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2020年11月02日 イイね!

エンジンがかからない!からの絶品鴨せいろ

エンジンがかからない!からの絶品鴨せいろ久々に晴れた週末、気象庁によるとなんとこの9週間土日がずっと雨だったとのことで、道理でバイクに乗れていないワケです。
気持ちいい秋晴れの早朝からWR250Xを軽整備して、秋の林道とワインディングツーリングに向かうべく、ブーツを履いてプロテクターを装着しヘルメットとゴーグルを着け、身支度をバッチリ整えます。


いつものようにイグニッションをONにすると「ジー、キュルルルル、バスッ」あれれ…バッテリーがご臨終のようです。3ヶ月近く放置してたし仕方ねーなと、予備のバッテリーに交換。


これまでの国産YUASAバッテリーから台湾製のYUASAに交換。サイズは何故か台湾製の方がほんの少しだけ大きいようです。


バッテリー交換後、再びセルスイッチを押してもウンともスンとも言わず…これはどうやらセルモーター本体かスターターリレーかと疑います。
テスターを取りに戻るのが面倒だったので、スターターリレーのプラス端子とマイナス端子を強引に直結するとセルモーターが回った(感電や火災の危険もあるので良い子はマネしちゃダメよ)ので、スターターリレー故障でビンゴ。2012年から新車で乗りつづけてきて、初めての故障らしい故障です。


バッテリーのアースをフリーにしてスターターリレーを取り外し、ヒューズを確認したところ2個とも問題無いので、中のコイルによる電磁石が壊れたようです。
弱ったバッテリーを無理に使い続けるとリレーが壊れることも多いので、バッテリーの電圧には常に注意しましょう。


軽い衝撃を与えると立ち直ることもあるので、コイルの外側をプラハンでコンコンするも蘇らず、この時点でその日のツーリングは諦めて近所のバイク屋さん(WING店)にパーツ単体の取り寄せをお願いしました。


3日後にバイク屋さんに届いたパーツを自転車で引き取りに行きました。
YAMAHA純正スターターリレーの品番は「3D7-81940-00」です。


取り外した古いスターターリレーと新しい物とを比べると、なぜかヒューズ(30A)の色が変わっていますね。
ゴムベルトの左右に開いた細長い孔を車体側のブラケットに差し込んで固定するシンプルな構造です。


リレーを取り付けバッテリーを繋いでセルスイッチを押すと「キュルル、ドルルーン」とエンジンが元気に息を吹き返しました。
時計がリセットされてしまったので時刻を合わせ直し、FIの燃調(CO値)も「6」に設定し直しておきます。
リレーの交換作業自体は簡単ですが、エンジンがかからない場合はバッテリー、リレー、セル、ダイレクトイグニッション、プラグ、その他色々な原因が考えられるので、素人の判断が難しく、本来はバイク屋さん等のプロにお任せするのが賢明です。


その足で、房総半島のワインディングを抜けて秘境にある廃校を利用した蕎麦屋「もみの木庵」に向かい、鴨せいろをいただきました。
そば粉の星が入った手打ちの田舎そばの香りと、鴨肉と柚子と三つ葉のバランスが素晴らしい一杯です。


食べ終わって外房・御宿のビーチまで走ってひと休み。
2012年にこのWR250Xを買った時は、排気量がそれまでの1/3ぐらいになってしまうことによるパワーダウンに心配しましたが、新車から8年間・約4万kmをともにしても全く飽きない素晴らしいバイクです。
Posted at 2020/11/02 14:24:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記
2018年07月24日 イイね!

転倒ダメージからの復活

転倒ダメージからの復活強烈な酷暑続きの日本列島、皆さんの車やバイクの冷却は大丈夫でしょうか?自分は頭が冷却能力不足で脳ミソが焼き味噌になっております。
6月にバイクで林道ツーリングに出かけた際、前日の雨でぬかるんだ未舗装の素掘りトンネルの中にあるガレ場で大転倒してしまい、バイクにかなりのダメージを負いましたので、その修理レポートです。何だかこのところブログネタがトラブル忘備録と化してる(汗

結構なスピードで左側にコケまして、ざっとハンドルバーの折れ、左右ミラーの割れとミラーステーのひん曲がり、ハンドガードはグチャグチャ、クラッチレバー曲がり、ETC端末ステーの曲がり、ステップ&シフトレバーの曲がり、サブフレームの曲がり、シュラウドがギタギタといった被害でした。ちなみに自分は肋骨骨折と左腕の打撲及びマフラーによる火傷です。ダメージがデカかったものの、車載工具で何とか自走できるように修復し、ひん曲がったハンドルともげたステップ、ミラーレスのまま約70kmを自走して帰宅しました(汗

このYAMAHAインターカラーのイエロー外装は限定でメッチャ貴重でして、パーツでは手に入らない故ネットオークションでは非常に高値で取引されています。このバイクを買った時もディーラーから「絶対に転ばないように、大切にしてください」と言われていたにも関わらず、このイエロー外装に着替えるとなぜか必ずコケるっつー(-_-;


今回はアフターパーツでの交換としました。
・ZETA CXハンドルバー(Super Moto-Med)
・ZETA アーマーハンドルガード(ベンドタイプ)
・SP武川 ポリゴンミラー
・MZS アジャスタブルクラッチレバー&ブレーキレバー
カラーはシンプルなブラックをチョイス。
パーツが揃った時点で時間を見つけて早速取り付け作業に入ります。


まずは無残な姿になってしまったETC端末マウントステーをバラし、端末のハーネスをカプラーから引き抜いて移設します。


ETC端末を設置する場所がバイクに殆ど無いため、左側のシュラウドの内側に両面テープで貼り付けますが、取り付けてみるとクーラントのリザーバタンクに干渉してしまい断念。パズルみたいに何処に取り付けるか考えないと(゚-゚;)ウーン


ZETAのハンドルバーが外人サイズで幅が広すぎるので、両端を15mmずつ金ノコでぶった切ります。肉厚で硬いアルミにを相手に大汗をかきながらギコギコ(-_-;;;


次に、スロットルホルダーとキルスイッチボックスから出ている回り止めのポッチを受ける孔をハンドルバーにドリルであけます。この時点で既に汗だく。


曲がったり折れたりしたパーツを次々に取っぱらい、新しいパーツを仮組みしていきます。逃げ場が無い炎天下で麦茶とスポーツドリンクを大量に飲みながらの作業です。日なたに置いておいた工具が熱くて持てなくなるほどの灼熱地獄(汗
そういえば、去年の今頃も炎天下で作業してぶっ倒れかけました(滝汗


ZETAのアーマーハンドルガードは汎用設計なので、ピッタリ合わせるにはかなりの力技が必要になります。フィッティングに苦労しまくって、最終的にはバーエンドを留めているアルミボルトがひん曲がってしまいました。


ETCマウントステーも力技で曲げ直し、何とか端末を取り付けられるように修復しました。ハンドルガードは今のマウント方法だと転倒した時に回ってしまいレバーをガードできない可能性があるので、取り付け方法を再考する必要がありそうです。ちなみに曲がってしまったサブフレームはYAMAHAディーラーで取り寄せ、定期点検のついでに取り付けてもらいました。


ハンドル周りをブラックで統一したので、よりシンプルになりました。この後試走に出たところ、ドライヤーかエアコン室外機の熱風を浴びせ続けられているようなもの凄い暑さ(大汗


何とか修復を完了したWR。今回は打ち所が悪かったのかバイクもライダーも想定外にダメージを受けてしまいました。ライダーの皆さんも雨上がりの林道や山道には充分にお気を付けください。
Posted at 2018/07/24 15:57:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記
2016年05月10日 イイね!

サツキとメイの新緑ライド

サツキとメイの新緑ライドみん友の皆さんはどんなGWを過ごされたでしょうか。自分はといえば、受注産業クリエイター職のサダメで仕事から離れられませんでしたが、ロケハンを利用してポルシェ997であてのないロングツーリングにも行くことができたので、それなりに連休を満喫できたかなと思います(そのレポートは後日アップします)。

仕事ついでに気になっているバイクに乗れたので、今回はそのレポートになります。昨今のバイク事情といえば、ちょっと前は「乗りたいバイクが無い」ってなぐらいに没個性的で日和見的なモデルが多く、つい絶版車や旧車に目がいきがちでしたが、ここ数年は超ハイパワーなスーパースポーツからアドベンチャータイプ、ヘリテイジモデルやアメリカンクルーザーからミドルスポーツまで、国産車も輸入車も魅力的なモデルが多く、非常に盛り上がっています。
バイクもいつかは電動化されてしまうかもですが、今は各メーカーの技術とセンスがフルに活かされ、ライダーを楽しませようとする競争が激化しており、いつの間にか「アガリのバイク」という概念も無くなっているので、旧車ばかりに捉われていると非常にもったいない気がします。

まずは、長距離移動&ワインディングにチョイスしたYAMAHA MT-09 Tracer。世界的に流行しているアドベンチャータイプで、このジャンルの王者はBMW R1200GSですが、他のメーカーも負けておらず、900cc並列3気筒エンジンを搭載するこのMT-09 Tracerも素晴らしいバイクです。
ベースモデルのMT-09には発売当時に試乗してますが、そこでも個人的に絶賛してますね。走り出した瞬間に感じるパッケージングの良さと楽しさは群を抜いていて、世界中で大ヒットしているのも頷けます。今回乗ったこのTracerも高速道路から街中、曲がりくねったワインディングまでどこでも楽しくて速いマシン。

※写真はYAMAHAオフィシャルサイトから借用

この個性的なスタイリングは好き嫌いが分かれるかも。自分はぶっちゃけ特にカッコいいとは思いませんwが、全てのパーツが実に機能的にできています。

カマキリの複眼を思わせるフロントマスク

アドベンチャーモデル全般の特徴として、オフロードを意識しているのでシートが高く、このMT-09 Tracerも845mmと低くはありません。シート高は2段階調整式で、自分はオフロード出身なので高い方が好みなため、高い方の860mmに上げてみました。身長175cmで写真の足着きになりますので、小柄なライダーはグラッときたら恐怖を覚えるかもしれません。ちなみに車重は210kgと900ccのビッグバイクとしては軽量です。

ライディングポジションは非常に楽です

今回はタンデムで往復700km以上を走破しました。高速道路から山中のワインディング、渋滞する街中と様々なシチュエーションを長距離走りましたが、非常に快適でしかも速い。特にワインディングでのハンドリングはめっちゃキモチ良く、デカいのに俊敏にスパスパ旋回します。リアシートのパッセンジャー(女性)も「バイクってこんなに寝かせてもすごく安定してるんですね!」「すっごく楽しい!」を連呼してました。最近のYAMAHAはパッケージングとバランスが本当に良いですね。

マルチファンクションディスプレイでエンジン出力モードや様々な設定が可能

信州と奥秩父のワインディングを快走!タンデムでも安定していて非常に速く楽しく走れます。同じアドベンチャータイプでも、競合のBMWやDucati、KTMが倍以上の価格を付けている中、MT-09 Tracerのこの価格は非常に安いと思います。このバイクがあれば、ロングツーリングから日常の移動まで、バイクライフが楽しくなることは間違いないかと。これで前後サスがフルアジャスタブルであれば今すぐにでも欲しい1台。

峠道は青空と新緑のコントラスト

GW中盤には自分のバイクでオフィスまで。たかが250ccのモタードですが、ナカナカどうして飽きが来ないバイク。フレームとサスのクオリティが素晴らしく車体の限界が非常に高いので、まだまだ乗りこなせていない気がします。

新車購入から3年で30,000km走っても飽きないWR250X

仕事の途中にふと築地まで。連休で場外市場はありえない人混み(マジでラッシュ並み)でしたが、場内の魚河岸はご覧の通りいつもの築地です。今年11月に豊洲に移転しますが、子供の頃から慣れ親しんでいた、この築地に当たり前のように存在していた市場が無くなるのは少し寂しい気もしますが、施設の老朽化を目の当たりにすると、縁起でもないけど大きな地震が来る前に移転する方がベターかなと。

この日はバイクだったので鮮魚の買い物はできず…

お次はスウェーデンのHusquvarna 701 SuperMotoです。わずか135kgの車体に690cc・70馬力の単気筒エンジンを積むジャジャ馬モタードで、その爆発的なパンチ力は非常にアグレッシブ。正直、使い道が限定される過激バイクです。

スリム&ライトウェイトなモタード

今回乗ったバイクはシートの出荷が間に合わなかったらしく、ブラックの仮シートが装着されてましたが、本来はこんなスタイリッシュなシートです。ガソリンタンクはシート下で、給油口は一番後ろにあります。

※写真はHusqubarnaオフィシャルサイトから拝借

これがまたクッソ速い!フツーにスロットルを開けると爆発的なトルクでフロントから竿立ちします。こうした極端なバイクに乗り慣れていないライダーはすぐに疲れてしまうかも。
実はKTM 690SMCと共通の兄弟モデルで、以前にKTM640SMを所有していたので、こうした暴力的なモタードは大好物です。単気筒特有の振動はそれなりにあるけど、振動で全身がかゆくはならないレベル(以前のKTMはものすごかった)。

強烈なパワーを発揮するOHC690ccシングルエンジン

この日も房総の内陸を400km近くも走り回りましたが、ワインディングではとにかくバカッ速い!同じモタードでも愛車のWRとはかなり違うハンドリングで、前後のWPサスが非常に粘るネットリとしたハンドリングに躾けられてますね。逆にクロモリパイプで組まれたフレームがしなやかにいなす設計思想のようです。コーナーの出口でフルスロットルをくれるとフロントアップするので非常に楽しく、粘るハンドリングと爆発的なトルクに慣れればガンガン振り回せます。
シート高は900mmと非常に高い上にサスが1Gではあまり沈まないので、自分の身長では両足の爪先が接地する程度です。これは仮シートですが、通常のシートでも同じかと。

オフヘル&ゴーグルとモトクロスブーツで武装したけど意外にカジュアルウェアでも似合いそう

このテのモタードは使い道が限定されるので、人によってはハマるけど殆どのライダーからは対象外になるでしょうね。ロングツーリングやタンデムには向かず、荷物も積めずに振動も多く足着き性は最悪。ワインディングとサーキットでのストレス解消用と割り切ればメチャ楽しいモデルで、個人的にも欲しいです。ただ、以前KTMに乗っていた時にマイナートラブルが続発したので、そのあたりが気になるのと120万オーバーは完成度と比較してちょっと高いかな。でも最高にカッコいいと思います!

サーキットでドリフトしながら思い切り走りたい(写真はHusqubarnaオフィシャルサイトから拝借)

この日立ち寄った房総内陸を走るローカル線の駅。GW最終日にしてやっと完全OFFの休日でした。連休中に仕事で2,000km以上走ったってのに、この最終日もまた400kmも走ってるっつー^^;

年甲斐もなく、この季節は妙に『となりのトトロ』が観たくなるので、VHSに録画してある汚い画質で畦道を走りまくるサツキとメイでも観てみますかね。

新緑に囲まれた久留里駅

1年でも最もいい季節、この5月を引き続き楽しみましょう!
Posted at 2016/05/10 18:10:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記
2015年09月17日 イイね!

ハルさんとナツさんのエドモンズな休日

ハルさんとナツさんのエドモンズな休日首都圏のJRの架線やケーブルが相次いで放火され、都心の交通網を震撼させた事件で「自称ミュージシャン」の男が容疑者として逮捕されましたが、自分も「自称ミュージシャン」「自称クリエイター」という思い切り胡散臭い商売なだけに、こうした資格の要らない職種で「自称」を語ることで世間からの視線が痛い今日この頃です。

さて、その自称クリエイターもここ2ヶ月以上休みが無かったことは前回のブログに記しましたが、取材や出張も多いので、まあ半ば遊んでいるようなものです(いや決して違う^^;;;)。取材で美女とツーリングしたり、同じく取材で美女と真夏のナイトパーティに遊びに行ったりしておりまして、そうした取材の下見とロケハンを兼ねて、以前から気になっていた房総・浜金谷にある合掌造りの古民家カフェを9月5日に訪ねてみました。

春先に仕事で重傷を負ってからバイクでの長距離ライドは控えていたのですが、後遺症にも慣れてきて少しずつ乗れるようになってきたので、軽量で小回りの効くYAMAHA WR-Xで向かいます。

久々の出番だレッドウィ〜ング!!


・・・と思ったけど、今回は10年使い込んでいるアルパインスターズのモトクロスブーツで。
運動量が多いモタード(スーパーモト)は、やっぱモトクロブーツの方が安心感があるし操作もしやすいっす。ハーレーに乗る時はエンジニアブーツがバッチリなんですが。


途中立ち寄った道の駅にはたくさんのツーリングライダーが。手前のDucatiとBMWは君津のシルヴァバードのステッカーが貼ってあります。自分も20年以上お世話になっているショップで、ショップオーナーの牧野功氏は自分の師匠的存在。

おっと、左のBMW R800のチェーンは右出しなんですね。以前に所有していたKTM 640LC4と同じです。


こちらはそのSilverBird牧野師匠が創ったオリジナルマシン「ISM-07R」です。高剛性で軽量なオリジナルフレームに、やはり軽量でトルクフルなDucatiの空冷Lツインエンジンを搭載し、オリジナルデザインの外装を驕られたスポルティーヴァ風のマシンに仕上がっています(動画制作とBGM作曲は不肖私です)。


浜金谷の国道127号線沿いにある古民家カフェ「カフェ エドモンズ」に到着!
内房のR127はそれこそしょっちゅう通る道ですが、2,3年前からここに佇むガチな合掌造りが気になっていました。お店のマスターに聞いたところによると、飛騨高山から築230年の合掌造りをこの場所に移築(!)したそうです。


店内に足を踏み入れた瞬間、土間に積まれたコーヒー豆の木樽がお出迎え。店内はめっちゃいい香りです。


土間の奥には小上がりと囲炉裏が。磨かれて黒光りする木材と年代物の柱時計が、忘れ去っていた日本住宅の現風景を思い起こさせてくれます。


まるで時間が止まったような落ち着いた雰囲気の中、にこやかなマスターの「どこでもお好きな場所にどうぞ」とのお言葉に、ブーツを脱いで店内全体が見渡せる席に座りました。なんだか亡くなった婆ちゃんちに来たみたい。
この写真の奥が厨房とカウンターになっています。


ふと上を見ると、梁には葛飾北斎の富岳三十六景が飾られています。しかしこの梁、すごい木材ですよね。漆喰もキレイに手入れされています。


店内を観察してみると、色々と興味深いコーヒー用のマシンが置かれています。これは恐らくイタリア製の旧いマシンで、銅板とブラス材を叩き出して造られています。パーツのひとつひとつに繊細な装飾が施されていますね。


こちらは豆を挽くマシンでしょうか。鋳物のガワがレトロな造形美です。


これだけ色々と拘っているようなので、コーヒーの味にも期待が持てます。多彩なメニューの中から、まずは基本の「本日のおすすめコーヒー」と「ブルーマウンテン」をオーダーしてみました。

しばらくして運ばれてきたのは、何と意外にもシンプルなコーヒープレス。これで淹れる方がコーヒーそのものの味と香りが楽しめるんでしょうかね…こっこれは!うう美味いっ!!口に残るような酸味や苦みや雑味がまったく無く、スッと入っていきます!主観なので詳しく書きませんが、鼻から抜ける香ばしくて柔らかいアロマ、自然な甘みとコクなのにスッキリとしたキレ、大げさではなく、こんな美味いコーヒーは初めて飲みました。
個人的に大好きな街・ナポリで飲むコーヒー沖縄のコーヒー農園で飲んだコーヒーが一番美味いと思ってましたが、それらとはまた違う味わいの美味しさです。これがコーヒー豆本来の優しい味なのか。まるで日頃の緊張から解き放たれ、ふと癒されるような味わいと香りです。
※ブログに掲載する許可を頂いて撮影しています


店内を見ると、ひとりで来店されている方も多く、ゆったりとした時の流れとコーヒーを楽しんでいるようです。


東京湾フェリーの発着場でもある浜金谷はもともと大好きな街で何度も訪れているんですが、将来は自分も都会の喧噪と昼夜土日ナシで分刻みという長年の慌ただしい仕事から逃避(?)して、人に喜んでいただけるような仕事をしたく、南房総への移住とショップ開店を真剣に考えているので、こうしたコンセプトは非常に勉強になります。最近ではパブリシティにも上手く露出されていて、集客やバイラル効果にも貢献しているようです。


せっかくなので、合掌造りの階上も見せていただきました。階段を上がってみると、そこは合掌造り独特の小屋束が無い扠首構造の広々とした空間。マスターの趣味なのか、興味深い絵画が何枚も保管されています。


まるで230年前の空気がそこにあるような空間に座り、深呼吸してみます。木材と畳の匂いにコーヒーの香りが鼻をくすぐり、ここでアコースティックギターでも奏でてみたくなるような空間。


マスターとひとしきり話した後、再度取材と撮影に訪れる承諾を頂きました。プライベートでもまた行くと思います。
駐車場からは合掌造りの屋根の切れ目から鋸山が顔を覗かせていました。

ひいてみよう、鋸山。


帰路には同じくR127沿いにある作り醤油蔵の「宮醤油」に立ち寄って醤油を購入。ここの醤油はメーカー量産品とはまったく違う、大豆の風味と旨味がきいた逸品です。


宮醤油の建屋も築180年以上のリアル古民家です。古いものを大事に使うことこそエコですよね。古い車にペナルティとして税金をかけようなんてもってのほかっす(-_-#


帰宅してタイヤを見てみたら…既に終わってました…しかもサイドが7mmほど使い切れてない…このタイヤでサーキット一度も走ってないしな(汗
リアタイヤは交換してから3,000kmで終了です。このDUNLOP α-13は純正のブリヂストンBT090に負けず劣らずいいタイヤですが、どちらもライフが短か過ぎかと。まあ、ハイパフォーマンスラジアルタイヤの宿命っすね。


タイヤは命に関わるので、すかさず交換しときました。脊椎の後遺症と相談しながら、久々に箱根に行ってみようかな。


「カフェ エドモンズ」は先日NHKの『ハルさんの休日』で放送されたようです。ご興味のある方は、房総ツーリングやドライブの際に訪れてみてはいかがでしょう。

ちなみに自分は名前が夏輝なので『ナツさん』です。どーでもいいことですが。
…つか、俺は仕事で行ったので休日じゃねっす。
Posted at 2015/09/17 17:00:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記
2014年04月03日 イイね!

水面下の辞表沈下エクスプレス

水面下の辞表沈下エクスプレス・遂に辞表を叩きつけてやったぜ!(慎んで退職届を提出させていただきました)
・あんな会社、辞めてせいせいするわ!(本当に色々とお世話になりました)
・明日から俺も自由さ!コノヤロー!(さて、これからどうしようか)
・社畜のみんな、あばよ!(お世話になりっぱなしでお返しもできず恐縮です)
・最終出社日ってマジでスッキリするぜ!(本当はちょっと寂しいです)
・もうこれで失うものなんて無いさ!(家族や少ない財産を守らないと)
・もう人にヘコヘコ頭は下げないぜ!(今後はもっと下げることになります)
・人生は一度きり、楽しんだモン勝ちだ!(敢えてイバラの道を選びました)
・さあ、新たなチャレンジと挑戦だ!(実は変化をとても恐れる人間なんです)
・やっぱ俺にゃパンクスピリッツさ!(保守的で中道的な男に成り下がりました)
・どうせサラリーマンには向いてないからな(単に団体行動ができないだけです)
・もう後ろは振り返らないぜ!(寂しくなったら会社に遊びに行きます)
…ってなワケで、現職の某代理店系制作会社を退職します。

月曜(4月1日)は代休を利用して陽春のツーリングに。ようやく厳冬から解き放たれ、大好きなバイクに乗れる季節になった。千葉県市原市から房総半島を南下するうぐいすラインを経て、まずは房総三大ご当地ラーメンのひとつ、秘境の里にひっそりと佇む「ラーメン八平」で腹ごしらえ。いつもはお婆ちゃんと孫娘さん(←カワイイ)でやっているんだけど、今日は孫娘さんとバイトとおぼしきおねいさんとのヤングな二人体制。ここの独特過ぎるアリランラーメンは相変わらずンマイ!


県道のワインディングをいすみ鉄道の線路と養老川&夷隅川の渓谷に沿ってひた走る。途中、菜の花と桜が満開を迎えており、水田にも水が引かれ田植えの準備が進んでいる。いや〜春爛漫!平日さぼりツーリング万歳!


里山の細い簡易舗装路をノンビリ走っていると、まるでトトロが出てきそうな小さい集落が。その集落を抜けて細道をさらに走っていくと、切り通しの向こうから川が流れるザーザーという音が…何じゃコリャ!?道路が川の中に突っ込んでる!?


実はこれ、道が寸断されているわけではなく、れっきとした橋なのだ。四万十川などに見られる、水量が増えた時に水面下となる沈下橋の一種なんだけど、ここのは恒久的に水面下に沈んでいる。その長さは7〜80mぐらいか。なかなか粋な風景。澄んだ水からは川底が見えるが、結構深い上にかなりの水量と流れの速さ。路面は藻と水苔でヌルヌル状態で、実際に渡ろうとすると光が乱反射し、橋がどこにあるか見えずにバイクを水没させてしまいそうでかなり怖い(汗)。


慎重に渡り切ると、実は橋の向こう岸は畑があるだけで、道の続きや民家がない。ここはその畑に行くためだけの橋なので、一般車両の通行は禁止だ。※通行と撮影には地元の方の許可を頂いています。


そこから勝浦ダムに向かうと、ダム湖の沿岸は桜が満開。(写ってないけど)


勝浦ダムから林道を走り繋ぎ、いすみ鉄道と小湊鐵道の終着駅である上総中野駅に到着。月曜だというのに、桜や菜の花をバックに走る旧いディーゼル列車を撮影する撮りテツと乗りテツ、ハイキング客がいっぱい。


駅構内の菜の花には、たくさんのミツバチが忙しそうに働いていた。俺も働けってか?じっとしていてくれないので、なかなかフォーカスが定まらん。


春になって路面温度が上がってくると、コーナリングにも余裕が出てくる。冬の乗れない間にコーナリングの勘所を毎年忘れてしまうんだけど、走り回っているうちに勘が戻ってきた。今度は茂原ツインサーキットか袖森サーキットに行ってみよう。
「房総ライダーの聖地」高滝湖の桜は七分咲き。今週末あたりは満開になり、菜の花やポピー、水仙やすみれといった春の花が咲き乱れる房総らしい里山街道を走れると思います。
Posted at 2014/04/03 12:08:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記

プロフィール

「@celi@typeS 札幌に出向く際に何度か乗りましたが、客車列車の終焉のようで寂しくなりますね…」
何シテル?   07/01 11:31
バイク、クルマ、音楽、スポーツ、酒、料理、雑学を愛する昭和の不良高校生のようなおっさんで、現在の愛車はスズキ ジムニー シエラとヤマハWR250Xです。機械いじ...
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