
9月5日は“道の駅・ほろかない”から日本海側へ出て、そこからはもう3回目にもなる“オロロンライン”を北上して稚内を目指します。
前回/前々回とまったく同じでは面白くないので途中でルートを変えてみました。 この稚内へ向かう道って日本海側/中央/オホーツク側と大きくは3ルートしかないので、自ずと同じ道を走行することになります。
では308Kmの走行記録の始まりです。
早朝5時のcw号

早朝5時、“道の駅・森と湖の里ほろかない”に佇むcw号です。
ドンヨリの曇り空、これでは“オロロンライン”から“利尻富士”は見えないかも?
山間部だから? 朝は冷え込んでシェル内温度は18度となっていました。
それでもまだ車載してきた電気毛布のお世話になる程ではありません。
便利な道の駅

温泉が併設された道の駅は本当に助かります。
しかし、その割にはcw号以外には1台が車中泊していただけですが。
そう、“オロロンライン”沿いには温泉付きの道の駅がズラッと並んでいるのです。 皆さんそっちを利用しているのでしょう。
爺の朝食4回目

今日は歩く予定はないけれど、走行距離は長くなるのでしっかり栄養補給しておきましょう。
実はこの2ヶ月程ダイエットしていて、3Kg位は減量出来ていましたが昨晩入浴後の体重測定で早くも1Kgのリバンウドを確認しています。
今後の旅中の飽食で一体どれ程の体重の増加が有るのやら・・・。
温泉付道の駅

スタートして最初の立ち寄りは“道の駅・風Wとままえ”です。
さっそく温泉が併設された道の駅が現れました。
昨年は入浴後の夜の通過だったので立ち寄っていません。
なので今年は様子を見てみましょう。
ダイエットは?

施設オープンと同時に入館してソフトクリーム(メロン)を購入。
もうダイエットを忘れています。(笑)
海側のテラスに出てみました。
ここからの眺めも素晴らしいです。
足湯

傍に足湯が有ったのでソフクリ舐めながら景色を堪能しました。
高温/低温と有るけれど、高温の方は僕には熱過ぎで汗をかきたくなかったのでぬる湯にしています。
離島2つ

右“焼尻島”と左“天売島”が見えています。
両島へフェリーも出ていますが運行距離の割には料金が高く、又クルマごと渡っても小さな島なので運賃の元が取れません。
行くなら身だけ行ってレンタサイクルかな?
オロロン鳥モニュメント

“羽幌”の町の入り口に有るオロロン鳥モニュメントです。
昨年は夜間の通過で見過ごしていたので今年はパチリしておきました。
街の北側の方は今年はパスです。
この後は昨年お世話になった“道の駅・ほっと♡はぼろ”(ここも温泉付)を通過しています。
給油

そのすぐの所で給油しました。
403Km走行して30Lの給油なので13.4Kmの燃費です。
毎回の長旅の燃費記録と照らし合わすと次第に平均燃費が落ちてきている様です。 エンジンのヘタリかな? (まだODOは35000Kmなのに)
すると隣に給油に入ってきた多摩ナンバーのハスラーさんから声を掛けられました。
聞くと、八戸ターミナルでcw号の斜め後ろで乗船待ちしていたそうです。
cw号は目立ちますから悪いことは出来ませんネ! (していないけど)
僕とは反対周りに旅をして、宗谷から南下中だそうです。
そしてもう明日には函館から本州へ戻るそうです。
お互いの安全を祈ってお別れしました。
温泉付道の駅-3

この道の駅にも温泉が併設されています。
オロロンラインには連続して3つも有るので、今後車中泊旅行を計画するヒトは参考にしてください。
しょさんべつ温泉 ホテル 岬の湯

ここの駐車場(車中泊用が有る)にもキャンピングカーが沢山車中泊していました。 ここは昨年“道の駅・ほっと♡はぼろ”と宿泊地として迷った場所だったのですが、到着予定時間が営業終了後になるのでパスした経緯が有りました。
こうして止まっている間にも続々と入浴客が入っていきます。
きっと良いお風呂なのでしょうね。
毎回!

ここは北海道旅行3回にして3回目の訪問となりました。
特に理由は無いのですが・・・。
“道の駅・えんべつ富士見”

もう3回目ともなると懐かしい気分になります。
ここのレストランにはそそられるメニューが有るけれど、まだちょっと昼食には早いので先を急ぎましょう。
高台にあるレストラン(とんがりかん)は閉業してしまったらしい。
“道の駅・てしお”

こちらも3回目の訪問となる“道の駅・てしお”です。
古めの施設でそれ程目ぼしいものはないのですが、何故か丁度お昼時に訪れています。
めっけもん

過去2回は“しじみラーメン”を食べていて美味しかったので今年もか?
と思いきや!
券売機のそばにこんなPOPがありました。
限定に弱いのです。(笑)
大当たり

『ひらめ昆布〆丼』¥1200
これが大当たり! 肉厚のヒラメがたっぷり載っていて美味しい〜。
この辺の美味しい昆布で〆ているからその風味も堪りません。
こんな肉厚でも平目なんですね。(笑)
スタッフさんに聞いた所、「今朝3Kg越えの上物が水揚げされたから」の限定提供だそうです。 ラッキー!
思い返すとこの食事は今旅のベスト5に入る美味しさでした。
寄らない筈が

昨年「もう来ないだろうナ」と思っていた場所に又来てしまいました。
今年になって事情が変わっていたからです。
サロベツ原野駐車公園

“オトンルイ風力発電所”は今年初めから解体工事が始まり、僕が訪れる9月にはもう見られなくなる筈だったのですが、なんと工事が延期になりまだ健在なのです。
ドロ君登場

そこで昨年は行わなかったドローンでの並走空撮にチャレンジする事に。
まずは高度を程々にしてcw号/僕/利尻富士(写ってない)の3ショットから。
並走空撮

ここは“エサヌカ線”と違って道の両側に障害物が有ります。
奥には風力発電機が有り、左の海側にはスノーポール(矢羽根)が並んでいます。 よって余りcw号に接近させる事はしませんでした。
自動追尾撮影中でも僕自身は運転している訳で、モニター見ながら障害物を回避させる事が出来ないのです。
2往復して満足が行く空撮が出来たのでドロ君を一足先に駐車場へ帰還させました。
昨年は台風余波の強風によって断念した並走空撮が思いもよらず出来ました。
プロペラのアップショット

最後にブンブンと回っているプロペラ部のアップショットをして終了です。
もうホントに来年は見られないでしょう。 (又来る気?)
後で調べたら『2025年3月まで運転継続』ですって!
まだ訪れていないヒトは解体前に是非に。
新ルート

さていつもならこのまま“オロロンライン”を北上していくのですが、今回は新ルートで向かいます。
その寄り道第1箇所目に到着です。
やっちまった!

ここは“ 豊富温泉ふれあいセンター”の町営温泉入浴施設です。
が、休館日とは残念!
(事前に調べておけよ)
湯の杜ぽっけ

仕方がないので近くの観光案内センター“湯の杜ぽっけ”に寄ってみます。
折角寄り道してきたのだから無駄骨にはしたくない・・・。
情報収集

この辺りにしては(失礼!)モダンな建物です。
中の休憩所ではPCでリモートワークしている人も見かけました。
「あの、日帰り温泉したいのですが」に「向かいの旅館で入れますよ」とな。
やれやれ、と表に出ると?
マンホール

何の関係が有るのか判りませんが、ガンダム系のマンホールが有りました。
アクリルでカバーされているけれど、撮影時にはよけてパチリ出来ます。
ニュー温泉閣ホテル

では向かいの“ニュー温泉閣ホテル”にお邪魔しましょう。
あらしっかり『日帰り入浴』って看板が有りました。
で、なんでそんなにこの“豊富温泉”に拘ったのでしょう?
「豊富温泉は大正14年より、石油の試掘を行ったところ、翌年5月に地下約960mの地点より高圧の天然ガスと共に43℃のお湯が噴出したことから開湯した温泉です」
「豊富温泉は、温泉に石油分が含まれており、世界には二つ、日本にはただ一つともいわれるほど希少な温泉です」 HPより抜粋。
だからです。
浴室

もう脱衣所の時点で石油/油?の匂いが漂っています。
お湯もご覧の様に濁っていて、表面には油(虹模様)が浮かんでいます。
恐る恐る(笑)湯船に沈んでみると、何とも言えないヌルヌル感が全身に纏わりつきました。 試しに腕の匂いを嗅ぐと? 当たり前の様に油臭い!
よってしっかりと洗い流して貴重な体験を終わりました。
めずらし物の好きな方はどうぞ・・・。(笑)
ツーリングライダー

cw号に戻るとそこに若きツーリングライダーさんが丁度到着した所でした。
聞くと、東京から全くのノープランで北海道をキャンプしながら旅しているそうです。
cw号の中を披露したり、ピッカピカのカワサキを拝見して会話が進みました。 「ん? 雨に降られなかった?」には「稚内で洗車してきました」との事。 どうりで綺麗な筈だ。
「温泉どうでしたか?」の問いには「貴重な体験が出来ますよ」と返しておきました。
「気をつけて、楽しんで〜」とお別れです。
宮野台展望台

稚内に向かって初めてのルートを走行しだすと間も無くマップ上に展望台の表示が見えたので立ち寄ってみました。
展望台

もうこの位の階段なら走って上がる位に僕の脚は鍛えられています。(笑)
行ってみますか。
展望室

上がった展望室はガラス張りでムシムシ状態でした。
折角の湯上りなので汗をかかずに済む表の階段から撮影しましょう。
cw号方向

あ、写っていない!
オロロンライン方向

広大な原野の向こうには“利尻富士”が見える筈だけど、雲が邪魔してますね。
昨年訪れた“サロベツ原野センター”の方が眺めが良かったナ。
チェックポイント

ルート記録の意味も含めて立ち上げている『ハイドラ』にまだチェックしていないポイントが見えたので寄り道します。
ここはJR勇知駅です。
稚内方面
名寄方面
駅舎内

客車の廃物利用らしい駅舎内はこんな感じ。
この辺で良くみるこのタイプの中では綺麗な方だと思います。
糠南駅

やはり秘境駅感では昨年訪れた“糠南駅”がダントツですね!
(笑)
稚内市役所宗谷支所

前回までは“豊富バイパス”を走行していたので初めての国道40号(旧道)を走行して、稚内を素通りしてやって来ました“稚内市役所宗谷支所”です。
本土四極到達証明書

今まで余り興味を示していなかった証明書を今回は入手しようと思いました。
もう宗谷は3回目ですが。
ゲット

本当は令和3年9月7日が最初ですが、まっいいか!
狭い事務所に一人しかいない事務員さんが、とても親切に対応して下さいました。
残りの三極共に関係施設の営業時間外だったので入手していない事を話すと・・・。
「市役所の守衛室なら24時間受け付けてくれますよ」ですって!
それと、「訪問時の写真を送れば郵送してくれますよ」とも聞きました。
もうなかなか行けない“佐多岬”の方はその手かな?
白い道再訪

ここからすぐの“白い道”にまたやって来ました。
前回は午後一の晴れの時で、とても写真写りがよかったけれど、今回は夕方の曇り空なのでちょっと物足りない絵になってます。
宗谷湾ショット

撮り忘れていた“宗谷湾”ショットを撮ってみました。
晴れていれば“稚内市街”も見える筈なのに・・・。
こうしている内にも数台のクルマがやってきます。
有名スポットですからね。 軽トラcw号は幅狭なので楽々とすれ違えます。
宗谷丘陵側

宗谷丘陵が見渡せる場所まで行ったらUターンして“稚内”へ戻りましょう。
ホイールまわりだけでなく、シェルもキャビンも真っ白けになってます。
コイン洗車

もう汚すのは想定済みだったので迷わず稚内市内のコイン洗車場へと向かいました。 この場所は事前にリサーチ済みです。
昨年はこの近くのSSにて給油のついでに洗車しましたが、今回はまだ給油の予定ではないのでこの独立した洗車場をチョイスしています。
拭き上げ

間違えてWAX洗車ボタンを押してしまった!
ガラスコーティングしているけど、まっいいか。(笑)

例えボディーが汚れていたってタイヤ/ホイールは綺麗じゃないと僕は気が済みません。 最果ての地でもビョーキ発病してます。
最北の夕焼け

クルマは綺麗になったけれど、僕の身体が匂います。(笑)
しっかり洗い流したつもりでも、何故か車内に石油の匂いが漂います。
それなら本日二度目の入浴に向かいましょう。
ノシャップ岬を廻ると日本海側には夕焼け空が現れます。
稚内温泉童夢

ここも3回目となる“稚内温泉童夢”に来ちゃいました。
稚内ではほぼココ一択の温泉施設です。
見慣れた玄関

もう見慣れた玄関を入って行きます。
「今年もお世話になります」
今年は近くで合宿が行われているそうで、若者が大勢入浴していました。
みんなエチケットを守って黙浴に徹していて感心感心!
何故か去年見た「立ち小○禁止」の立て札が無くなっていた露天風呂も気持ちよく入れました。
相変わらず一人用?のせま〜い水風呂は遠慮しがちですが・・・。
寂しい夕食

ここ“稚内”では毎回夕食に難儀しています。
今回は事前リサーチで4店を候補にしていました。
しかし、入浴に向かう前に立ち寄って午後9時まで営業を確認とった有名店に行ってみると? 「もう今日はおしまいです」だって。まだ8時前なのに・・・。(予約受付不可)
他の3店も同じく入店不可! まったく商売する気が有るのかっ!
今年も“セイコーマート”のお世話になっちゃいました。
この旅初めての電子レンジがチンと鳴りました。
“道の駅・わっかない”に到着し、明日はいつにも増して早起きスタートなので午後10時には無理やり就寝となりました。
○ 立ち寄り道の駅
とままえ
しょさんべつ
えんべつ
てしお
わっかない
○ ハイタッチ
1回
○ お風呂
豊富温泉 ¥600
稚内童夢 ¥600
○ 空撮
オトンルイ風力発電所
○ 食事
道の駅てしお ひらめ昆布〆丼 ¥1200
セイコーマート 鶏塩やきそば ザンギ ¥960
※ 走行距離307.8Km 計1487Km
この最北の地に来るともう大まかなルートは3つしか有りません。
走り慣れてしまった道でも走行する時間が違うと見える景色も違って見える事が実感できました。
毎年夕食には困る“稚内”ですがその最果て感ゆえか、自然と訪れてしまう位に好きな街なのです。
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