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大晦日のラーメン総決算！
「みんカラ」では初アップですが、2005年にスタートして今回で13年目という超個人的恒例（？）企画です。

早速振り返ってみます。


まずは実食総数。

今年は１月１日から１２月３０日までで…　１７８杯。

去年は１６０杯/年でしたのでほぼ横ばいですね。

続いて行ったお店の軒数。

こちらは８２軒と、６０軒前後だった例年より若干増加という結果。

地域別では、
中信：４９軒
北信：８軒
南信：６軒
東信：２軒
県外：２軒
イベント物：１５店舗（麺友会サテライト７店舗・麺戦記８店舗）


そして店舗別では、

「テンホウ大町店＠大町市」 １９杯（去年２８杯）
「月の兎影＠松本市」　１６杯（同１３杯）
「餃子の舞大町店＠大町市」 １５杯（同１６杯）

以上３店が二桁達成。

続いて、

「豚のさんぽ＠大町市」 ７杯（同１０杯）
「麦一粒＠松川村」　７杯（新規店）
「いっこく＠安曇野市」　５杯（新規店）
「阿吽＠松本市」　５杯（新規店）

以下、

「鶏支那屋＠松本市」　４杯
「然＠塩尻市」、「末広＠塩尻市」、「がんばりやさん＠大町市」、「万咲＠安曇野市」　各３杯

という並びとなりました。

この１年で個人的に印象に残っているラーメンですが、

「らーめん 月の兎影＠松本市」の“生姜塩白湯つけめん”　

29日にお邪魔して今年の麺納めにしようと目論んでいたところ、「12/30限定メニューで営業」という告知を見つけて本日うかがってきました。家を出るのがゆっくりで到着したのは11:20頃でしたが、既に駐車場が残り1台という状況で外には多くの人が…ウェイティングのボードに名前を書いたら私で17人待ち。県外ナンバーも停まっていたほか、駐車場に入ったものの並ぶ人を見て引き返す車もチラホラ。「Komachi」効果というわけではないでしょうが凄い人気ぶりです。



着座してオーダーしたのはこの日のみの“醤油らぁ麺 〜2017〆〜(\850)”と“ごはんもの(\150)”。



メニュー表によるとスープは比内地鶏に東京しゃもの雄＋雌、山水地鶏の丸鶏を使い、更に東京しゃものガラを加えたもの。ブランド鶏のオンパレードで「焼き鳥でも食べてみたい」と正直思ったほど(笑)。一口スープを飲むと豊かな鶏の旨味が広がる深みのある味わい。旨味がやや強めに感じるものの、たまり醤油のドッシリ感が上手い具合に着地させている印象。



麺はいつもと配合を変えてきているとのこと。その微妙は違いは私には正直分かりませんが、しなやかな歯応えでどっしりとしたスープに負けていません。主張しながらも勝ち過ぎることのないバランス。トッピングも相変わらず隙無し。豚チャーシューがいつもより肉々しく感じられました。全体的にある意味やりすぎな気もしますが、店主がやってみたいことを全部ぶつけた一杯なのでしょうね。



“ごはんもの”は地元松川産＋栃木県産のブレンドのご飯に、２種類の自家製佃煮のセット。羅臼昆布に山椒を合わせた佃煮は爽やかな風味で、昆布がとても柔らかく煮られていますが山椒は好みが分かれそう。海苔の佃煮は旨味が強くて少しのせるだけで何杯でもご飯がすすみそう。

メニュー名通り、リッチな一杯で2017年を〆ることができました。

食べておきたかったガッツリ系狙いで、年内最終営業日にお邪魔してきました（12/30～1/2休み、1/3～5昼営業のみ）。





こちらの“まぜそば(\800)”は「汁なし麺」としてPOPが出ていますが、結構な量のタレが器の底に存在。表面のチャーシュー3枚、背脂、茹で野菜をタレと旨味の凝縮されたスープに極太自家製麺を絡めながらいただきます。ネトッとした濃い目のタレで麺はソース焼きそばのように真っ黒。見た目通り味も濃い目ですが、甘じょっぱく悪くないジャンクさで「やめられない止まらない」。大量の背脂はしつこさが無く、全体を程よいマイルドさにまとめます。



半分食べるまで我慢できず、早々に卓上のおろしニンニクを投入。これは間違いない旨さ。刻んだニンニクではないので辛味もなく、他が強いので思ったほど食後の匂いも気になりません。卵黄トッピングがあれば更にまろやかになって面白そう。もう少しボリュームがあってもペロリと食べられそうな加減が憎いですね…写真を見ているだけでまた食べたくなっています(笑)

コッテリ気分じゃないけど淡麗も寂しいな…と思い立ってうかがったのが、店名通り煮干しラーメンのみというこちら。あずま通り沿いの「消防局前」近くに今年春にオープンしたお店です。カウンターに向かうと店主にあれっ？って顔をされて、振り返ると食券機がありました。



煮干し好きとしては「苦みエグみあり」という“（煮干し濃いめ）らーめん(\800)”をチョイス。なかなかの混み具合で10分ほどで提供されました。



ザラついたスープを想像していましたが表面的には意外とさらりとしており、苦みの前に甘みを感じさせます。とはいえ、器の底には煮干し粉がたっぷりと“こずんで”います。塩分濃度は若干低めで、嫌味のないビターさもあり上品な印象…逆に言えばもっと味が濃くてエグくても面白そうかなと。



麺は極細で、茹で加減はやや硬め。卓上の酢が「煮干し酢」と「レモン＆桜えび酢」の２種類あるのが珍しい。半分細食べたところでレンゲで少しずつ試し、煮干し酢を選んで器にグルリ。麺はそのまま食べるとやや浮いている印象でしたが、酢と合わせると完成形かと思えるまとまりの良さが感じられました。



店内の雰囲気も、そして店主の奥様もお綺麗という非の打ち所の無さ(笑)。外観もオシャレですが、看板やフォントに既視感が…。それと“にぼプリン”を食べる余裕がなかったのが悔やまれます。つけ麺と共に次回の課題ですね。




長野市鶴賀七瀬中町142-6
11:30～14:30 18:00～21:30
火曜日定休

「らあめん扶桑(ふそう)」から豚骨のお店として今年2月にリニューアル。記事化は初ですが何度か通っています。



先月の限定“魚介中華そば”の評判が良く気になっていたのですが、11月に訪れることが出来ず、12月に入りわずかに残っているとあって期待して訪店したものの終了。代わりと言っては何ですが、12月限定“海老塩雲呑麺(\850)”をいただいてきました。



表面の赤いのが目を引きますが、辛い物ではなく海老油。海老好きにはたまらない香りです。豚骨専門なのに清湯？と思いましたが、鶏ではなく豚の清湯スープでした。さらりとしていながら旨味十分。トッピングには鶏チャーシューと海老雲呑が2個乗ります。しっとりとした旨味あふれるチャーシューで、黒胡椒がアクセント。ワンタンにもしっかりと海老。麺はフォーのようなピロピロとした平打ち麺で、とても滑らか。



基本の豚骨もですが、店主の丸山さんが手掛けるラーメンは上品という印象。素材の個性が出過ぎないものの、存在感をきちんと感じさせてくれます。限定ばかり追っていますが、基本のラーメンも時々押さえなければ…。


塩尻市広丘高出1554-4
11:30～14:30、17:30～21:30
水曜、第1・3木曜定休