
ガソリン代をはじめ殆ど全ての物価が高騰している折り、みん友の皆様はお元気でしょうか。私の方は春頃より右腕が激しい痛みにより動かせないという難病に悩まされ続けている関係で、車やバイク、自転車にも乗れず、好きなスポーツも何もできない夏を迎えております。
こう何もかもが物価高だと、車検もユーザー車検でというのは自然な心理ですが(毎回だけど・笑)、痛む腕にブロック麻酔の注射を打って、9月に車検満期を迎えるポルシェ911カレラ【タイプ997/3.6リッター/6MT】のユーザー車検を通しに、お盆中に近所の
陸運千葉支局まで出向いてきました。
車検には陸運の事前予約が必要ですので、ユーザー車検にトライされる方は事前にアカウントを作成して
国交相のサイトから予約してください。陸運は平日のみのオープンですが、お盆もやってくれているのは助かります。
カスタムはサスをビルシュタインB16に交換している以外、普段は消耗パーツの交換程度のメンテのみで大きなモディファイはしていませんが、サードパーティ製のLEDテールライトユニットはEマークが付いていないので、念のため純正ユニットに戻します。
テールライトユニットの交換作業自体はワケないものの、どのソケットに何のバルブがハマっていたのかを交換時にメモっておかないと、純正に戻す時に軽く往生します。
必要書類のうち『分解整備記録簿(2年定期点検用)』を自分で作成するために、各部の点検と計測を行います。これが無くてもユーザー車検には通ることは通りますが、車検証に「記録簿無し」と書かれてしまい、場合によっては後々面倒なことになってしまう可能性もあります。
※写真はタイヤ溝を計測中
前回の車検からヘッドライトの光軸が狂っている可能性があるため(まあ大体2年経つと狂ってます)、
近所のテスター屋さんで予備車検を受けます。案の定光軸は狂っていました。ここのおっちゃんは2年に1回しか会わないのに既に顔見知りです(笑)。
今回は事前の予備車検として、光軸の他にもサイドスリップや下周り等の全項目を受けておきました。かかった時間は約10分間で、全てをまとめて5,250円でした。
自分で作成する書類に全て記入し、現行の車検証や自動車税納税証明書と一緒に取りまとめ、Web予約時に交付された予約番号をもって申請窓口で申し込みます。重量税、自賠責保険の更新料を支払って全ての準備が整いました。ぶっちゃけのところ、事前の書類作成が一番面倒(特に分解整備記録簿)ですよね。
マルチテスター装備の5番レーンに並ぶように指示されたため検査レーンに向かいますが、お盆の朝イチにも関わらず結構混んでいます。この日は朝から30度超えだったため、炎天下の中でアイドリング停車していると車がかわいそうになってきます(゚´Д`゚)゚
検査レーンに入る前に、検査官によって灯火類を含む外部補機検査と車内検査を行います。ポルシェ997の場合、リアスポイラーを上げるとそこにもハイマウントストップランプが仕込まれているので、スポイラーは上げたままで検査官に見せます(スポイラーを上げ忘れていると作動を促される)。車体ナンバーはフロントウィンドウの端にも記されていますが、規定によりボンネット内のモノコックに打刻されている車体ナンバーを確認してもらうため、トリムを外しておきます。
検査レーンに進入し、電光掲示板の指示に従い各検査を行い、自分で検査証に打刻していきますが、直前に並んでいた同じくユーザー車検と思われるチェイサー・ツアラーVが、諸々のカスタム箇所のチェック(マフラー、オーバーフェンダー、ホイール、シャコタン等)でかなり時間を要してしまい、色々と厳しく注意を受けてました(;´Д`A “`
レーンの中は撮影禁止なので画像はありません。
自らの事前整備とテスター屋さんの予備車検のおかげで、光軸を含め何の問題も無くレーンの各検査をクリア。あまりにもクッソ暑いので急いで検査証発行に向かいます。全ての項目に検印と打刻をした書類を持って、車検証発行窓口に提出。無事新しい車検証(小さくなっててビックリ)とシールをもらい終了です。ここまでかかった時間はテスター屋さんの予備車検と併せて約50分。
ご参考までに車検費用を記しておきます。
・自賠責保険(24ヶ月):¥17,400
・自動車重量税(~1.5トン・24ヶ月):¥40,100 ←高っ!
・予備車検テスター代:¥5,250
・必要書類購入代:¥50
■合計:¥62,800
これを安いととるか、手間がかかって面倒ととるかは自分次第ですが、しかしながら気に入った車を大事に長く乗れば乗るほど、自動車税や重量税がアップしていくことにはまーったく納得できません!ヽ(`Д´#)ジミントウ
昨今ではWebで「ユーザー車検は簡単」「ユーザー車検は怖くない」と紹介されているサイトや動画も多いですが、あくまで普段のDIYによるメンテと事前の整備、12ヶ月(または24ヶ月)点検がしっかりとできていることが前提です。そこが甘いと、整備不良のまま車検に通ってしまう危険性もあります。
前回の車検からオドメーターは18,000km増えており10万km目前です。ポルシェ911のような趣味的な車にしては過走行気味ですが、仕事の足や買い物にまでガンガン使い倒しているので、まあ妥当かなと。ちなみにここ2年間の故障はありません。
さて、腕の病気を早く治して秋のツーリングにでも出かけますか!
【追記】
2023年7月より
車検シールの貼り位置が変更になっていますのでご注意ください。
Posted at 2023/08/21 15:49:34 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ911 | クルマ