今回のドイツ旅行では、ドイツ在住のGFさんのアドバイスで直接ドイツに入る便は避けてロンドンを経由し、オランダアムステルダムに入る便を選択しました。ドイツの空港はコロナ禍以降受け入れ体勢が不安定との事だったためです。預入荷物は我々のスーツケース2個とGFさんに頼まれた段ボール箱が2つでした。
GFさんのお荷物はビジネスクラス付帯で到着空港までノータッチで送るサービスを使用し、我々のスーツケースは前泊するホテルに宅配し、ホテルで若干の整理をしてからチェックインカウンターまで自分で持ち込むと言う計4個2つのルートでの預け入れとしました。
4月30日にNH211便で09:55に羽田を出発し、時差の関係で同日16:20にロンドン ヒースロー空港に到着、ここからBA442便にて18:15に出発しアムステルダム スキポール空港に20:35に到着と言う流れ。
預入の荷物4個はスキポール空港で受け取るはずでした。ところが小一時間コンベアの前で待っても出てこないため、空港のバゲッジクレームの窓口で確認してもらったところ、荷物3個?がヒースローに残っており、明日の便でスキポールへ送るので明日取りに来てくれとの事。その時私のスーツケース2個の所在をAirtagで確認すると、1個はヒースローのターミナル2、もう1個は同じくターミナル4に別れて存在してるのが確認できました。また、この際にスーツケース2個と箱が1個との説明を受けていました。
そして翌日空港に行ってみると箱が2つとスーツケースが1個…
確認するとついているタグと荷物がマッチしていません。日本でつけ間違えていたようです。
スーツケースが1つ足りないことを担当者に話したところ、ロンドンにもう一度掛け合ってくれると言ってくれたので、「我々は今日ドイツに移動するので、デュッセルドルフ空港送ってもらいたい」と頼んで後にしました。
ロストしたスーツケースは、この日以降今でもずっと同じところにとどまっているとAirtag は示しています。
以降毎日のように関係した各所に連絡を取り続けたのですが、結局何の進展もありませんでした。
最初はGFさんからANAに連絡してもらいましたが、ANA曰く「ANAの責任範囲はロンドンに到着し荷物を降ろした時点までで、以降はBAが負う」
私がBAのヒースローのバゲッジ担当に電話すると、「確認して後程電話する」と言ってコールバックは無く、再び電話すると違う担当者が出て最初から説明のやり直し。そして「確認するからしばらく待ってくれ」と電話を切られて無しの礫。
またこちらから連絡するとまたまた違う担当者で仕切り直しとなったので、「ダメだこりゃ!」
何かその後もヒースロー空港のロスト担当に連絡したりデュッセルドルフ空港に確認に行ったり、BAのロスト担当にメールしたりANAの日本に電話したりBAの日本語担当に電話したり、BAのウェブサイトのバゲッジ照会ページを更新したりと考えられることはやりつくしたのですが各担当の回答をまとめると、
1.ANA ロンドン-アムステルダムは航空法によりBAの責任なので干渉できず
2.BAヒースロー 調べると言ったまま放置、その後「もう番号が消えているのでデュッセルドルフに送られていて、Airtag は故障してる?」と当てずっぽうなコメント(997GT2オーナーさんも何度かコンタクトしてくれた)その後BAのスキポールに聞いてくれと逃げる。色々調べたがBAスキポールの連絡先が判らず。
またメールでも5回問い合わせたが、それに対する返信はゼロ。メールには「薬が入っているので、もしそれが原因で何かあったら訴えてやる」とまで書いた。
3.ヒースロー空港 我々の管理下にない
4.スキポール空港
当日3個は発見し翌日変換するも、残りの1個をデュッセルドルフ空港に送ってくれるよう頼んで終了。
5.ANAウェブサイト 担当する各航空会社に問い合わせとなっていたが、スキポールは含まれず
6.BA 日本語サイト
ウェブサイトからもう一度ロストの報告をし直せの一点張りで、自分はマレーシアにいてイギリスと直接交渉は出来ないし、そもそも発券はANAだからBAには責任は無いと逃げられる。家内が電話に割り込んで「天下のBAがこの役立たず!」とブチ切れ!
7.デュッセルドルフ空港 手荷物担当
同じような持ち主不明の荷物の保管室を確認させてくれた。「好きなのを持っていけば?」と冗談を言われる。もちろん私のはない事はAirtag でわかっていた。
今現在ゴールドカード付帯の海外旅行者保険での保証を受け取るべく、スーツケース取返しから方針転換。昨日ゴールドカードディスクから東京海上日動の担当部署に飛ばされて連絡しましたが、「紛失証明書を警察で発行してくれ」と言われほぼ絶望的になりました。だいたい関わったすべての各担当部署で”3国間特大たらい回しの刑”に処され、日本に戻った私がどうやってどこの警察署から紛失証明をもらえって言うのか。
ほぼほぼ泣き寝入り状態の私です。
このスーツケースにはこの旅行のために揃えた家内の衣料品を中心に、二人分の薬や化粧品など、購入して4年目に初めて使ったスーツケースを含め総額20万以上の物がはいってました。
ヒースローの第4ターミナルに未だにAirtag が存在してるのを確認できるだけに悔しさがこみ上げます。
荷物の事だけを考えれば、航空会社は問わず羽田でも成田でも良いからデュッセルドルフ直行便を使って行くべきだったのでしょう。
こんなこともあるんだ、といらぬ勉強になりました。
Posted at 2024/05/18 07:43:55 | |
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