港経由のキャセイを利用したという次第
で、そろそろ話が長くなってきているので、台湾編はまた改めて・・・
ある冬の日・・・ちょっと暖かな地域へと旅に出ることに
まず成田空港のこんな場所で
朝食をとることに
それにしても、コロナ禍でオーダー式になったのは良いのだが、「牛丼は味噌汁付き、スープを同時オーダーしていても両方付ける」という杓子定規さには苦笑
そしてこんな飛行機に乗り込んで乗り継ぎ地の香港へ
安全性、信頼感のあるキャビン対応、香港と日本の疲れない程度の所要時間、乗り継ぎ空港の快適さ・・・と、何だかんだでお気に入りなのかも知れないキャセイ
加えて今回は運賃もFSCの中では最安値というおまけ付き
(なのにどんな形でもワンワールドサファイヤがあれば、最安運賃でも前方や足下の広い席も含めて事前指定無料、かつチェックイン手荷物も特典でOK・・・と、最安運賃のデメリットは無くなってしまうのが凄いところ)
そんな訳で格安エコノミーなのだが
シートは最前列という好待遇
そんなキャセイで台湾上空を通過して香港へ向かうのだが
先ほどラウンジで朝食を済ませていたこともあり、機内食は断って眠ろうかと思っていたのだが
ふと目が覚めた瞬間に「ライス ウイズ ウォーター?」と声を掛けられ、機内食を断るつもりで「ノー、サンキュー」と返したところ・・・
スクランブルエッグが配膳されてしまう
どうも寝ぼけていて「機内食を断った」つもりが「お粥じゃない方をチョイス」した格好になってしまった様子
まあ配膳されてしまった以上は、有り難く2度目の朝食を頂くことに
しかも相変わらずソツの無いそこそこ美味しい機内食を出してくるのがキャセイの凄いところ
ただお粥の事を「ライス ウイズ ウォーター」と説明されても、あまり美味しそうに聞こえないのだが・・・
結局、機内食を食べて目が覚めてしまい、香港までに映画を2本鑑賞
吉沢亮が30にして中学生役を演じたことが話題になっていた作品なのだが
正直、中学生役には違和感は無い反面、むしろ二十歳前後を演じている部分の方が違和感が強かった気が・・・
それにしても、比較的新しい作品を含め、日本映画の充実ぶりはなかなか
そしてちょうど映画を見終わった頃に香港へと到着
で、この施設が何かというと「香港故宮文化博物館」というミュージアム
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