新型キャラバン　プレミアムGX（ガソリン）　試乗記

昨日発表になった新型キャラバンの試乗記です。
展示車もまだないだろう・・・と思っていたのですが
早々とナンバーも付いていました！



試乗したのは最上級グレードのプレミアムGXの2.0Lのガソリン車・・・
バンはやはり本命はディーゼルだと思うのですが、ディーゼルや特装車は
来月からの生産開始ということで、まずはガソリンです。
グレード名のプレミアムが最大のライバル車のスーパー・・・の上を
行きたいという感じが見え見えで・・・

早速試乗を開始します。
乗り始めて最初に気づいたのは、運転席のポジションがえらく変わったと
いうこと・・・
新型ハイエースのように、高くフロントガラス寄りに座るポジションに
なりました。
先代キャラバンの1番の売りは、ハイエースにはない前席空間の広さ
と低いヒップポジションだと思っていたので、新型は前席が窮屈に
なって少し残念・・・
その分、シートのスライド量などを増やして圧迫感をなくそうとはしてる
ようですが、シート下のエンジンスペースの出っ張りもあるのでシートを
後ろにスライドすると足が当たるんですよね・・・
せっかくハイエースにはない足踏み式のパーキングブレーキに
したのに残念です。

さらに画像は真ん中にシートのない仕様ですが、前3人乗り仕様だと
インパネの膨らみも大きいので足元スペースがかなり狭そうです。

乗り味は先代もそうでしたが、ハイエースより柔らかめの足で乗り心地の
良さは継承されています。
ハイエースは足が硬くて段差を乗り越えると衝撃がまともにくるんですが
キャラバンはうまくいなしてくれます・・・
逆にそこが距離を走った時のへたりの差だとも分かっているのですが・・・

エンジンは先代の後期から載っているQRの2.0L・・・街乗りだけなら
遅いとも感じないですし、そこそこ走ってくれます。
先代ほど軽快な感じは感じなかったのですが、これはガソリンスタンドに
行って帰ってきた状態のド新車だったので馴染んでなかったからかな？
と思います。

やはりこの車はディーゼル本命なのでディーゼルモデルが降ろされたら
改めてしっかり乗りたいと思います。


新型の1番の進化はやはりスタイル・・・
ハイエースよりさらに攻撃的で若々しい感じになりましたよね。

素直にかっこいいと思います。


そして広くなった荷室・・・
一目見て先代より広いと感じました。

さらに新型はオプションの豊富さも魅力で、DXグレードでもHIDが選べたり
発光メーターもセットオプションで選べたりと、ハイエースではスーパーGLでしか
選べない物が普通に選択できるのもうれしいですね。
１つだけハイエースに劣っているなと感じたのはエアコン・・・
ハイエースは後期から上級グレードはオートエアコンで液晶付きに
なりましたが、キャラバンはプレミアムGXでもオーソドックスな
ダイヤル式でした・・・

新型キャラバン・・・ハイエースにどこまで迫れるのか？が見ものですね。