![C地点にて C地点にて](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/1662603/p1m.jpg?ct=f047b0d5f828)
チェックポイントチャーリーという言葉がある。
チャーリーとは,
フォネティックコードでCを表す。
ベルリンの壁が有名だ。
ここでは,チェックポイントとは検問所のこと。
C(チャーリー)があるということは,当然A(アルファ)もB(ブラボー)もある。
が,チェックポイントチャーリーという言葉は別なところでも使われている。
日本語で言うとC地点。最終的な重要ポイントというニュアンスか。
例えば旧ソ連の潜水艦基地でのこと。
通常潜水艦はその性質上,姿を晒さないものだが,この基地では狂ったように浮上したまま港に出入りする。
何故か?
この基地の港の周囲には機雷が密集して設置されているためだ。
海底から鎖で様々な深度に浮かべられた,巨大なこんぺいとう。
棘に触れると爆発するこんぺいとう。
これは敵の侵入を阻むための措置ではあるが,当然味方にも影響大なワケで,潜水艦も必死に浮上して機雷に触れまいとする。
この動きは当然「敵」であるアメリカは知っていて,人工衛星からしっかり見張られている。
アメリカの監視者は,潜水艦が浮上/潜行する地点を,チェックポイントチャーリーと呼んで,なんという艦が出入りしたのかを確認する。
文字通りのチェックポイントだ。
アメリカ大統領が休暇を過ごす,キャンプデービッドで大統領がヘリコプターに乗降する場所をやはりチェックポイントチャーリーと呼んでいた記憶がある。
多分シークレットサービスの言葉なのだろうと思うが,詳細は不明。
しかし休暇を過ごす場所が一つしかないってのは,哀しい職業だ。
かつて吉本の漫才コンビ,ザ・ぼんちが『恋のぼんちシート』という曲で一世を風靡した。
昼のワイドショーでよく使われていた,「A地点からB地点まで」というフレーズを曲に載せたものだ。
(最近新たなバージョンをリリースしたらしい)
『恋のぼんちシート』という曲名は,ジューシーフルーツの『恋はベンチシート』をもじったものであろう。
『恋はベンチシート』は,「車の中で恋人とナニヤラやるには,ベンチシートが良い」というちょっとHな歌詞だった。古いアメ車は,スポーティーな車種でもフロントベンチシートだったりした。もちろんリクライニングする。
さてここでのチェックポイントは,ナニヤラとはBだろうか,それともCだろうかということだ。
(Aではないのは明らかだ)
A、B、Cの代わりにフォネティックコードを使ってみるのはどうだろうか。
「あたし,今日アルファを経験したわ」
アルファ波やアルファ米を連想し,健康的な響きを感じる。
「あたし,今日ブラボーを経験したわ」
なんか楽しそうだ。ヨカタネ!と言ってあげたくなる。
「あたし,今日チャーリーを経験したわ」
ある意味露骨になっちまったか?
Posted at 2006/04/12 19:59:23 | |
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散文 | 日記