デジカメを修理に出した際,常用レンズも着けて出してしまった。
残ったもう1台のデジカメには,望遠系のレンズが着いている。
広角好きなんで,滅多に望遠は使わない。
で,フィルムカメラで使っていた古いレンズを引っ張り出して着けて見た。古いと言ってもAF用のCPU搭載のレンズだ。
35-135mmなので,デジタル換算すると52.5-202.5mmになる。
(35mmフィルムに比べて,デジカメの露光部が小さいため)
50mm付近のレンズは,その昔「標準レンズ」と言われていたねぇ。
ズームレンズがまだ普及してない頃,カメラを買うととりあえず着けたのが標準レンズ。
ステディなレンズと言うか。
標準であるが故に,明るいレンズを各社競って出していた。
F=1.2というレンズも出ていた。通常,F=1.4だったので,その差は技術的に難しかったのか,かなり高価なものになった。
取り付けたレンズには絞りリングが付いているが,デジカメはレンズの絞りリングで絞りを制御しない。
カメラやレンズにCPUを積むようになって,全ての制御が電子化された。
一昔前のカメラだと,シャッター速度ダイヤルが付いていて,それを回して決めるので操作性が良い。(少なくとも私には)
電子制御されていると,一つのダイヤルがいくつもの機能を兼ねるので,シャッター速度を変更するのも,絞りを変更するのも同じダイヤルで行うため,それぞれのモードにしないとならない。
この辺の作業がもどかしい。
絞りは絞りリングで変えるのが良いと思うんだけど。
ファインダー覗きながら操作出来るし。
ニコンの場合かなり前に,ボディの進化にレンズが取り残されるということがあった。
レンズをAI化したときだ。
ボディ側にレンズの絞りを検出するピンが付いていたのが廃止された。
AI化されていないレンズには,絞りリングを交換するだけでAI化出来たのだが,ものによってはAI化できないレンズもあったようだ。
つまり,最新のボディに古いレンズはすんなり使えない場合がある,ってことだ。
この辺は,レンズを持ってて一眼デジカメを買う人は注意する必要があるのではないかな。(ニコン以外のメーカーの状況は知らないけど)
更に言ってしまうと,ニコンのレンズを持ってるからって,ニコンのデジカメに拘る必要は無いってこと。
キャノンに乗り換える良いチャンスかも知れないぞ。
私はデジカメ用のレンズを買い足した。それまで持っていたレンズをデジカメに着けようとは思わなかったし。
あ,ストロボ(ニコンではスピードライトと呼ぶ)も互換性が無くなったので買い直したよ。
所有していたもので,流用できたのはストラップだけだった。
私が所有しているニコンFE2は絞り優先AEしかなく,絞りを変えるとそれに追随してシャッター速度が変わる。
日中でもストロボを焚くことが多かったので,シャッター速度は250分の1に固定すると,AEは外れマニュアル撮影となる。
ファインダーの中にはシャッター速度ダイヤルで決めた速度を表す針と,内蔵露出計が決めた速度を表す針がそれぞれあって,2本が重なると適正露出だ。これは分かりやすくて好きだった。
ネガフィルムだと,多少適正露出をズレても写るので,どのくらいずれているか見えると,許容範囲内かどうかを判断できる。
+や-で露出状態を表されても,どのくらいオーバーなのか,アンダーなのか分からない。
ともかくだ。
最近のカメラは機能が多すぎて,とても使いこなせない。
(いや,プログラムAEなんて言葉が出てきたころからついていけなくなってた)
分厚いマニュアルの内容は,おやぢの脳にはいくらも入っていかないんだ。
件のレンズ,接写用のマクロ機能が付いてて,これが結構使えることを思い出した。
絞りリングは最小の位置に固定しておくようだ。
写真は,O/Hに出したオメガの代わりに,メインのウォッチになったポルシェデザインをマクロで撮影。となりにあるのはブライトリング。マクロでの撮影はミリ単位でピントを合わせる(被写体への距離を調節する)必要がある。だから数センチ向こうにあるブライトリングにはピントが合わない。
ポルシェデザイン,青いダイヤルが綺麗でそ?
Posted at 2006/04/04 20:04:43 | |
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