
さていよいよ川越耐久レース当日。
川越耐久レースには、私がチャレンジしてみようと思わせた、私よりハーフで 1時間早い、大学時代の友人のF谷さんがもちろん参加します。
そのほか、私の会社の同じ部署から4名参加しました。
昨年、一昨年は10kmのクラスで、10kmでは私より約3分早かった

ちゃん
今年はハーフ初挑戦

「2時間以内で走れないかなーと思ってるんですけど」
私「ハーフは10kmの倍じゃなくて、倍+1.1kmだよ。アップダウンも8カ所増えるし。10kmのペースでハーフは走りきれないよ」
1ヶ月ほど後

「なんとか2時間切れるんじゃないかと思うんですけど」
私「えー本当に、すっごーい」
昨年1時間54分と2時間切りをした

ちゃん
私「今年はタイムどれくらい縮めるられそう?」

「いやー、今年はダメですよ。2時間切れないと思う」
私「またまたー」
昨年2時間6分をだし、

ちゃんの2時間切りを破ってやると燃えていた

さん
1ヶ月ほど前のソフトボール大会で捻挫!
それが大会当日でも完治してない状態。

「いやー今年はゆっくりとにかく完走目指すよ。

ちゃんといっしょに走ろうかなー」
私「そうですね、今年はしょうがないですね。でも

ちゃんは2時間切り狙ってるようですよ」
そして今年参加者が1名増えました。

ちゃん
10kmにエントリー

「いやー、トレーニングでは5kmまでしか走れてませ~ん」
私「頑張らないで、楽に走れるペースで、とにかく完走目指そう」
私の目標は6分30秒/kmペース。これで2時間17分。
トレーニングで2時間18分台を出したので、ペース配分さえ間違わなければいけるはず。
悪くても2時間20分を切り、F谷さんとの差を1時間以内にする。
本番はいつもトレーニングより良いタイムが出せてる。16分台出せれば昨年より10分縮められたことになる。16分台出せないかなー。
切のいい数字で15分台。なんて出せたらいいなー。
朝6:20頃家を出、スタート地点の川越水上公園に向かって歩いていく。うちから川越水上公園までは徒歩15~20分。
ダウンを上に着ている状態では涼しいぐらいの気温。すごくさわやかで、ウキウキした気分。
家を出て、10分ほど歩くと、川越マラソンに出場すると思われる人があちこちからぞろぞろ出てくる。
現地に着くと、私は昨日のうちに受け付けを済ませておきましたが、F谷さんはまだ受付をしていないので、受付、ゼッケンをユニホームに取り付ける作業から。
たまにポツリと雨が。ちょっと心配な雰囲気。昨年までの3年間は、いつも天気が良く暖かくて、走りやすかったのですが、今年は昨年より気温で4℃低そう。雲が厚く日光が出ていない。服装がこれで良いかどうかちょっと不安。
10kmのクラスがスタート。がんばれ

ちゃん。
そしてスタート召集場に行く時間。F谷さんは一般参加者で一番前のAグループ。これに対し、私はGグループとかなり離れた場所なので、並ぶ場所に向かう方向からして違う。何しろハーフ参加者は合計で6000名。Gグループの場所が分かったところで、前のグループ方に行き、D?E?グループの

さんがいないか見て回るが、人数が多すぎて見つからず。戻ってGグループの場所に並ぶ。そこに

ちゃんが歩いてきた。

ちゃんも私と同じGグループ。同じスポーツクラブの仲間を探しているが、なかなか見つからないよう。
川越マラソンコース図
スタート10分前。カラカラさんにダウンを預ける。ちょっと寒いけど、思ったほどは寒くない。服装は当たりか。
スタートのピストルの音。
昨年の様な不思議な動きではなく、ちょっと待つとゆっくり歩き始める。スタートラインが見えたあたりから小走りに。スタートラインでマラソン用GPS腕時計のスタートボタンを押す。
スタート後、10kmクラスのトップがゴールへ向かって帰ってくる。そしてセブンイレブンのところで、今日遅れてやってきたムーミンパパさんが、カラカラさんとともに、ビデオ撮影をしている。2人の前でガッツポーズ。ちょっとわざとらしい?
昨年は、初めから周りのペースについていけなかった・・・・というかついて行ったら21km走りきれないペースだったので、どんどん抜かれていっても自分のペースで走りましたが、今年は周りのペースに合わせて。周りのペースが、自分の想定ペースより若干速い。6分/km近いペース。このペースは自分には速すぎる。周りのペースに合わせるとはいっても、比較的集団の中で後ろに行き気味の人たちにペースを合わせて。ところどころで、速いペースで追い越しをかけて走っていく人、まわりよりゆっくりのペースの人もいる。
そんな中、同じGグループとはいえ結構後ろからスタートした

ちゃんが、結構なスピード差で私を抜かしていく。はっやーい!このペースで最後まで行けるのか、見ていてちょっと不安を感じる速さ。
1kmを過ぎ、第1コーナー。左曲がり角。左曲がり角なので、私は初めから左を走っていて、1コーナーをインベタ最短距離で抜ける。次は緩い右コーナーを抜けた後、2コーナーは右曲がり角。ゆるい右コーナー頂点を狙って、ラインを徐々に右に持っていく。
今年も昨年同様作戦はライン取り。アウトインアウトではなく、インベタ最短距離ラインで。
2コーナー右曲がり角を曲がると、緩く左に曲がりながらの初めの上り坂。きもーちペースを落として。
2km地点のタイムは、ちょっと早気味。このペースキープでいいか、ちょっとペースを落とした方がいいか悩むところ。
一人で走っていたらペースを落としたと思うけど、周りに人がいっぱいいると、周りのペースから遅れていきたくないという心理状態が働き、周りのペースに合わせてしまう。ここは大きく緩やかなS字になっている。ほとんどの人が道なりに走っているのに対し、私は最短距離のライン取りを。
3キロ地点を越え、3コーナー左曲がり角。ここを狙って左側を走っていたので、インベタで。曲がり角をインベタで走ることにより、一つのコーナーで、10人以上抜ける。
ここからが川越の観光地、古い建物が並び、電線は地下を走っているので景色に邪魔物がいない。
有名な「時の鐘」もこの通り後半。
でも周りの景色は目には映っていても、脳には届いていない。ペースとライン取りのみに集中。
4コーナー「札の辻」右曲がり角を曲がり、4km地点を超えたところで左側に一つ目の給水所。ラインを徐々に左に持っていく。
給水所では、トップクラスの人は走りながらガバッと紙コップを取り、走りながら飲むらしいが、私にはそんなことはできないので、歩いて紙コップを取り、歩きながら飲む。飲み終わったらできるだけ早く元のペースに。
5コーナー左曲がり角を曲がり、細い道のゆるいS字。ここもほとんどの人が道なりに走るが、私は最短距離を。
氷川神社に突き当たるので、ここではF谷さんに教わったように完走できるようお祈りをして、左に曲がる。
ペースは、6'30"/kmに対し、1分程度先行している。速すぎの感もあるけど、8km~17kmの間に8カ所のアップダウンがあり、そこでペースが落ちることを考えると、良いペースと言っていいと思う。
5kmを越え右曲がり角。そのあとすぐゆるい左コーナーとなっているので、イン-イン-アウトのライン取りで。
この先で、数年前までうちの部署で働いていた

ちゃんが左側で応援してくれてるはず。左に貼り付いたライン取りで、左側を気にしながら走る。う~ん

ちゃんが見つからなかった。
左側に貼り付いていたのは、次が左曲がり角だから。すでにランエボの生産がなくなってしまった三菱自動車ディーラーのある交差点を、左にインベタで曲がる。ここのディーラーにはパリダカが日本で盛んだった時代、篠塚健次郎が来て、抽選で当たった私は、篠塚健次郎と2ショットの写真を撮ってもらったことがあるディーラーなのに。
ここから650mの長いストレート。(富士スピードウエイのストレート1.5kmより全然短いけど)アクセル全開!・・・・じゃなく、ペースを守って。右鈍角の曲がり角を曲がると、次は800mのストレート。
ストレートエンドのセブンイレブンの交差点あたりで同じ部署の

ちゃん、

ちゃんが応援してくれてるはずだけど。右曲り角なので、右側を走ってるよと伝えといたけど、かぶってると言っていた、紫の三角帽が見つからない。
ここで7km。右に曲がって10kmのコースから外れる。
ここから10km地点前の折り返し地点までは大きくゆるいS字の連続、また8km地点からアップダウンが始まる。ここからが勝負・・・・というかきつくなるのでペースが落ちる。
アップダウンのため、緩いS字がブラインドになっているが、何10回とmonsterGRBでレッキを重ねている私には、ライン取りはばっちり頭に入っている。ブラインドでも最短距離のライン取りができる。上り坂では、すこーしペースを落とし、前の人から少しずつ差をつけられる。登り終わっても、のぼりの疲れが抜けるまでペースを上げず、脚の一時的な大きな疲れが抜けてから、下りで脚に楽をさせつつ、すこーしだけペースアップ。前の人に追いつく。2つのアップダウン。ここで

さんらしき人とすれ違う。あの脚の状態で、私より結構前を走っている。アップダウンを超えると折り返し地点。サイドターンはせず、インベタグリップで。
10km地点。6'30"/kmのペースに対し、2分先行している。これがこのアップダウンの連続でどこまで先行タイムが削られてしまうか。
6'00"/kmとか、7'00"/kmであれば、10kmを越えても、1kmごとに、何時間何分で通過かを暗算で計算できるが、6'30"/kmだと、11km以降は、暗算で計算ができなくなってくる。その対策で、マラソン用腕時計で、キロ当たりの分秒を表示できる物を購入したので、これで確認しながら走れるつもりだったが、これが表示できるキロ当たりの分秒は、トータルではなくリアルタイムだった。そのため現時点のペースを確認して、速い遅いはわかるが、スタートからの平均ペースはやっぱり暗算で計算しなければならない。
12kmを超え、橋を渡った後から、S字の連続。ここも周りが道なりで走っているところを、S字なのでアウトインンアウトで最短距離を。S字が終わったところで左鋭角曲がり角をインインアウトで回り、13km地点を過ぎ、緩い右コーナーのアップダウンを抜ける。昨年はこの辺から上り坂でペースを落とし、下りや平地でほんのちょっとペースを上げようとすると、脚の付け根がつりそうになったけど、今回はそんなことはない。アップダウンを含めても、6'30"/kmキープを狙ったペースで走れる。
ここで3つ目の給水所。計画通り、給水所直前で、「
アミノバイタル パーフェクトエネルギー」でエネルギー補給してから水を飲む。ストレートを走ると、2つ目の折返し。ここももちろんサイドターンはせずに、インベタグリップ。
ここは、「
355F1走行シーン」を撮影した1本隣の道。
ここにきても昨年と違い元気がまだまだある。折り返し地点が中学なので、中学生が手を出して応援してくれている。タッチをしながらより元気になって走れる。
昨年はこの辺に来ると歩いてる人が結構出てきたけど、この時間に抜けると歩いてる人はほんのごくわずかしかいない。去年とは違う景色だ。
この頃F谷さんは・・・・
すでにゴール近くのセブンイレブン近く。あと400mでゴール。
16km地点を過ぎ、元の「大きくゆるいS字の連続」の道に戻ってくる。ここに戻ってきたところで、「戻ってきたぞ」というほっとした気持ち1回目。戻ってくるとすぐにアップで先が見えないが、コースを知っている私はアップの頂上をめざし、左へラインを持っていく。これが最後のアップダウン。もうアップダウンは無い。現状でトータル6'30"/kmのペースに対しどうなのか計算できないが、平地になり6'10"/kmぐらいのペースで走れる。
そして18kmを超えたところで、2回目の「戻ってきたぞ」。10kmのコースと別れたセブンイレブン。今度は、同じ部署の

ちゃんが紫の三角帽子をかぶってるのを見つけられた。

ちゃん

ちゃんの応援を受け、ますます元気に。
セブンイレブンを右折し残り3km。ここからは逆計算ができる。3kmだと・・・・・
6分×3=18⇒19分ぐらいで走れるはず。現在の経過時間と合わせると、2時間15分ぐらい。これはなんとか15分台が出したい。
脚はもちろんかなり疲れているが、まだまだ元気はある。ほんの少しだけペースアップ。この辺からは抜かすことが多くなる。19kmあたりのところで最後の給水所。ここで止まって結構ゆっくり水を飲んでる人が多かったが、歩きには変えるが最短時間で水を補給。左、右、左の細かいS字を直線的に抜け、ここからはさらにどんどん抜いていく。
20km地点。あと1km。まだまだ行ける。ペースをはっきり上げる。6'00"/kmぐらいのペースに上げる。ここからはオーバーテイクショー。ゆるーく大きなS字。みんな右寄りを道なりに走っているので、最短距離のライン取りで左側にラインを持っていくところは抜かしやすい。最後のセブンイレブン右曲がり角直前。ムーミンパパさんとカラカラさんが応援している。ビデオカメラに向かって手を振る。
右にインベタで曲がってあと350m。ラストスパート。まわりのエントラントが、動くシケイン状態になるような勢いでオーバーテイクしていく。スタートラインを抜け、ゴールラインまでダッシュ。
腕時計のストップウォッチは2時間13分台!
去年は完走して感激で泣きそうになったが、今年はすっごくさわやかで充実した気分。
決めていた待ち合わせ場所に行き、50分ほど前にゴールしたF谷さんに会う。
成績表をもらうと、NET 2時間14分03秒。あらら、13分台じゃなかった。
でも、想定では20分~15分の間と思っていたところ、想定以上の速いタイム出せた。
昨年より12分短縮。
順位は、総合で、昨年より約1000位上がってる。
すっごーい。
F谷さんは、もう年でタイムがキープできない。と、昨年より3分落ちたが、その落ちたタイムで、NET 1時間27分22秒!
50代男子約830人中17位!
すごすぎ!
カラカラさんと、ムーミンパパさんが戻ってきた。
しばらく休憩して、体が冷えかけてきたころジャージのズボンをはきましたが、その際靴を脱いだり履いたり。これがきつい。足がつりそう。
あータバコが吸いたい。
F谷さんと喫煙所へ。たばこを吸っていると、あれっ?正面には

さんが。

さんは、脚の肉離れが完治していないところから、途中で走れなくなったそう。でもしばらく脚を休ませ、そのあとそんな脚の状態で最後まであきらめずに走りきった。すごい。しかもそんな状態でNET2時間23分台。昨年の私よりタイムより良い。すっごーい。
家に帰り、F谷さんと私は風呂に入って汗を流す。その間、カラカラさんとムーミンパパさんはフェラーリの撮影。
いかにも自分の車の様なポーズをとって撮影していたそうです。
その日の夜には、もう
リザルトがホームページに掲載されていました。

ちゃん
NET 01:46'52"
なんと、今年はだめだなんて言ってたくせに昨年より8分縮めている。私のレベルで12分縮めるより、2時間切るレベルで8分縮める方が困難なはず。すっごーい。

ちゃん
NET 01:56'55"
なんと、ハーフ1年目で、本当に2時間切ってしまった。すごすぎ。
次の日、脚が痛くてロボットの様な歩き方をしながら、今日会社終わったらスポーツジムに行くって。わーびっくり。
ハーフ1年目でわが部署最速の

ちゃんに負けたと悔しがっていた。来年は

ちゃんもうかうかしてられないかも。

さん
NET 02:23'45"
あんな脚の状態で最後まであきらめずに走りきった。すごい!
しかも途中で休憩をしながら、昨年の私よりタイム良いし。
川越マラソン初参加の

ちゃん(10km)
NET 01:05'20
「トレーニングで5kmまでしか走れなかった~」なんて言いながら、10kmしっかり完走。
順位もクラスでほとんど真ん中。真ん中よりちょい下ぐらい。すごい!
みんなすごいなー。私も自分ですごいと思っていたけど、私のすごいがかすんでしまう。
さーて、来年は・・・・2時間06分台を目指したい・・・・・と今は思っているけどさてどうなる事やら。
来年はOTIのO食いさんもハーフにエントリーすると今から言っているし。
インプレッサの車検も終わったし、川越耐久レースも終わったし、これからはインプレッサでの今シーズンのサーキット走行を目指します。
まずは12/23の走郎 TC1000
