車側からではなくてデザイナー側からみた
BMWデザインの流れが面白いです。
BMW Car Designers throughout history
http://www.bmwism.com/bmws_designers.htm
BMW車をデザインしたデザイナーについて、
1930年代から時代を追って記述されています。
BMWのどの車を誰がデザインしたか?
ということも興味を惹きますが、
同じデザイナーが他社でデザインした車が何かを知ることで
各デザイナー個人の作風を知ることができるのがさらに興味深いです。
BMWに限ったことではないですが、
欧州の各社の歴代の車を年表に並べると
ある程度一貫性のあるデザインがあって、
それが各社のイメージを特徴づけています。
同時代で同じデザイナーがひとりで
すべてを担当しているというわけではないのに
各社で一貫性のあるデザインをもっているのは、
各時代のチーフデザイナーの手腕もさることながら、
各時代の車一台一台のデザイナーが
ブランド資産が何たるかを深く理解していればこそで、
このメーカーで造るべき車はどういう車なのか?
という問いに対するしっかりとした答えを持って
デザインしているからなのではないかと思います。
コンセプトカー等々で全く新しいことをはじめるにしても、
デザイン的なつながりはしっかり感じられるのは流石です。
いろいろ書いてきて結局言いたいのは
ブランド資産は大事にしてほしい
ということのように思えてきました。
イタルデザインのケンジントンジャガーのように
カロッツエリア側からのデザイン案でも
ブランドイメージはしっかり感じられるのは
ブランド資産に対する理解の深さに感心させられる一例だと思います。
http://www.italdesign.it/project/jaguar-kensington-eng
これが採用されて実際発売された車も好きですけど(^_^)
ジャガーから新コンセプトの新型が出るのはずいぶん後になりましたね。
ジャガーは新旧で全然違うのにやっぱりジャガーらしさを感じさせるあたり、
スゴいデザインだと思います。
Posted at 2013/12/02 00:09:29 | |
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