23年もトヨタのモータースポーツを支えてきた名エンジン!名機3S-Gとは
https://www.automesseweb.jp/2019/06/06/158612
<以下引用>
23年もトヨタのモータースポーツを支えてきた名エンジン!名機3S-Gとは
長期にわたり国内外で多くの勝利を獲得
歴史に残る名エンジンとして忘れてはいけないのが、トヨタの3S-G型。1984年に登場し2007年の生産中止になるまで、トヨタの2リッター直列4気筒エンジンの主力であり、20年以上モータースポーツのベースエンジンとして活躍した、究極の万能エンジンとして知られている。
ベースは鋳鉄ブロックで頑丈だった2S-E型エンジン。ヘッドはヤマハが開発したツインカム4バルブで、ボア×ストロークは、86.0mm×86.0mmのスクエアタイプ。ここがいかにもトヨタらしいところ。
デビュー当時は、2リッターの4バルブエンジンとして、最軽量で強度にも余裕があったため、チューニングに最適。セリカ、MR-2、カルディナ、アルテッツァ、カリーナED、RAV4、カレン、カムリ、ビスタ、ガイア、イプサム、ナディアなど多くの市販車に搭載された。
またモータースポーツの世界では、ジャンルを問わずあらゆるカテゴリーでトヨタのワークスマシンのパワーユニットに選ばれている。ラリーでもWRCのグループA時代に、ST165、ST185、ST205のセリカの心臓部として、ワールドタイトル獲得に大きく貢献。
フレッシュエアシステム(アンチラグシステム)のパイオニアとなったエンジンでもあった。1999年にマニファクチャラーズチャンピオンを取った、カローラWRCのエンジンも3S-G。1984年にMR-2(AW11)ベースのグループBのミッドシップ4WDマシンとして開発していた、222Dのエンジンが3S-Gのルーツだったこともあり、ラリーの実績は大きい。
レース界では1985年からトムスがF3用のエンジンとして開発し、20年以上、国内外で多くの勝利を上げている。また、グループCでもトムスと童夢が共同で開発した、トヨタ トムス86C、87C、88Cに搭載。小排気量エンジン+シングルターボのハイブースト仕様というコンセプトで、燃費とパワー(最大760馬力)を追求。ポルシェなど大排気量のCカーを相手に好バトルを繰り広げた。そして、アメリカのIMSA GTPでも、1992年に7連勝しチャンピオンになった。
さらに、国内レースのSUPER GT(GT500クラス)では1997年、2001年、2002年にドライバーズタイトルを獲得。スープラだけでなく、GT300クラスのセリカ(ZZT231)、MR-S、セリカ(ST205)、スプリンタートレノ(AE86)などにも使われた。さらに、パイクスピークヒルクライムでも5勝している。
JTCCレースのコロナやチェイサー、エクシヴ、セレスも3S-Gで、国内ラリーやジムカーナ、ダートラ、アルテッツァのワンメイクレースなどマルチに活躍した。
しかも、レーシングエンジンとしては異例なほど現役期間が長かったことからも、基本設計の優れたエンジンだったのがよくわかる。トヨタのスポーツエンジンの代表格は「3S-G」抜きに、トヨタのスポーツモデルやモータースポーツは語れない。
<引用終わり>
トヨタ・メガウェブの
3S-GTEレーシングエンジン
3S-GEレーシングエンジン
市販版の3S-GTEは我が家の愛車にも載ってます(^_^)
際立ってパワフルとかではないのですが、
生き生きとしたエンジンフィールで楽しいです。
実用性も十分あってスポーツ性もそこそこ。
絶妙な中庸さだと思います。
Posted at 2019/06/07 01:19:32 | |
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