先日のマイジム13。
積み替えの時間がなく、遠征用3.9ファイナルのまま参加しました。
完全にコースと合わなくて不完全燃焼な結果になり、ああ、やっぱり3.9では無理があったな~と翌週末の土曜日に4.3ファイナルに戻しました 。
デフ祭りではその手間もありますが、交換部品やオイルも必要で、それなりの出費があります。
その辺りをうまくやろうと画策したところ、ちょっとしたエラーが発生したのでその顛末などを書いてみたいと思います。
さて、手持ちのデフは以下のとおり。
・遠征用に組んだ
トルセン&3.9ファイナル
(サイドオイルシール、デフマウント交換済み)
・もともと装着していた
カーツ機械式&4.3ファイナル
で、新しいカーツのデフオイルがあったのと、交換部品の手持ちも無かった事からトルセンにはせず、そのまま4.3に戻す事にしました。
そこでふと、3.9のデフキャリアはオイルシールやマウントブッシュが新品なので、4.3のケースに組めばスッキリするなーと思い、キャリアを交換し4.3デフアッシーを載せて週末の土曜日は終了。
次の日、早朝起床してテストを兼ねて某お山に向かったとき、それは起こりました。
ギアに関係なく60~80km/h辺りで、デフから
「ヒャーン」と比較的高音の異音発生。
ちょっと自分には無視できない音量と音質なので、何かしら対処が必要やなぁとガックリ。
原因の切り分けに「あああ、バックラッシュ見とけばよかった。」と思うも後の祭りです。
ずれるはず無いのに...と思いつつ半ギレで(笑)デフを降ろします。
いい加減何度も積み降ろしているので、そんなに大事に思えない。
麻痺してますね(笑)
後ろ足はこんな感じでバラしてます。
バックラッシュは、最大0.11位で機械式を組んだ当時のまま、広くも狭くもなっていません。
...ものは試しに狭めるかという事で、0.07~0.09辺りに再調整し、残り少なくなった液体ガスケットを塗布しキャリアを装着。
昼食後に先にオイルを入れておいて、再びデフを載せて油量調整しドキドキしながら試走へ。
...音でてる!
ワタシの貴重な週末は終わりました(笑)
ナニが原因でどこをどう対処するかなど、コストも含めいろいろ脳内シミュレーションしてみます。
バックラッシュを次は広げる?サイドベアリングを替える?そもそも4.3ファイナルのピニオンとリングギアの相性?機械式デフも関係してる?などなど。
4.3ファイナルは識者の方に聞くとあまり流通していない様で、事前に用意するのは難しい感じですから、手持ちで何とかしないといけません。
できれば新品に替えたいボルト類も、コストの関係である程度は再利用しますので、そこの見極めも必要です。
そんな中、自サイトで機械式を組んだときの記事を見返していると以下のような記述が、
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「近況」
次にデフの音。
機械式を入れた際、デフマウントをMS強化品に替えたのですが、60km/h~70km/h辺りでほんの少しロードがかかったとき、フワワワー ンといった感じの音が聞こえるようになりました。
明らかに共振音で限られた範囲でしか音が出ない事から、バックラッシュが原因では無いと思うのですが、サイドベアリングを締め付ける( バックラッシュを調整する)リングの締め付けトルクで共振点が変わったのか?とも思えたり。
まあ、MSデフマウントが原因というのも大いにありえるしなぁ...。
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まったく今回と同じ症状じゃないか?
この事は覚えていますし、コレ以降マツスピブッシュは使った事がありません。
今回デフマウントブッシュは某オークションにて落札したものに交換したなぁ...
もしやと思い品番が写った写真を確認すると、そこには NAY1-28-890 というマツスピのパーツナンバーが。
あああ、ここは見落としてたー。
5年前と同じ事をして同じ事象が発生し、しかも同じ様に騒いだわけで。やってしまいましたorz
コレで確実にカーツデフ&4.3ファイナルとマツスピブッシュの組み合わせで歯音が出る事は確認できました。
しかし、遠征用にノーマルと思い込んで組んでいたにもかかわらず、歯音に気が付かなかったという事は、もしかすると原因は機械式デフなのか?
いや、ファイナルの可能性もある。
結局、トルセン&4.3ファイナル、ノーマルデフマウントブッシュの組み合わせにしました。
コレで音が消えなければファイナルという結論が出ますし、そのものを替えないと解決しないので、事前に準備もできるなーと。
前置きが長くなりましたが(笑)、本日若干ウンザリしながら作業開始。
まあ、ボルト清掃とかデフケース内の掃除とか、地味に時間がかかるので今日はのんびりと。
バックラッシュは某氏から教えていただいたスペシャルな数値で。
ピニオンはプリロードがちゃんと掛かっているようなので、ベアリングはまだまだ使います。
サイドベアリングも同じく再利用。
夕方に組み終わり、夕食後にテスト走行にでます。
60~70km/h辺りで音は出ません!
しかし80km/h辺りでヒャーンと。
という事は、音の原因はファイナルにあるということですな。
しかしながら、常用域では静かですし、ほんのワンポイントで出る音なので、
コレは癖のようなものだと納得しました。
それなりにスッキリしたかな?
これにて長々と続いたデフネタは一旦終了。しばらくトルセンで走ってみます。
そういやデフオイルが染み付いたツナギ、嫁さん洗ってくれるかなぁ?(笑)