名古屋で台湾ラーメンを、
大阪では台湾鍋を食べ、なぜか台湾続きだった旅の目的でありグランドフィナーレ。
それがこれ。
飛行機撮影の聖地、
伊丹空港にある千里川の土手へ、写真を撮りに来ました。その利便性から今も第一級な大阪の玄関口であり、大阪府と兵庫県にまたがる正式名称、
大阪国際空港のすぐ近くにある、飛行機の撮影スポットです。
千里川の土手、はじめての来訪です。やっとこれました。NHKで
千里川のドキュメンタリーを放映していて衝動的に翌日家を飛び出してから二泊三日。来てしまいました。

千里川土手の前に、
伊丹空港スカイパークへ。
伊丹スカイパークは滑走路西側に平行してあり、飛行機を横から見ることができます。
まずは
北エントランスの駐車場に車を止めると、ジェットエンジンの轟音が。

ふと横を見ると、これ。テンションがあがります。
ドーパミンが放出され、受容体がそれを急いで、でも受け取り切れてないのが分かるかのようなテンションの上りよう。
セロトニンをむりくり放出し、落ち着いている家人と、焦る自らに気持ちを落ち着けるよう呼びかけながら、トランクに入れてきたカメラや望遠レンズを出して準備。

そしてまた横を見ると、今度は離陸、この距離感で音もすごい。けっこうスパンが短い。
早く、早くいかないと!今度は
ノルアドレナリンが分泌されはじめもどかしさだけが走ります。
大空の丘と名付けられた北側展望スペースへ行くと駐機している飛行機が見えてきました。ANA機とモノレール。

離陸に向けて、誘導路を進むANA。

と思っていると、先に着陸機。

着陸したANA機が逆噴射の音を轟かせて目の前を通り抜けていきます。

をトリミング。
元画像をさらに拡大して見てみれば、中にはおそらく女性機長のような髪型を確認できたり、ということまで分かるんだ、面白い。

間髪入れずさっき誘導路で待っていたANA機の離陸。いってらっしゃいませ。
伊丹スカイパーク北エントランスではほぼ目の前が滑走路とタイヤが離れる離陸ポイントになります。

小型機はテストも兼ねて安め(暗め)の、だけど
450mm換算、最大で585mm換算になる望遠レンズ仕様の
ASP-Cカメラに変えて。

レンズが暗いと動態撮影ではAF精度が落ちます。

機種、マニアックにいえば機材、いや機体記号が分からないとだめなのでしょう。今後少しずつ覚えていきたいと思います。

目指すは
千里川の土手。JAL機を見送って移動します。

次は、伊丹スカイパーク
南エントランスへクルマで移動。
翼の丘と名付けられた小山の駐車場に着くや、JAL機飛来。

南側に移動してきたことにより、通常時の着陸進入方面に寄ってきたことになるので、ほぼ目前で胴体部のタイヤが接地します。ここも見応え十分です。

少しすぎてから前輪接地、とブレーキ。

柵を入れてもこの距離感。

次は離陸。少し落ち着きを持ち出したので

クルマと絡めて。

もういっちょ、とこんなことをしていると「早く千里川の土手行こうよ」と家人。
そうだ、ここはまだ伊丹スカイパーク。
千里川の土手に行くのでした。ついつい夢中になってしまいます。

と思っていると次が。切り上げるタイミングがつかめません。

「よし、そろそろ千里川の土手に行こう」

と、思いきやカメラを変えてみて撮影。

行こう、と思いきや、珍しい緑のANAだ。切りがありません。

駐車場を徒歩であとにしつつ、爆音で振り返ってもう一枚。
千里川の土手へは、伊丹スカイパーク南エントランスにクルマを置いて歩いていきます。
徒歩20分、照り付ける太陽で死にそうになりました。けどテンションはマックスです。
他には
駅からレンタルサイクルやバスを使う方法もあるようですが、散歩も兼ねて徒歩を選択してみました。また100円パーキングもあるようですが、探すのが面倒なのと、そちらもそれなりの徒歩がかかるようなので見送りました。

横道を見れば軽工業地帯、を歩く。

歩く。田んぼもあるんだ。

よし、土手沿いに入ったぞ。思ったよりも大きな川だ。

あ、見えた。

なかなか近づかないもどかしさ。

なんか少し近づいた気もするけれど、まだだろうか。

これが千里川か、そして千里川の土手か、遠く右手に
さっきまでいた梅田スカイビルも見える、左手にはゴルゴ13もいるぞ、にしてもこの先行っても空港と遠ざかる気が。
近くで休憩している人に聞いてみるとこれは千里川ではない!と判明。飛行機で有名な場所は分からないけど、この先を左に行くと千里川だよ、教えてくれる。はやる気持ちで違う土手に入ってしまったようでした。飛行機や写真に興味ないとポイント知らないものなんですね、地元の人でも。

自転車で走って追いかけてきてくれ、こっちこっち、と。
大阪の人は人情味あります。丁寧にありがとうございます。
どうやら
猪名川(いなかわ)の土手を歩いていたようです。ちなみにここは大阪府と兵庫県の府県境だよ、とも教えてもらえ、境目を歩けたのでよしとします。

ちょっと回り道をしてしまいましたが、千里川の土手に間違いなくのりました。
ここを進めばポイントに着くはずです。

小型機も次々にたくさん着陸アプローチ。

確実にもう少しの手ごたえ。
以前、大阪の友人に、今にして思えばもう一つのスポット、離陸が前側より見える
下河原緑地に連れてきてもらったことがあります。こちらは駐車場があり、路駐もできるのでクルマでのアクセスに便利です。千里川の迫力、下河原緑地とくらべものなりません。なんで千里川の土手に連れてきてくれなかったのかと思えば、それはアクセスが悪いからです。それでも来る価値大いにありでした。

そして着きました!ついつい千里眼と呼んでしまいそうになる、
千里川、その土手に。
土手にかかる原田大橋から。
写真左側に空港があります。撮影したい写真によって、土手左か、土手右を選びます。渡れるこの原田大橋からたいした距離ではないので移動も苦ではありませんが、今回はより空港に近い、写真左の空港寄りで撮影をするととしました。
土手右側のほうには斜面があり少し高くなっているので、空港の柵より高いところから撮影できます。望遠を使った着陸のいい写真を狙うならこちらのほうがいいかもしれません。

川にかかる橋に見えるのは、原田進入灯橋といい
渡ることができません。進入灯、つまりその真上を飛行機が通過することを意味しています。進入灯橋の端を陣取れれば高さをかせげて写真を悠々と撮影できますが先着1~2名といったところです。
夏休み中は大型機の飛来が多いそうですが、この日の人出は少な目なほうだったのではないでしょうか。このあといろいろな人に話しかけられることなったり、風圧で飛んでしまった帽子を取ってくれたり、写真をお願いされたり、やっぱり人情味あふれるというか、人懐っこい関西というところなんだと感じさせられます。

来た来た、

来たー

ついた、

ついに、千里川の土手。
千里川土手での撮影につづく。
伊丹スカイパークも寄って、
千里川の土手にドライブへ行こう。
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大阪ドライブ | 日記
Posted at
2015/09/06 16:52:59