車ネタではありませんが・・・
日本企業から欧州企業への技術供与ネタです(^_^)
タグ・ホイヤー/カレラ 1887 クロノグラフ
http://www.webchronos.net/specification/2456/
セイコーインスツル製の「クロノグラフムーブメント Cal.6S74」の
基本設計と多くのパーツを受け継いで
タグホイヤーが量産化!というのが面白いです。
なにかと、
欧州の基本設計を日本で量産化というイメージが強いですもんね(^_^;)
タグホイヤーも単に量産化というわけではなくて、
主要パーツのヒゲゼンマイ・耐震衝撃装置は
スイス製のニヴァロックスとキフに換装。
クロノグラフ機構(スイングピ二オン)の調節機構を加える等々
スイス時計らしくアレンジされています。
Cal.6S74は手巻きですから
自動巻きのCal.6S78のほうが元では?と思いましたが
自動巻き機構も換装されているように見えます。
セイコーのCal.6S74はクレドールに搭載されていて、
生産数も限られたものでした。
http://www.watch-wiki.net/index.php?title=Seiko_6S78
タグホイヤーで換装されている部分も機能的に劣っているということではなくて、
セイコーのヒゲゼンマイ・耐震機構はセイコー独自の素材・設計のものなので、
そのまま採用するとどう見てもセイコーの時計以外の何物でもなくなってしまうのを
避けたかったのでは?と思われます。
全パーツを自社生産できる時計会社は限られますが
セイコーもその一つなんですよね\(^o^)/
セイコーの最新クロノグラフムーブメントは?というと・・・
「スプリングドライブクロノグラフ」です。
ゼンマイの力で発電してクオーツを動かして
機械式時計の機構を制御し、
機械そのものは機械式時計で精度はクオーツ・・・というもので、
セイコー以外は造っていないものです。
時計も国産はハイブリッドなんですかね(^_^;)
Posted at 2016/03/02 15:23:25 | |
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