まず予備知識として
VDIM・・・ABS/ブレーキアシスト/TRC/VSC等の機能をひとつのシステムとして統合制御
TRC・・・トラクションコントロールシステム
VSC・・・ 横滑り防止機構
※トヨタによる呼称
おはよう、ヘイ。
先日のブログで、クラウンはTRCのせいでリアタイヤを引っ掻き回して走れないのでつらい、と書きました。
そして昨夜は雪が積もったを高速を走行してたんですが、
①ABSが初期に効き過ぎて空走時間が生じること、
②ある程度の速度以上になるとフロントのトラクションがほとんど感じられなくなること、
③高速でリアがスライドしてもTRCで自動的に姿勢制御されること、
が分かりました。
徹底してハイテクを排除した車ばかり乗ってきた私には恐ろしくてたまりません。
そこで、クラウンHVでの雪道走行を習得するため、今朝からテストドライブに出かけました。
まず雪の壁の排除から・・・
まずノーマルモードはいわずもがな。
リアが滑るとパワーオフ。
スタックするとアウト。
TRCが効いていることを示すインジケーターが頻繁に点灯します。
次にSNOWモード。

TRCがオフになる訳じゃなく効きが弱くなるだけです。
それでも車が前に進んでくれるようになるのでありがたい。
でも、やはりスタックするとアウト。
そしてTRCオフモード。
このモードがあることを知りませんでした。←アホ
このスイッチを押すと、

メーターに表示が出ます。
これでアクセルコントロールが可能になりました。
シフトをマニュアルモードにすればパワースライドも可能です。
た・だ・し「ある程度までは」です。
ある程度のスライドするとやはりパワーオフの制御が介入してきます。
カーブをアクセルオンで抜けることはできませんでした。
つまりTRCをオフにしてもVDIMはオフにならない=TRCが効くんだと思います。
徹底した安全志向ですね。
結論として、
①ABSが効くような速度で走るな。そんなブレーキの踏み方をするな。車間距離を取れ。
②トラクションを感じられなくても、ちゃんと走れるから気にするな。そもそもそんな速度で走るな。
③VDIMでちゃんと姿勢制御してやるから気にするな。ハンドルを真っ直ぐ握ってろ。
これが現代の安全に対するポジティブな姿勢なんだと思います。
ドライバーではなく車自体が安全であり、安全を強要すること。
そして、こういう車を運転しにくいと思う人間の運転の仕方や考え方が危険であると。
概ね間違っていないと思います。
【16:27追記】
どうしても気になって再びテストへ。
そして、理解できました。
このVDIMというシステムは、アクセルを思い切り踏む込むことで本領を発揮しました。
ハッキリ言ってこんな車を作ってもいいんでしょうか?
路面がどんな状態だろうが、ステアをどんなに適当に操作しようが、絶対にスピンしません。
ABSをガンガン効かせて、ステアを無理矢理切って、アクセルを終始思い切り踏んでいればOKです。
普通ならスピンするようなシチュエーション、例えば高速道路で車線間の深い雪を踏んで車線変更をしても、スライドしていることを示すインジケーターを光らせながらも、VDIMが車の姿勢を完璧にコントロールしてくれます。
尻と掌に全神経を集中している必要もなければ、カウンターもアクセルコントロールも不要です。
アクセルを踏み込んで、ステアをただ握っていればいいんです。
スタックするような深い雪に突っ込んでも、とにかくアクセルを躊躇せず踏んでいれば、ゆっくりでも前に進んでいきます。
ポイントはただ一つ、とにかくアクセルを踏む込むことです。
テクノロジーを本気で恐ろしいと思いました。
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閑話休題
さて、金曜の夜は片町に出ていました。
夜中10時半に待ち合わせして軽く一杯。
空腹にアルコールは効きます。
そしてサンローゼビル2Fの「ゆうじ」で食事。
立派なのど黒
白子の天ぷらやら穴子の白焼きやや白子鍋やらいろいろ。
お酒は黒龍を燗で。
冬の寒い夜には日本酒の熱燗に限ります。
3人で飲んでたんですが、「今日はもういいよね、これで」と笑ってました。
とか、言いながら結局朝まで飲んでたんですが。
良い一日でした。
ちなみに土曜は父の命日。
10回忌です。
急いで帰宅して、風呂に入りちゃんと着替えてお坊さんを待ちました。
相変わらず親不孝者です。
皆様も忘年会など楽しんでください。
そして運転はやはり安全に。
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自動車整備、DIY | 日記
Posted at
2014/12/14 13:31:08