今更ですがシグマDP2xを購入しました。
DP2mが発売されたために在庫処分で格安でした。
脅威の画質(解像、階調)、極悪の操作性、スイートスポットが狭く使いこなすのが難しいカメラとしてネット上では散々だったので、これまで躊躇というか眼中になかったカメラです。
FOVEONセンサーの特殊性はマニアじゃなければどうでもいいことだろうし、そもそも普通の人はこのカメラの存在すら知らないと思うので詳細は割愛します。
毎度の如くいきなり100枚ほど撮ってみました。
縮小画像じゃ分からないけどモニターで等倍で見ると素晴らしい画質です。
41mmF2.8短焦点レンズによって描かれる切れのある画は実質500万画素に満たないとはとても思えません。何よりその色合いや階調というか空間表現力は、安いレンズを付けたデジイチを超えています。
ただし確かにスイートスポットは広くないようで「?」な画を吐き出すこともあります。
悪評だらけの操作性については、数分間で慣れました。
露出補正、ISO変更、WB変更、絞りやシャッター速度の変更などサクサクできます。
今時の階層化メニュー方式に比べれば遥かに楽ちんなんですが。
フォーカスにはちょっと苦労します。
モニターの解像度が低い上に見づらくて本当にピントが合ったのか分からないので、とりあえず撮る!って感じです。最短撮影距離も28cmと長いのでマクロ的撮影もできません。
正直言います。
素人というかマニア以外にはお勧めしません。
こいつは基本的にマニュアルで撮ってこそのカメラです。
何も考えずにそれなりに綺麗な写真を撮りたければ普通のコンデジにすべきです。
そしてFoveonX3センサーは普通のCCDやCMOSとは別物で、この画に惚れてしまうと他の選択肢はなくなります。個人的には発売予定の28mmレンズ搭載のDP1mが欲しくなりました。
でも結論としては、これを言っちゃお終いなんですが、そこそこ良いレンズを付けた一眼レフを持って歩けるなら、そっちの方が「遥かに楽に」良い写真が取れます。
ちゃんちゃん。
Posted at 2012/07/28 17:22:56 | |
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