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以前オフ会でただvoさんから頂いたお守りが高を奏したようで、入院時から早く退院したいと先生に頼んだら、今日「明日の点滴が終わったら白血球を増やす注射をして、その後検査して問題なければ金曜日午後退院しますか！」と言う事になりそうです。2週間予定が10日どころか5日のスピード退院。これなら個室に変わる必要もないでしょう。まあ近々予定表がくればはっきりすると思います。


まあ2か月もするとミニオン爺さんになって苦しむでしょうが、回復方向であれば文句は言いません。
数少ないサバイバーとなれるよう頑張るつもりです。

入院中なので、新たな車ネタはありません。強いて言えば、今日家内がエラーが出なくなったチュー太郎で見舞いに来る程度。暇なので自分に行われる治療について調べてみました。まずは病名は"小細胞性肺がんのステージⅣa、初期症状がほとんどないため、その進行や転移の早さから発見された時はステージⅣと言うのは良くあるそうです。

進行が早く転移しやすいため、外科治療が有効な場合は稀で化学療法や放射線治療、或いはそれらの併用が主体。
私は初回入院時は、カルボプラチン（刈るぞプラちん？）、エトポシド、イミフィンジと言う組み合わせを初日に、その後2日間はエトポシドのみを1クールとして、10日間入院後4週間ごとに4回繰り返し、その4週後からイミフィンジのみ4週ごとに4回繰り返して終わったのが1月初め。同時にCT撮った結果が今回の入院でした。

お薬の簡単な紹介
エトポシドとカルボプラチンは抗がん剤でガン細胞を攻撃するタイプ。
カルボプラチンは名前で想像可能なプラチナ製剤と総称されてるもの。エトポシドは1966年にアメリカで開発されたポピュラーな抗がん剤。
一味？違うのがイミフィンジで、これは前にも紹介した免疫ブロックポイント阻害剤。ガン細胞自体が持つ、免疫機能を回避する部分を弱めて自身の持つ免疫力の有効性を高める、と言う事です。
そう言う機能性の違いから、今年頭までの16週行った治療は維持療法と呼ばれていました。目的はガンを消滅させるのではなく、進行を防ぐためなのでしょう。
その結果、僅かに効果が薄れた事がわかったため再び抗がん剤に切り替えたと言うのは先日書いた通りです。
抗がん剤は細胞分裂が早い部位に作用するため、特に進行性肺がんには効果が高く、おかげで原発のガンは僅かに痕跡を残すのみ。今回再発した部位も造影CTでなければ見つけらないほどなので、自覚症状はないと言っていいくらい。ステージⅣと言われ、あゝ苦しむのだろうなと怯えて8ヶ月。一時的にミニオン頭で苦しい時期もありましたが、それ以外はごく普通に長い休みや勤務時間を減らした仕事をしつつ生活できたのは進歩する医療と社会保障のおかげです。
そういえば、イミフィンジ価格がスーパーだったとお話ししましたが、ネットで薬価を調べたら約41万と、高くはあるものの手元の明細の1/3ほど？月5万を超えた保険診療なのでいくらでも良いのですが、何か腑に落ちない。誰かご存知ありませんか？

今朝は楽しみだったパンでした。

確かに選択できるのは良いのですが、限られたコストの中で過剰な期待は禁物ですね。



とまあ、肺がんジジイの戯言でした。