
もともとの計画の、富士山本8合目まで到着しました。
ここは下山道とくっついているところなので、ここから下山する計画でした。
昨年は8合目宿泊で、脚がつって頂上までいけなかった自分に、日帰り登山で、頂上までいけるわけないと思っていました。
ここまで来るまでに8合目で脚がつりそうになったし。
でも、600円のカップヌードルを食って、しばらく休んでいたら元気が出てきたし、脚のつりそう感は退いてくれたし。
周りにいる人たちは、もしかしたらここから降りる人もいるかもしれないけど、基本的にみんな頂上を目指している。
頂上はもう見えている。頂上まであと300m。頂上まであと1時間との事。
ここからは岩場がなく、砂利の斜面、一部階段のはず。
ここまできたんだから頂上を目指してしまおうか。
と思い始めました。
7合目まで、8合目までと来たので、9合目まで登ろうか。
なとなど考えて、9合目で引き返すことになってもいいので、頂上を目指してさらに登ろうということにしました。
よーし、行っちゃえっ!
一番上に見えているのが頂上のはず。
その下に見える建物が、吉田ルート最後の山小屋、8合5尺の御来光館のはず。
ゆっくり無理せずに、一歩一歩、歩いていきます。
そしてとうとう8合5尺の御来光館。
3450mかー。9合目まであと150m。頂上まで260m。
雲がはるか下だー。
もう雲よりどれだけ高いところにいるのか分からない。
一番上に見えるのが頂上の建物のはず。
写真拡大しないとわかりづらいでしょうが、写真中央やや左上に白い鳥居が見えます。
そこが9合目のはず。
鳥居が近づいてきました。
やったー9合目!
9合目で休憩してる人達。

標高3600m。
標高であと110m。
ところがここからが大変。
また岩場が現れたー。
富士山が世界遺産になった年、はなまるマーケットで、勝俣 州和が富士山に登った映像でも、めざましテレビとその後のフジテレビで生野陽子アナが登った映像見ても、9号目上で道が岩場になってる映像には出てこなかったのに。
太ももが筋肉痛。つりそう感がまた出てきそうな恐怖も。
もっと怖かったのが、たまに体のバランスが崩れて、腰がそり気味になると、腰にピキッっといった、ぎっくり腰になりそうな痛さが。これはヤバイ。これは怖い。ぎっくり腰になんかなったら、自分で下まで降りてこられなくなる。
腰をそらさないように、ゆっくり慎重に。
頂上が近づいてきました。はっきり頂上が見える。ここにきたら人の行列。
人の行列になってペースが遅くなっても、ゆっくり登りたいので、特に困らない。
頂上前の鳥居が見えてきたー。(右端の白いの)
下を見ると・・・・
雲の中の奈落の底に落ちていきそ~。
拡大しないと見えないけど、左には米粒のような人達。
鳥居がもうすぐそこ。
そうか、みんな鳥居で記念撮影してるから、混雑してきたんだ。
そして私の番。
鳥居だー。むこうには頂上の建物が見える。
この鳥居をくぐり、
最後の階段を、ゆっくり1歩1歩登ると、
やったー!頂上到着!!!!
到着は、13:40。
7:00に5合目を出発したので、休憩込みで6時間40分かかったことになります。
山中湖がまた見えたー。
アップアップ
ここでお守りと絵馬を買いました。
珍しく、自分を入れて記念撮影。

DUNLOPの帽子は、サーキットトライアルの優勝商品。
ATIと書いてあるウエアーは、川越マラソンのとき着てるウエアー。
これら実績を作ったものを着て、富士山登山の力になってもらおうとしてました。
雲がはるか下で、下のほうはもうどれぐらい離れてるのかわからない。
すっごーい景色!
天気も良くてよかったなー。
山頂の数少ない山小屋というか、店の前を通り、
店の裏側に回ると・・・・
火口だー
直径は宝永火口より小さいけど、穴に向かって落ちていく角度や深さがすごい。
ここからじゃ火口の底が見えない。
火口の底は8合目ぐらいの標高だそう。とんでもない深さ。
向こう側に見えるのが、富士山の中でも最も標高が高い、つまり日本一高い場所剣ヶ峰3776m。
(今いる場所は3710m)
ここから近いところに小高い山「成就岳(じょうじゅだけ)」標高3734mがあるので上ってみました。
ちなみに富士山頂には、 八神峰(はっしんぽう)と呼ばれる8つの山があり、一番高いのが、先ほどの剣が峰。
成就岳は、3番目に高い山でした。
その8つの山があるので、富士山の頂上ってでこぼこ。初めて知りました。
成就岳頂上に小さな鳥居が。
そしてここからの火口の眺め。
この迫力は、写真じゃ表現できないなー。
成就岳頂上から見下ろした、吉田口頂上の山小屋?店?の建物たち。
ここから眺めた山中湖
もう距離感が全然分からない。
さて、いつまでもここにいたいけど、富士吉田のホテルまで降りなければなりません。
14:20に下山を開始しました。
下りは登りに対し、筋力的には楽だけど、何しろ太ももはすでに筋肉痛でガタガタ。
そして下りはひざには過酷。
それと、下りは全て砂利道って言っていいと思うけど、これがたまにすべる。
すべってバランスを崩し、腰がそり気味になると、腰にピクッと、ぎっくり腰になりそうな感覚。
登りの8合目あたりの山小屋を視界に納めながら、砂利道を、たんたんと下っていきます。
登山道と下山道がくっついていて、また下りだと須走口と分かれる、今回もともとはここまでと計画していた本8合目。
昨年宿泊してリタイアした白雲荘と、その時白雲荘から下山道に向かて登った道。
頂上から8合目までが約1時間。
8合目から7合目までが約1時間。(30分と勘違いしてたので、ここがやたら長く感じました)
7合目から6合目までが約30分。
ここまできたら、もう戻ってきたも同じ。
と思ってたけど、6合目から5合目は、泉ヶ滝まで下り、そこから登り。
たいした登りじゃないけど、このガタガタの脚にはこたえて、30分で行けるはずが40分かかってしまいました。
やっと5合目まで戻ってきたー。
トータル・・・あれっ計算が合わないぞ。
14:20頂上発で、17:10に5合目に到着したのでトータル2時間50分。
飲み物がなくなったので、飲み物を買い、下りてきた富士山を眺めもせず、すぐにバス乗り場へ。
すると予想以上にすっごーい行列。
バスに乗れるまでどれだけ待たなければならないんだ?
とにかく登山靴は、脚を締め付けるので、さっさとぬいで健康サンダルに履き変え。

足が楽になったー。

並んでる途中で撮った写真。あのバスのところまで並んでます。私の後ろにも前側と同じぐらいの行列ができています。
だいぶバスを増便してくれましたが、それでも1時間待ちました。
いや、1時間待ちですんだといった方がいいかな?
バスで富士スバルラインを下りてるときふと思いましたが、まだ富士山にいるんだよなー。
やっぱり富士山は、とてつもなく高く、そしてとてつもなく大きい。
富士北麓駐車場に到着し、インプレッサですぐ近くの富士吉田のホテルへ。
やっとインプレッサ登場
温泉じゃないけど、大浴場に入ってやっと生き返った感じがしました。
次の日16日月曜は、朝、特にどこも寄らずに河口湖インターから中央道に乗り、河口湖インターと大月の中間ぐらいから、談合坂SAまで、GC8とつるんで走ってきました。
10時には自宅に到着し、その日の午後は、マッサージ屋さんに行きました。
まだ脚の筋肉痛がきついー。人生最高の筋肉痛かも。
でも頂上まで登れてよかったー。
さて次は、7合目宿泊でお鉢巡りまでやってくるか?
もしくは富士宮口から日帰りで、剣ヶ峰に登って、下りは御殿場道経由のプリンスルートで降りてくるか?