
5月3日は急な仕事が飛び込んで来て作業で一日が終わってしまいました。
休日に「ガーガー、ガリガリ」と音を出すと何だかご近所さんに申し訳ない気になりますネ。
(平日の夜中だってやっているだろうに、ってのは置いといて(笑) )
さて5月4日は残る1台、CRF号の出番です。 GWの渋滞を考えるとトランポしての林道は避けたい。
だったらやっぱり河川敷に限ります。 と言う事で、まだ未走破の利根川下流方向に進路を定めます。
制限時間を午後3時として行ける所まで、また出来るだけ一般道は走らないと決めて準備にかかります。

いつものツールウエストバッグに加えてバックパックと重装備です。
予備のタイヤチューブにフットポンプとレバー類、0.5Lのガソリン携行缶まで積めると重さは4Kgになっていました。 ウエストバッグが3Kgあるので合計7Kgを身につける事になります。
お昼ご飯も忘れずに持たないと! 予定ではお昼頃に走っている場所にはお店等無さそうだし。
なんだか子供の頃に遠足の準備でワクワクした気持ちが蘇ります。
「先生、バナナはおやつですか?」 (笑)
① 流山橋たもとはいつものスタート地点。 今年1月以来です。

時刻は午前8時半。 空気圧を0.8Kまで減圧して走り始めます。
オフロードは久しぶりなので肩ならしには丁度良いフラットダートが続きます。
② 道の駅・さかい。 先週AX-1で最後に立ち寄った場所で、ここまで40Kmを約40分で到着しました。
信号が無いので今日の方が速いです。
③ そこから堤防に上がってすぐの所。
道の駅で購入したスポーツドリンクで水分補給しました。
④ 境大橋から下流に一つ目の橋は利根大橋有料道路です。

比較的フラットな赤土路なのでアベレージスピードが上がります。
勿論他の通行人に近づいたら速度は落します。 ミラーに写る砂煙を確認していますから。
⑤ 次は芽吹き大橋です。 先週AX-1で渡って行った橋、今度は下を通過します。

いままで走って来た道が次第に草に覆われて来て前方確認に神経を使います。
草がホイールの半分位まで伸びているのでステップは当然埋まってしまい、ふと見るとブーツが緑色に着色されています。
⑥ 少しでも良く見える様にとスタンディングポジションで進んで行くと前方に白い袋の様な物が。

それまでより速度を落して乗り上げてみたら・・・。
「ガッキーンッ」とフロントフォークが底付き! その反動で伸びる時に今度はリヤタイヤがぶつかります。 大きくバランスを崩したCRF号は左の土手斜面にスライディング、当然僕も投げ出されてしまいました。
本日第一回目の転倒です。
確認しに戻ってみると、その正体は袋詰めされたコンクリートのガラでした。 それもかなり大きい。
しかし、こんな重いものをどうやってここまで運んで来たのでしょう? 不思議です。
そう言えば頻繁に「ごみの不法投棄はやめましょう」の看板があったっけ。
僕の身体もCRF号にも損傷無しなので気を取り直して出発します。
⑦ その先に進むと次第に堤防の高さが低くなって来ます。 ナビで確認すると左手から鬼怒川が合流する地点に近づきました。

向こう岸に渡れる橋の所まで鬼怒川の堤防を上流に遡ります。
⑧ 約3Km上流にやっと橋が見えて来ました。 滝下橋は赤い鉄橋です。

橋を渡った対岸の堤防には走れる様な道が見あたらないので少し一般道を進んでから又河川敷へ戻れる場所を探ります。
⑨ 常総運動公園の所から堤防にアクセス出来ました。 常磐道の利根川橋とつくばエクスプレスの鉄橋をくぐって更に進むと新利根橋です。

この辺は堤防下の川側にフラットな砂利の管理用道路が通っていて快調に進みます。
ふと右手を見るとヘルメットが2つ上下しているのが見えました。
どうやらもう一本川側に道が有る様なのでそちらへ向います。
⑩ 有りました、凄く楽しい道が! クネクネと曲がりくねってアップダウンも頻繁に有るまるでアトラクションの用な道です。

ここなんかは3M下ってすぐに3M駆け上がるジェットコースターの用な場所です。
うーん、どうにも写真では表現出来ないナ。 結構激しいアクションをするものだから僕の身体が汗ばみ出します。 僕は途中から入ったので逆方向がどうなっているのかは判りません。
もう一度来て確かめねば!
⑪ まるでトライアル気取り(笑)のスタンディングで進んで行くとやがて路面に砂が増えて来ます。
ついに深くなった砂にフロントタイヤを取られて転倒してしまいました。 本日2度目です。
バイクを起こして両足バタバタさせながら辿り着いた終着点は川面のすぐ近く。

見ての通りのスタックです。 (笑) このままの状態で小休止して体力の回復を待ちます。
砂地に座り込んでスポーツドリンクをゴクリ。 向こうに見えるのは国道6号の大利根橋です。
汗だくになりながら砂地地点を走り抜け?と言うより押して脱出成功。
こんなときは軽量さは武器です。 しかし、ここは楽しい!
⑫ 大利根橋に近づくと河川敷はゴルフコースになっていて走行出来ません。
仕方が無いので一旦舗装路へエスケープ。

ここまでで106Kmの走行、境大橋からは66Km下って来ました。
舗装路を1Km程進むと堤防へ向う道が見えたので河川敷に復帰します。
しかし間もなく用水路で道が途絶えたので又堤防上に駆け上がって先を眺めると、すぐまた水門が見えています。 それでは行ってこいになってしまうのでそのまま進むとそこは利根川浄水場でした。
その後は川面近くに降りて進めましたが又しても支流の小貝川が合流です。
⑬ 少し上流の戸田井橋を渡ってそのまま舗装路で栄橋のたもとから又河川敷へ降ります。
夢中で走っていたらお昼ご飯を忘れていました。 眺めの良い土手上でちょっと遅めのランチにします。
⑭ 若草大橋有料道路まではこのようなフラットダートでアベレージスピードが上がります。

途中の水門付近で又転倒しちゃいました。 土手斜面の草に隠れたコンクリート製の凸凹に足をすくわれて。
前にも危ない目にあっているのについうっかりしていました。
幸い速度が出ていなかったので僕もバイクもソフトランディングして無傷です。 本日3回目。
⑮ 長豊橋が見えて来ました。 この辺まで来ると成田空港がすぐ近くなので上空を旅客機が頻繁に飛び交っています。
⑯ ちょっと路面状況が変わって来て怪しいゾ、と速度を落しながら行くと前方に白黒ツートンの物体が・・・。

驚いた事に乳牛の放し飼い?でした。
先を眺めると先に行く程大量に放牧されているではないかっ。
流石にその群れの中を突破する気になれないので大人しく迂回しました。
⑰ 常総大橋に近づくともう行く道は草ぼうぼうです。

もう危ない目はご免なので慎重にルートを確認しながら進みます。
⑱ アレレ! ナビに出ていない橋が出現しました。 まだ車も走行していない様です。

ナビによると先に見えている神崎大橋まで橋は無い筈。 ( 帰宅後に調べてみても判りません)
そして神崎大橋脇で時刻を確認すると午後3時に少し前。148Kmの走行距離です。
ここから引き返す事にしました。
上流に遠回りしないで柏あたりから始めればかなり海に近い場所までいけそうです。
次の機会に頑張りましょう。
帰りは国道6号まで来た道を引き返し、そこからは最短距離になる舗装路で時間を節約します。

明るい内にこれやらないとならないので。(笑)
今回の走路はぬかるみが殆ど無かったのでそれ程汚れていませんでしたが、やはり埃は落しておかないとネ。
でも、アンダーガードとクランクケースの隙間には草がギッシリと詰まっていました。
折り返しから67Kmを約1時間半で午後5時前に無事本日の走行が終了。 (3回コケて無事か?)

本日の総走行距離は214.8Kmでした。
同じ利根川河川敷でも上流に向えば250Km以上も走れるのに、こっち向きは支流の合流やら水門の迂回などでロスが大きい為でしょう。
※ やっぱりオフロードも楽しいなー。 そしてロードバイクでは味わえないこの筋肉痛!
と、笑っていられるのも各所に装着したプロテクターのお陰です。
そうそう、今度はバナナを忘れない様にせねば。 【^_^】