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2024年12月13日 イイね!

人形浄瑠璃 文楽 令和6年12月 東京公演 (2024/12/13)

人形浄瑠璃 文楽 令和6年12月 東京公演 (2024/12/13)2024年最後の文楽公演を楽しんできました~













令和6年12月文楽公演









 令和6年12月文楽公演 

会場
江東区文化センター(4日~13日)
神奈川県立青少年センター(紅葉坂ホール)(17日~19日)

開演時間
第一部 午前11時開演(午後1時40分終演予定)
第二部 午後2時30分開演(午後5時50分終演予定)
第三部 午後6時45分開演(午後8時25分終演予定)

※開場時間は、開演30分前の予定です。
※字幕アプリがご利用いただけます。詳細はこちら

休演日
9日(月)は休演


●第一部 (午前11時開演)●
日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)
 渡し場の段

木下順二=作 二代野澤喜左衛門=作曲
瓜子姫とあまんじゃく(うりこひめとあまんじゃく)

井上ひさし生誕90年記念
井上ひさし=作 野澤松之輔=作曲
望月太明藏=作調

金壺親父恋達引(かなつぼおやじこいのたてひき)
―モリエール「守銭奴」より―



●第二部 (午後2時30分開演)●
一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
 熊谷桜の段
 熊谷陣屋の段

壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
 阿古屋琴責の段



●第三部 (午後6時45分開演)●
野澤松之輔=脚色・作曲
曾根崎心中(そねざきしんじゅう)
 生玉社前の段
 天満屋の段
 天神森の段


主催=独立行政法人日本芸術文化振興会
共催=江東区/公益財団法人江東区文化コミュニティ財団(江東区文化センター公演のみ)


【演目解説】
【12月文楽】好評上演中、19日(木)まで!(舞台写真あり)



今年の文楽関連の鑑賞記録はこちら。
素浄瑠璃も含めて今回が8回目です。
9月の東京公演は観たい演目が無かったためスキップしていますが、それ以外は皆勤賞ですかね。

【 2024年 鑑賞記録 】
(1) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年初春大阪公演 (2024/1/13 ~14)
(2) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年2月 東京公演 (2024/2/9)
(3) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年4月 大阪公演 (2024/4/19~20)
(4) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年5月 東京公演 (2024/5/24~25)
(5) 第27回 文楽素浄瑠璃の会 (2024/6/29)
(6) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年7月 大阪公演 (2024/7/27)
(7) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年11月 大阪公演 (2024/11/9)




【公演当日】2024年12月13日(金)

今回は第一部と第二部を一気に観劇します。
第三部は…、過去に何度も観ている演目、しかも心中物なのでスキップしました。

国立劇場が閉場してからの東京公演は毎回あちらこちらの劇場を流浪しています。 今回は1回の公演を2つの会場に移動しながらというなんとも厳しい状況です。 再建も座礁に乗り上げているようなので、新しい国立劇場で観ることが出来るのは何年先になるのでしょうか…

今回の会場はこちら(↓)
なんだか…、身近に感じる場所です(笑)
江東区文化センター





撮影機材はスマホのみ。
撮るモチベーションが…(苦笑


普段の公演ではセリフが舞台の横や上に表示されるのですが、今回はその設備が無いようで、その代わりに自分のスマホにリアルタイムでセリフを表示するアプリを使うとのこと。
アプリをインストールしてセリフのデータをダウンロードしておきました。
Gマークアプリ



開場時間少し前に到着。







国立劇場小劇場よりこじんまりとしていますが、臨場感のある舞台を観ることが出来そうです。



ぶん回しや…



囃子方のブースもしっかりと作られています。



第一部の座席はかなり良い所で観やすかったです。





ちなみに、字幕アプリの画面はこんな感じ。



太夫の語りに合わせて字幕が自動的に切り替わります。



また、スマホの画面うっかり触ってしまってもアプリが終了しないような工夫もあり、けっこう使いやすかったですね。



今後の公演でも使う機会が増えそうです。




●第一部 (午前11時開演)●
<スケジュール>



<解説 & 配役表>




日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)
 渡し場の段

道成寺に伝わる安珍清姫の伝説をもとにした物語。



人形の頭(かしら)に工夫があったり、生身の役者では表現できないような動きも軽々こなせるのが人形浄瑠璃の良いところ。




木下順二=作 二代野澤喜左衛門=作曲
瓜子姫とあまんじゃく(うりこひめとあまんじゃく)

文楽では珍しい「新作」です。
昔話を基にして口語で演じられる作品。子供向けの公演などで上演されていましたが、実際に観るのは今回が初めてです。



今回の演目だけでなく、他の新作も観てみたいですね。




井上ひさし生誕90年記念
井上ひさし=作 野澤松之輔=作曲
望月太明藏=作調

金壺親父恋達引(かなつぼおやじこいのたてひき)
―モリエール「守銭奴」より―

こちらも「新作」。 モリエールの原作をもとに井上ひさしが書いたという演目ですね。 モリエールの原作を読んでいないので何とも言えませんが…



井上ひさし作品らしいユーモアが散りばめられて楽しめました。



「そうきましたか…!」というオチはなかなかの展開で、古典の演目にも負けず劣らずの面白さでした。




第二部が始まる前にちょっと遅めの昼食です。
劇場の外に出て、つじ田で特製つけ麺。




お腹いっぱいになったところで劇場に戻り、第二部を鑑賞します。
第二部の座席も観やすい所を取ることが出来ました。



●第二部 (午後2時30分開演)●
<スケジュール>



<解説 & 配役表>



一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
 熊谷桜の段
 熊谷陣屋の段

何度も観ている演目。 練りに練ったストーリーが鮮やかに展開していきますが、子供が出てくる悲劇はやっぱり重い…











壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
 阿古屋琴責の段

こちらも何度も観ている演目。 歌舞伎だと坂東玉三郎さんが演じる演目という事でも有名ですね。


三味線、琴、胡弓など様々な楽器が登場します。



実際の琴の演奏に合わせた人形遣いの演技が素晴らしいです。




第一部と第二部、午前11時から午後6時までの長丁場でしたが楽しめました~!



次回は来年1月の大阪公演。
前回に引き続き日帰りの弾丸観戦の予定です。

令和7年初春文楽公演



Posted at 2024/12/13 19:59:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 【文楽】 | 趣味
2024年11月09日 イイね!

人形浄瑠璃 文楽 令和6年11月 大阪公演 (2024/11/9)

人形浄瑠璃 文楽 令和6年11月 大阪公演 (2024/11/9)大阪の国立文楽劇場にて文楽11月公演を楽しんできました。 今回も日帰り観劇です~












令和6年11月文楽公演








 令和6年度(第79回)文化庁芸術祭主催公演 
 国立文楽劇場開場40周年記念 

 11月文楽公演 

公演期間
2024年11月2日(土)~ 2024年11月24日(日)

開演時間
第1部 午前11時(午後3時20分終演予定)
第2部 午後4時(午後8時30分終演予定)

休演日
11月12日(火)


第1部 午前11時開演
仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
大 序 鶴が岡兜改めの段・恋歌の段
二段目 桃井館力弥使者の段・ 本蔵松切の段
三段目 下馬先進物の段・腰元おかる文使いの段・
    殿中刃傷の段・裏門の段
四段目 花籠の段・塩谷判官切腹の段・城明渡しの段
※四段目「塩谷判官切腹の段」は古くから「通さん場」と呼ばれ、客席への出入りが禁じられてきました。
上演中のお出入りはご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。



第2部 午後4時開演
靱猿(うつぼざる)

仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目 山崎街道出合いの段・二つ玉の段
六段目 身売りの段・早野勘平腹切の段
七段目 祇園一力茶屋の段


主催=独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
《字幕表示がございます》





【演目解説】
『仮名手本忠臣蔵』(文化デジタルライブラリー)
仮名手本忠臣蔵(ウィキペディア)



今年の文楽関連の鑑賞記録はこちら。
素浄瑠璃も含めて今回が7回目。
9月の東京公演は観たい演目が無かったためスキップしています。

【 2024年 鑑賞記録 】
(1) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年初春大阪公演 (2024/1/13 ~14)
(2) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年2月 東京公演 (2024/2/9)
(3) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年4月 大阪公演 (2024/4/19~20)
(4) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年5月 東京公演 (2024/5/24~25)
(5) 第27回 文楽素浄瑠璃の会 (2024/6/29)
(6) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年7月 大阪公演 (2024/7/27)




【事前手配】

普段であれば1泊2日で「1日目=第2部・第3部、2日目=第1部を鑑賞」というスケジュール。 今回は演目の関係で第1部と第2部を続けて鑑賞する必要があるため、泊まる必要がなくなりました。 予算節約のためもあって日帰りの強行スケジュールにて出掛けます。
往路は早朝のフライト、復路はフライトが終わってしまっているので新幹線の最終で帰ってくるスケジュール。 体力的にキツいですが仕方がないですね…




【公演当日】2024年11月9日(土)

今回の撮影機材はこちら。 日帰りのため荷物を常時携行しますのでコンパクトさを最優先です。
とはいえ、結局はスマホでの撮影もかなり多めでした。 やはり1型センサーのスマホを使うのが最も使い勝手が良いんですよねぇ…
SONY RX100



いつものようにリムジンバスで羽田空港へ。渋滞もなくスムーズです。
土曜日の朝ということで空港内はそれなりの混雑でした。

ANAラウンジでサクッと朝食。



今回はミニバウムクーヘンがあったので試食しました。 美味しかったです~




NH015
東京(羽田) 8:00出発 ~ 大阪(伊丹) 9:10到着
B767-300


土曜の朝便ということで激混み! 前日に「お客様のご搭乗予定便は混雑しています」というアナウンスメールが届いていました。



実際に機内は満席ですね。
ほぼ定刻にプッシュバックしましたが、羽田空港の離発着が混みあっていて離陸するのに30分近く待ったため、伊丹に到着したのは約25分遅れ。



伊丹からリムジンバスでなんばに移動し、商店街の中の立ち食いうどん屋で肉うどんのブランチ。 カツオ節が効いたダシがかなり美味しくて幸せな気分になりました(笑)







劇場到着。













劇場内は結構混雑しています。 良いことですね。









今回は良い席を確保できました。






今回の公演では全十一段の「仮名手本忠臣蔵」のうち大序(一段目)から七段目までを通しで上演します。 途中から観ても楽しめますがストーリーを追って観たほうがより楽しめますし、そもそも通しで上演することが稀なので、合計9時間ほどのロング観劇を楽しみたいと思います。



十数年前に全段通しで観たことがありましたが、細かなところまでは覚えていません。
登場人物が多いうえにサイドストーリーがいくつも展開されるため、全体の流れを追うのがなかなか難しい演目です。




第1部 午前11時開演
<スケジュール>


<解説>


<配役表>



仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
大 序 鶴が岡兜改めの段・恋歌の段
二段目 桃井館力弥使者の段・ 本蔵松切の段
三段目 下馬先進物の段・腰元おかる文使いの段・
    殿中刃傷の段・裏門の段
四段目 花籠の段・塩谷判官切腹の段・城明渡しの段


TVや映画、歌舞伎などでお馴染みの「忠臣蔵」。 もともとは人形浄瑠璃の演目です。 舞台を江戸時代から室町時代に変えて登場人物の名前も変えてありますが、まさしくあの忠臣蔵です。

今回は大序から七段目までの通しです。

大序は一般的な演目とは異なる始まり方。 人形遣いの口上は定引幕の裏から行い、太夫と三味線も御簾内から。 そのうえ何組もの演者さんたちが交代で御簾内で演奏を続けるのは珍しいですね。









ここで25分の休憩。
コンビニで買ってきた唐揚げ弁当を食べようと思ったら…、最近のお弁当は半冷凍状態で電子レンジの使用が必須なんですね…。
お店で温めてこなかったので、フリーズドライのようなご飯のままで全く 食べられず。急遽コンビニに走りサンドイッチを買ってきて大急ぎで昼食終了。慌ただしかったです…




休憩のあとは三段目から。









ここで10分の休憩。
先ほど観た「殿中刃傷の段」について、塩冶判官(浅野内匠頭)は何故「刺す」のではなくて「斬る」だったのかということがよく話題に上ります。 刺したほうが本懐を遂げられたはずですが、斬りつけるのが当時の戦の正しい作法だったのでしょうか…





切腹の場面では、当時の作法が事細かに再現されていて興味深かったです。 裏返された二畳の畳、白絹六尺を敷き、足袋を脱ぎ、肩衣のあしらい方、九寸五分の短刀、あおむけに倒れることは良しとしない、などなど。
また、立会人は大小刀の柄に白布を巻くんですね。






これにて第一部が終了です。
一度観たことがあるとはいえほとんど覚えていなかったので、今回は新鮮な場面が多くて楽しめました。


第二部まで少し時間があるので劇場内の写真撮影。
人形の衣装が展示してありました。



肩衣、小さいですね。



袴の結び目、組み紐みたいです。



いつも設置してある大きな案内幕。











太夫の見台が事前に準備されていたので記念撮影。



太夫が自分で購入されるらしいですが、現在は新品の入手が困難なため伝手を頼ったり骨董品店で購入したりとなかなか大変らしいです。
いずれも見事な逸品揃いですね。












そろそろ第二部の開演です。今回もかなり良い席です。






第2部 午後4時開演
<スケジュール>


<解説>


<配役表>




靱猿(うつぼざる)
狂言の演目を文楽に焼き直したもの。 仮名手本忠臣蔵ほ文楽から歌舞伎に焼き直されていますし、このあたりは「著作権」とか「知的財産権」なんていう概念がない時代ですのでおおらかですね(笑)

登場人物の大名は本来は男性ですが、今回は女性に変えて上演とのこと。変えたことでストーリーにどんな影響があるかは不明ですが、衣装の違いで舞台が華やかになりますね。



仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目 山崎街道出合いの段・二つ玉の段
六段目 身売りの段・早野勘平腹切の段
七段目 祇園一力茶屋の段

第二部は五段目から七段目、エンディングに向かってストーリーが収斂していく場面が続きますね。


「五段目 二つ玉の段」は落語や講談でもお馴染みの初代 中村仲蔵の当たり役、斧定九郎が登場する場面です。
文楽でも中村仲蔵が考案した「黒羽二重に献上博多帯」の衣装になっていますね。







ここで25分の休憩。
お馴染みのストーリー、不条理だったりやるせない場面も多いですが、それらが次のストーリーに繋がるのはさすがです。

ここで夕食を済ませます。 今日は炭水化物祭りですが仕方がないです。 嫌いじゃないですけど(笑)




本日の最後は「七段目 祇園一力茶屋の段」。 大掛かりな舞台セットと入れ替わり立ち替わり登場するたくさんの太夫の語りを楽しめます。
千歳太夫、織太夫、呂勢太夫が並んで語るのは壮観! 楽しめましたね~

また、この演目のこの段特有の、舞台左(下手)に太夫の語り床が設えられ、左右からの太夫の掛け合いも楽しめました。




観劇終了~
あまりに有名な演目、そして細切れで特定の段のみが多く上演されていたものを観ていたため、さほど期待はしていませんでしたが、通しで観ることで初めて解る細やかな演出やストーリーの繋がりなど、面白さを再発見しました。
物語の最初の頃のちょっとした出来事が後から大きな流れの中で活きてきたり、理不尽に思える展開が最後に見事に昇華して誰もが納得できるエンディングを迎えたり、戯作者の見事な手腕を楽しめます。


とはいえ…、長かった!
でも楽しかった!!


さて、帰ります~
なんばから地下鉄で新大阪まで移動して、東京行きの最終の新幹線に乗車します。



のぞみ64号
新大阪 21:24出発 ~ 東京 23:45到着

事前購入の早得ファミリー割引を使ってグリーン車を利用しました。





次回の観劇は12月の東京公演。
近場の劇場で行われるのでサクッと観に行けるので楽です。普段は上演しない演目も含まれているので楽しみです~

令和6年12月文楽公演




【 追記 】
11月7日に人形遣いで人間国宝の吉田簑助さんが亡くなられたとのこと。
舞台からはすでに離れられていましたが、女役の人形を艶やかに遣われる素晴らしい人形遣いでした。
ご冥福を心からお祈りいたします。

三代目 吉田簑助

人間国宝 吉田簑助さん死去 人形浄瑠璃文楽を代表する人形遣い




【 おまけ 】
帰りが遅くなるので夜だけシッターさんにお世話になりました。
今回もひとりでお留守番を頑張りました!
(すべてシッターさん撮影)









Posted at 2024/11/10 22:00:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 【文楽】 | 趣味
2024年07月27日 イイね!

人形浄瑠璃 文楽 令和6年7月 大阪公演 (2024/7/27)

 人形浄瑠璃 文楽 令和6年7月 大阪公演 (2024/7/27)大阪の国立文楽劇場にて文楽7月公演を楽しんできました~














令和6年夏休み文楽特別公演










国立文楽劇場開場40周年記念
■■■ 夏休み文楽特別公演 ■■■

公演期間
2024年7月20日(土)~ 2024年8月12日(月)

開演時間
第1部 【親子劇場】 午前10時30分 (午後12時25分終演予定)
第2部 【名作劇場】 午後1時30分 (午後5時25分終演予定)
第3部 【サマーレイトショー】 午後6時 (午後8時25分終演予定)

休演日
7月30日(火)、8月6日(火)
7月26日(金)の第1部は貸切


第1部 【親子劇場】午前10時30分開演
桐竹勘十郎=作・演出 鶴澤清介=作曲
ひょうたん池の大なまず(ひょうたんいけのおおなまず)

解説 文楽ってなあに?

山田庄一=作 竹澤團七=作曲 望月太明藏=作調
西遊記(さいゆうき)
 五行山の段
 一つ家の段


第2部 【名作劇場】午後1時30分開演
生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)
 宇治川蛍狩の段
 明石浦船別れの段
 浜松小屋の段
 嶋田宿笑い薬の段
 宿屋の段
 大井川の段


第3部 【サマーレイトショー】午後6時開演
近松門左衛門没後300年
女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)
 野澤松之輔=作曲
 徳庵堤の段
 野澤松之輔=作曲
 河内屋内の段
 八世竹本綱太夫、十世竹澤弥七=作曲
 豊島屋油店の段


主催=独立行政法人日本芸術文化振興会
後援=大阪府教育委員会
   尼崎市


【関連トピックス】
◆大阪の夏の思い出に文楽を




今年の文楽関連の鑑賞記録はこちら。
素浄瑠璃も含めて今回が6回目です。

【 2024年 鑑賞記録 】
(1) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年初春大阪公演 (2024/1/13 ~14)
(2) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年2月 東京公演 (2024/2/9)
(3) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年4月 大阪公演 (2024/4/19~20)
(4) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年5月 東京公演 (2024/5/24~25)
(5) 第27回 文楽素浄瑠璃の会 (2024/6/29)





【事前手配】

普段であれば1泊2日ですべての公演を観るのですが、今回の公演は夏休み期間のため子供向けの演目などが入った「夏休み文楽特別公演」になっているため、日帰りで第二部のみ鑑賞します。

今回のフライトは往復とも有償フライト。 「羽田⇔伊丹」路線はそもそものチケット価格が安いため(今回は45日前発券の往復割引券で11,060円/フライト)、マイルを使うのは得策ではないですね。





【公演当日】2024年7月27日(土)

今回の撮影機材はこちら。 最近はスマホばかりだったのでたまにはカメラで…
SONY RX100



いつものようにリムジンバスで羽田空港へ。 最近はかなり混みあっていて事前予約必須です。バスは順調に進み、定刻に羽田到着です。
今回初めて利用しましたが、保安検査場に隣接してプライオリティレーンがあったんですね。 専用のカウンター&セキュリティレーンは結構混むことがあるので、今後は使い分け出来そうです。



夏休みということもありANAラウンジは混雑しています。
一番奥には座席配置が少し違ったエリアもありました。



ここでサクッと朝食を済ませます。








NH017
東京(羽田) 9:00出発 ~ 大阪(伊丹) 10:05到着
B777-200


定刻より少し遅れて出発。





ほぼ定刻に伊丹に到着です。
伊丹からなんばへのリムジンバスはかなりの混雑で、妻とワタクシが乗車した時点で補助席も使って満席になりました。 ぎりぎりセーフ! もう1便後だと炎天下で20分待つ必要があったので、乗車出来てラッキーでした。



開演まで時間に余裕があったので、なんばの高島屋のレストランフロアでのんびりと昼食を摂ることにしました。



和食(炉端焼き)のお店でランチセットとビールを楽しみます。



妻は「すきやき御膳」



ワタクシは様々な料理を楽しむことが出来る「12種の彩り御膳」



どの料理もきちんと料理されていて美味しいですね。
のんびりと楽しむことが出来ました。





食事の後でもまだ時間があるので星野珈琲店でちょっと時間をつぶし…



文楽劇場に向かいます。








開場40周年記念公演です。







床(ゆか)を記念撮影。





第1部の演目で使うために短めの花道が用意されていました。
人形遣いが宙乗りで演じるらしいですね。



今回の座席はこちら。
ベストロケーションです。




第2部 【名作劇場】午後1時30分開演
生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)
 宇治川蛍狩の段
 明石浦船別れの段
 浜松小屋の段
 嶋田宿笑い薬の段
 宿屋の段
 大井川の段


<スケジュール>
4時間の公演ですが、途中で10分間の休憩が2回のみと、なかなか厳しいスケジュールですね。



<解説>
中国地方の大名・大内家のお家騒動を背景に、宇治川の蛍狩りで出逢った秋月家の息女深雪と大内家の家臣宮城阿曾次郎がすれ違いの運命に翻弄される恋物語です。
愛する人を追って武家の娘から零落していく深雪を遣うのは、国立劇場では今回が初役となる吉田和生。相手役の阿曾次郎は吉田玉男が遣います。深雪と乳母浅香が再会する「浜松小屋の段」の三味線(前)は鶴澤清治の演奏でお聞きいただきます。悲劇の合間の「チャリ場(こっけいな場面)」で笑いを誘う悪徳医者萩の祐仙は桐竹勘十郎です。三味線、人形遣いの人間国宝揃い踏みの名作劇場で、文楽の魅力をご堪能ください。



<配役表>
この第二部は出演者が超豪華!
青く囲った方々は人間国宝(三味線・人形遣い)、赤く囲った方々は「切語り」の次期人間国宝候補、そして黄色く囲った方々は超ベテラン&次世代を担うホープの方々。 1つの演目にこれだけの演者さんがまとまって出演することは滅多にないので非常に楽しみです。



以前に一部の段を観たことがありましたが、今回のようにある程度のストーリーがわかる位まとまった形で観たことはありませんでした。
通して観ると…、素晴らしかった! ですね~




文楽の演目は練りに練ったストーリーの展開が楽しめるのですが、時に荒唐無稽というか無理に繋げた流れが感じられるものもあります。
ですが、この演目では荒唐無稽な展開はあまりなく、主人公の心の機微や周囲の人間の想いなどが見事に紡がれていました。



これが東京公演だったらもう1回観たかったですが、さすがにもう1回大阪まで遠征するのは時間と予算の兼ね合いがあって難しいですね…、残念。



また、豪華な出演者が次々に登場し、素晴らしい芸を堪能できました。
人間国宝の人形遣い3人が同じ演目に出演していたり…



切語りの次に切語りが語る(ぶん回しの表裏に同時に切語りが乗っている)という公演を観たのは初めての経験かも?



そして、妻とワタクシの「推し」でもある小住太夫さんの語りも素晴らしかった! 以前よりも少しふくよかになったためか大音声で滔々と語る姿には風格も感じられました。
将来「切語り」になるのは20年…、いや30年後くらいですかね? その頃まで我々が文楽を観続けられるか(たぶんムリ…)、観るほうも頑張らないとです。





終演後、フライトモードにしておいたスマホを復旧させるとANAから何件かの通知が入っていました。 内容をチェックしてみると…、搭乗予定のフライトが羽田空港周辺の天候次第で欠航 or 遅延 or 目的地変更になる可能性があるとのこと。
ここ数日は夕立ちや落雷が多かったので、今日もその可能性があるようですね。



この時点ではフライトまでまだ時間があるため、とりあえずなんばからリムジンバスで伊丹空港に向かいます。
移動中に、本日の夜にそぼろのお世話をして頂くペットシッターさんに連絡し、もしかしたら本日中に帰ることが出来ない可能性があるため明日の朝のお世話もお願いできるかを確認したところ、大丈夫だとの確認が取れました。
これで、最悪の場合(羽田の着陸不可で目的地変更もしくは伊丹に引き返し)でもそぼろの朝ご飯は大丈夫です(笑)

伊丹に到着してすぐにANAカウンターで運航状況を確認しましたが、「1便前のフライトに変更可能です」とのことで振り替えて頂くことが出来ました。 ラッキーでした。
紙のボーディングパス、久しぶりに使いました。 こちらの方が旅情を掻き立てられますよね~




NH040
大阪(伊丹) 20:20出発 ~ 東京(羽田) 21:35到着
B777-200

NH038
大阪(伊丹) 19:00出発 ~ 東京(羽田) 20:15到着
B787


急いで搭乗ゲートに向かうとすでに最終コールの時間でした。
ほぼ満席状態のため妻とはバラバラ(といっても妻はワタクシの前の列ですが)になりましたが、そもそも特に話をする必要もないのでノープロブレム(笑)



「雨トーーク!」を観ながらの快適な1時間のフライトにて羽田到着。
当初の予定よりも1時間以上早く帰宅することが出来ました。





これにて今回の文楽鑑賞が終了です。
日帰りはたたでさえ慌ただしくなりますが、今回は帰路がバタバタだったのでちょっと疲れました。半面、そぼろにすぐに会えるのでそれは嬉しいのですが~(笑)



次回は9月の東京での「文楽鑑賞教室 / 社会人のための文楽鑑賞教室」ですが、特に観たい演目ではないので観るか観ないか…、どうしよう? 思案中です。
初めての方向けの解説付き公演もありますので、どなたか観てみたい方がいらっしゃればお声がけください。 チケットを手配しますよ~

令和6年9月文楽鑑賞教室 / 社会人のための文楽鑑賞教室







【 おまけ 】
帰りが遅くなるので夜だけシッターさんにお世話になりました。
今回もひとりでお留守番を頑張りました! ありがとうね~
(すべてシッターさん撮影)







Posted at 2024/07/28 18:28:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 【文楽】 | 趣味
2024年06月29日 イイね!

第27回 文楽素浄瑠璃の会 (2024/6/29)

第27回 文楽素浄瑠璃の会 (2024/6/29)大阪の国立文楽劇場で素浄瑠璃の公演を楽しんできました~













第27回 文楽素浄瑠璃の会






 国立文楽劇場開場40周年記念 
 第27回 文楽素浄瑠璃の会 

会場   : 国立文楽劇場(大阪)
公演期間 : 2024年6月29日(土)
開演時間 : 午後1時 (午後4時40分終演予定)

卅三間堂棟由来 (さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
 平太郎住家より木遣り音頭の段
   竹本 織太夫
   鶴澤 清馗

伊賀越道中双六 (いがごえどうちゅうすごろく)
 沼津の段
   竹本 錣太夫
   鶴澤 藤蔵
 ツレ 鶴澤 清公

菅原伝授手習鑑 (すがわらでんじゅてならいかがみ)
 丞相名残の段
   竹本 千歳太夫
   豊澤 富助







今年の文楽関連の鑑賞記録はこちら。
今回が5回目です。
【 2024年 鑑賞記録 】
(1) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年初春大阪公演 (2024/1/13 ~14)
(2) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年2月 東京公演 (2024/2/9)
(3) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年4月 大阪公演 (2024/4/19~20)
(4) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年5月 東京公演 (2024/5/24~25)



素浄瑠璃の過去の鑑賞記録はこちら。
以前は大阪の文楽劇場で年1回の開催でしたが、一昨年から東京でも開催されるようになりました。 昔もやってたのかな…?
また、1度だけですが自主公演を観に行っています。 さまざまな演者さんの自主公演がたくさんあり、小さな劇場でリラックスした感じで行う公演なので気軽に見ることが出来るのですが、なかなか全ては回り切れませんね…
【 素浄瑠璃 】
(1) 第23回 文楽素浄瑠璃の会! (2020/8/22)
(2) 第25回 文楽素浄瑠璃の会 (2022/8/20)
(3) 文楽素浄瑠璃の会 in 国立劇場(2022/10/22)
(4) 第26回 文楽素浄瑠璃の会 (2023/8/19)
(5) 忘年会焼肉ランチ & 深川江戸資料館 THE 伝統芸能 「素浄瑠璃の会 義士銘々伝」 (2023/12/15)



素浄瑠璃鑑賞は日帰りです。
復路のフライトはマイル特典で無償フライトが取れましたが、往路は空きが無くて有償フライトとなりました。






2024年6月29日(土)

公演当日。

撮影機材はスマホ。
最近はスマホで済ませることが多いので、カメラ機能が充実したスマホに買い替えたほうが良いのかもしれません…。
Xiaomi 14 Ultraが第一候補ですが、ソフトバンク独占販売のLeitz Phone 3、ドコモやSIMフリーも選べるSHARP AQUOS R8 proあたりも良さそうです。 もしくは、SONY PRO-I後継機が出るとかでないとかの噂いくつかあるので、それが出るまで待つか。
いずれにしても、今使っているSONY Xperia IIはだいぶ型遅れになって来ているので、そろそろ考えねば…




今回はTCATからのリムジンバスを利用して羽田空港に向かいます。
いつものようにANAラウンジで朝食です。




NH017 (B787-10)
羽田(9:00)~ 伊丹(10:05)
大型のモニターが設置されていて非常に快適です。 音楽を聴いていたらすぐに寝落ちしてしまい、目が覚めたら伊丹に着陸していました。



リムジンバスでなんばに移動し、高島屋の中の妻家房で昼食を済ませます。
サムギョプサルセット。



なかなかのボリュームで大満足でした。



文楽劇場到着。





いつもの文楽公演とは違い、1日だけの公演です。



開場40周年なんですよね。



素浄瑠璃にしてはお客さんの入りは良いかも?



座席は6列目。 良い所です。







開演です。

卅三間堂棟由来 (さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
 平太郎住家より木遣り音頭の段
   竹本 織太夫
   鶴澤 清馗

<演者>
素浄瑠璃の会に出演するという事は、次の切語りは織太夫さんなんでしょうね。
三味線の清馗さんは織太夫さんの実の弟さんですので、兄弟での共演です。



こんな記事にもなっていました。
文楽の竹本織太夫と鶴澤清馗「息の合った演奏を」
対照的な兄弟が念願の共演




<解説>





伊賀越道中双六 (いがごえどうちゅうすごろく)
 沼津の段
   竹本 錣太夫
   鶴澤 藤蔵
 ツレ 鶴澤 清公

<演者>
「魂の語り」といっても過言ではない錣太夫さんの素浄瑠璃。 これが聴きたくて見に来ています。



<解説>





菅原伝授手習鑑 (すがわらでんじゅてならいかがみ)
 丞相名残の段
   竹本 千歳太夫
   豊澤 富助

<演者>
錣太夫さんとは少し趣が違いますが、千歳太夫さんの大音声での気迫のこもった語りが素晴らしいです。



<解説>




それぞれの持ち味を活かした3つの演目を楽しみました。
素性瑠璃は人形がないため動きがなく、瞼を閉じさせる効果が高いため…、かなりの時間は夢の中で鑑賞することになってしまいましたが…(苦笑



さて、帰ります。
なんばからリムジンバスで伊丹空港へ。アグレッシブな運転手さんで、かなり早めに到着しました(笑)


ちょっと早いですが出発前に夕食 @ かつくら・伊丹空港。
よく利用するお店ですが、三元豚やtokyo Xなどの銘柄豚を選ぶと脂が凄いので、今回はスタンダードなロースをチョイス。 年をとりましたね…



出発までANAラウンジで時間調整。
珍しくビールを飲んでみました。 ラウンジ内で551のお弁当を買い込んでビールや焼酎のつまみとして楽しむ人多数。 酒代がかなり浮きますね…(笑)




NH038 (B777-200)
伊丹(19:00)~ 羽田(20:15)



この便も大型モニター装着機材。 定時少し前に出発して、定時少し前に羽田到着。 スムーズでした。






次回の文楽鑑賞は7月の大阪公演。
いつも1泊してすべての公演を鑑賞しますが、今回は「夏休み公演」という事で特別編成のため、全ての演目は観ずに「第二部」のみ鑑賞して日帰りの予定です。

令和6年夏休み文楽特別公演



第二部は出演者が超豪華!
青く囲った方々は人間国宝(三味線・人形遣い)、赤く囲った方々は「切語り」の次期人間国宝候補、そして黄色く囲った方々は超ベテラン&次世代のホープの方々。 1つの演目にこれだけの演者さんがまとまって出演することは滅多にないので非常に楽しみです~





【 おまけ 】
先週に引き続きペットシッターさんにお世話になりました~
(写真は全てシッターさん撮影)

玄関までお出迎え~
もうかなり慣れていますね。 ありがたいことです。



ご飯の前にごろんごろんとリラックス。



ご飯を食べて~



ひとりでまったりタイム。




Posted at 2024/06/29 23:33:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 【文楽】 | 趣味
2024年05月24日 イイね!

人形浄瑠璃 文楽 令和6年5月 東京公演 (2024/5/24~25)

人形浄瑠璃 文楽 令和6年5月 東京公演 (2024/5/24~25)2024年の4回目の文楽鑑賞は、先月の大阪公演に引き続き豊竹呂太夫改め十一代目豊竹若太夫さんの襲名披露公演を東京で楽しみます。












令和6年5月文楽公演








会場名  : シアター1010(足立区文化芸術劇場)
公演期間 : 2024年5月9日(木)~ 2024年5月27日(月)
休演日  : 15日(水)は休演

●Aプロ (上演予定時間=約4時間)●
寿柱立万歳 (ことぶきはしらだてまんざい)

豊竹呂太夫改め
十一代目豊竹若太夫襲名披露口上


襲名披露狂言
和田合戦女舞鶴 (わだかっせんおんなまいづる)
 市若初陣の段

近頃河原の達引 (ちかごろかわらのたてひき)
 堀川猿廻しの段
 道行涙の編笠


●Bプロ (上演予定時間=約4時間30分)●
ひらかな盛衰記 (ひらがなせいすいき)
 義仲館の段
 楊枝屋の段
 大津宿屋の段
 笹引の段
 松右衛門内の段
 逆櫓の段

(字幕表示がございます)
主催=独立行政法人日本芸術文化振興会




十一代目豊竹若太夫さんの襲名披露公演ということで、公演に先立って西新井大師でお練りが行われたそうです。

豊竹若太夫が西新井大師でお練り、北千住での襲名披露公演は「意義のあること」










今年の鑑賞記録はこちら。
今回が4回目。
(1) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年初春大阪公演 (2024/1/13 ~14)
(2) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年2月 東京公演 (2024/2/9)
(3) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年4月 大阪公演 (2024/4/19~20)





【1日目】2024年5月24日(金)

本日の撮影はすべてスマホです。
最近かなり手抜き撮影になっていますね…

今回は5年ぶりに二部制になりました。 ということで、1部の上演時間は4時間半の長丁場です。 今回の会場のシアター1010は客席での食事不可のため、入場前にしっかりと朝昼食を摂ってから入場することにしました。

北千住駅前のデニーズにてハンバーグの朝定食。



ちょっと物足りないので…、フレンチトーストを追加して腹ごしらえ完了です(笑)



開場時間になりました。





平日の日中ということもあり、入場者はちょっと少なめ。



出語り床は少し小さめですね。



本日の座席はこちら。



わりと前方の良い席です。




Bプロ 午前11時開演 上演予定時間=約4時間30分)
ひらかな盛衰記 (ひらがなせいすいき)
 義仲館の段
 楊枝屋の段
 大津宿屋の段
 笹引の段
 松右衛門内の段
 逆櫓の段


<スケジュール>



<解説>
源平合戦を舞台に、勇名を馳せた木曾義仲の敗北とその残党の後日譚を中心とした時代物です。長らく上演が途絶えていた場面(楊枝屋の段は昭和63年以来)も交え、半蔵門の国立劇場でもコロナ禍の影響で実現出来なかった名作の本格上演をお楽しみください。

木曾義仲は朝敵となり、源義経率いる鎌倉勢の攻撃を受けます。義仲は正室の山吹御前と駒若丸を腰元お筆に託し、愛妾・巴御前と出陣します(義仲館の段)。

粟津での戦で義仲は敗死し、山吹御前一行はお筆の父・鎌田隼人の貧家に身を隠します。そこへ鎌倉方が押し寄せますが、隼人の機転で切り抜けます。悲劇の中のユーモラスなやりとりが光る場面です(楊枝屋の段)。

山吹御前一行は大津の宿屋に一泊し、順礼の船頭権四郎一家と知り合います。そこへ落人狩りの武士が襲いかかります(大津宿屋の段)。

混乱の中、駒若丸と取り違えられた権四郎の孫・槌松が殺されます。騒動で隼人と山吹御前は死に、駒若丸は行方不明、ひとり残された傷心のお筆が山吹御前の亡骸を笹に乗せて運ぶくだりは痛切な情趣が際立つ名場面です(笹引の段)。

摂津福島に戻った権四郎は取り違えた駒若丸を槌松と呼んで育てています。訪れたお筆は槌松の最期を伝え、駒若丸を戻すよう申し入れます。勝手な言い分に権四郎は憤慨し、駒若丸を孫の仇と意気込みますが、婿の松右衛門が止めます。松右衛門こそ義仲方の猛将・樋口次郎兼光でした。樋口は権四郎の婿に入り込み、主君を討った義経に復讐する機会を窺っていたのです。孫を殺されて怒る権四郎に情理を尽くし説く樋口、勇壮な中に悲しみを湛えた人情の機微が心を打つ名場面です(松右衛門内の段)。

船頭として海に出た樋口に鎌倉の大軍が迫ります。樋口は権四郎に裏切られたと憤りますが、権四郎も駒若丸を救済すべく一計を案じていたのでした。戦乱に打ち続く悲劇に義理と情とが絡む美しい人間ドラマが光り、物語は大団円を迎えます(逆櫓の段)。



<配役表>




いつものように何よりも忠義に重きが置かれた価値観で創られたストーリーですが、最後の最後では忠義だけではない「素」の情愛も描かれているあたりはさすがです。

以前にも何度か観たことがある演目ですが、今回のような通し上演は初めてかも? あまり上演されない段でもストーリーを理解するためには重要ですね。
とても分かりやすくて改めてこの演目の奥深さを理解できました。



















1日目はこれにて終了です。
明日もまた楽しみたいと思います。





【2日目】2024年5月25日(土)

本日の撮影もすべてスマホです。

16:30 ~ 20:35の長丁場、そして劇場内での食事が一部エリアのみに制限されているという状況なので、昨日に引き続き本日も少し早めですが入場前に軽く夕食を済ませます。
北千住駅構内の讃岐うどん店にてひやかけうどん & ちくわ天。
伊吹島産のいりこを使った出汁ということでなかなか美味しかったですが、麺は小麦感が少なめだったのがちょっとだけ残念でした。

いぶきうどん エキア北千住店




開演時間直前に滑り込み入場。 ちょっとヒヤッとしました…

若太夫さんの襲名披露記念のお祝いの数々。










本日の座席はこちら。



予約のタイミングが遅かったので少し後ろの席ですが、少し高い位置からの眺めもまた良い感じでした。





Aプロ 午後4時30分開演 (上演予定時間=約4時間)
<スケジュール>



<配役表>




寿柱立万歳 (ことぶきはしらだてまんざい)
<解説>
家屋を立てる際初めて柱を立てる儀式〝柱立〟。太夫と才三が、門口で小鼓と扇を片手に柱立を披露し、家々の繁栄を祈りつつ、賑やかに舞います。襲名披露公演の幕開きにふさわしくおめでたい一幕です。

襲名披露を寿ぐ軽めの演目でスタートです。





豊竹呂太夫改め
十一代目豊竹若太夫襲名披露口上






ずらりと居並ぶ文楽の重鎮や若太夫さんの門弟の皆さん。
大阪公演の時と同様に格式高い口上やご挨拶が続きますが、ユーモアも交えて客席の笑いを誘ったりするのが洒落ていますね。
おめでとうございます~!





襲名披露狂言
和田合戦女舞鶴(わだかっせんおんなまいづる)

 市若初陣の段
 楳茂都陸平=振付

<解説>
和田合戦女舞鶴
元文元年(1736)3月に大坂豊竹座で初演された時代浄瑠璃です。作者は、後に三大名作と呼ばれる『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』の合作者のひとりで、『一谷嫰軍記』の執筆半ばで逝去した並木宗輔(千柳)です。

鎌倉幕府三代将軍源実朝の時代に起こった、北条氏が和田氏を滅ぼした和田合戦の勃発を未然に防ごうと働く人々の悲劇を描く五段の物語で、「市若初陣の段」は三段目に当たります。名高い女武者の板額は、得意の武芸を封じられながら、主君の忘れ形見の命を助け、夫の意図を悟り、初陣に手柄を立てたい息子市若の望みをかなえるために苦悩します。一人の女性として選択を迫られる板額の姿、そして晴れて手柄を挙げた市若を称えて人々が見送る場面が聴きどころ・みどころとなります。
外題の女舞鶴は、和田合戦で門破りをして勇名をとどろかせた朝比奈義秀を女性に置き換えたことを示しています(舞鶴は朝比奈の紋)。

(これまでのあらすじ)北条氏と和田氏は、前将軍頼家から将軍実朝の妹斎姫を妻に賜ることになっていたと共に主張していましたが、姫は公家と恋仲でした。北条と和田の反目を利用しようとする藤沢入道が姫を館に預かりますが、姫の乳人めのとの子息荏柄平太は姫に横恋慕をした挙句、姫を討って姿を消します。御家人の浅利与市は藤沢の館に入ろうとしますが、妻の板額が平太の従妹に当たるとして入場を拒まれたため、妻を離縁します。板額は大力を振るって館の門を破り、与市は館に入ります。

市若初陣の段
平太の妻綱手は息子の公暁とともに実朝の母尼公(北条政子)の館に匿われています。平太の妻子を匿う母の館に、実朝は御家人の子供たちを武装させ派遣します。館を守る板額は、抜け駆けした息子の市若と再会します。市若の兜の忍び緒が切れているのを見つけた板額は、夫与市の意図を推量しかねます。後に尼公は公暁こそ頼家の忘れ形見で、実朝の後継者にするために平太夫婦の子として密かに育てさせていたと告白します。尼公に公暁の命を助けるように懇願された板額は、与市のはかりごとを理解し、市若が平太の実子で、平太が市若を取り返しに来たと市若に思い込ませます。市若は、自分が主人を殺した者の子と聞き、武士として誇り高い最期を遂げようとするのですが……。

十代若太夫が襲名披露狂言に選んだ初代ゆかりの演目に、59年の年月を経て、十一代目が新たな生命を与えます、ご期待ください!



先月の大阪公演でも観ましたがほとんど舟を漕いでいたためあまり覚えておらず、今回はしっかりと観ようと頑張りましたが…、意識が遠のいた時間が長かったです…(笑)
全体のストーリーとしては相変わらず「忠義」。 子供の死が描かれるのでかなり切なくなりますね。









近頃河原の達引 (ちかごろかわらのたてひき)
 堀川猿廻しの段
 道行涙の編笠

<解説>
自分を陥れようとした武士を殺めてしまった伝兵衛、恋仲の伝兵衛を案じるおしゅん、そんな二人が心中することを恐れるおしゅんの母や兄与次郎。京・堀川の貧家で、心温まる家族の思いやりや恋慕の情が交錯します。おしゅんの切々としたクドキ、おしゅん伝兵衛の門出の祝いに奏でられる猿廻しの曲と、印象的な場面が続きます。また、おしゅんと伝兵衛の二人が手を取り合って死出の旅立ちをする「道行涙の編笠」は34年ぶりの上演、この美しくも哀切な調べも聴きどころです。


あまり好んでは観ない心中物ですが…、劇中の猿回しのサルが可愛かったですね(笑)











2日に渡った文楽鑑賞、今回も楽しみました。
次回は6月末の大阪での素浄瑠璃の予定です。

令和6年6月文楽素浄瑠璃の会




Posted at 2024/05/25 23:02:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 芸能 【文楽】 | 趣味

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