さて、先日はおわらサーキットに合わせたファイナル変更について書いたんですが、今更ながらK3-VE2のエンジン特性を再確認することにしました。
サーキットを走ってるときは常に速度とエンジン回転数を確認しています。
どこでどんな状態で走っているか分かっていないと、チューニングできないし走り方も改善できないです。
1st、2nd、3rd、4thの各エンジン回転域での加速度を実走で確認するわけですが、これが結構面倒くさいです。
3000rpmから、3500rpmから、4000rpmから、・・・と500rpm刻みでアクセルパーシャルから踏む込み具合によって加速度がどう違うかを見ます。
当然ですが目で見て分かる訳がないので、GoPro等でメーターを撮影しておいて、後からPCで計算するというオタク作業です。
データロガーがあれば楽勝なんですが。
そんなのカタログデータで分かるでしょって言いたいけど、実車はエンジン性能曲線通りには加速してくれないのです。
K3-VE2はメーカーチューンドのハイコンプエンジンでハイカムまで組んでるくせに妙にフラットトルクで、レブリミットは7500rpmだけどもっと上まで回せそうです。
メカチューン経験者視点で考えると、可変バルブタイミング機構付きとはいえ、もっと高回転域でパワーとトルクを出せる潜在力があるはずです。
燃調・点火のマップが見えないので何とも言えませんが、メーカーは必ず保険を掛けているはずなので、そこを突き詰めればもっと高回転域でプラスアルファーのパワーバンドを持つエンジンになるはずです。
K3-VE2用の燃調コントローラーはないので、かなりのコストを掛けてフルコン化するしかないのかな?
汎用品を流用することも可能だけど、そもそもK3-VE2のコンピューターは解析されてるんでしょうか?
フラットトルクで扱い易いのは良いことだけど、本当に速いクルマを作るならエンジンの一番美味しいところを引き出す必要があるので、NAエンジンの場合どうしても高回転型かつピーキーな特性になってしまいます。
ギア比がワイドレシオな上にクロスしていないのでトルクバンドは広ければ広いほど走りやすいことは確かです。
その昔、4000rpm以下ではアイドリングが不安定なハイチューンド4AGに乗っていたレトロなおっさんの懐古思想なのです。
Posted at 2019/09/30 00:33:04 | |
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ストーリア | 日記