
決してカルボナーラでもボラギノールでもない。
スーパーカー世代やクルマ好きにとっては、ランボルギーニのブランド名を聞いただけで思わず勃起してしまいそうになるが、イオタを除いてランボのモデルの中でも特に希少性が高いのが、ウラッコをベースにベルトーネがデザインした
シルエットだろう。このモデルは自分も実車を見たことが無いですね。
…と回りくどい前段は置いといて、10/12〜14の3連休は久々に思い切り休めたので、爽やかにクルマバカしてきました。実は先月にスピード違反でサイン会に遭ってしまい、免停通知が来るまでは乗っておこう(もちろん安全運転で)と思った次第です。ガソリンも高騰してるし、あまりブン回さずにノンビリ行きますか。
そうはいっても、この季節の連休はどこに行っても大渋滞が予想されるので、千葉市の自宅から房総の御宿に宿泊するという、モロに根性なしの近場ツーリングです。渋滞を避けるため狂ったように朝早く出発、まだ空いている高速道路をハエが止まりそうな速度で流し、まずは館山道の市原SAで小休止。日が昇り始めても、この時間は他には殆どクルマがいません。ここで女房にドライバーを交代。
途中で高速を下りて、内陸のワインディングを通って秋の空気を楽しみながら、昼前に
道の駅富楽里に到着。そこからまた少し走って、県道89号沿いの以前から気になっていたイタリアントリコロールの看板が掛かった
VENTOという店を目指します。初めて店に入りましたが、元ラーメン屋とおぼしき店内には、薪窯とガーリックの香ばしい香りが立ちこめ、手作りチーズのピッツァやパスタはかなり美味い!正直、こんな田舎の地であまり期待はしていなかった(失礼)んですが、ここは房総ツーリングのドラ飯にオススメです。「VENTO」はイタリア語で風の意味ですが、弁当屋とかけてるのか、なかなかシャレがきいてます。
ここからまた自分にドライバーを交代し、南房総のワインディングを縦横無尽に駆け抜けます。あれほどノンビリ行こうと心に決めていたのに、ワインディングに入るとついブン回してしまうのは悪いクセだ…。
こうして、思いっきり遠回りして
御宿のホテルに到着。このホテルは決して星の付くような一流ホテルではないけど、ビーチの目の前という絶好の立地なので、何度も利用しています。大浴場でひと風呂浴びたら、夜の勝浦の街に繰り出します。いつも国道128号を30分ほど歩いていくんですが、これがまた歩行者は二の次な造りで、狭い上に歩道も無く、さらにはトンネルも多いという最悪の条件。それでも勝浦の旨い酒と料理でご満悦です。ホテルに帰ると、駐車場で眠るケイマンのシルエットが外灯に浮かび上がります。こうして見ると、987ケイマンは決して車高の低いクルマではないですね。むしろスポーツカーの中では、かなり腰高の部類に入りそうです。動的な重心はかなり低いけど。
翌朝は早起きしてホテルの朝食をしこたま食った後は、ビーチのテラスでのんびり。同じくテラスにいた、仲が良さそうなオサーン3人組のシルエットが何だか妙にかわいかったので、思わずパチリ。右端のオトーサンの頭に反射した太陽が眩しいっす。
ついでにシルエット繫がりで。これはビーチでガキんちょのようにはしゃぐ、いいトシぶっこいた見苦しいオサーンの自分。バックのサーファーのカッコ良さと比べたら、そらもうマヌケそのもの。
ホテルを出て立ち寄った館山駅のコンコースで思い切り昼寝をぶっこく、どこぞのオサーンのシルエット。ここは超目立つ場所ですが、そんなことはお構いなしのオサーンの信念は揺るぎないです。
那古船方から館山湾を臨む、ケイマンのルーフのシルエット。ここで立ち寄った
長寿庵という蕎麦屋がめっちゃ美味かった!売り切れ御免なのが頷けるクオリティです。
そこからまた房総の山中のワインディングを抜け、外房を目指します。安房天津駅には初めて立ち寄りましたが、ここがまたいい雰囲気。逆光に浮かぶ987のシルエットと、パッセンジャーシートに座るのは初公開(?)となるカミさん。しかしサイドビューだと余計に車高が高いぞケイマン。
渋滞を避けて早い時間に帰宅し、ずっと気になっていた右リアからのゴトゴトという異音の原因を探るべく、内張りやトリムをひっ剥がします。トルクスが多く使われているので、トルクスに慣れていないとサイズがすぐに分からずモタつきます。結局、根本の原因は分からなかったので、後日また徹底的にバラしてみます。まあ、免停になって乗れなくなったらイジれる時間はたっぷりあるし(涙目)
ところで、昨日は台風26号が襲来し、伊豆大島では甚大な被害が出てしまいました。関東は朝方は大荒れでしたが、昼前には強風ながら晴れ間が出て、自宅から美しい虹を見ることができました。これほどまでに完璧な虹を見た記憶はあまり無く、あっという間に消えてしまいましたが、はかないからこそ余計に神秘的です。
台風が過ぎ去っても地元の路線がなかなか復旧せず、仕事は溜まりまくっているのに休んでしまいました。しかし、普段通りに仕事に行っていたのでは決して見られない、素晴らしい景色が。台風は大気中のホコリを洗い流し、東京湾を挟んで対岸がはっきりと見えました。傾いた夕陽に浮かぶ富士山と箱根のシルエットは、このブログのテーマを無理矢理に結ぶためにうってつけの美しさでした。

Posted at 2013/10/17 19:55:01 | |
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ポルシェ・ケイマン | クルマ