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2014年02月25日 イイね!

駿河遠州うなぎロード

駿河遠州うなぎロードすっごく久々となるケイマンのツーレポです。自分のブログを見返してみたら、去年の10月以来ですんで約5ヶ月ぶりですが、その間もちょくちょく乗っては近郊のワインディングまで出かけておりました。

月曜(2/24)に代休がとれたので、日曜と月曜を使って静岡の浜松界隈までツーリングです。実は個人的に高速道路をまっすぐ長距離走ることはそれほど好きではないので、あまりロングツーリングには出かけない方なんですが、仕事で東海道新幹線に乗る機会が多く、浜名湖周辺の美しい景色をいつも楽しみにしているので、たまには車で行ってみようかと思い立った次第です。しかしながら、リヤタイヤのミシュランPS2がツルツルのほぼボウズ状態のため、今回は山間のワインディングを攻める走りは無しで、ひたすら安全運転の行程となりました。

てなワケで、タイミングよく家内も有休がとれたので彼女の運転で東名を西に向かいます。当日朝はおは黒が開催予定だったのですが、自分たちの大黒PA通過時間が早過ぎるために涙を呑んでパス。しかし日曜朝の東名は渋滞もまったく無く、制限速度でノンビリ走っても、アッと言う間に掛川ICに到着です。写真は風光明媚な蒲原・由比間。


立ち寄った「掛川花鳥園」は、小動物好きや鳥好きな人には超オススメ!かわいい鳥類や貴重な猛禽類を間近で見られるだけでなく、腕に乗せたりエサをあげたりと、思い切り触れ合う事ができます。写真は寄り添うモリフクロウ。ミミズクやフクロウといった猛禽をはじめ、珍しい鳥類がたくさん。


掛川から浜松ICに向かい、そこから航空自衛隊の広報施設「エアーパーク」へ。“入場無料で楽しめる施設”の上位に常にランキングされているだけあり、非常に内容の濃い展示ですね。ここは来て良かった!


三たび東名高速に乗り、三ヶ日ICで下りて浜名湖をぐるっと一周します。いつも新幹線や夜行列車から眺めていた浜名湖の海側を通る国道1号線の新居町や弁天島を、ケイマンでのんびり走ります。浜名大橋を臨む広々とした風景の中、舞坂本陣や新居関所跡に、東海道五十三次の旅路に思いを馳せます。浜名湖のうなぎを食べたかったのですが、それは翌日にまわして三ヶ日に戻り、浜名湖畔のホテルにチェックイン。晩飯には食べ放題・飲み放題のプランをつけていたため、うなぎをガマンした甲斐があったってもん!(笑

遠くに東名高速と舘山寺温泉の灯を見ながら爆睡し、翌日の月曜日は遠州灘の散策に向かいます。誰もいない風景やうら寂しい風景が大好きなので、道の駅・潮見坂の裏道となる海沿いのダートにケイマンを停め、しばし海を眺めます(表題の写真も)。


どこまでも続く遠州灘の広々とした砂浜を歩いてみると、その美しさに圧倒されます。写真にも写っている、遥か遠くに見える渥美半島の先端に向かって走り出しますが、途中が意外に見晴らしが良くない道だったことと、先端の伊良湖岬まで行って折り返すとかなり時間を要してしまうと考えて、途中で折り返して浜松タウンに向かいます。


R1浜名バイパスに乗り、いつも新幹線の車窓から眺めていた浜名大橋を走ってみます。バイパスはひたすら海沿いの直線ですが、眺望が素晴らしいルートですね。九十九里波乗り道路のちょっと物悲しい雰囲気とはかなり違います(←当たり前だ)。そこから浜松の市街地に向かい、噂を聞いて目をつけていた浜松うなぎの老舗「かねりん」へ。週末は行列必至らしいのですが、月曜の開店直後とあって余裕で入店できました。ここのうな重はもう絶品!蒸してから蒲焼く関東式で、ほんのり甘くもキレのあるタレを付け炭火で焼き上げた蒲焼きは、これまで食べたうなぎの中でも軽くベスト5に入る美味しさでした。嗚呼、夢に出てきそうっす・・・かねりん・・・


浜松ICから東名に乗り、沼津ICで下りて「深海魚水族館」に立ち寄ります。動植物や昆虫も好きなのですが、魚類はそれ以上に大好きなので、貴重な深海魚の数々やシーラカンスの剥製に必要以上にテンションアーップ!「こどもおじさん」の面目躍如です。沼津港の店で干物を仕入れ、東名高速で帰路につきますが、それまで穏やかに晴れて暖かかったのに裾野IC付近からみぞれと小雪の舞うコンディションとなり、ボウズのリヤタイヤでビビりながら走ります。思い返してみれば、今回の行程では新東名は使わず東名オンリーで、しかも殆どが女房の運転でした。


ここまで一切渋滞知らずでしたが、首都高に入った途端に地獄の渋滞で、用賀から幕張の自宅まで2時間近くもかかってしまいました。こんな大渋滞の時にはPDKやティプトロニックが羨ましくなるなあ。保土ヶ谷バイパスと湾岸線を使って帰れば良かったんですが後の祭り。まあ最後に大渋滞に巻き込まれましたが、テンコ盛りで楽しかったし無事故無違反だったしで結果オーライでしょう!楽しかった旅行の余韻のせいか、今日もまだ仕事モードに切り替えられずにいます。いつになるのか、次は寝台特急で出雲か讃岐もいいかなと、夢は枯れ野を駆け巡ります。いいからとっとと働けって >自分

今回は特にオチも何も無くてすんません^^;

※全行程720km・燃費は12.3km/Lでした
Posted at 2014/02/25 12:13:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | ポルシェ・ケイマン | クルマ
2014年01月30日 イイね!

F1ジョブホッパー

F1ジョブホッパー早くも今週で1月も終わり。つい昨日正月だった気がするんですが、なんだか月日が経つのが妙に早くないですか?小学生の6年間や夏休みって永遠に続くかと思うぐらい長く感じたのに、どうも年くってくほど脳に感じる時間の濃密度が違うようですね。

そんなオッサンのたわ言は置いといて、先週末は旧友のF1カメラマン・原富治雄さんがウチに遊びに来てくれました。近所のレース好き仲間を交えて、オッサン同士F1やWGP(今のMotoGP)の昔話に花が咲きました。まあ、原さんの方が自分よりかなり年上なのですが、彼の偉ぶらない人柄からか、なんかジェネレーションギャップを全然感じないんです。
※写真は左から:大島渚監督似のKameちゃん(レース、車&バイク、鉄道、飛行機、音楽マニア)、原カメラマン、幕張のせんと君ことJun(F1マニアのピアニスト)、自分

原さんがお土産に持って来てくれた、ご本人著作の「セナ&ホンダの記憶」ムックを頂き上機嫌です。さっそく拝読してみると、巷に幾多ある今までのセナのムック本(←殆ど買ってます^^;)とは一線を画す素晴らしい内容!写真が素晴らしいのはもちろんですが、当時のF1の現場のリアルなエピソードが満載で、非常に読みごたえがあります。セナだけでなく、当時のドライバーや関係者のドキュメントも多く、当時からF1が好きな方にはオススメです。


実は自分は以前ホンダでF1の仕事を長くやっておりまして、原さんとも一緒に仕事をしていました。ジェンソン・バトンともてぎのホテルの部屋で一晩中飲んだり、ジャック・ヴィルヌーブや佐藤琢磨選手たちと飲んだりゲームをしたりしたのが、自分の人生で唯一の自慢です^^; F1に関わり始めたのが1999年からだったので、残念ながらセナ本人と会ったことは無いのですが、やはりセナはロニー・ピーターソンと並んで自分にとっては特別な存在でした。原さんの陰影を活かしたどこか物悲しくて重いトーンの写真は、セナの一瞬の表情を静寂をもって切り取っています。


下記の写真は自分がホンダにいた頃にデザインしたグッズやカレンダー、プレスキット等ですが、全てに原さんの写真を使っています。特にカレンダーは毎年気合いを入れて一緒に作っていたことが思い出されます。今思えば、当時は寝る時間が無いぐらいにもの凄く忙しかったけど、とてもいい仕事をさせてもらってました。転職回数6回を数えるジョブホッパーの自分ですが(苦笑)、ホンダ時代の仕事はとても記憶に残ってます。


気がつけば、一番上の写真の4人で9時間も飲んでました。時間を忘れてレースやクルマやバイクや飛行機、そして過ぎ去った良き時代の話で盛り上がり、すっかりヘベレケに。昔の話で異常に盛り上がるってのは、ホント年くった証拠ですねえ。ついでに病気の話でも盛り上がったり(弱々)

ところで、一番上の写真の「幕張のせんと君」が何者なのか気になっている方もいらっしゃるかと思いますが、彼は素晴らしくソウルフルなピアニストなんです。彼のプレイで楽曲がグルーヴィになるので、大好きなピアニストです。彼の素晴らしいプレイが聴ける動画は下記になります。とても楽しそうにピアノを弾いてますが、特に後半のリリカルなピアノソロは圧巻です。自分のオヤジボーカル&うるさいベースはご容赦ください…
■言葉は要らない『Wordless』
Posted at 2014/01/30 15:45:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | よろず | 日記
2014年01月08日 イイね!

グリーンラインNew Year 2014

グリーンラインNew Year 2014明けすぎてますが、おめでとうございます。本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。今年も残すところあと357日となってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。

自分は仕事の年末進行のバタバタと、年末年始にかけてギックリ腰と風邪で寝込んでしまいまして、すっかりご無沙汰してしまいました。実はまだ体調不良が続いているのですが、2014年のスタートを切らねばなりません。気がつけばすっかり真冬モードで、次の週末は東京でも最強寒波が到来するらしいですが、皆さんは風邪など召されていませんでしょうか。僕はバカなので風邪はひかないと思っていたらこのザマです。みん友さんの新規コンテンツも読めないまま溜まっているので、遡って少しずつ拝読させていただきます。

かねてからブログにも記していた987ケイマンのリヤ周りからの大きな異音ですが、DIY整備に加えて複数のショップによるチェックでも原因が分からないままです。まあ、走行性能に支障は無いので、気にしないことにしました(とはいっても気になるけど)。


ただし、リヤ周りや足周りのチェックと再組み込みや増し締めを施したところ、ホンの僅かではありますがゴトゴト音が小さくなったようです。走行中に駆動を切る(クラッチを踏むかニュートラに入れる)と音が大きくなるため、当初はドライブシャフトジョイントorデフのバックラッシュを疑っていましたが、どうも回転系ではなさそうなので、もしかするとリヤバンパーかリヤフェンダーの中で何かが暴れている可能性もありますが、とりあえずは何かあるまでは放置しておきます。

クリスマス前にドライブで出かけた横浜の市営駐車場にて。偶然にも996と並んだので記念撮影。タルガトップはオシャレ!


赤レンガ倉庫のクリスマスイベント。ツリーが見事。出店がどこも美味しそうで目移りしてしまいます^Q^


翌週末にはプライベートの旅行で函館に出かけました。北海道へは何度も行っているのですが、函館は初めてです。今年は暖かいとのことでしたが、充分以上に寒い!しかし、うっすらと雪化粧した函館の街は美しく、横浜や神戸に負けない魅力的な街でした。ここでは何を食べても美味しく、特に新鮮なイカの旨さはちょっとしたカルチャーショックでした。

函館赤レンガ倉庫でのクリスマスイベント。横浜にも負けない華やかさとロマンチックさです。全体の雰囲気が捉え切れてませんが、iPhoneだとこれが限界。


定番の函館山からの夜景&ムサ苦しい自分。噂に違わないマジで凄い夜景ですが、風があるとあまりにも寒過ぎて10分以上は居られません。


郊外の公園で出会った雪だるま。右手に白い恋人、左手には六花亭と両手に北海道の名菓を持ってます^^


実は函館は、かつて仲が良かった親友の出身地なんです。その親友から函館の良さを幾度となく聞かされていたので、感慨深い旅路となりました。訳あって彼女とはもう二度と会うことはありませんが、その親友をイメージして書いた『ウィンター・コンチェルト』という曲です。以前にもアップしましたが、シンガーのKanaの透き通った歌声が天使のように美しいので、良かったら是非お聴きください。


函館から帰って翌週に、痛恨のギックリ腰。まったく立てなくなってしまい、トイレに行くのも貞子状態。おまけに風邪をこじらせてしまい、年末から正月にかけては完全に寝込んでました(泣)。2013年はよっぽど行いが悪かったんでしょうかね…(弱々)。しかしおかげで紅白を久々にじっくり見ることができました。が、ふなっしーと綾瀬はるかの破壊力に、出演者の印象があまり残ってません^^; 綾瀬はるかはあれだけトチりまくっても、誰も文句が言えないかわいさと純粋さがサイコーっす。自分もキュン死に寸前でした^^;;;

連休後半にようやく腰痛がひいてきたので、南房総・千倉に向かいました。野島崎灯台の駐車場にKTM X-BowとLotus Eliseを発見。オーナーさんと話したくて暫く待ってましたが会えずに、“房総ターンパイク”とも呼ばれる安房グリーンラインを快走して実家に戻りました。4日はとても暖かったので、千倉のビーチを長袖Tシャツで腰痛リハビリウォーク。


そんなこんなの散々な年末年始でしたが、実はここでは書けない大事件もありまして、まだバタバタしています。今年は転職or独立・起業を目指しているので、ローンや消費税アップの問題もあり、車やバイクを乗り換えるなら4月前ですね。健康第一で頑張っていきますよ。機会があったらオフ会やツーリングにもご一緒させてください;D

※年末に自宅前に停まっていた991カレラ。リヤビューから発せられるオーラがカッコいい!
Posted at 2014/01/08 15:24:46 | コメント(5) | トラックバック(0) | ポルシェ・ケイマン | 日記
2013年11月29日 イイね!

廃校紅葉ナチュラルハイ

廃校紅葉ナチュラルハイ以前に何度かブログにも書いた987ケイマンの異音ですが、自分やショップでバラして点検しても原因が分からずに半ば諦め状態でして、殆ど乗ってません。乗る度に症状が悪化しているので、心配なのとガタガタとうるさいので乗る気になれないのが本音です。素性はとても良いクルマなのに、こうした原因不明のマイナートラブルはとても残念です。
というワケで、引き続きバイクネタです。南房総は関東で最も遅い紅葉が見られるので、紅葉狩りツーリングに行ってきました。比較的短距離なので、嫁さんと久々にタンデムツーです。WRはおよそタンデムには向かないバイクですが、何故か家内は喜んで後ろに乗ってくれます。過去に乗っていた大型バイクのタンデムは、パワーがあり過ぎて少し怖かったらしい^^;

とはいえ、タンデムだと往復250kmぐらいがケツ筋的な限界(?)なので、行き先は自宅から約70kmの養老渓谷界隈に決定。R297の馬立付近からいくつもの林道を繋いでアプローチします。この辺りは林道や農道が網の目のようにはりめぐらされており、ひとつ道を間違えるととんでもない所に出てしまいます。でもって、今回もやらかしました。大福山展望台に向かう林道を走っていたつもりが、ダートから廃道となり、しかも前日の雨でグッチャグチャのヌッタヌタ。いくらモタードバイクとはいえ、完全なロードタイヤにしかもタンデムとあっては、全く走破不可能(汗)。それでも諦めずに先に進んだことが傷口を広げてしまいました。いくつもの崩れかかった素堀りのトンネルや崖崩れを乗り越えた先は、さらなる泥沼地獄。完全にタイヤが埋まってしまい、そこから抜け出すだけで大幅にタイムロスしちまいました。嫁にも手伝ってもらって、泥にハマったバイクを引き起こし、狭い林道を力づくでUターン。二人とも汗だく&泥だらけです。写真は引き返して安全な場所に出てきたところ。家内も既に力尽きてます。


泥地獄を何とか抜け出し、里山をノンビリ走ります。いや決してノンビリじゃなかったけど^^;この辺りは「市原市の宝(?)」とも言われる小湊鐵道が通っており、運が良ければ超ラブリーな古いディーゼルカーが見られます。


写真は月崎・上総大久保間の小湊鐵道の撮影スポット。列車を待とうと思い調べてみると、次に来るのは1時間後なのでアッサリ諦め、日も短いので先を急ぎます。


養老渓谷はこの時期ならではの凄い人ごみです。いつもは正直うら寂しい観光地なのですが、みなさん思い思いに紅葉狩りを楽しんでいます。梅ヶ瀬渓谷から大福山にかけては素晴らしい紅葉。しかし、バイクを降りるのがメンドかったので、写真は殆ど撮ってません。


大福山から先はハイカーの姿は殆どなくなり、対向車にも全く出会わない細く暗い山中の林道となります。一部ダートもあるけど概ね簡易舗装された走りやすい道。モタードには楽しい狭小屈曲路です。夏場はよくヘビが横断しているので轢いてしまわないように注意が必要。いくつかの分岐を通り、秘境のような小さい集落に残る福野小学校跡に到着。山中に佇むそのオール木造の風情ある校舎は、20年ぐらい前に初めて来た時には、幻を見たのかと思ったほどでした。2002年に廃校になってしまったらしく、しかも数年前に訪れた時よりも廃墟化が進行していました。


錆び付いた校門の外から校舎を眺めていたら、軽トラで現れた地元のおっちゃんが「中に入って見学してもいいよ」とのお言葉を頂いたので、ギイギイと校門を押して校庭へ。この校庭の中心には大きなあすなろの木があり、滑り台の隣には桜の老木があります。きっと春はこの桜が満開で、夏は周囲の山の蝉時雨、そして秋は紅葉に囲まれて、ここではいじめなんか無かったんだろうなあ。


さてさて、この季節は日が暮れるのがマッハなので、暗くならないうちに家路につきます。本当は安房勝山まで出て、街の魚屋で新鮮なカワハギを仕入れていこうと思ってたんですが、ケツ痛も限界なので、上総一ノ宮の魚屋でアジとウルメイワシを仕入れ、真新しい圏央道に乗って一気に夕暮れの幕張へ帰還。さっそく魚をさばいて日本酒で一杯。この季節のカワハギの肝和えも最高ですが、脂ののったウルメの刺身とアジのタタキだってなかなかのもんですよ!
Posted at 2013/11/29 15:40:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記
2013年11月15日 イイね!

【納車1周年】YAMAHA WR250Xインプレ

【納車1周年】YAMAHA WR250Xインプレウン十年前に中型免許をとって初めて買ったバイクはYAMAHA RZ250でした。それからオフやエンデューロ/モトクロスにハマり、限定解除してからはDucatiやKTMといった外車の乗り味、サーキット走行にもハマり、10数台のバイクを乗り継いで、昨年になって再び250ccに帰還。ブッちゃけのところ、車検が面倒になったことと、マンションの駐輪場が狭く大型バイクを押し引きしての出し入れが億劫になってきたことが原因です(トシですな…)。去年まで所有していたKTM640もオイル漏れや再三のバッテリーあがり等のマイナートラブルがあったため、信頼性の高い国産メーカーのライトウェイトで俊敏な250にスケールダウンすることにしました。

候補モデルはYAMAHA WR250Xの一択で競合モデルはナシ。2007年にデビューした頃からその本気の高性能ぶりはネットや誌面で知っていたし、どうせ250になってパワーダウンするのであれば、モタードやオフ車が好きな自分にはコレしか選択肢がない状況でした。しかし、購入前に念を入れて近所のYSP店でホワイトの試乗車を調達。確かに250なりのパワー/トルクだが、気になるほどパワー不足ではない。いや、むしろ町中ではかなり速い!ってなワケで、KTM640を下取りに出して昨秋に新車を購入。

YSP店で乗った試乗車

無事納車され、早速ナラシのツーリングに茨城・房総へと向かいます。今までのオフ車とは一線を画する高い質感と手応えは、さすがに少々お高いだけありますね。アイドリングは、今までの4スト250ccシングルの「トントントントン…」という牧歌的なものではなく、「ドルルルル…」という異次元のもので、否が応でも高回転・高出力の高性能さを感じさせます。しかし、やたらに回りたがるエンジンはナラシ走行にはキツい(汗)。
ナラシ中に気付いたことは、フルアジャスタブルの前後サスとシャシーの素晴らしさ。従来のオフ車のように捻れたり腰砕けになったりすることが全くありません。問題なのはケツの痛み。ほっそーくてかったーいシートは三角木馬そのもの。ちなみに乗る時はモトパンやレザーパンツの下にサイクルジャージ履いてます。7Lチョイしか入らないガソリンと併せて、これじゃ長距離は難しそう。ちなみによく言われる足付きの悪さは、身長175cmの自分では両足ベッタリですが、170cm以下だとちょっとツンツンするかも。車体が軽いので万一グラッときても余裕で支えられますが。

ナラシツーで早くもケツ痛が…

1000km走ってオイルとエレメントを交換し、同時に最初のモディファイ。リヤ周りをフェンダーレス加工し、ナンバー灯をLED化。さらにホイールにイエローのリムテープを貼りました。このリムテープは二輪車用ですが、各色あるのでクルマにもお手軽なモディファイとしてオススメです。19インチ用は無いかもしれませんが。また、着座位置を上げてコーナリング時の体重移動をしやすくする為、輸出仕様車用のハイシートに交換。これでシート高が更に高くなって足付きが劣悪になりましたが、軽いので片足でも楽勝です。

フェンダーレスのプチモディとリムテープ

昨年は秋から冬のいい季節にかけ、毎週のように乗り回し、ワインディングを攻めまくりました。250とは思えない速さとハンドリングと高剛性で、タイトな峠ならリッターバイクを楽勝でカモれます。中速ワインディングでポルシェ996C4とバトルして勝った(これこれ)こともありました。今まで乗っていたどのバイクよりも、タイトワインディングが速く走れます。これホント。ただし中〜高速ワインディングでは、大排気量車の加速には足元にも及びません。そりゃ250だしね。

秋〜冬はサイコーっす

マシンの性格上、のんびりトコトコと走ることや長距離ツーリングには向きませんね。ケツ痛を誘発する細くて固いシート、立ったポジションは高速巡航がキツく、軽さ最優先のためタンク容量が少なく航続距離は200kmしかありません。それでも、シングルながらパワフルで振動が殆ど無いので、風圧さえガマンすれば1ぬぅあkm/hぐらいまでなら高速巡航もなんとかイケます。これは既存の250オフではできなかったことですね。
タンデムはハイシートにすれば想定外に楽です。いや、決してツアラーほどには楽ではないけど、往復300kmのタンデムツーリングにも行きました。基本設計がオフ車なので、フラットなダートや林道にもガンガン入っていけます。前後フルアジャスタブルのサスをセッティングすれば、サーキットもかなりのペースで走れてしまいます。故障は今のところありません。

ガレてなければ林道ツーも楽勝

スタイリングは非常に満足。もともとYAMAHA車のデザインはGKダイナミクスが手掛けているので、国産車の中でも群を抜いている(あくまでデザイナーとしての個人的感想)と思っていますが、現代的なシャープさとオフ車ならではのスリムなシンプルさを纏ったWRは文句無くカッコいい。ケニー・ロバーツを彷彿とさせるイエローのUSインターカラーも好みです。

1年間で8,500kmと、長距離に不向きなバイクながら結構乗ったと思います。確かに価格は250にしてはお高いですが、エンジン・シャシ、サスの全てに金がかかってます。この価値と高性能さが分からないと、ただ単に割高の250バイクでしかありません。こうした設計思想はポルシェにも通じますね。ですので、バイク歴の長いベテランにはオススメできます。もちろん、バイク初心者がこうした高性能車からバイクライフに入ることは素晴らしいと思います。

弱点と気になる点も記しておきます。
・少ないガソリン容量に於ける航続距離の短さ
・ボルトナット類はユニクロメッキで質は高くない
・提灯のように暗いヘッドライト
・100kmも走るとケツが割れる細くて硬いシート
・荷物積載能力はほぼゼロでやんす

総評として、個人的には250のベストバイです。このバイクが気になっている方や欲しいと思っている方には、自分の価値観に於いて楽しさは全面的に保証します。とはいえ、よく言われている「リッターもカモれる」は明らかに言い過ぎ^^;
ウン十年前に乗り回していた2スト250ccバイクに跨がる時のワクワク感、それを思い出させてくれるバイクです。中身がガキなオッサンがさらにガキに戻ってしまいます。来年はDIYで少しカスタムしてみますか。


【追記】
2014年秋の15,000km時点でエキパイをPower Boxに交換してエアクリーナーボックスを加工し、ワインディングでコケて貴重なインターカラー外装のナラシも終了した(泣)ので、外装をホワイトに交換しました。Power Boxはイイです!ノーマルマフラーは重いけど静かだし出来は良いので換えてません。
国産車はパーツも安く入手も容易でメンテは全て自身で行っているので非常に安上がりです。しかしタイヤは既に5セット目…。(現在はDUNLOP α-13を装着)
Posted at 2013/11/15 18:35:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | モーターサイクル | クルマ

プロフィール

「こうして見ると全く駅には見えない(上総川間駅)」
何シテル?   08/26 18:13
バイク、クルマ、音楽、スポーツ、酒、料理、雑学を愛する昭和の不良高校生のようなおっさんで、現在の愛車はスズキ ジムニー シエラとヤマハWR250Xです。機械いじ...
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