みなさん、HDX(ハンドドライブクロス)をご存知ですか? サーキットの本コース上を手動運転装置のついたレーシングカートを用いて、下肢障害のある人と健常者が同じ土俵で「勝負」できるレースなんです。昨年スタートし、今年はスーパーGTのエキシビジョンレースとして「文部科学大臣杯」争奪の全7戦がシリーズになってるんです。今回のSUGOでももちろんレースが行われてました。
写真は、今回のSUGOでも優勝し、現在シリーズポイントランキング1位の生方潤一さんのマシン。AUTECHロゴが見えますか?
もちろん、当社がカートを作っているわけではなく、このステッカーは生方さんのご好意で貼られているものです。
生方さんはもと国際A級ライダーで、事故により下肢に障害を負いました。その後、モータースポーツのバリアフリー化を働きかける活動をされており、日産自動車からの支援として、手動運転装置付のフェアレディZをお使いいただいています。そのZに装着されている手動運転装置は、オーテックが開発した世界で唯一のアクセルバイワイヤ式手動運転装置「ドライブギア タイプe」。
実は僕たちは、このZを使って、今年の3月にSUGOで開催された、体感耐寒180minという耐久レースにチームを組んで出たんです。4人のドライバー全員が手動運転装置で走り、完走することが目標。正直な話、ATで手動運転装置で走るのは結構大変でしたが、無事完走しました。
今回、障害者がドライバーとして混じっていることは他のエントラントに伝えないでください、とお願いしてのエントリーでした。それは、変に気を使って走行ラインを変えたりすることこそが危険だという理由からです。実際に、他のエントラントは誰も気がつかなかったと思います。もしも「こいつ弱気だな・・・」と思った人がいたとしたら、それは私が走行している時間帯に見た人です(恥)。
現在のモータースポーツのルールでは、障害のある人は公認のレースに出ることができません。クラッシュ時の自力脱出可否を問われているようです。でも、自力脱出できない状況は健常者でも起こりうることであり、レースの安全はエントラントとオフィシャルとの信頼関係により約束されるものである、というのが生方さんのご意見でした。でも、すこしづつですが、理解も深まっていて、サーキット単位でのライセンス交付も実施されつつあるようです。
さて「オーテックドライブギア・タイプe」がサーキットでどうだったか・・・ですが、もともと、らくに楽しく走れること、を目指して開発した手動運転装置なんですが、鋭いレスポンスや上体が安定することなどを持ったこの装置の性能は、スポーツ走行にも共通して必要な要素なんだと実感できるものでした。
オーテックドライブギア・タイプe はこちら
おまけ画像・・・
Posted at 2006/07/25 21:40:49 | |
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