• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

tommmyのブログ一覧

2005年08月16日 イイね!

LSDのフリクションプレート

LSDのフリクションプレート Monologue38 2002.6.9

 先々週掃除したLSD。その後もいろいろと情報収集をしている。
 今使っているのはクスコのMZ-RS、これは1WAYでイニシャルも低めで、アクセルを踏んでいない状態であまり抵抗にならない一方、アクセルを踏めばレスポンス良く効き、きっちりとロックしてくれる。
 なかなか気に入っているのだが、1点だけ問題がある。車庫入れ速度でアクセルをちょっとでも入れるとすぐ効くのだ。
 この状態だとタイヤも滑って逃げてくれず、プレートもなかなか滑らないので、行き場の無い駆動力はデフを暴れさせて・・・ガコガコ煩いのだ。
 これさえなければすごくいいLSDなんだけどね。

 で、次期使用予定のものはSTiの純正品。モノ的にはあまりハードユースには向かないと言われているものだが、いわゆる効きのアマさが逆に幸いして、上記のガコガコ音はきっと解消されるだろう。
 あとはいわゆるロック率とレスポンスを上げていきたいのだが、ま、いろいろと細かいことを積み重ねてできる範囲でやってみたいと思っているところだ。
 さて、これまで調べてみたところポイントがいくつか。

1.皿バネの組み方でイニシャルが変わる。
 皿バネ式はバネの組み方を二通りできる。普通に組む(■) と裏組み)■( だ。
 これは裏組みにするとそれだけでイニシャルが上がる。ただし、これにはデメリットがあってイニシャルがすぐ落ちる。とするとすぐOHをしない限り全くお勧めできないということになる。
 交換すべき部品が一つも無いから安上がりこの上ないのだけれど。

2.シム増しでのイニシャルアップにも難アリ
 シムは0.1とか0.2mm厚の薄い金属の輪。常に綺麗に押し付けられていればいいのだがどーも縒れたり歪んだりするらしく、これもあまりいい方法ではないのだそうだ。
 ではイニシャルを上げる一番良い方法はというと、やはりフリクションディスク/プレートの厚みを増したものに交換するのがいいらしく、やはりそれなりの出費は避けられない模様。

3.ロック率を上げるにはミゾ無しディスクにすると良い
 単純に考えると接触面積が増えれば、摩擦力は上がるわけだから、溝も無い方がいい。しかし油漬けになっている摩擦板は間にあるオイルを絞り出さなくては真実接触面積が増えないのだから、その逃げ場のためにも片側のディスクは溝付きがいい、ようだ。

 と、いうような話をいろんな人から聞けた。何をするにしても基準がないとわからんので、まず掃除だけしてLSDのイニシャルを計ってみた。
 開けた時、皿バネが裏組になっていたので、普通に戻して計ったところ、6.3kg-m
 なんか微妙な値である。もうちょっと上げたいし、ディスクも磨耗ぎみだったので、内歯のディスクのみ溝無しで厚いものを注文した。
 今回の画像はそれ。もちろんこれは純正のOHキットではなく、流用品。
 値段もOHキットより安上がりなので、うまくいけばなかなか美味しいものになるはずだ。
 今週には組み付けできるはずだから、上手く行ったらまたここでお知らせするとしよう。
 上手くいかなかったらその時はその時だ。
Posted at 2005/08/16 22:30:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 駆動系 | クルマ
2005年08月16日 イイね!

機械式LSDをバラす

機械式LSDをバラす Monologue36 2002.5.28

 LSDを開けてみた。
 OHしたというより、まさしく開けてみたと言うレベル。
 以前DCデフを開けた時に構造は理解していたから、今回は気楽に開けてみたのだが結構手こずったね。
 まずリングギアの取り外しは、インパクトレンチと17mmのコマでOK。でも、なんにも考えずにボルトを全部はずすとリングが落ちて傷が付くので要注意。
 ボルトを3本ほど、一山噛ませておいてからプラハンで叩くのがコツ。
 次にデフケースを止めている4本のプラスの皿ネジ。
 これがプリロードを受け止めているので弛まないのだ。おかげでナメかけた。
 +のインパクトなんかはないので、ショックドライバを使って叩く。無ければ貫通ドライバを使って開けよう。
 いずれにせよNo3かNo4の大きなものを使わないとダメ。ナメたら泣いてください。
 ネジが弛んでも一気にはずしてはいけない。4本をバランス良く解放していくほうがいい。なぜならプリロードがかかっているので緩めると緩めた分フタが空き、下手に開けると斜めに開いていくためネジ山を潰してしまうおそれがあるのだ。
 ネジを全部外せたら、蓋を下、ケースを上にしてケースを真上にゆっくり引き上げると、プッチンプリンのようにLSDが出てくる。#1
 いやフリクションディスクが積層されているからミルフィーユと言うべきか?
 ここからはディスクを1枚ずつ取り出してチェック、洗浄して元に戻す。
 アタリがついているなら裏表を変えたりしない方がその後の馴染みが速い。一時的にイニシャルが上がったりしても、不安定な機能ではセットアップにならないから、そのままがいい、と思う。

 そうそう、サイドベアリングも外しておこう。ものによって2本爪か3本爪のベアリングプーラーが必要になる。ちなみにSTi純正は二本爪がいい。

 それが終わったら蓋とケースの洗浄も忘れないように。特に外爪の溝からキラキラした金属粉が出てくるはずだ。
 全てキレイになったら元に戻す。
 蓋を下にしてミルフィーユを積み上げ、間に大イチゴ2つと小イチゴ4つにスポンジケーキを挟んでおこう。
 上下の端にはパイナップルを置いておく。
 綺麗に重ねたら今度はケースをかぶせる。爪が溝に収まるように、ゆっくりと。
 ここまではプッチンプリンを戻すより簡単。そう問題はここから。
 ケースをおさえたまま上下を反転させて、蓋をあけると・・・見事に皿バネの爪がずれている。
 これを綺麗にそろえたまま蓋の留めネジをするのだが、ちょっとでも蓋が動くとズレる。
 そしてネジは蓋の裏側から留めるようになっているので、なかなか上手くいかないのだ。
 まあここが第一の関門。その先でデフケースをキャリアに納めるというのもまだ残っているのだ。




#1プッチンプリンは皿に伏せてからプッチンしましょう。
Posted at 2005/08/16 19:06:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 駆動系 | クルマ
2005年08月16日 イイね!

しのいサーキット最終コーナー

しのいサーキット最終コーナー Monologue35 2002.5.31

 有名なヒーローしのいサーキットの最終コーナー。
 進入110キロ前後で縁石に乗り上げてそのままアウト側に孕んでいく。
 で、アウト側にはコンクリートの壁があるので、見た目はとても恐いのだが、走ってみるとそうでもない。
 ノってくるとアウト側のスポンジバリアをミラーで掠めて脱出・・・とまではいかないがそんな気分で走っても大丈夫。
 ただし進入側アウト側の縁石の乗り方、インカットの仕方はちょっと神経を使った方がいいかもね。
 何かあったら即、廃車コースですから。

 でも、ここのサーキットで一番難しくて恐いのはこの先の1〜2コーナー。
 で、どうなのかは、先週恥を忍んで書いた通りなので、今回は省略。

 タイムを削るポイントとしては、ここ以外にも幾つかあって、直線に繋がる前の脱出速度がポイント。
 あたりまえといえば当たり前なんだけどね。
 結果、タイムは50秒台になんとか入りました。ラジアルの205-60-15タイヤではそこそこいいんじゃないですかねぇ。
Posted at 2005/08/16 02:37:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライビング | 日記
2005年08月15日 イイね!

スピン

スピンMonologue34 2002.5.5

 先日、サーキット走行会に参加してきたのだが、そこでスピンをやらかした。
 恥ずかしい話だが、後学のため詳しく分析してみよう。
 その場所は4速吹け切りの状態からブレーキングして進入するコーナーで、登り下りはなく、奥は進角しているところ。 (実は相当上りです。:後日談)
 当日1ヒート目の走行で、10分位経ったした時点での出来事。
 状況は、まず進入でブレーキングが遅れてオーバースピード。焦って、強めのブレーキングのまま、大きく速すぎるステアイン。これにより過大なドリフト状態に入る。
 内側に刺さらないようカウンターは当てたが、戻しが遅れて逆スピンでアウト側にコースオフという、一番恥ずかしいミス。
 やらかした後、回避するチャンスは2つあったはず。
 カウンターを当てている間、アクセルをもっと踏んでいればもっとコントロールしやすかったはずだし、ドリフト状態での減速を感じてカウンターの戻しをノーズが動き始める一瞬前に始めればそのまま走りつづけられたはず。
 原因は集中力が切れたこと。その一言に尽きる。
 これによりすべての反応が遅れたこと。すべての操作が後手後手だったし、反射的に動いていなかった。あと手だけの操作で何とかしようとして、足との連係ができていなかったことかな。
 ただ、最後までコントロールしつづけたからか、車へのダメージはフロントバンパーの塗装にちょっと傷が付いた程度。ダメだと思っても最後まで足掻くことはとても重要。いや、ダメだと思ったら本当に最後だから、完全に止まるまで、復帰するまでなんとかしようとし続けることが帰ってくるための基本にして最大事。

 ところで前回までいろいろやっていたブレーキの方はといえば、ものすごくいい具合。
 容量が大きくなっただけだからとたかをくくっていたけれど、効きの変化があまりないというのはとても楽だ。
 前後バランスも、もらったリアパッドでいい感じに収まった。効き、温度共に許容範囲というところ。

 それに嬉しい誤算が一つ。 
 フロントのキャリパがホイールに干渉してしまったので、仕方なくスペーサーをかましたのだが、これで舵の効きが良くなった。コーナリング中の前後グリップバランスがとれるようになったという感じかな?
Posted at 2005/08/15 23:10:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライビング | クルマ
2005年08月14日 イイね!

リアブレーキのバランス

リアブレーキのバランスMonologue33 2002.4.30

 引き続き姿勢の問題。フロントの負担を減らすため、ちょっとリアに仕事をしてもらうことにした。
 リアのブレーキパッドを変えて、リアも沈むようにしてみようというわけ。
 まずは使用中のパッドをはずしてみたら・・・ほとんど消し炭か、軽石状態で、こりゃ効かなくて当然だわという感じ。
 だからフロントの負担が大きくて、ほとんどフロントだけでブレーキングしていたようなものだった。ノーズダイブ過大の原因はこれかもね。
 んで、ちょっと効くパッドを入れてみたら、これがまた効き過ぎ。
 なんせ上り坂でリアからロックするくらい。いくらなんでもこりゃダメだ。
 効き過ぎの原因は、ローター径のバランス。前後15inサイズだから、リア寄りなのね。
 急遽フロントを16インチローターにして、ようやく普通に走れるくらいにはなったかな。ただまだリア寄りが強めだし、熱のバランスも悪い。
 意外かもしれないが、リアの方が温度が上がって、それでリアパッドが炭になるのだ。
 もうちょっと効きが弱くて、耐熱性の高いリアパッドがあればいいんだが、それがどれかってのは使ってみないと分からないし、タッチも含めて気に入るかどうかまで突き詰めると相当時間がかかりそうだね。 


 と、書いておいてしばらくサボっているうちに、適当そうなパッドを頂いた。
 交換して走ってみると確かにこっちの方が効きが弱い。制動力の立ち上がりも遅いので、感覚はだいぶ違う。
 前のパッドは先にリアが効いてから前が沈んでいく感じ、今はフロントの制動力でノーズが沈むのにあわせてリアの制動も効いてくる感じ。
 どっちがいいかは実際使ってみないとわからない。ま、今週サーキットに行くのでそれで試してみようと思っているところだ。
Posted at 2005/08/14 21:24:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブレーキ | クルマ

プロフィール

「@まなひろ ニッケル水素はちょっと電流流してやると復活することがありますね。イメージ的には不導体で流路が詰まっちゃったのを勢いで通しちゃう感じ。水分抜けだと本格復旧は難しいけど通ったらまあまあ直るかと。まあ、ちょっと危ないですけどね。」
何シテル?   08/23 13:13
クルマ趣味は走る/直す/作る、一通りをできるだけ自分でこなします。Blogの過去記事には、今とは異なる考えの内容もありますので疑問に思ったらコメントなど頂けると...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

[ダイハツ シャレード] Reboot_14 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/06 20:50:42
[日産 プリメーラカミノ]TrakMotive CV axle NI-8116 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/16 13:26:13
[日産 スカイライン] Dジェトロの点火時期の胆 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/12/23 07:30:48

愛車一覧

ホークカーズ HF2000 鷹 (ホークカーズ HF2000)
キットカーです。リヤフェンダーの張ってるコンペのストラトスの形してます。量産車とは違うの ...
スバル レガシィ スバル レガシィ
新車からずっと乗ってます。かなりお年ですが、かなり元気。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation