2013年08月11日
誰でも知ってるとこから書いてるのでくどくてすみません。
あと、セダンやハードトップ等、3ボックスの車型限定で考えて書いてます。
1989年に自動車税区分がボディーサイズに関係なく
排気量で分けられるようになって以来、
5ナンバー枠のボディーサイズがあまり重視されなくなりました。
バブル景気で新型車がどんどん出ていた時期でもあり、
新型車が出るたびに国産車の幅が広くなって、
それまでの5ナンバー枠ギリギリサイズの車の
全長に対して幅が狭くて若干細長く見える縦横比から
欧米諸外国車で一般的な縦横比になり、
その時は
国産車のプロポーションも世界標準になってかっこよくなるぞ!
と思いました。
実際その時期発売された車はスタイリングのいい車が多く、
そのままでうまくいくのかと思われたのですが・・・
時が流れて日本国内の景気が長らく低迷し、
国内の自動車販売が伸びを見込めない状況になってくると、
以前のように5ナンバー車を国内向けに開発するのは
経営的には単なる無駄ということになってしまったらしく、
日本国内専用車とまでは言わないまでも
きちんと作り込むべき国内向けの開発はそこそこに、
海外向けに開発した車をほぼそのまま日本国内でも売る車
ばかりになってしまいそうな流れです。
車そのものの出来は今どきの車が悪かろうはずはないのですが、
日本国内の道路インフラにぴったり合う車の選択肢が減ってしまうのは
ちょっと問題ありだと思うのです。
改めて5ナンバー車サイズとは・・・
5ナンバー車の条件
全長:4,700mm以内
全幅:1,700mm以内
全高:2,000mm以内
総排気量:2,000cc以内
側突安全基準の面から全幅:1800mm以内に改定、
エンジンの排気量基準は昔通りでガソリン2000cc以内、ディーゼルは制限なし
ということにしたら、
基本狭い日本の道で使いやすい車ができそう・・・と考えたところで、
今もそんなサイズの車があるかもと思い調べてみると、
実はありました。
なんと!
トヨタのセダンは今でも幅広ではありませんでした。
クラウンでも全長は約20cmオーバーしてますが、
全長4,895mm 全幅1,800mm 全高1,460mm
と見た目の印象ほど大きくはありませんでした。
単に外寸だけの話だとトヨタ礼賛みたいになってしまいますが
車は中身が大事だし、趣味性もあったほうが・・・等々いろんな側面があるので
そうシンプルな結論にはたどり着けるものではなさそうですけど・・・。
スカイラインが国内専用車だったような頃のサイズ感が
大きすぎず小さすぎずな気がします。
単に何でもかんでも
あんまり幅広だとよくないんじゃない?
と言いたいだけのような気もしてきました。
まあとはいえですね、
現行アテンザとか
デカいけどどう見てもカッコいいのは
デカさを生かしたのびやかなデザインがあればこそだしなあ・・・
そんなかんじで
これまでつらつら書いてみたものの
自分の中でも考えブレブレな感じです。
日本中の車が全部でかくなっていったら
狭い道路がますます狭くなることになるので
どこかで歯止めがかからないといけないんじゃないか?
という疑問はいつも持ってはいますが、
どうなっていくのが正解なんでしょう?
自分だけデカい車に乗っていいんじゃ!
というのは単なるエゴですしねえ・・・。
デカい車も好きなのでいろいろ自戒の意味もこめて。
Posted at 2013/08/11 17:07:45 | |
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