プリウスが売れなくなったと言われているが・・
2009年に誕生した三代目プリウスがめちゃめちゃ売れたものだから、最近の2015年に登場した4代目の人気がなく売れ行きが落ちたとの記事を最近は見るようになった。 2009年の発表時はホンダ・インサイトハイブリッドに対抗して、プリウスが車格・性能共に上回っていたが、予定していた販価を20万程低くして価格的にも割安感を打ち出したこともあり、一時期は一年近く納車待ちという状況を生み出し、生産工場を増やすなどして月販2万台以上の需要に対応するようになっていた。 好調だったのはトヨタの販売戦略だけでなく、トヨタの「ハイブリッド」が新しいパワートレーンとして世の中で認知されるお客様満足度が高い性能水準に達した証でもあったと私は思います。
その後、ハイブリッド専用車アクアを世に出して、ハイブリッドに残るアレルギーみたいなものをプリウスだけでなく車種幅を広げて少しずつ取り除いていったのだと思います。 この動きを加速させたのがカローラだったと思います。 「価格が高いハイブリッドをカローラに載せても売れないよ‥」と言う社内の心配する声が嘘のように、ハイブリッドを価値のある商品として受け入れてくれるお客さんで一気に販売台数を押し上げた事実が、シェンタやヴッィツやCH-Rとハイブリッド専用車でない車種を一気に増やし、トータルでのハイブリッド車の販売台数と比率を上げるきっかけになったのではないかと思います。 プリウスやアクアに任せてられていたハイブリッドの普及の役割が今どんどんと薄らいで行っていると思います。 それでもトップ5に何時もいる実力はまだ凄いと思います。
プリウスが、これまでの未来志向のエコ車としてハイブリッドを全面的にアピールする役割は私は終わったと思います。 プリウス4代目がこうした矢面に立つ事は生産計画や目標販売台数を見ても予め予測されていたと思います。 ‥あえて未来志向のみがプリウスの役割として残るのなら何らかの革新的な提案が次期モデルであるのかも知れませんね。
Posted at 2017/10/16 11:46:38 | |
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