
9月15日はいよいよこの旅の最終日です。
昨晩当初予定していた宿泊地へ時間的に辿り着けない事なり、その時点でこの日の予定は組み直しになっています。
それならと、昨年の往路では自動車道で通過してしまった三陸海岸沿いを南下してみようとなりました。 “道の駅・とうわ”から仙台を経由して自宅までの記録です。

“道の駅・とうわ”朝5時のcw号です。

綺麗な朝焼けでした。 今日も天気が良さそうです。

緑が多めのサラダとワンタンスープで朝食です。
セブンイレブン/ローソン/ファミリーマート/セイコーマート/ハセガワストアと毎朝毎朝コンビニさんにはお世話になりました。

一晩お世話になりながらもここでは買い物が出来ないので、この日1日分のドリンク購入でお礼代わりとします。
では一路太平洋岸を目指してスタートします。

すぐに東北横断自動車道を走行して“宮守IC”からは国道107号/340号でひたすら南下して70Km、午前8時に“道の駅・高田松原”に到着しました。

“東日本大震災津波伝承館”が有り、震災の記録等が展示されています。

開館時間が午前9時からなので少し待ちました。

そしてその海側は“高田松原津波復興祈念公園”となっていて、こちらは国営の施設です。 ここも午前9時まではロープが張られていてまだ入れません。
そこで一旦シェル内に戻ってその後のスケジュールをナビに入力したりして過ごしました。 スタート時点ではココまでしか目的地を決めていませんでした。

時間になり係員さんがロープを外すとすぐに海方向に向かって進みました。
綺麗に整備された長い通路を歩いて来てパチリ。
“祈りの軸”と言うそうです。

両脇が広大な芝生になっていて、何やらうごめく物が?
近づいて来たのでパチリ、自動の芝刈り機でした。

高さ12.5mの防潮堤に有る“海を望む場”まで上がって見ました。

“高田松原”の先に“広田湾”が見渡せます。
ここをあの大津波が襲って来たのですね・・・。
植えた松で再生するのには50年もかかるそうです。

防潮堤を降りて海を眺めた後、堤防上を震災遺構まで歩いて見ました。

“気仙川水門”の手前で見えて来たのが

津波によって破壊された“陸前高田ユースホステル”です。
あんなコンクリート製の建物でも津波の威力には耐えられなかったのか。

その後側にはこの木が。

“奇跡の一本松”です。
先の建物のおかげで津波の直撃を免れたとも言われているそうです。
一年後に枯死してしまったもののレプリカです。

“献花の場”まで戻って来ました。
まだ開園したばかりなのにもう供花が有ります。
『合掌』
その後に伝承館内を見て回りました。
あの津波の威力と被害には改めて驚かされます。
さてそれでは複雑な地形の三陸海岸を南下して行きましょう。

110Km余りを2時間かかって到着しました。

“道の駅・おながわ”です。
ここは昨年の旅の1日目に立ち寄った場所です。
また来ちゃいました。

経路を模索中に気がつきました。
とてもマグロが美味しかったお店が有った事に。
「そうだ、大間の仇を女川で討とう」 (笑)

去年はランチセットだったので今年は通常メニューより選びます。

『まぐろざんまい丼』¥1600にミニ蕎麦¥300をつけて。
もう見るだけで判りますね。 新鮮さ、脂の乗りが断然違います。
食べたらニッコリの僕。
4000Km以上旅をしてきて、一番美味しかったマグロが一番近くってどうよ?
(笑) これで大間の半額以下ですからネ!

他にも美味しそうなお店が並んだ“ハマテラス”、僕なら全然日帰り可能な距離なので又来たいな。

最後のお土産も購入しておこう。

北海道の物を頼まれていたイカ、今年は不漁だそうで中々見つけられませんでした。 ここには有ったので地域違いでもご勘弁を!
こんな時は車載冷凍庫が役立ちます。

もう女川からは自動車道で戻ろうと“石巻港IC”を目指していたら、目に付く建物が見えて来ました。
“石ノ森萬画館”でした。 ここに立ち寄ってこの旅最後の観光としましょう。

入り口前で“仮面ライダー”がお出迎え。

1F展示とショップまでは無料、2Fからは有料¥750でした。

僕の世代はライダーよりこっち。
『サイボーグ009』の方です。
9人の内、002/006/008が見当たらなかった様な・・・。

次のホールは歴代の『仮面ライダー』が沢山並んでいます。
もう僕は年代的にはずれているので2号から後は何が何やら状態でした。

3Fに上がると石ノ森氏と親交が有った漫画家の色紙が沢山有ります。
皆さんの大先輩への気持ちが込められた言葉に感銘しました。
さあ時刻は午後2時過ぎ、今度こそラストランです。
“石巻港IC”から仙台近くまで来ると「常磐道車両火災により通行止め」の電光表示が! その時点でナビも東北道回りに案内変更されていました。
仕方が無いので“仙台南部道路”経由で“東北道”へ迂回しました。
途中の“菅生PA”で最後の給油をしています。
293Km走行して20Lの給油だったので14.7Km/Lの燃費です。
もうこの辺まで来ると「あ〜、帰って来たな〜」って気持ちになります。

郡山JCTから“磐越道”を経由していわきJCTからは“常磐道”へ。
残り150Km地点の常磐道“中郷SA”で最後の休憩をしています。
水戸を過ぎるあたりからは途端に交通量が増えるので気を引き締めて行きましょう。 (単独走行に慣れてしまっているので)

9月15日午後7時30分、無事に自宅に帰着しました。
最後の給油は354Km走行の23.5L消費だったので15.1Km/Lの燃費となりました。
○ 立ち寄り道の駅
高田松原
おながわ
○ ハイタッチ 1回
○ 走行距離623.6Km この旅の1日走行距離最長です
これで15日間の旅の記録が終了です。
“北海道”は何回訪れても新たな魅力に満ちていて素晴らしかった!
また空撮を交える事で旅の面白みが倍増されたと思います。
そして、旅前に装備したオーディオ/キーレス/クルコンが大活躍した事は言うまでもありません。
まだ戻ったばかりなのに既に『次』への期待が膨らみ始めています。
年々、体力的にも経済的にも厳しくなって来ている僕ですが、今年もこの様に長旅が出来た事にとても幸せを感じます。
時間的な自由度が有っても、仕事と仕事の合間に幸運にも行けるチャンスで無いと心から旅を楽しめない『貧乏性』な僕が居ます。
又次の長旅に出られる様に本業の頑張りと体力維持に努めようと思います。

この旅の走行略図
総走行距離 4664Km クルーズコントロールのお陰で疲れは半分?
給油量 317.5L
平均燃費 14.7Km/L
立ち寄り道の駅 52ヶ所
空撮 19ヶ所 (データ164GB)
ハイタッチ 13回 (たったの)
※ 納車時に6000Kmだったキャリイ号のODOメーターは26000Kmを超えました。 旅を始めたのが2021年9月からなので、1年で2万Kmの旅に連れて行ってくれた訳です。
その為に製作したとは言え、たった660ccのエンジンで300Kg超のお荷物を乗せて懸命に頑張ってくれる我キャリイ号には感謝しか有りません。
「大事にするからまた宜しくね」 m【~_~】m