次は富士山1合目下から、6合目まで登ってきました。
5日前に登った武甲山は獲得標高800mですが、まあまあ楽勝と言っていいと思うので、今度は富士山1合目下から6合目まで、獲得標高1、050mに挑戦してきました。
実は昨年も、富士山1合目下から6合目まで2回登りました。
この時は、6合目から下りるとき脚がつりそうになり、下りはバスで下りてきました。
この時は、下りも歩いて下れましたが、脚がガタガタになりながら何とか下りてきました。
今回は、また違ったルート、旧料金所から登るルートを選びました。

青:昨年1回目のルート
黄:昨年2回目のルート
赤:今回のルート
富士宮ルート5合目下の、入り組んだ登山道全て走破に向かって、また一歩進みます。
行ったのは、富士山の天気予報で、一番晴れの可能性が高い日。豪雨雷雨の次の日。
中央道を、大月から河口湖方面に進むと、山々の間に低い雲がたくさん。昨日の豪雨の影響と思われます。
河口湖ICを超え、東富士五湖道路に入ると、

雲一つない富士山が見えます。
富士山東側のトンネルを抜けると、

道路と同じぐらいの高さに雲海が見えます。
これも昨日の豪雨の影響と思われます。
これは富士山も、そのうち雲に隠れてくるかな?
御殿場から、サーキットの狼公道グランプリのコースを、折り返し地点に向かって登って行きます。
この道から見える富士山も雲一つなし。
公道グランプリ折り返し地点を超え、富士宮ルートで富士山に登る際シャトルバスに乗り換える水ヶ塚公園を超え、富士宮5合目に向かう道路を超えたところに車を止めます。

気温は19℃。涼しい。
朝食を取り、普段履きタイヤのスニーカーから、ラリータイヤの登山靴に履き替え7:00出発。

富士山5合目に向かう道路に入り、
料金所跡。富士山登山シーズンは、ここから先は自家用車は入れません。
この右側に登山口があります。

登山道に足を踏み入れます。

水ヶ塚、 須山御体内入り口からと同様、初めはごく緩やかな登りで歩きやすい道が続きます。
昨日の雨の影響で、道の土は湿っています。
ここのルートも、ピンクのリボンが多数ゆわいてあり、道がわかりやすくて安心します。
川があります。
これも昨日の豪雨の影響でしょう。富士山には、通常は川は流れてないので。
幻の滝が流れてる時期なら、ここも川が流れてるのかな?
この川を渡ります。

まだまだ森の中の、涼しくて気持ち良い道を歩いてゆきます。
ガラン沢到着。
まだまだ道は穏やかです。
水ヶ塚公園からの登山道に合流。
ここからは、昨年1回目に登ったコースです。
すぐに御殿庭下に到着。
ここを右に曲がると、須山御体内入り口からのコースにつながっています。
現在標高約2,000m。
スタートから約2時間。ここで休憩します。
つい最近、コンパクトな折りたたみいすを購入しました。
たたむときは、足を縮めるので、右にある600mlペットボトルぐらいの大きさになります。
椅子に座って休むのって楽。
欠点は、一度座ると立ちたくなくなるので、休憩時間が長くなってしまいます。
同時に、冷感UVカットのアームカバーも購入しました。

冷感がちゃんと効いていて、ひんやりした感じでこれもいい感じ。
日焼け止めを塗るよりUVカット効果も高いと思うし。
休憩では、やっぱりこれ
ここからの道は、そうそう楽な道ではなくなってくるはず。
斜度はまだ穏やかですが、路面は砂利/石になってきました。
斜度が徐々に上がってゆき、富士山らしい砂利/岩の路面に。
今日初めて人に会いました。
私の後ろから歩いてきたのですが、私を抜かすとさらに斜度が上がった、岩の路面を軽々と歩いてゆき、ぶっちぎられました。
御殿庭中に到着。
ここも 須山御体内ルートにつながっているところです。
ここからが厳しくなってゆくんです。
と思ったけど、まだきつい道に入ってない。
木が低く、少なくなってきて、正面に富士山頂上方向が見え始めました。
やっぱり雲が出てきた。頂上は隠れています。
道は徐々に斜度が上がってきます。

右には宝永山が見えてきました。
さあ来ました。このルートで一番厳しい所。
斜度がきついうえに、砂利で滑る。
この道のゴールは見えているのに、いつまでたってもたどり着けない道。
でもここは昨年歩いてるし、つい先日、同じような道を、上双子山で経験したばかり。
この道の上まで20分ぐらいかかると思われます。
なかなかたどり着けないということは認識済みなので、なかなかたどり着けなくても平常心でいられます。
右に、宝永山が障害物無く見えるようになりました。
右下の方を見ると、

立体的な雲海がすごい。
真下を見ると、
ちょっとこわい。下まで滑り落ちていきそう。
宝永第3火口が見えるようになってきました。
斜面には、須山御体内からの登山道が横に伸びているのが見えます。
この斜面を登り切りました。
すると、この上が真っ白になってきました。
この先、この雲の中を歩かなければならないんだろうか?
雲は、西から東へ結構なスピードで流れます。
宝永第1火口が見えてきましたが、上の方は雲に隠れています。

と思ったら、雲は流れて行き、ここから先の道が見えるようになりました。
一部青空も見えています。
富士宮ルート5合目への分岐。
5合目へは向かわず、そのまま6合目を目指します。もう少し。
今日2番目に厳しい上り坂。

さっきほどではないけど、やはり急坂で砂利で滑る道。
東の下の方は、すごい景色。
西側は真っ白。
宝永火口ほぼ全景と、宝永山が、つながって見えてきました。
6合目の山小屋も見えてきました。(かなりズームしてます)
もう少しで、2番目に厳しい坂のゴール。
この辺に来ると、人も増えてきます。
宝永火口全景と、宝永火口から宝永山馬の背に登る道のZのラインが見えてきました。
2番目に厳しい登りのゴール、宝永火口と6合目の分岐にたどり着きました。
ここには小学生の団体が
5合目からここまで歩いてきたものと思われますが、小学生時代にここまで歩いて、こういう景色を見られるのは良い経験だと思います。
ここまでくれば、もう着いたも同然。
6合目山小屋までの道は、スタスタ歩けます。
6合目山小屋到着
到着は11:40。
ルートタイム3:25なので、休憩込みで4:00と計画していましたが、4:40かかりました。
雲海荘
宝永山荘
頂上方向は、真っ白で何も見えません。
と思ったら、雲はあるものの、うっすらと頂上が見えかけています。
カメラをズームして写真を撮ってみると、
撮った時はわかりませんでしたが、PCで見ると、頂上の鳥居が写ってました。
雲の流れが速く、景色がコロコロ変わってゆきます。
6合目から上への登山道
上の方をズームすると、頂上に向かって登っていく人、頂上から下りてくる人が多数います。
ここ6合目山小屋前も、何組もの登山ツアーの団体が来ています。
昼食は宝永山荘で、目玉焼きのせ富士宮焼きそば。
食後は一服しながら、しばらく景色を見ながら休憩します。
東側は良い景色。
西側は、真っ白から、上の方は青空が見えてきました。
さて、この後脚はつりそうになったりしないのか?
下まで歩いて下りられるのか?
途中で獣と出会った?