
今年のタイムアタックシーズン最後のTC2000。
今年はTC2000、TC1000、富士スピードウェイそれぞれの目標TIMEを達成しようと、この時期できるだけ、走行会のスケジュールを詰め込みました。
それぞれのコースの自己BESTと目標タイムは、
TC1000
自己BEST 40'193
目標 40秒切り
FSW RC
自己BEST 2'00"780
目標 最高速度240km/h超え
2分切り
TC2000
自己BEST 1'03"147
目標 1'02"68
TC1000は、
2/2、ギリギリ、1発だけながら、40秒切り達成。
FSW RCは、2分切りならず。自己BEST更新もできず。
ただ、
最高速度240km/h超えだけは達成。
TC2000は最重要視していて、今シーズンすでに2回走行会に参加しましたが、
1回目
1/16、1'03"517
2回目
2/7、1'03"205
こんな中で、目標タイムも、
1'02"68⇒2秒台⇒せめて自己BEST更新、と、だんだん下方修正していきました。
先週の富士で排気音がガラガラと大きな音になり、秘密基地に持っていってみてもらったところ、エキマニが割れていることが発覚。
この時点で、次の日曜の走郎の走行を一度はあきらめました。
でも・・・・やっぱりD-Languageってすごい。
金曜までに直してくれちゃいました。
エキマニは純正品の交換でしたが、たぶんDラーだったら、部品の納期だけで1~2週間かかっちゃうんじゃないですかね。
で走郎前日土曜に受け取り。
土曜は早めに舎人公園まで行って、公園内を散歩してから秘密基地に行きました。
昨年は、エンジンブローで、約1ヶ月秘密基地にマシンを預け、やっぱり走郎前日土曜日受け取りでした。
1ヶ月預けたところ、2.2秒速いマシンになって帰ってきたので、1週間だと0.5秒速いマシンになってくるのでは?
などと期待をこめた冗談を考えていました。
当日はYAHOO天気予報によると、最高気温12℃。気温的にはタイムアップには条件は良くない状態。1、2月に走行会を入れられるったけ入れたので、タイヤもかなり終わりに近い状態。そのへんのコンディション的には、タイムアップは難しそう。
当日、朝筑波サーキットに向かうと、意外と気温が低い。筑波サーキット到着時点で、-1℃。これは結構期待が持てるかも。
山田さんのVAB
井尻さんのスイフトっぽいマシン
菊池さんのインプレッサ

走郎では、これらのマシンを見るのも楽しみの一つ。
今回私は一番速いグループのAグループ。
通常の時期なら一番速いグループでもおかしくない気がしてきたけど、このタイムアタックの時期だと、速い人がたくさん参加していそうな・・・・そんな中で一番速いグループなんかで走っていいのだろうか。
さて1本目。気温は6℃と良いコンディション。
通常は、1本目はタイヤの熱入れとドライバーのウォーミングアップ。
早めにタイヤに熱入れして、タイムアタックの練習。イメージしていた走行法に何とか近づけようと。
ドライバーズミーティングでは、菊池さんが、コンディションが良いので、黙っててもタイムアップできるでしょう。と言ってたので、黙って走っていましたが・・・・
だめだー。
1'04"110
1本目なので、完全な真剣モードにはなってないとはいえ、3秒台にも入ってないなんて。
3秒切りどころか、自己BEST更新どころか、今期のBESTにもとどかなそう。
このままじゃいかん。もっと気合を入れて。
これが今期最後のTC2000のアタックなのだから。
2本目は、1コーナーと2つのヘアピンで、アクセルオンをもっと早く。
ダンロップと最終コーナーは、アベレージスピードを高く。
80Rは踏んでいっても何も起こらない、怖くないと言い聞かせて。
2本目。気温は11度に上昇。
2本目も黙って運転。
その結果、
1'03"157
3秒切りには届かなかったけど、
やっと、やっと、やっと、なんとか自己BESTはたった1/200秒ながら更新。
ハー。かなりほっとした気分。
これで喜んじゃいかんと思いつつもやっぱりうれしい。
自己BEST更新できたのが、やっとのことだったので。
かなりほっとして、ここで4本目に山田さんの同乗走行申し込み。
3本目。
自己BEST更新で満足するな。3秒切りを目指せ。と言い聞かせ走行。
2本目と同様で、さらに1コーナーと2つのヘアピンで、アクセルオンをもっと早く。
ダンロップと最終コーナーの、アベレージスピードを高く。を目指して。
ところが3本目・・・・
F-1でよく、タイヤに「がけ」が来たという言葉が出てきますが、がけが来ました。
71Rにも「がけ」があるんだ。
急にリアタイヤのグリップがなくなる。
ダンロップコーナーでリアが流れてふらつく。
最終コーナー立ち上がりでリアが出て行く。
とてもタイムアタックどころじゃない。
1月に投入したタイヤがもう終わってしまいました。
4本目、ターザン山田さんの同乗走行。
事前に岡田社長に聞いていた話では、山田さんは、セッティングを、リアを大きくトーアウトにして、リアがかなり出やすいセッティングにしていると聞いていたので、菊地さんや井尻さんより、オーバーのアングルが大きいかと想像していました。
また、ラーマン山田、ターザン山田のあのキャラクターからして、豪快で面白い人・・・・というイメージを持っていましたが・・・・
レクチャーのため、運転席に座ると別人。すごくまじめで紳士的な方。
いがい~!
まず驚いたのが、ブレーキング。いきなりガツンと効かす。
土屋圭市のブレーキングを思い出す。
私がここまでブレーキを踏み込んだら、ABSが介入して制動距離が伸びてしまうと思う。
次に1コーナーと2つのヘアピン。
予想に反して、かなりニュートラルな姿勢で走る。
菊池さんも、井尻さんももっとオーバーの姿勢で旋回していました。
ニュートラルと言っても、完全グリップで走っているわけではなく、オーバーの姿勢を作りつつも、フロントで引っ張ることにより、結果的にはニュートラルな姿勢で旋回しているといった感じでしょうか。
山田さんの同乗走行。タイヤがズルズルの状態だったので、ダンロップでスライド。
80R進入でもスライド。でもマシンの姿勢はまったく乱れてない。
とてもタイヤズルズルの状態とは思えない走り。
ダンロップで結構大きめなカウンターを当ててるのと、80R進入でカウンターを当ててるのが見所。
ゴールのタイムコントロール通過後をカットして、バックストレッチで、このマシンの感想を述べているところにつなぎましたが・・・・
イエイエ、タイムアタックマシンではなく、通勤、お買い物、ドライブカーで、リアシートを倒せばホテルGRBになり、サーキットを走ればFerrariF40より速いmonsterマシンです。
タイムは1'03"495。
わーい、山田さんに勝ったぞー。
(タイヤズルズルになった3本目は私は4"273でしたが)
帰ってデジスパイスで山田さんの走りと自分の走りの比較。
赤が私のBEST、青が山田さん。
山田さんのブレーキングは、がなりガツーンとしていたと感じたけど、減速Gは同じぐらい。つまりブレーキ踏み始めの初期制動だけが、私はソフトすぎると言った感じでしょうか。
ダンロップからの立ち上がりが、山田さんは、あれだけズルズルのタイヤで、あれだけカウンターを当てていたにもかかわらず、きれいな加速ラインを描いているのに対し、私はやはり80Rが怖いのか、アクセルを若干戻しぎみになっている。
1コーナー立ち上がりや、2ヘア立ち上がりは、きれいに重なってる。
最終コーナー立ち上がりは私のほうが速いぞー。(これは山田さんが走った時はタイヤがズルズルだったからだろうな)
Gのグラフですが、最大横Gが4Gを超えてる!F-1並み!
これはなんなのでしょうか?
さて、2週間後は富士スピードウェイで
ENDLESSサーキットミーティング。
タイヤ・・・・どーしよー・・・・