
好きな夏が終わってしまったことを悟るのは辛いものですが、久々のブログは8月の忘備録です。
そんな大好きな8月は、重症の夏カゼをこじらせた肺炎からスタート。図らずも「夏カゼはナントカがひく」のそのナントカであることを自ら証明したわけですが、抗生剤やら鎮静剤やら解熱剤やら今までに見たことも無いような量の薬を頂戴いたしまして、ご馳走さまです。7月の激務をムリして乗り越えてきたツケでしょうが、そんな肺炎で10日近く寝込んでしまい、おかげさまで自宅療養中にオリンピック前半のTV中継を堪能できました(弱々)。

■おくすりでおなかいっぱい
病床のベッドから自宅前で開催された花火大会を鑑賞。毎年両親や兄弟を呼んでビールを飲みながら見るんだけど、今年は高熱にうなされ水を飲みながら。ちょっと油断したために大好きな夏に10日間も何もできないなんて悲し過ぎ(泣)

■尺玉が空高くガンガン打ち上がる

■東京湾に咲いた大輪の仕掛け花火
お盆には肺炎も何とか癒え、お盆渋滞を避けド早朝から目的地を決めずにツーリングに。いつも箱根や伊豆ばかりなので、東名御殿場インターを下りて反対側に行ってみました。それも山中湖〜道志には向かわずに、たまにはR139で富士山の西側から山梨県側をぐるりと回るルートを選択。

■モヤっていることが多い真夏の富士山もこの日はクッキリ
R139を富士五湖方面に向けて走ると、ラッキーにもこの日は交通量が殆ど無く樹海の中のワインディングを全開&フルブレーキングのマイペース(?)で走れます。

■国道139号の展望休憩所
こちら側のルートは初めて通りましたが、うっそうとした樹海の中を駆けるアップダウンやコーナーが続くなかなか楽しいルートです。
爽やかな空気の中、富士五湖を巡って山中湖で早めのランチをとり、道志みちから圏央道に向かい上り渋滞が始まる前に撤収・・・の予定のはずが、中央道は既に13時過ぎから上り線が大渋滞(-_-;
35度近い酷暑の中、鬼渋滞で3時間以上ものノロノロ運転でラジエターファンも回りっぱなし。さすがにクルマがかわいそうになったので、帰宅後に5-50Wグレードのエステルオイルに交換してやりました。

■神秘的な青木が原の樹海と本栖湖
お盆には両親をポルシェ911のリアシートに乗せて、近所の
薪窯焼きのナポリピッツァ屋さんへ。911のリアシートは狭いですが、両親は比較的小柄なので近所なら喜んで乗ってくれます。
このナポリピッツァ屋さんは「ヴィーコロ(イタリア語で車、乗り物の意味)」という名前の通り、店内は古き良きイタリア車のイメージで美しいカンパニョーロのワイヤーホイールやナルディのウッドリムステアリングなどがディスプレイされています。
ピッツァの味は石窯の遠赤外線で焼かれたモチモチの生地がサイコー!薪の香りがついて香ばしく、ガスオーブンだとこうはいきません。ちなみに店舗は千葉みなとのネッツトヨタAREA86内にあります。

■トマト、にんにく、オレガノのシンプルなマリナーラ
両親を実家に送り届けて自宅に戻ると、夏には珍しく富士山と箱根、そしてスカイツリーがクッキリ。

■羽田空港から離陸したボーイング767
今年は夏休みが3日間ほどとれたので、この機会を活用して豪遊しようとバイクにタンデムして南房へ。君津スマートICから鹿野山を経て交通量皆無のキモチいいワインディングを駆け抜け、「道の駅 三芳村・鄙の里」まで。ここの名物は何と言っても
ビンゴバーガー!

■ジューシー&ボリューミーなビンゴバーガー
道の駅のテレビではちょうどリオ五輪のレスリング決勝で敗れた吉田沙保里選手の表彰式の姿が映し出されてました。絶対王者だと思ってたのに・・・これも今夏の思い出のひとつ。

■いつも強くて明るい吉田選手の涙を見てるとこっちまで泣いてしまう(;_;)
南房総から内房の東京湾エリアへ向かい、海沿いの小高い丘に経つ東京湾観音にお参り。この56mもの巨大な観音様は、あまり知られていませんが長谷川昇氏(高村光太郎の弟子)によるデザインで、1957年に完成したそうです。

■戦後の平和を祈るため私財を投げ打って建立された巨大観音像
観音像の内部を階段で上まで登ると、東京湾を一望できます。写真の突き出ている岬は千葉のゆるキャラ「
チーバくん」ではちょうどチ◯コになってしまうので描かれていない富津岬。

■観音様の展望台から富津岬を臨む
富津から東京湾沿いを走ると、木更津アウトレットの周辺にはアシの平原と湿地帯が広がり、小櫃川の河口には首都圏では貴重な干潟も残っています。
質の良いアサリが獲れる遠浅の金田海岸には舛添前知事で有名になった某温泉ホテルと、ちょっと不思議な光景も。

■海へと続く電柱
真夏の蒸し暑さの中、全身真っ黒の自分の怪しい姿はどこかで見たことがあるなと思ってたら・・・そうだ、先月のブログにも登場した
あの黒いヤツだ!(笑

■まさしくサボローと完全に一致
東京湾沿いの一帯は工業地帯なので、インダストリアルでちょっとうら寂しい雰囲気。その中でもここ「
千葉フォルニア」はヤシの並木で少しだけトロピカルムード。

■千葉フォルニアは期待して行くとちょっとガッカリするかも^^;
その翌日にはポルシェ911で秩父の長瀞へ。ド早朝に出発したので関越道はガラガラで、アッという間に到着!

■早めに行けば駅前の無料駐車場に停められます
秩父はツーリングやキャンプや仕事で何度も訪れていましたが、実はライン下りに乗ったことが一度も無かったので今回初めて乗ってみましましたが、いや〜なかなかいいもんですね!

■ライン下りで行く長瀞の夏
秩父からワインディングを駆け抜けて、ライダーの街・小鹿野町へ。真夏の白昼の暑さの中、街を歩いている人は殆どいません。
小鹿野名物といえば、サックリ揚げた大きめのカツを甘辛いタレにくぐらせた「
わらじカツ丼」です。カツ丼を出す店は何軒もあってそれぞれ味が違うのですが、老舗で有名店の「安田屋」よりサッパリしている「鹿の子」の方が個人的には好みです。

■大きくて柔らかいヒレ肉を使った鹿の子のわらじカツ丼
小鹿野からは奥秩父の山間ワインディングロードを軽快に走って勝沼に向かいます。交通量は少ないし天気はいいしで、存分にマイペースの走りを堪能できました!
上り渋滞が始まる前に早めに撤収しようと思い中央道に乗ると・・・何とまたしても13時前から大渋滞。まったく勉強してませんな(滝汗)。

■この後にまさかの大渋滞とは…トホホ
夏休み最後の日曜日は近場の大多喜まで新鮮な野菜とハーブを仕入れに行きました。途中、小湊鐵道の無人駅にあるこの塀囲い、何だと思います?実はこれ「
世界一デカいトイレ」なんです。なんでこんなおバカなものを造ったのか・・・どうやら観光の一環のアート作品のようですね。

■世界一デカいトイレ(笑)の外観
女子トイレなので自分は入れないため、塀囲いの内部は参考画像(?)になります。

■カーテンはあるもののガラス張りで落ち着かない雰囲気
ちなみに駅は「飯給」駅です。←この駅名読めます?

■ジブリーな雰囲気が漂う飯給駅
そして気付いたら田んぼの稲は刈り取られセミは次々に死んでいき夏は終わってました。今年は一度も海に潜りに行ってない!(焦

■少しずつ陽も短くなってきました
毎年のことですが、夏の終わりは秋の終わりよりずっと寂しいです。自分もだんだん年を食ってきて、あと何回の夏を迎えられるのかな。死ぬまで元気でいられてバイクと車と音楽と酒を楽しめるといいなあ。
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下記の動画は、移りゆく季節を題材にした「いつも忘れない 〜セプテンバー・ワルツ〜」という曲です。ちょっと切ない歌詞ですが、是非お聴きください。
【いつも忘れない 〜September Waltz〜】歌詞
ここにはもう来られないと思っていた私なのに
今まで思い出さないようにしてきたけど
いつも忘れない いつもここに
隠しておいた宝物 今日は少し広げてみる
戻れないと知っていても 消えそうな記憶たどり
気がつかなかった景色をひとりで歩いている
優しくはもうなれないと思っていた私なのに
涙は遥か枯れてしまったはずだったけど
いつも忘れない いつもここに
しまっておいたあのメロディ 今夜は口に出して歌う
青い夏も白い冬も いつも二人だったから
聞こえていなかった言葉が 初めて聞こえたかも
戻れないと知っていても 消えそうな記憶たどり
気がつかなかった景色をひとりで歩いてゆく